技術別」カテゴリーアーカイブ

5社連携で清原工業団地スマエネ事業を開始―カルビー,キヤノン,久光製薬,東京ガス,TGES

清原スマートエネルギーセンター-清原SEC共同組合

カルビー,キヤノン,久光製薬,東京ガス,東京ガスエンジニアリングソリューションズ(TGES)の5社は,「清原SEC共同組合」を設立し,清原工業団地スマエネ事業を開始した。同事業は,栃木県宇都宮市にある清原工業団地内に清原スマートエネルギーセンターおよび電力自営線・熱導管からなる供給インフラを新設・運用し,カルビー,キヤノン,久光製薬の7事業所のエネルギー供給を担う事業。内陸型工業団地内の複数事業所間で電力と熱(蒸気・温水)を共同利用する国内初の「工場間一体省エネルギー事業」で,カルビー,キヤノン,久光製薬の3社が,ガスコージェネレーションシステム(CGS)の導入などの実績を持つ東京ガスおよびTGESと連携することで実現した。

同センターは,6基の大型高効率CGSを中心に,貫流ボイラ,太陽光発電システムで構成されており,発電した電力を電力自営線で,発電時の廃熱で製造した熱(蒸気・温水)を熱導管でそれぞれ供給し,情報通信網(ICT)を活用したエネルギーネットワークによる電気と熱の面的利用により,エネルギーの地産地消を実現する。また,最新のICTを活用したエネルギーマネジメントシステム(SENEMS)により,需要状況が異なる7つの事業所で使用する電気と熱(蒸気・温水)の情報を集約し,需要変動に応じた最適運用を行う。('20 2/26)

トヨタ自動車,超低粘度エンジンオイルを開発

トヨタ純正モーターオイル GLV-1 0W-8-トヨタ自動車

トヨタ自動車は,新エンジンオイル「トヨタ純正モーターオイル GLV-1 0W-8」を開発し,全トヨタ販売店や自動車用品店などを通じて2020年2月10日に発売した。同製品は,現在,最も低粘度のSAE粘度分類「0W-8」にも適合したエンジンオイルで,世界で初めて設定された低粘度のオイル品質規格「JASO GLV-1」の認定を取得した。従来の「トヨタ純正モーターオイル SN 0W-16」に対し,約25%の低粘度化を図り,燃費性能を約0.7%向上させた。

同製品は,2020年2月10日発売の新型ヤリス ハイブリッド車用の工場充填オイルから採用を開始し,対象車種を順次拡大していく予定。('20 2/26)

「2019年度第2回診断・メンテナンス技術に関する研究会」開催される―日本機械学会

2019年度第2回診断・メンテナンス技術に関する研究会

日本機械学会の「診断・メンテナンス技術に関する研究会」(主査:川合忠雄氏・大阪市立大学)は2020年1月22日(水)に2019年度第2回研究会を開催した。

今回の会場は日本精工 桐原事業所(神奈川県藤沢市)で,ボールねじの静音化への取り組みなど日本精工による2件の講演と桐原工場の工場見学も行われた。

当日は川合 研究会主査の挨拶の後,日本精工 CMS所長の阿知波 博也 所長からCMS開発センターについて,また同社 五十嵐 昭夫 氏,秋山 勝 氏から桐原工場及び直動技術センターの紹介がそれぞれ行われ桐原工場と直動技術センターの見学を行った。

その後,日本精工 佐藤 秀之 氏が「ボールねじの静音化」と題し,ボールねじの静音化への設計から分析サービスまで同社の取り組みについて,田辺 俊幸 氏が「ACOUS NAVIのご紹介と今後の展望」と題し,2001年に社内のエンジニアリングツールとして開発された振動診断ソフトウエアの開発経緯の紹介と共にデモンストレーションを実施した。

最後に大阪市立大学の川合 研究会主査が「振動・音響解析に基づく状態監視について」と題し振動や音を用いた加工状態の監視やインフラ構造物の損傷検知の事例などを紹介した。('20 2/19)

