トライボロジー関連のニューストピックス | ジュンツウネット21

今週のジュンツネット21ニュース

  • ニーナスジャパン,「第2回NYNAS絶縁油・ELIトレンズセミナー」が開催される

     ニーナスジャパンは2018年6月19日(火),スウェーデン大使館(東京都港区)において「第2回NYNAS絶縁油・ELI(ELectrical Industry)トレンズセミナー」を開催し,関係者60人以上が参加した。
     NYNASは,スウェーデンに本社を持つナフテン系国際スペシャリティオイルメーカー。変圧器メーカーに供給する電気絶縁油,タイヤメーカー・ゴムメーカーに供給するゴム加工油や伸展油,金属加工油やグリースの原料油,接着剤や靱性のあるプラスチック等の化学製品製造用のオイルなどを扱う。2014年に日本に参入し,現在,日本でのビジネス拡大を目指す。

     同セミナーは2015年より開催,2016年のLUBトレンズ,2017年のRUBBERトレンズに続いて4回目の開催となる。今回は2015年に開催した絶縁油の2回目として,絶縁油・ELIの産業を取り巻く環境や,絶縁油の技術・規格動向について紹介した。
     スウェーデン大使館商務部参事官のセシリア・レイラム 氏はオープニングの挨拶で,「今年は日本とスウェーデンとの外交樹立150周年を迎えますが,これを機に両国の企業がさらに関係や連携を深めていけるような年にしていきたい」と述べ,両国のビジネス関係が円滑に推進されるように大使館としても協力していく考えを示した。

    第2回NYNAS絶縁油・ELI(ELectrical Industry)トレンズセミナー-ニーナスジャパン ニーナスジャパンのゼネラルマネージャー・佐野 茂 氏(写真)は「日本における絶縁油の動向」をテーマに講演。「今後の日本の方向性はグローバル・ハーモニゼーションがキーワードになる」と強調した。絶縁油市場はグローバルで130万t,国内6万tの市場規模と言われ,そのうちグローバルでは同社が約25%のシェアを持つ。規格の違いもあり,国内ではパラフィン系絶縁油が50%を占めるが,海外ではナフテン系が主流で70%を占める。経済産業省は日本のガラパゴス化を避ける目的からも,国際規格が存在する場合,国内規格もそれに準ずる方向で推進する考えだという。仮にJISが改定されれば,国内市場のパラフィン系とナフテン系潤滑油の市場構成比が逆転していく可能性が大きいと予想した。

     NYNASリージョナルディレクターのフィリップ・オーディベール 氏は,同社のビジネス概要を説明。同社が世界31ヵ国で活動し,「ドイツとスウェーデンの2ヵ所に製油所を持ち,変圧器用絶縁油など特殊オイル分野が強みである」とその特徴を説明した。

     同社ゼネラルマネージャーのレオン・リー 氏は「アジアにおける絶縁油産業の動向」について講演。変圧器市場のトレンドについて触れ,「石炭などの化石燃料が減少する一方で,再生エネルギーである太陽光・風力発電が増加している」と,従来の発電方法が変わりつつあるとの認識を示した。電力消費に関しては,「新興国を中心に長く成長が続く」とし,変圧器市場も同様に成長を続けると予想した。

     同社シニアテクニカルアドバイザーのブルース・パーラワンプール 氏は「IEC / CIGRE活動とIEC60296更新」をテーマに講演し,IECには219の技術委員会や1,453の作業部会があり,20,000人の専門家によって1,634のプロジェクトが推進されていることなどの活動を紹介した。

     また,特別講演として,ユカインダストリーズ開発部主任の佐藤学氏が「過酸化物による絶縁油特性の不安定化」について講演。佐藤氏は,過酸化物が絶縁油に及ぼす影響について,(1)一般的特性(2)化学的安定性(3)硫化腐食の分析結果を紹介した。

     ニーナスジャパンの佐野 氏は今回のセミナーについて「多くの方々に関心を持っていただき,当社への強い期待を感じました。このようなセミナーの開催を継続しながら,お客様にご満足いただけるように活動していきたいと思います」と抱負を語った。(’18 8/8)

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  • 2018年度第1回「テクスチャリング表面のトライボロジー研究会」開催される

    テクスチャリング表面のトライボロジー研究会(2018年度第1回) 日本トライボロジー学会会員提案研究会(旧第3種研究会)の「テクスチャリング表面のトライボロジー研究会」(主査:佐々木 信也 氏,東京理科大学教授)は第25回(2018年度第1回)研究会を2018年7月24日(火),東京理科大学葛飾キャンパス(東京都葛飾区)で開催した。
     同研究会は摺動面などに微細加工などを施し,テクスチャを付けることでトライボロジー特性を向上させるなど,表面特性に及ぼす影響を研究し,産業界における用途開拓などを研究する場として2009年に発足している。
     当日は,Prof. Robert W. Carpick (University of Pennsylvania)から「Nanoscale tribology」,東京都市大学の伊東 明美 氏 から「エンジンにおけるテクスチャリング表面の活用と課題」,東京理科大学の伊藤 翔太 氏から「表面テクスチャリングによる摩擦異方性の発現」の3件の話題提供が行われた。
     なお,3件の話題提供に先立ち,東京理科大学の佐々木研究室およびトライボロジーセンターで金属3Dプリンターやトライボロジー関連の評価・分析装置などの見学を行った。(’18 8/8)

