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メンテナンス用語集:あ行

用語
英文名
説明
R&Oタイプ油 R&O type lubricating
oil
鉱油にさび止め添加剤と酸化防止剤を添加した油。添加タービン油などが相当する。
ISO粘度グレード ISO viscosity grade 国際標準化機構(ISO)により制定された工業用潤滑油の粘度区分。1〜10,10〜100,100〜1000,1000〜10000の40℃における各動粘度範囲について対数目盛の6等分点を求め,これを中心として±10%の範囲を規格化したものである。粘度グレード(VG)表示は各中心粘度を整数化した形となっている。
亜鉛めっき鋼板 zink plated steel
sheet
鋼板の防錆性能を高めるため各種の亜鉛/亜鉛合金をめっきした鋼板。
アグマ粘度番号 AGMA viscosity
number
アメリカ歯車製造業協会の分類によるギヤ油の粘度区分を表わす番号で数字の大きいほど高粘度を示す。
アコースティック
エミッション
acoustic emission ,
AE
固体が破壊する際に弾性波を生じる現象。音波として検出され,内部の状態が知れる。
圧延 rolling 熱間または冷間において各種金属素材をいろいろな形状の回転するローラの間を通過させ,板,棒、各種形鋼,管などを製作する加工法,板の場合,シート状,帯状の2種類があり,仕上がりの厚みから厚板,薄板,はくに大別される。
圧延潤滑 rolling lubrication 金属の圧延工程における潤滑で,ロールの冷却,ロールと材料の間の摩擦,摩耗の減少および材料の仕上がりの向上などを目的として行われるもので,一般に圧延油とよばれる潤滑剤が使用される。
アニリン点 aniline point 等容量のアニリンと試料とが均一な溶液として存在する最低温度。炭化水素のアニリン点は,パラフィン系>ナフテン系>芳香族系の順であり,これにより潤滑油の粘度指数やゴム膨潤性などをある程度推定できる。JIS K 2256。
油分光分析法 spectrometric oil
analysis program
分光分析により油中の元素や油の組成分析を行う方法。利用する電磁波の領域や幅射現象,吸収現象などにより,蛍光X線分析法,赤外線分光光度法,紫外分光光度法,ラマン分析法などがある。
油焼け oil stain 油に起因する金属表面の変色で,有機溶剤などで簡単に除去できないもの。油に含まれる添加剤や酸化劣化生成物などが金属と反応して発生する。オイルステインともいう。単にステインということがある。
アブレシブ摩耗 abrasive erosion すべり合う固体面間において硬い異物が介在したり,一方の面が硬くて粗い場合あるいは固体表面と粒子が高速で衝突する場合などに主として削り取りによって固体表面が摩耗する現象。
泡立ち試験 foaming test 潤滑油の泡立ち性を評価する試験。試料に5分間一定量の空気を吹き込み,泡立ち度と泡安定度を測定する。水溶性切削油剤では,かきまぜ板で5分間かきまぜたあとの泡量を測定する。
イギリス規格 British Standard 英国規格協会で定めた規格。わが国ではBS規格とも呼び,ドイツ規格(DIN)とともにヨーロッパでの規格では多く参照,引用されるが,EC規格またはヨーロッパ規格として統一されつつある。
引火点 flash point 規定条件で試料を加熱して小さな炎を液面に近づけたとき,油蒸気と空気の混合気体に引火する最低の試料温度。ペンスキーマルテンス密閉式。クリーブランド開放式(COC)などの試験方法がある。
ウォームギヤ worm gear , worm
gearing
ねじ状の歯車(ウォーム)と,それとかみ合う歯車(ウォームホイール)の歯車対をいう。互いの軸は軸間距離をもち,軸角は,一般に直角である。一対で比較的高減速比が得られる。
ウォームギヤ油 worm gear oil 潤滑条件の厳しいウォームギヤの潤滑に使用される潤滑油。鉱油に動物油,植物油,油性向上剤などを添加した高粘度油が適当であり,エステル系合成潤滑油なども用いられる。
打抜き blanking パンチとダイスを用いて,大きな板材から種々の輪郭形状の素板(ブランク)をせん断加工する方法。逆に種々の輪郭形状の孔をあけるせん断加工を孔あけ(パンチング)と呼ぶ。
