潤滑油剤」カテゴリーアーカイブ

2019年度潤滑油需要見通し

統計情報

 石油連盟は,2019年度の潤滑油需要見通しを発表した。それによると,潤滑油全体の需要は前年度比1.4%減の156万5,000kLと見込んでいる。用途別では,自動車用はガソリン車向けおよびディーゼル車向けについて政府による自動車税関係の減税措置があるものの,人口減などの構造的要因等を背景に同0.3%減の59.0万kLの見込み。舶用は,新造船竣工量の回復が見込めず,内航船舶輸送量については建設関連貨物は底堅いものの,通期では微減を見込んでおり,同2.3%減の8万4,000kLと予想している。2020年に強化されるIMO(国際海事機関)の舶用燃料油中硫黄分濃度規制の影響は,既存船での代替燃料使用や排ガス洗浄装置導入によって対応可能であるため限定的とみている。工業用は,個人消費の伸び悩みや,中国を中心とした新興国経済の減速などの影響により,同2.1%減の89万2,000kLと見込んでいる。('19 9/4)

2019年6月の潤滑油販売実績

統計情報

 経済産業省が発表した2019年6月の潤滑油販売量は,前年同月比8.5%減の18万4,713kLだった。用途別に見ると,車両用が同5.7%減の6万6,187kL,うちガソリンエンジン油が同6.0%減の2万9,987kL,ディーゼルエンジン油が同2.5%減の1万6,900kL,ギア油やATF(自動変速機専用オイル),LPG車用エンジン油などその他車両用は同8.0%減の1万9,300kLだった。船舶用エンジン油は同16.2%減の9,926kL。工業用は同9.4%減の10万8,600kL,うち機械油が同13.8%減の2万4,773kL,金属加工油が同5.9%減の1万2,171L,電気絶縁油が同11.6%減の4,616kL,シリンダー油や離型油などその他特定用途向けが同10.6%減の4万4,856kL,マシン油やスピンドル油などその他の潤滑油が同2.3%減の2万2,184kLだった。('19 8/28)

「2019年度潤滑油研究会」開催される

2019年度潤滑油研究会1

 潤滑油協会は,2019年7月10日(水)に笹川記念会館(東京都港区)で「2019年度潤滑油研究会」を開催した。

 同研究会は,資源エネルギー庁の潤滑油の品質確保事業等への支援事業の一環として,潤滑油技術等に携わる人材育成に必要な潤滑油関連情報の提供を目的に,OILの日である7月10日に毎年開催している。

 今回は,村上 靖宏 氏(アフトンケミカル・ジャパン)が「駆動系油剤の低粘度化による省燃費効果と課題」のテーマで,低粘度化による摩擦損失の低減,伝達効率の向上などによる省燃費効果と低粘度化を支える添加剤の役割等について,小西 智也 氏(EMGルブリカンツ トライボロジ研究所)が「潤滑油添加剤による表面粗さコントロール」のテーマで,リン系の添加剤に注目し反応性の高い酸性の添加剤と摩耗防止性の高い中性の添加剤のそれぞれのみと両者を組み合わせたときのしゅう動面の観察・分析の結果を明らかにし,ナノレベルでの超低摩擦をめざした最新の研究内容等について,山守 一雄 氏(トヨタ自動車)が「自動車用エンジンオイルの省燃費化に向けて」のテーマで,0W-8や0W-12といった超低粘度エンジン油のJASO規格開発と,さらなる低燃費エンジンオイルの開発などについて,それぞれ講演した。

 なお,同会場には添加剤の配合と被膜の形成のさせ方により摩擦の違いを体験できる摩擦体感器(自作品)も持ち込まれ,多くの人がその違いに驚きの声を上げていた。('19 8/21)

2019年度潤滑油研究会2

JXTGエネルギーとENEOSトレーディング,全国オイル販売優秀SS認定式が開催される

2018年度トータルオイルプログラム全国オイル販売優秀SS認定式

 JXTGエネルギーとENEOSトレーディングは2019年7月31日(水),2018年度「トータルオイルプログラム全国オイル販売優秀SS認定式」を開催した。

 当日は,2018年度から新たにスタートした「トータルオイルプログラム」に参加したSSの中で,「SSオイル1KL/月認定」48SS,「ENEOS SUSTINA・Mobil1(TM)300L/月認定」47SS,「FO比(燃料油販売量に対するオイル販売量の比率)0.5%認定」27SSに対し,認定証の授与を行った。認定式の後には,全国で唯一認定三冠を達成したENEOSジェネレーションズ 馬事公苑SSの生田 遼 マネージャーが成功事例を発表した。('19 8/21)

JXTGエネルギー,「2018年度全国優秀SS感謝式」が開催される

2018年度全国優秀SS感謝式-JXTGエネルギー

 JXTGエネルギーは2019年7月30日(火),燃料油やカーメンテ商品の販売,顧客サービスなどで優秀な実績をあげたSSマネージャーを招待し,「2018年度全国優秀SS感謝式」を開催した。「ENEOS」へのSSブランド統一完了後初めての開催となる今回は,595の特約店・販売店から815名が出席し,過去最大規模となった。('19 8/7)