トライボコーティング技術研究会,第22回「トライボコーティングの現状と将来」2/28に開催

トライボコーティング技術研究会,第22回「トライボコーティングの現状と将来」2/28に開催

2020年2月25日追記

「トライボコーティングの現状と将来」開催延期のお知らせ

2020年2月28日(金)に開催予定だった第22回シンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」は,日本国内での新型コロナウィルス感染拡大の影響により,下記のとおり2020年5月29日(金)に延期となりました。詳細は別途,ご案内します。

  • 日時:2020年2月28日(金)
     → 2020年5月29日(金)
  • 会場:板橋区立グリーンホール(東京都板橋区)(講演:2Fホール,技術展示会:1Fホール)
     → 鈴木梅太郎ホール(理化学研究所 生物科学研究棟1F)(埼玉県和光市)

トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は,2020年2月28日(金),板橋区立グリーンホール(東京都板橋区)で第22回シンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」を開催し,第12回岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)の贈呈式と,受賞者による記念講演を行う。

岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故 岩木 正哉 博士(理化学研究所元主任研究員,トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業をたたえ,当該技術分野およびその関連分野において日々努力・研鑽する個人,法人,団体の業績を表彰するもの。今回のシンポジウムでは,ナノ炭素研究所 大澤 映二 氏(豊橋技術科学大学名誉教授)による「2.6nm爆轟法ナノダイヤモンド分散粒子の生産技術の確立とナノダイヤモンドコロイドの事業化」(岩木賞大賞・事業賞),コマツNTC 前花 英一 氏,東北大学大学院 水谷 正義 氏, 厨川 常元 氏による「微細ラティスコーティング技術の開発」(岩木賞特別賞),IBUKI 松本 晋一 氏による「加飾成形用金型の製造技術ならびにAI援用技術に基づくIOT化事業」(岩木賞事業賞)の記念講演のほか,技術展示企業によるテクニカルプレゼンテーション等が行われる。

なお,今回は同会場にて,砥粒加工学会主催の先進テクノフェア「ATF(Advanced Technology Fair)2020」も同時開催される。

同シンポジウムの概要や,申込みなど問い合わせ先は以下のとおり。

  • 日時:2020年2月28日(金) 12:45~17:20(交流会17:30~19:30)
  • 会場:板橋区立グリーンホール(東京都板橋区)(講演:2Fホール,技術展示会:1Fホール)
  • 主催:トライボコーティング技術研究会 理化学研究所 大森素形材工学研究室
  • 共催:東京都立産業技術研究センター
  • 後援:未来生産システム学協会(NPS)
  • 協賛:砥粒加工学会,日本トライボロジー学会,表面技術協会,日本熱処理技術協会,日本金属学会,日本表面真空学会,日本材料試験技術協会,日本機械学会,日本塑性加工学会,精密工学会,日本鉄鋼協会,応用物理学会,AMPIドライコーティング研究会
  • 定員:150人(定員になり次第締切)
  • 参加費:シンポジウム(テキスト代)6,000円,交流会3,000円
  • 技術展示出展企業(五十音順):池上金型工業,オプトスター,ケーエンジニアリング,ジーフロイデ,システムズエンジニアリング,島貿易,神港精機,新東工業,東京電子,ナガセインテグレックス,日本特殊光学樹脂,メカニカル・テック社,ラップマスター・ウォルターズ・ジャパン
  • 問合せ先
     理化学研究所 大森素形材工学研究室 内
     トライボコーティング技術研究会 シンポジウム事務局
     TEL:03-5918-7613 FAX:03-5918-7624
     E-mail:tribo@tribocoati.st
     URL http://www.tribocoati.st  ('20 2/19)

コスモエコパワー,秋田県の洋上風力発電プロジェクトの実施,および融資契約を締結

コスモエネルギーホールディングスの子会社であるコスモエコパワーは,2016年4月に設立した特別目的会社の秋田洋上風力発電を通じ,丸紅,大林組,東北自然エネルギー,関西電力,中部電力,秋田銀行,大森建設,沢木組,協和石油,加藤建設,寒風,三共と共同で,秋田県秋田港および能代港において,日本国内で初の商業ベースでの大型洋上風力発電事業となる着床式洋上風力発電所および陸上送変電設備の建設・保守・運転を行うプロジェクトを実施することを決定し,同プロジェクトにかかわる融資契約を締結したと発表した。