打抜き油 blanking oil パンチング油ともいわれ,金属板を打抜き工具(ポンチ)でパンチして,せん断によって形抜きする時にせん断部に供給する油で,接触部に浸透して油膜を形成し,潤滑性によって円滑にせん断を行なわせ,ポンチやダイスの摩耗の防止と冷却ならびに加工物のだれや返りを少なくする役割をする。
エアレーション airation 液体中から液体に溶解していた空気が気泡となって現れる現象。蒸気性キャビテーションと区別するために名付けられた気体性キャビテーションの別名で,油圧関係でよく使用される用語。
ASTM色 ASTM color 潤滑油の色相を表わす数値。規定の試験管に入れた試料と標準色ガラスとを比較して色相の濃さを表示する。色の薄い方から0.5刻みに16段階に分けられる。色が濃すぎる場合には希釈して測定する。
ASTM粘度
−温度図表
ASTM viscosity-
temperature chart
動粘度と温度の関係が直線で示される粘度−温度図表。この図表を用いれば,2つの異なる温度における動粘度から任意の温度における動粘度を簡単に求めることができる。
ATF automatic
transmission fluid
自動車の自動変速機に用いられる潤滑油。トルクコンバータの動力の伝達,湿式クラッチの潤滑,軸受や歯車の潤滑,油圧系の作動を兼ねる特殊な油。
API American Petroleum
Institute
アメリカ石油協会
SI 単位 SI units ,
International System
of Units
国際単位系,7つの基本単位と2つの補助単位およびそれらの組合せによる誘導単位(組立単位)からなる。世界の多くの国で採用されつつあり,わが国でもJISに取り入れられている。
SAE Society of
Automotive
Engineers , SAE
アメリカ自動車技術者協会
SAEエンジン油
粘度番号
SAE engine oil
viscosity number
SAEが制定しているエンジン油の粘度分類。0W,5W,10W,15W,20W,25W,20,30,40,50,60の11種の粘度番号がある。Wの付かないグレードは100℃の動粘度,高温高せん断粘度により規定される。Wの付くグレードは100℃の動粘度のほか,コールドクランキングシミュレータおよびミニロータリー粘度計により測定される低温粘度により規定される。
SAEギヤ油
粘度番号
SAE gear oil
viscosity number
SAEが制定している自動車用ギヤ油の粘度分類。アクスルおよび変速機用潤滑油として,70W,75W,80W,85W,90,140,250の7種の粘度番号があり,高温と低温での粘度で分類されている。Wの付かないグレードは100℃の動粘度,また,Wの付くグレードは100℃の動粘度とブルックフィールド粘度が150000cPになる最高温度で規定されている。
NLGI National Lubricating
Grease Institute
アメリカ潤滑グリース協会
NLGIグリース
ちょう度番号
NLGI consistency
number
NLGIの分類によるグリースのちょう度区分を表わす番号。単にちょう度番号ともいう。グリースの適正ちょう度選定の基本となる。
エマルション emulsion 液体中の流体粒子が分散して乳状となっているもの。乳濁液ともいう。水と油に適正な乳化剤(界面活性剤)を加えて振動すると,水中油滴形(O/W)あるいは油中水滴形(W/O)のエマルションを生成する。
塩基価 base number 全塩基価と強塩基価の総称。アルカリ価ともいう。試料1g中に含まれる塩基性成分を中和するのに要する塩酸または過塩素酸と当量の水酸化カリウムのmg数で表わす。
オイルエア潤滑 oil-air lubrication 転がり軸受の微少油量の給油法。一定時間ごとに吐出する定量の微量油を長い細管の中で高圧空気と混流させ,油を一様な流れにしてから軸受に導入する。工作機械主軸スピンドルなどで温度上昇を抑える潤滑法である。
オイルシール oil seal , radial lip type seal 機器などから密封対象液が回転軸を伝わって漏れるのを防止する部品。一般的に金属などの剛性をもつはめあい部と合成ゴムなど柔軟な材質からなるリップ部で構成される密封装置である。
汚染管理 contamination control 油圧系もしくは潤滑系に対し汚染により好ましくない影響が与えられる対象物や製品の表面,内部あるいは周辺について許容できる汚染濃度を決定し,そのレベル以下にまで汚染要因物を除去し,これを維持する技術の総称。