出光興産,マレーシアにエンジニアリングプラスチックに関する現地法人を設立

出光興産(トレードネーム:出光昭和シェル)は,マレーシアパシルグダン事業所内に第2SPS(シンジオタクチックポリスチレン)製造装置の建設,および商業運転開始後の生産,販売に対応するための組織として「出光アドバンスドマテリアルズ(マレーシア)(略称IAM)」を設立した。資本金は2,500万米ドル(約27億円),同社の100%子会社であるIDEMITSU ASIA PACIFIC PTE.LTD.が100%出資する。第2SPS製造装置の生産能力は9,000t/年(コンパウンド品1万7,000t/年相当)で,2022年4月に完工,同年8月に商業運転開始の予定。

SPS樹脂は,同社が1985年に世界初の合成に成功し,1997年に世界で最初の工業化を達成したエンジニアリングプラスチック。耐熱性(融点270℃),耐熱水性,絶縁性,電波透過性に優れているため,自動車の電動化や高速通信機器での需要拡大が見込まれている。(’19 11/27)