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メンテナンス用語集:な行

用語
英文名
説明
ニートオイル neat oil 乳化型圧延油などの水溶性油剤に対する原液
日本工業規格 JIS(Japanese
Industrial Standard)
工業標準化法に基づき制定交付された国家規格。石油製品の大分類は化学部門(分類記号はK)に属している。また機械関係はB,鉄鋼材料はG,非鉄金属はHの分類記号で示されている。
乳化安定性 emulsion stability W/O型エマルションが使用中に転相(W/OがO/Wになること)や破壊(油と水が分離する)を起こさず,安定に存在する程度を表すもの。一般に,遠心力や加熱などの外的因子を加えた試験で評価する
乳化剤 emulsifier
emulsifying agent
界面活性剤の中で特に油と水の乳化に適したものをいう。スルホン酸塩,アミン塩,ソルビタン脂肪酸エステル,アルキルフェノールエチレンオキシド付加物など。水溶性切削油剤,乳化形圧延油,乳化形作動液などに使用する。
粘度 viscosity 流体の粘性の程度をあらわす値。せん断速度に対するせん断応力の比を粘度あるいは粘性係数という。一般にはP(ポアズ)あるいはその100分の1のcPで表すが,SI単位ではPa・s(=10P)で表す。
粘度温度図表 viscosity-
temperature
chart
石油系の動粘度-温度関係が直線になるように目盛を選んだ図表で、2つの温度における動粘度の値から任意の温度での値を推定したり,潤滑油のいろいろな温度における動粘度を比較したりするのに便利である。ASTM D 341に示されており,鉱油について動粘度ν(mm2/s)と絶対温度Tの間にlog log(ν+0.7)=A-B log Tなる関係が成立することから,縦軸をlog log(ν+0.7)横軸をlog Tで目盛ってある。
粘度計 viscometer,
viscosimeter
流体の粘度を測定する計器。測定原理から,(1)ハーゲン・ポアズイユの法則に従い,一定量の試料が毛細管を通って流出するのに要する時間を求める:毛細管粘度計,(2)ストークスの法則に従い,試料中の物体落下速度または気泡上昇速度から求める:気泡粘度計,落体粘度計,ヘプラ粘度計,ビスコレータ,(3)流体中の物体が受ける粘度抵抗から求める:回転粘度計,振動粘度計,平板粘度計,などがある。
粘度指数 viscosity index,
VI
Dean-Davisによって提案された潤滑油の粘度温度関係表示法で,この値が大きいほど温度による粘度変化が小さいことを示す。40℃と100℃の動粘度より算出する。粘度指数100未満はA法,100以上はB法で算出する。JIS K 2283。