ジュンツウネット21
松村石油
5月 102017
 

 日本トライボロジー学会の第3種研究会「境界潤滑研究会」(主査:青木 才子 氏,東京工業大学)は2017年4月21日(金),東京工業大学 大岡山キャンパス(東京都目黒区)で第14回研究会を開催した。
 同研究会は,境界潤滑にかかわる研究者・技術者が一同に会し,それぞれの立場から見る境界潤滑像を持ち寄って自由に討論できる場を提供する目的で開催されている。当日は,トライボロジー研究会最前線の話題提供として以下3件の発表が行われた。
 平山 朋子 氏(同志社大学)による「MoDTCと無灰FM剤の併用系における固液界面構造とナノトライボロジー特性」と題した発表では,無灰摩擦低減剤の金属表面への吸着形態の分析およびモリブデン系摩擦低減剤を併用した場合の摩擦特性の変化を評価した実験結果が報告された。
 伊藤 伸太郎 氏(名古屋大学)による「ナノすきまで摺動される潤滑剤の粘弾性計測」では,ポリαオレフィン系潤滑剤の粘弾性を計測するファイバーウォブリング法(FWM)が,表面力測定装置や原子間力顕微鏡(AFM)と比較しながら紹介された。
 成田 恵一 氏(出光興産)による「歯車・軸受の疲労寿命と潤滑剤の関わり」では,ギヤ油や自動変速機油の低粘度化と,歯車・軸受の疲労寿命との関わりについて発表が行われた。(’17 5/10)