潤滑管理」カテゴリーアーカイブ

潤滑管理に関するセミナー「潤滑管理 基本コース」を11月に名古屋で開催―JIPM

2020年潤滑管理に関するセミナー「潤滑管理 基本コース」-JIPM

日本プラントメンテナンス協会(JIPM)は,2020年11月5日(木),名古屋大同生命ビル(名古屋市中村区)で,潤滑管理に関するセミナー「潤滑管理 基本コース」を開催する。

同セミナーは,潤滑管理・設備保全の実務担当者を対象に,潤滑管理の正しい知識,原理・原則や特性を知り,実務に応用する力を身につけること,自職場の日常管理業務に活かすことを目標にした基本編。潤滑管理を実践するために必要なことを基礎から学ぶことができ,理論だけでなく実例を基にした内容ですぐに現場で活用できる実践的な内容となっている。同セミナーの概要やプログラム,申し込み等の問合せ先は以下のとおり。

  • 開催日時:2020年11月5日(木)9:30~17:00
  • 開催場所:名古屋大同生命ビル2階 会議室(名古屋市中村区)
  • 講師:RMFジャパン 久藤 樹 氏(元 出光興産)
  • 参加料:
     <一般>39,600円/1名(税込)
     <日本プラントメンテナンス協会 会員(正会員,事業所会員)/日本能率協会 法人会員>30,800円/1名(税込)
     ※参加料には,テキスト(資料)代が含まれる
  • プログラム:
    1. 保全と潤滑管理
      (1)生産停止ロスを低減する潤滑管理
    2. 潤滑の3要素(潤滑選定の基本)
      (1)摩擦を減らす潤滑油,(2)潤滑剤の種類と選定方法,(3)潤滑油は劣化したら使用できないのか,(4)潤滑の劣化と分析結果の見方
    3. 潤滑システム……油圧システムと潤滑の選定,油種統一
      (1)工作機械,油圧,歯車の潤滑油の選定,(2)省エネ作動油によるCO2削減とは,(3)モータ軸受への正しいグリースアップとは,(4)使用油種を削減する油種統一の方法
    4. 潤滑油の正しい使い方
      (1)潤滑管理の進め方,(2)目で見る管理による潤滑点検,(3)現場での潤滑診断と油漏れ診断について,(4)故障原因を事前に除去するプロアクティブ保全
    5. 潤滑トラブルの事例紹介
  • 問合せ先:日本プラントメンテナンス協会 中部事務所
     TEL 052-561-5634  E-mail jipmchuubu@jipm.or.jp
  • 申込みについての問合せ先:(株)アイ・イーシー 通信教育・セミナー受付センター
     TEL 049-257-5409  E-mail seminar@iecj.com
  • セミナーのパンフレットのダウンロードはコチラから
     https://www.jipm.or.jp/offer/up_img/1593673897-077250.pdf  ('20 7/8)

日本エヌ・シー・エイチ,7月13日(月)から「NCH Main TRAIN Webinar」を5日連続で開催

日本エヌ・シー・エイチ,7月13日(月)から「NCH Main TRAIN Webinar」を5日連続で開催

日本エヌ・シー・エイチは,「Main TRAIN」と題したウェビナー(オンラインセミナー)を2020年7月13日(月)~17日(金)の5日間,開催する(時間は全日とも11:00~11:45)。このウェビナーは,NCHの専門分野であるグリースや設備メンテナンス,衛生管理などのプログラムをセミナー形式で発信し,メンテナンスのニューノーマルへの移行に適用するためのソリューションを提案するもの。5日間のプログラムは以下のとおり。

  • 7月13日:今でしょ!まだ間に合うグリース選びと自動給脂の最新情報
  • 7月14日:除菌衛生プログラム 3つのステップ
  • 7月15日:夏季に発生しやすい微生物トラブルへの新しい対策
  • 7月16日:臭いと虫対策
  • 7月17日:メンテナンスプログラム

参加(視聴)には,日程ごとに下記アドレスより事前の申し込みが必要。

日本エヌ・シー・エイチ Main TRAINウェビナー
https://nchwebinar.com/  ('20 7/8)

「新人保全員のための潤滑管理」セミナー,10月に名古屋で開催―JIPM

新人保全員のための「潤滑管理入門コース」セミナー-JIPM

日本プラントメンテナンス協会(JIPM)は,2020年10月15日(木),名古屋大同生命ビル(名古屋市中村区)で潤滑管理に関するセミナー「新人保全員のための潤滑管理」を開催する。

同セミナーは,保全部門1~3年目程度の新人保全員を対象に,潤滑管理の必要性を理解し,潤滑剤の種類と選定,安全に配慮した使い方,簡単なトラブル対策ができるようになることを目標にした,潤滑管理の入門編。潤滑管理を実践するために必要なことを基礎から学ぶことができ,理論だけでなく実例を基にすぐに現場で活用できる実践的な内容となっている。同セミナーの概要やプログラム,申込み等の問合せ先は以下のとおり。

