ISO18436準拠 機械状態監視診断技術者について 機械状態監視診断技術者(振動) 訓練機関について 機械状態監視診断技術者(トライボロジー) 訓練機関について

機械状態監視診断技術者(振動) 訓練機関の紹介

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旭化成エンジニアリング 新川センサテクノロジ 東芝 京浜事業所 IMV 日本原子力発電
●2004年度より機械状態監視診断技術者(振動)資格認定試験のための訓練コースを実施している。 ●計測器メーカーであるが,振動診断スペシャリストの育成も行っており,カテゴリー I 〜IVまでの訓練を一貫して提供できる国内唯一の訓練機関である。 ●充実した設備と質の高い講師陣により,2004年開始当初から教育訓練を開始し,多くの技術認証者を輩出している。 ●振動メーカーとしての強みを生かした教育機関として実習重視の講義を行っている。 ●電力会社・電力関係会社向けの研修を行うなど,振動以外の様々な訓練にも取り組んでいる。

JFEアドバンテック        
       
●産業用計測機器メーカーであり,機械状態監視診断技術者の教育・トレーニングや,各種セミナーを実施している。        


機械状態監視診断技術者(振動)資格認証制度 2011/5

1. 資格認証制度の概要

ISO18436-2準拠「機械状態監視診断技術者(振動)」(以下,振動診断技術者)は,一般社団法人日本機械学会が振動診断技術者の育成を目的として2004年からスタートした。

同資格は,ISO18436に基づく資格認証であり,機械状態監視診断技術者に関する認証制度の骨格がISO18436-1として発行され,その一分野として振動診断技術者の認証に関する規定がISO18436-2として発行された。

また,振動診断技術者は世界的なレベルで技術品質を保証するための資格として位置付けられている。日本機械学会は,ISO18436-2の資格認証に関わる相互承認契約を米国(Vibration Institute:VI),韓国(Korean Society for Noise and Vibration Engineering:KSNVE),カナダ(Canadian Machinery Vibration Association:CMVA)と締結しており,国内だけでなく海外の事業展開においても業務品質保証の資格として評価されている。

1.1 試験のグレードと認証する能力―試験問題例/関連資格とのレベル比較―

振動診断技術者はCat. I 〜IVに分かれ,表1に示す技術レベルがそれぞれ要求される。

表1 カテゴリーの概要
◆カテゴリー I
ISO17359およびISO13373-1に従い,1チャンネルの振動計で振動計測ができる技術者。使用するセンサ,解析方法の選択に責任を持つ必要はなく,計測結果の評価も行わない。
◆カテゴリーII
1チャンネルの振動計を使用して機械振動の計測とその基礎的な振動解析を実施できる技術者。適切な機械振動計測手法を選定し,基本的なパラメータを設定する。シャフト,ベアリング,ギヤ,ファン,ポンプ,モータなどについて周波数分析を実施する。そして,計測結果を適用規格,法規に基づいて評価し,必要があれば簡単な対策処置を提案する。現場での一面バランシングに対して知見がある。
◆カテゴリーIII
機械の状態監視と診断の実施計画を構築できる技術者。様々な振動解析技術を駆使して診断が実施でき,また,振動監視の計画を構築できる。新しい機械に対して,振動の許容値を設定できる。また,AE,サーモグラフィー,潤滑油解析など他の状態監視技術に対して知見がある。現場で,バランシング,アライメント,部品交換などについて対策処置を提案できる。現場で一面バランシングを実施できる。遂行業務の目的,予算,費用の評価,人材育成についてマネージメントに報告書を上げる。
◆カテゴリーIV
すべての機械の振動計測と解析に対して精通している技術者。先端的な振動解析技術を活用できる。現場で二面バランシングを実施でき,先端的な二面影響係数または静的/動的バランシングに対して提案できる。是正処置の提案に加え,設計変更に対しても提案できる。往復機械などで発生する脈動に起因する振動に対して低減対策を提案できる。振動に関して訓練できる。ISO規格を評価できる。