2019年5月の石油統計速報

統計情報

 経済産業省が発表した2019年5月の石油統計速報によると,アスファルトの販売量は前年同月比15.8%減の14万609t,生産量は同7.3%減の21万5,650t,輸出は同50.8%減の2,950t,輸入は同59.4%減の2,058tだった。潤滑油の販売量は同2.2%増の13万4,198kL,生産量は同19.5%減の17万3,132kL,輸出は同16.5%減の7万4,452kL,輸入は同55.9%増の2万3,130kL。パラフィンの販売量は同17.7%増の3,258t,生産量は同165.9%増の7,162t,輸出は同218.3%増の5,707t,輸入は同78.4%減の47t。LPGの販売量は同5.7%減の92万4,578t,生産量は同8.7%減の32万3,454t,輸出は同16.5%減の1万4,599t,輸入は同39.6%増の97万9,953t。LNGの販売量は同8.9%減の543万7,467t,輸入は同9.0%減の540万5,057tだった。('19 7/24)

キグナス石油,「オイルマンクラブキックオフ会議」が開催される

2019年キグナスオイルマンクラブキックオフ会議

 キグナス石油は,オイルマン資格認定者を中心とした「キグナス オイルマンクラブキックオフ会議」を2019年6月19日(水)に横浜市内のホテルで開催した。

 2018年度よりスタートした「キグナス オイルマンクラブ」はオイルマン資格認定者がステージの枠を超えて会議や研修会を実施し,成長・競争・情報交換できる場として展開しており,オイルマン研修で磨き上げた個人力をSSスタッフへいかに落とし込んで波及させるか,店舗全体のレベルをいかに上げるかを重視し,利用者との信頼関係をベースにSS競争力強化を図ることを目的としている。

 同研修会では,夏商戦でのカーケア収益拡大を図るため,改めて基本商材であるオイル・洗車の販売強化ポイントを抑えるとともにエアコンフィルター,LLCといった季節商材の販売強化による客単価の向上策について議論した。

 今後は,希望各地区でオイルマン資格認定者を中心に会議が開催され,オイルマンクラブのテーマである成長・競争・情報交換を通じたSS競争力強化を推進していくとしている。('19 7/10)

出光興産,フィリピンに潤滑油販売会社を設立

 出光興産は,フィリピン・マニラ市に潤滑油販売会社「出光ルブリカンツ フィリピン(Idemitsu Lubricants Philippines Inc.)」を設立,営業活動を開始した。新会社は,フィリピン国内の日系自動車や車関連部品メーカーへの潤滑油供給並びに同社ブランドオイルの拡販を推進する。('19 7/10)

JXTGエネルギー,「2018年度全国潤滑油優秀特約店・セールス表彰式」開催される

2018年度全国潤滑油優秀特約店・セールス表彰式-JXTGエネルギー

 JXTGエネルギーは,2019年6月11日(火)に都内ホテルにて,「2018年度全国潤滑油優秀特約店・セールス表彰式」を開催した。当日は,潤滑油販売で優秀な成績を挙げた特約店の代表者およびセールス,合計56名を招待し,表彰盾を贈呈した。

 優秀特約店の部では,前年の潤滑油販売量を基に4クラスに分けられ,外販潤滑油および環境配慮型商品の増販量をクラスごとに競う「総合部門」,自動車用,工業用,船舶用,グリースそれぞれの販売量を競う「商品別部門」および各支店選定の「エリア最優秀重点特約店部門」の3部門にて,全国36店が表彰された。優秀セールスの部では,実車・実機テストの実施件数や顧客への納入件数等を競い,20名が表彰された。

 また,2019年度に新たにルブマイスターに認定された特約店セールス23名の認定式を併せて行い,認定盾が贈呈された。ルブマイスター認定制度は,特約店セールスの販売力強化支援を目的に2009年度より導入。潤滑油販売に必要な最高水準の知識・ノウハウに関する認定試験を年1回実施し,合格者をルブマイスターとして認定している。現在までの認定者数は全国で合計180名となる。

 また,表彰式・認定式終了後,特別講演会として,シドニー五輪競泳銅メダリストでスポーツコメンテーターの田中 雅美 氏を招き,「競技人生でつかんだもの」のテーマで,モチベーションの維持や目標の持ち方などについて自らの体験をもとに講演を行った。

 2019年度ルブマイスター認定者は以下のとおり(敬称略)。

堀口 雅之(岩崎産業),鈴木 達也(遠州日石),佐々木 仁(カメイ),吉田 佑士(カメイ),佐藤 孝太郎(喜多村石油),阿部 正仁(栗林石油),加藤 建作(光南工業),宮永 昴典(ジョブラン・ミヤナガ),増田 裕太郎(鈴与商事),加藤 基恵(谷口石油),谷口 充(谷口石油),山本 慎也(谷口石油),三橋 亮仁(千葉日石),佐々木 享(東真産業),尾角 祟(トキワ),吉住 将紀(浪田石油),佐藤 俊輔(ナラサキ産業),小野 道広(日米礦油),北本 敦詞(日米礦油),太田 真生(日新商事),筧 光則(山文商事),石田 和也(横田石油),大谷 智宣(ENEOSサンエナジー)  ('19 7/3)