同プロジェクトは,発電容量約140MWの洋上風力発電所を建設・保守・運転し,完工後20年間にわたり再生可能エネルギーの固定価格買取制度に基づき東北電力に売電するもの。2020年2月中に陸上送変電部分の着工を予定しており,2022年の商業運転開始を目指す。操業中は,能代港を拠点として保守・運転を行う予定。

同融資は,三菱UFJ銀行,みずほ銀行,三井住友銀行が共同主幹事行となり,国内外の金融機関による協調融資で組成されるプロジェクトファイナンス。('20 2/19)

岩谷産業,燃料電池バスへの本格的な充てんが可能な水素ステーションをオープン

イワタニ水素ステーション 東京葛西-岩谷産業

岩谷産業は,日本水素ステーションネットワーク(JHyM)と共同で,東京都下水道局が所管する葛西水再生センターの敷地内に,「イワタニ水素ステーション 東京葛西」を建設し,2020年2月6日に開所式を行った。

東京都では,水素ステーションの整備を促進し,FCV(燃料電池自動車)やFCバス(燃料電池バス)の普及に取り組んでいる。

同社が運営するステーションとしては28ヵ所目となり,FCバスへの本格的な充てんができる水素ステーションに限ると「イワタニ水素ステーション 東京有明」に続き2ヵ所目となった。同ステーションは大型車両への水素充てんに対応するため,「液化水素ポンプ」が採用されており,このポンプで液状の水素を圧縮することにより,1時間当たり5台のFCバス(15kg/台)への充填が可能。('20 2/19)

2019年12月の石油統計速報

統計情報

経済産業省が発表した2019年12月の石油統計速報によると,アスファルトの販売量は前年同月比2.8%減の16万6,392t,生産量は同23.2%減の24万8,669t,輸出は同408.5%増の1万5,000t,輸入は同88.7%減の1,021tだった。潤滑油の販売量は同6.7%減の12万2,365kL,生産量は同8.9%減の16万9,520kL,輸出は同5.8%減の7万1,028kL,輸入は同6.2%減の2万1,224kL。パラフィンの販売量は同1.1%増の3,253t,生産量は同2.3%増の9,297t,輸出は同2.6%増の5,280t,輸入は同27.4%減の323t。LPGの販売量は同1.3%減の109万298t,生産量は同14.6%減の27万4,118t,輸出は同4.6%減の1万880t,輸入は同8.8%増の116万5,685t。LNGの販売量は同6.4%減の654万1,855t,輸入は同6.2%減の649万4,722tだった。('20 2/19)

「第15回工作機械のトライボロジー研究会」開催される

第15回工作機械のトライボロジー研究会

日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)である「工作機械のトライボロジー研究会」(主査:野口 昭治 氏,東京理科大学)は,2020年1月22(水),東京理科大学(神楽坂)森戸記念館(東京都新宿区)で第15回研究会を開催した。

今回は3校の大学から下記研究テーマが発表された。IoTやAIなどの活用による見える化やスマート化によるこれからのものづくり,光学部品の主要な技術と最近の開発や製造の動向,摺動特性を向上させる表面の解析パラメータの研究が発表され,活発な意見交換が行われた。

  1. 「これからの『ものづくり』を支える工作機械技術」 清水 伸二 氏(日本工業大学 工業技術博物館 館長)
  2. 「光学部品の精密加工」 瀧野 日出雄 氏(千葉工業大学)
  3. 「工作機械の摺動面にも有効なプラトー表面のための表面粗さ評価法の研究~粗さパラメータとロバストフィルタ~」 吉田 一朗 氏(法政大学)

