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JST,名古屋大学ほか,カーボンナノベルトの合成に成功,単一構造のカーボンナノチューブの実現に道

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4月 262017
 

 科学技術振興機構(JST)と名古屋大学は2017年4月14日(金),JST戦略的創造研究推進事業において,ERATO伊丹分子ナノカーボンプロジェクト 研究総括の伊丹 健一郎 氏(名古屋大学),同 化学合成グループリーダー/研究総括補佐の瀬川 泰知 氏(名古屋大学),Guillaume Povie(ポビー ギョム) 博士研究員らが,カーボンナノチューブの部分構造を持つ筒状炭素分子「カーボンナノベルト」の世界初の合成に成功したと発表した。
 「カーボンナノベルト」は,約60年前に提唱された筒状炭素分子で,以来,様々な構造が提唱され,世界中の化学者が合成に挑戦してきたが,筒状構造は大きなひずみを持つため合成が困難で,これまで合成例がなかった。
 同研究グループは,ひずみのない環状分子を筒状構造に変換する方法で,安価な石油成分であるパラキシレンを炭素原料に用い,11段階で「カーボンナノベルト」の合成に成功した。さらに,各種分光学的分析を行い,合成された「カーボンナノベルト」がカーボンナノチューブと非常に近い構造や性質を持つことも確認した。今後,単一構造のカーボンナノチューブ合成などナノカーボン科学への応用が期待される。
 同研究成果は,2017年4月13日(米国東部時間)に米国科学誌「Science」のオンライン速報版(http://www.sciencemag.org/)で公開された。(’17 4/26)

名古屋大学,透明なDLC膜を樹脂板にコーティングする技術を確立

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1月 192011
 

 名古屋大学エコトピア科学研究所の高井 治 教授らは,透明なダイヤモンドライクカーボン(DLC)膜を樹脂板などにコーティングする技術を確立した。コーティング法は,通常のDLCと同様のプラズマ化学気相成長(CVD)で原料に添加物を加える。可視光透過率は最高80%で,硬度は通常のDLC膜より低下するものの,石英ガラス並みとなる11ギガパルスを維持している。今後は,透明を要求される窓材や食品包装など樹脂製品への応用を目指す。(’11 1/19)

名古屋大学,「グリーンモビリティ連携研究センター(仮称)」を設立

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12月 282010
 

 名古屋大学は,産学連携の研究組織「グリーンモビリティ研究センター(仮称)」を2011年1月にも設立し,総合的に自動車の環境対策技術を研究する。関連する幅広い分野の専門教員が参加し,自動車の環境性能向上だけでなく,ソフトウェアや交通システムなども含めた総合的な研究をおこなう。同大では2011年4月に「グリーンビークル材料研究開発拠点」を設立し,部材の研究を始める予定で,同センターはその上部組織となる。グリーンビークル材料研究開発拠点にはトヨタ自動車やスズキのほか,中部地域の中小企業が参加し,素材の軽量化や高変換効率の電池開発など部材の研究を進める計画。(’10 12/28)

名古屋大学,カーボンナノチューブから欠陥のない部分を取り出す技術を開発

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9月 222010
 

 名古屋大学の篠原 久典 教授,宮田 耕充 助教授らは,筒型の炭素系微小材料のカーボンナノチューブ(CNT)から欠陥のない部分を取り出す技術を開発した。同技術は,せっけん水に2層構造のCNTを漬けて10~20時間超音波を当てると穴などの欠陥がない内側のCNTが外に出てくるというもの。取り出したCNTは通常のものより細く,新たな物性の発見やエレクトロニクス分野の新材料として期待される。(’10 9/22)