2019年4月の潤滑油販売実績

統計情報

 経済産業省が発表した2019年4月の潤滑油販売量は,前年同月比0.9%減の20万3,879kLだった。用途別に見ると,車両用が同0.1%減の7万1,718kL,うちガソリンエンジン油が同1.1%減の3万2,530kL,ディーゼルエンジン油が同1.5%増の1万8,966kL,ギア油やATF(自動変速機専用オイル),LPG車用エンジン油などその他車両用は横ばいの2万222kLだった。船舶用エンジン油は同12.1%減の1万1,059kL。工業用は同0.2%減の12万1,102kL,うち機械油が同1.8%減の2万7,732kL,金属加工油が同3.8%増の1万3,454L,電気絶縁油が同22.5%増の5,916kL,シリンダー油や離型油などその他特定用途向けが同2.4%減の5万236kL,マシン油やスピンドル油などその他の潤滑油が同0.2%減の2万3,764kLだった。('19 7/3)

出光興産,「2018年度全国優秀店の集い」開催される,社長表彰受賞店を表彰

2018年度全国優秀店の集い-出光興産

 出光興産は2019年6月10日(月),都内ホテルで「2018年度全国優秀店の集い」を開催,合計14部門で71店,74SSの社長表彰受賞店の表彰式を行った。

 社長表彰の受賞店は販売店部門が15店,SS部門が26SS,セルフ部門が4SS,カーケアセルフ部門が4SS,営業委託セルフ部門が2SS,トラックステーション部門が3SS,オートフラット部門が3SS,出光オイル部門が5SS,出光オイルセルフ部門が2SS,出光カード部門が3SS,アポロセルアウト部門が20店,アポロハット部門が2SS,外販店の燃料油部門が10店,潤滑油部門が10店,I MAX2018特別表彰が20SS,それぞれ選出され,表彰された(写真).燃料油部門・潤滑油部門にて表彰された外販店は以下の通り。

  • 外販店燃料油部門
    なかせき商事,山二,出光リテール販売 ファインオイル東日本カンパニー,サンワ,丸井商會,出光リテール販売 ファインオイル西日本カンパニー 東海支店,鳥井油業 外販営業所,角藤田,出光リテール販売 九州カンパニー,エスアイエナジー 中国四国支店
  • 外販店潤滑油部門
    なかせき商事,東和興産 北関東支社,カナセキユニオン,赤尾商事,石川興産,本多商事,出光リテール販売 ファインオイル西日本カンパニー,三平石油販売,出光リテール販売 中国カンパニー,出光リテール販売 九州カンパニー

<表彰基準の概要>

  1. 販売店部門・SS部門
     集客力,収益力,経営力の3項目を中心に評価し,顕著な成果のあった販売店・SSを表彰
  2. オートフラット部門
     オートフラットの販売において顕著な実績のあったSSを表彰
  3. 出光オイル部門
     セルイン,セルアウトとも顕著な販売成果のあったSSを表彰
  4. 出光カード部門
     出光カードの新規発券において顕著な実績のあったSSを表彰
  5. アポロセルアウト部門
     タイヤ・バッテリー・A商品5品目の合計販売実績に顕著な成果のあった販売店を表彰
  6. アポロハット部門
     アポロハット導入店の基本商材販売に顕著な実績のあったSSを表彰
  7. 外販店(燃料油・潤滑油)部門
     両部門とも,販売実績,販売活動内容などに顕著な成果のあった販売店を表彰
  8. I MAX2018特別表彰
     黒字経営確立のために,基本活動の徹底,競争力強化を図ったSSを表彰  ('19 6/26)

石油連盟と日本自動車工業会,ガソリンエンジンオイルの新品質規格「GLV-1」を設定

GLV-1の種類表示

GLV-1の種類表示 石油連盟と日本自動車工業会は,低粘度省燃費のガソリンエンジンオイルの品質規格「GLV-1」を新たに設定する。同規格は粘度分類規格(SAE J300)0W-8,0W-12を対象とし,低粘度で省燃費性に優れ,かつ摩耗防止性,高温酸化安定性,低温スラッジ防止性等はILSAC GF-5 / API SN規格と同等以上の性能を有する規格として,自動車技術会(自技会)より「JASO M 364:2019 自動車用ガソリン機関潤滑油」として発行された。

 同規格制定にともない,JASOエンジン油規格普及促進協議会は,同規格の運用マニュアル「自動車用ガソリン機関潤滑油規格(JASO M 364:2019)の運用マニュアル」を制定した。エンジンオイル販売元は協議会に届け出ることによって,性能分類表示に関する自己認証制度を利用できるようになり,オイル缶等に「GLV-1」の種類表示をすることができる。運用マニュアル本文は,潤滑油協会のホームページ(http://www.jalos.or.jp)に掲載する。同規格に適合するエンジンオイルは,2019年10月からの市場導入を予定している。('19 6/26)