同研究会は,工作機械や各種機械要素(転がり軸受,流体軸受,リニアガイド等),潤滑剤,加工法,加工油,工具等に関係する研究者や技術者が一堂に会し,トライボロジー研究や技術の課題と成果を持ち寄り討論することで工作機械のトライボロジーに係わる研究と技術の発展に寄与することを目的に2015年1月にスタート,年3~4回,研究会を開催している。('20 2/12)

JXTGエネルギー,「ENEOSでんき」の取り扱いを四国電力エリアで開始

JXTGエネルギーは,2020年2月1日(土)より,四国電力エリアで「ENEOSでんき」の申し込み受付を開始した。

同エリアの料金プランは,家庭用向けの「四国Aプラン」,商店・事務所・飲食店向けの「四国Bプラン」,業務用エアコン・冷蔵庫利用者向けの「四国動力プラン」がラインナップされている。また,2020年2月1日(土)~3月31日(火)までの間に,新規で申込むと,「四国Aプランの基本料が1年間無料」,「四国Bプランの基本料が3ヵ月間無料」になるキャンペーンも実施されている。

同エリアでの「ENEOSでんき」の取り扱いは,東京電力・関西電力・中部電力・東北電力エリアに続く5エリア目となり,2020年6月までに順次全国展開エリアを拡大していく予定。('20 2/12)

「再生可能エネルギー長期安定電源推進協会」が発足

「再生可能エネルギー長期安定電源推進協会」が発足

リニューアブル・ジャパン,東急不動産,JXTGエネルギー,東京ガス,オリックスの5社は,再生可能エネルギーを長期安定電源とすることを目的に,2019年12月18日に「一般社団法人再生可能エネルギー長期安定電源推進協会(Renewable Energy Association for Sustainable Power supply:REASP)」を発足した。

REASPは社会の礎になるエネルギー供給するという使命感を持ったエネルギー事業者,金融機関を中心とした団体で,長期安定的な事業モデルの構築,コスト削減,再エネ電源の有効活用などについて,関係省庁への提言活動や地域との連携を図るなど,再生エネルギー事業者の発言力強化を図り,再生可能エネルギーの長期安定供給できる仕組み作りを行っていく。

再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の10年間の買い取り期間満了を迎える家庭も出始めたことで,再生可能エネルギーや電力小売で,業界団体設立など企業間の連携強化が進んでいる。('20 2/5)

「再生可能エネルギー長期安定電源推進協会」が発足2

東京ガス,水素ステーションを開所

東京ガス豊洲水素ステーションを開所

東京ガスは,日本水素ステーションネットワークと共同で建設した「東京ガス豊洲水素ステーション」を開所した。同ステーションは,日本初の燃料電池バスの大規模受入が可能なオンサイト方式の水素ステーションで,「カーボンニュートラル都市ガス」を原料として水素を製造する。カーボンニュートラル都市ガスは,東京ガスがシェルグループから購入したカーボンニュートラルLNGを活用したもので,天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生するCO2が,CO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)されている。

東京都では,2020年に燃料電池バス100台以上の普及をめざしている。同社はそのニーズに対応し,燃料電池バスを含めた燃料電池モビリティの普及と水素供給基盤の確立をめざす。('20 2/5)

JXTGエネルギー,オリンピック・パラリンピックの聖火台・聖火リレートーチに水素燃料供給

JXTGエネルギーは,東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会で,聖火台・聖火リレートーチ向けの燃料として「ENEOS水素」を供給すると発表した。

同社は,オリンピックスタジアム(国立競技場。東京都新宿区)に設置される聖火台(大会開会式・閉会式で使用)と,夢の大橋(東京都江東区)に設置予定の聖火台(大会期間中に使用)に水素を供給する。水素は,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)および経済産業省との連携のもと,福島水素エネルギー研究フィールド(福島県浪江町)で製造されたもの。

聖火リレートーチは,主にLPガスを使用し,同社グループのENEOSグローブが燃料を供給するが,福島県,東京都,愛知県の一部区間では,聖火台同様,水素が使用される。

また,大会用車両として投入される約500台の燃料電池自動車にも水素を供給する。('20 2/5)