1.2 教育訓練機関

日本機械学会が認定する教育訓練機関を表2に示す。それぞれの訓練機関の特色は,上の一覧表をご参照いただきたい。

表2 各教育訓練機関の2011年度訓練日程(2011年4月20日現在)
認定訓練機関
日程
募集
カテゴリ
開催場所
旭化成エンジニアリング(株) 【前期】5月11日(水)〜13日(金) 【後期】6月1日(水)〜3日(金) II (社)日本プラントメンテナンス協会 研修会議室(東京都港区)
【前期】10月19日(水)〜21日(金) 【後期】11月9日(水)〜11日(金) II
新川センサテクノロジ(株) 5月31日(火)〜6月3日(金) I 【Cat. I ,II,III】
コラボスクエア(広島県東広島市)
【Cat.IV】
新川センサテクノロジ(株) 広島工場(広島県東広島市)
11月8日(火)〜11月11日(金)
5月30日(月)〜6月3日(金),6月20日(月)〜24日(金) II
【2週間前コース】11月7日(月)〜11月11日(金)
【直前コース】11月21日(月)〜11月25日(金)
6月20日(月)〜24日(金) III
11月21日(月)〜11月25日(金)
【前期】8月29日(月)〜9月2日(金) 【後期】10月4日(火)〜7日(金) IV
(株)東芝 京浜事業所 6月13日(月)〜16日(木),6月23日(木)〜24日(金)(6日間) II (株)東芝 京浜事業所(横浜市鶴見区)
下期開催予定 III
IMV(株) 【東京会場】6月20日(月)〜24日(金) II 東京文具共和会館(東京都台東区)
【大阪会場】11月21日(月)〜11月25日(金) IMV(株) 大阪本社(大阪市西淀川区)
JFEアドバンテック(株) 6月20日(月)〜24日(金) II 神戸サンセンタープラザ西館(神戸市中央区)

2. 今年度のスケジュール

表3に2011年度の認証試験の日程を示す。第1回認証試験はCat. I 〜III,第2回認証試験はCat. I 〜IVの実施となる。

表3 2011年度 認証試験日程
 
第1回
第2回
公示 2011年2月25日(金) 2011年6月20日(月)
受付開始   2011年4月1日(金) 2011年9月1日(木)
受付締切 2011年4月27日(水) 2011年9月28日(水)
試験 2011年6月25日(土) 2011年11月26日(土)※択一試験
2011年12月17日(土)※筆記/面接試験 
合格発表 2011年8月18日(木) 2012年1月19日(水)
申請締切 2011年9月22日(木) 2012年2月20日(月)
認証交付 2011年11月18日(金)  2012年4月19日(木)

3. 受験申請者の現状と今後の展望

振動診断技術者は,これまでの認証試験により2,933名が資格認証を取得した(2004年度第1回試験〜2010年度第2回試験)。

表4に受験申請者数推移と合格者数の推移を示す。図1を見て分かるように,エンジニアリング,メンテナンスサービス関連業界の受験者が最も多い。これは,製造設備の運転・設備管理において,顧客への機械状態監視技術提供の必要性が高いためとみられる。

表4 受験申請者数と香i株)i者数(カッコ内)の推移
年度/ 回
Cat. I
Cat. II
Cat. III
Cat. IV
2004/1 70(64) 281(268)    
2004/2 18(17) 237(230)    
2005/1 14(9) 192(173)    
2005/2 5(5) 183(156) 26(12)  
2006/1 20(15) 193(136) 37(21)  
2006/2 14(14) 179(156) 43(35)  
2007/1 27(24) 199(169) 22(15)  
2007/2 37(35) 217(172) 16(11) 16(8)
2008/1 64(40) 153(103) 23(16)  
2008/2 46(36) 271(175) 30(12) 11(2)
2009/1 32(27) 146(119) 24(12)  
2009/2 115(93) 228(177) 36(18) 11(3)
2010/1 46(36) 161(133) 35(21)  
2010/2 75(64) 194(95) 16(2) 12(4)
累計  583(479)   2834(2262)   308(175   50(17) 
図1 受験申請者の所属産業分野分布(2004年度第1回〜2010年度第2回)
図1 受験申請者の所属産業分野分布
(2004年度第1回〜2010年度第2回)

また,各社で資格を取得すべき人が一巡し,現在は新入社員など若い世代の資格取得者が増加傾向にあるという。このことからも,振動診断技術者が重要な役割を持つという認識が年々高まっていることがうかがえる。


今後の資格認証試験の受験申し込みや詳細などについては,日本機械学会のホームページ(http://www.jsme.or.jp/JOTAIWEB/toppage.htm)を参照。
■受験についての問い合わせ先
一般社団法人日本機械学会(担当者:村山)
TEL:03-5360-3506  E-mail:joutai@jsme.or.jp