経済産業省,水素・燃料電池戦略ロードマップを改定

 経済産業省は,水素社会の実現に向けて「水素・燃料電池戦略ロードマップ」を改定した。新たなロードマップでは,水素基本戦略に掲げた目標を確実に実現するため,€目指すべきターゲットを新たに設定(基盤技術のスペック・コスト内訳の目標)し,目標達成に向けて必要な取組を規定するとともに,有識者による評価WGを設置し,分野ごとのフォローアップを実施するとしている。
 燃料電池車(FCV)は,量産技術の確立,徹底的な規制改革を行い,2025年ごろまでにFCVとハイブリッド車(HV)の価格差を現在の300万円から70万円程度に縮小,FCV主要システムのコストを低減する。また,水素ステーションの個別機器のコスト目標を設定,整備費や運営費を削減して全国的な水素ステーションネットワークの構築に取り組む。
 水素の供給は,将来の水素大量消費社会に向けた技術の確立のため,研究開発・技術実証を加速化する。水素コストを従来エネルギーと遜色ない水準まで低減することをめざし,製造・貯蔵・輸送まで一気通貫の基盤技術の開発を行う。また,再生可能エネルギーによる水素製造技術の確立のため,水電解装置の高効率化,耐久性向上に向けた技術開発を行う。
 このほか,水素利用先の拡大のため,市場の開拓・深掘りを行い,グローバルな水素社会実現のため,国際連携を進めるとしている。(’19 3/20)