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  • JXTGエネルギー,2017年度全国優秀SS感謝式が開催される

    2017年度全国優秀SS感謝式-JXTGエネルギー JXTGエネルギーは,2018年7月30日(月)に都内ホテルにて特約店・販売店733人を招待し,2017年度全国優秀SS感謝式を開催した。表彰式は系列ごと(ENEOS,EMG)に総合賞と部門賞にわかれ,SS競争力の向上,燃料油やオイルの販売,顧客サービスなどで優秀な成績をあげたSSに対して,大田 勝幸 社長より表彰盾が贈呈された。(’18 8/8)

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  • 不二越,DLC成膜用ハイブリッドイオンプレーティング装置「SPS-2020」を市場投入

    DLC成膜用ハイブリッドイオンプレーティング装置「SPS-2020」-不二越 不二越は,高品質かつ高速なダイヤモンドライクカーボン(DLC)成膜を実現するハイブリッドイオンプレーティング装置「SPS-2020」を開発,市場投入する。
     同製品は,真空中でイオンビームにより成膜物質をたたき出すスパッタリング法と,プラズマ中に成膜物質を含むガスを注入して成膜するP-CVD法を融合したハイブリッド成膜技術により,硬さや膜厚などの成膜品質が向上。また,大電流のHCD式プラズマガンを2基搭載し,高密度なイオンビームを照射して,イオン化率を上昇させることで,DLC成膜速度を従来機対比で約1.5倍まで向上させ,生産効率を改善する。さらに,独自のプラズマ制御技術と最適な機械構造により,装填されるワーク間での膜厚などのバラつきを抑え,安定した成膜品質を確保することができる。
     炭素を主成分とする非晶質のカーボン硬質膜であるDLC膜のコーティング加工は,耐摩耗性・非凝着性・低摩擦性から,アルミ切削用ドリルなどの工具や,プラスチックやガラスレンズ,アルミ部品向けの金型,クラッチプレートやピストンリングなどの自動車部品にも広く用いられ,年率10%を超えるスピードで市場規模が拡大し,DLC成膜装置の高品質化・高速化のニーズも高まっている。(’18 8/8)

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  • JXTGグループ,「ENEOS東京2020オリンピック・パラリンピック応援キャンペーン」を実施中

     JXTGグループは,東京2020オリンピック・パラリンピック開催の2年前を記念し,2018年8月1日(水)~9月30日(日)まで「ENEOS東京2020オリンピック・パラリンピック応援キャンペーン~クイズに答えて応募!ENEOS×DREAMS COME TRUEライブチケット当たる!~」を実施している。同グループは,「ENERGY for ALL」をコンセプトにDREAMS COME TRUEが書き上げたENEOSエネルギーソング「その日は必ず来る」を2017年に共同でリリースし,CMやラジオ番組のほか様々なイベントで展開している。
     同キャンペーンは,応募専用Webサイトにアクセスし,クイズに答えて応募すると,抽選でDREAMS COME TRUEライブツアーのペアチケットやENEOSオリジナルグッズ等が総計20,000名に当たるもの。キャンペーンの詳細は以下のURLより。
    https://eneos-cp.jp/  (’18 8/8)

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  • 2018年6月の建設機械出荷金額統計

     日本建設機械工業会がまとめた2018年6月の建設機械出荷金額統計(補給部品を含む総額)は,前年同月比10.1%増の2,391億円で,20ヵ月連続の増加となった。うち,内需は同8.3%減の775億円で10ヵ月連続の減少,外需は同21.8%増の1,616億円で20ヵ月連続の増加となった。内需について機種別に見ると,建設用クレーンが同1.1%増の158億円,基礎機械が同0.4%増の32億円,油圧ブレーカ圧砕機が同4.6%増の19億円,その他建設機械が13.6%増の54億円と増加した。外需について機種別に見ると,トラクタが同6.8%増の169億円,油圧ショベルが同30.8%増の688億円,ミニショベルが同14.8%増の193億円,建設用クレーンが同19.7%増の70億円,道路機械が14.9%増の31億円,油圧ブレーカ圧砕機が17.1%増の8億円,その他建設機械が同34.9%増の244億円,補給部品が8.3%増の209億円と増加した。地域別に見ると,アジア,中国,オセアニア,欧州,北米,中南米,CISその他東欧の7地域が増加した。(’18 8/8)

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