  • 開催日時:2020年10月15日(木) 9:30~17:00
  • 開催場所:名古屋大同生命ビル2階 会議室(名古屋市中村区)
  • 講師:RMFジャパン 久藤 樹 氏(元 出光興産)
  • 参加料:
     <一般>39,600円/1名(税込)
     <日本プラントメンテナンス協会 会員(正会員,事業所会員)/日本能率協会 法人会員>30,800円/1名(税込)
     ※参加料には,テキスト(資料)代が含まれる
  • プログラム:
    1. 機械と潤滑油
      (1)機械保全と潤滑管理
    2. 潤滑油の選定
      (1)摩擦を減らす潤滑油,(2)潤滑油の粘度(粘度温度線図の使い方),(3)潤滑剤の種類と選定(工作機械・油圧装置と潤滑油の選定/油圧作動油を減速機に入れたらどうなるの?/グリースを1種類に統一可能か?)
    3. 潤滑油の管理
      (1)潤滑油は何故交換するのか,(2)現場の潤滑管理の実態,(3)潤滑トラブルとその対策
    4. 潤滑油の正しい使い方
      (1)正しい潤滑油の保管方法,(2)目で見る管理による潤滑箇所の点検,(3)正しいグリースアップ方法,(4)潤滑管理推進のポイント
  • 問合せ先:日本プラントメンテナンス協会 中部事務所
     TEL 052-561-5634  E-mail jipmchuubu@jipm.or.jp
  • 申込みについての問合せ先:(株)アイ・イーシー 通信教育・セミナー受付センター
     TEL 049-257-5409  E-mail seminar@iecj.com
  • セミナーのパンフレットのダウンロードはコチラから
    https://www.jipm.or.jp/offer/up_img/1593673815-534180.pdf  ('20 6/17)

キグナス石油,新Ba:nオイルシリーズ発売

Ba:n GOLD STAGE-キグナス石油

キグナス石油は,Ba:nオイルシリーズのラインナップを刷新し,2020年5月に新発売した。乗用車用エンジンの小型化や環境対応が進んでいることを受け,5月に改定されるAPI新規格「SP」/ILSAC新規格「GF-6」に対応した次世代省燃費ガソリンエンジンオイルとなる。

オイル専業メーカーの日本サン石油と共同開発を行い,普及が進む直噴ターボ車のチェーン摩耗やLSPI(Low Speed Pre Ignition:低速早期着火)を抑制し,省燃費性能と環境性能を高めた製品となっている。

ベースオイルの違いにより「GOLD STAGE」,「SILVER STAGE」,「BRONZE STAGE」の3グループで構成され,新ラインナップは「GOLD STAGE 0W-20・5W-30」,「SIVER STAGE 0W-20・5W-30」,「BRONZE STAGE 10W-30」の5品種となっている。('20 5/7)

トライボコーティング技術研究会,第22回「トライボコーティングの現状と将来」2/28に開催

トライボコーティング技術研究会,第22回「トライボコーティングの現状と将来」2/28に開催

2020年6月2日追記

「トライボコーティングの現状と将来」開催延期のお知らせ

2020年2月28日(金)に開催予定だった第22回シンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」は,日本国内での新型コロナウィルス感染拡大の影響により,下記のとおり2020年5月29日(金) 2020年8月28日(金)に延期となりました。詳細は別途,ご案内します。

  • 日時:2020年2月28日(金)
     → 2020年5月29日(金)
     → 2020年8月28日(金)
  • 会場:板橋区立グリーンホール(東京都板橋区)(講演:2Fホール,技術展示会:1Fホール)
     → 鈴木梅太郎ホール(理化学研究所 生物科学研究棟1F)(埼玉県和光市)

トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は,2020年2月28日(金),板橋区立グリーンホール(東京都板橋区)で第22回シンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」を開催し,第12回岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)の贈呈式と,受賞者による記念講演を行う。

岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故 岩木 正哉 博士(理化学研究所元主任研究員,トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業をたたえ,当該技術分野およびその関連分野において日々努力・研鑽する個人,法人,団体の業績を表彰するもの。今回のシンポジウムでは,ナノ炭素研究所 大澤 映二 氏(豊橋技術科学大学名誉教授)による「2.6nm爆轟法ナノダイヤモンド分散粒子の生産技術の確立とナノダイヤモンドコロイドの事業化」(岩木賞大賞・事業賞),コマツNTC 前花 英一 氏,東北大学大学院 水谷 正義 氏, 厨川 常元 氏による「微細ラティスコーティング技術の開発」(岩木賞特別賞),IBUKI 松本 晋一 氏による「加飾成形用金型の製造技術ならびにAI援用技術に基づくIOT化事業」(岩木賞事業賞)の記念講演のほか,技術展示企業によるテクニカルプレゼンテーション等が行われる。

なお,今回は同会場にて,砥粒加工学会主催の先進テクノフェア「ATF(Advanced Technology Fair)2020」も同時開催される。

同シンポジウムの概要や,申込みなど問い合わせ先は以下のとおり。

  • 日時:2020年2月28日(金) 12:45~17:20(交流会17:30~19:30)
  • 会場:板橋区立グリーンホール(東京都板橋区)(講演:2Fホール,技術展示会:1Fホール)
  • 主催:トライボコーティング技術研究会 理化学研究所 大森素形材工学研究室
  • 共催:東京都立産業技術研究センター
  • 後援:未来生産システム学協会(NPS)
  • 協賛:砥粒加工学会,日本トライボロジー学会,表面技術協会,日本熱処理技術協会,日本金属学会,日本表面真空学会,日本材料試験技術協会,日本機械学会,日本塑性加工学会,精密工学会,日本鉄鋼協会,応用物理学会,AMPIドライコーティング研究会
  • 定員:150人(定員になり次第締切)
  • 参加費:シンポジウム(テキスト代)6,000円,交流会3,000円
  • 技術展示出展企業(五十音順):池上金型工業,オプトスター,ケーエンジニアリング,ジーフロイデ,システムズエンジニアリング,島貿易,神港精機,新東工業,東京電子,ナガセインテグレックス,日本特殊光学樹脂,メカニカル・テック社,ラップマスター・ウォルターズ・ジャパン
  • 問合せ先
     理化学研究所 大森素形材工学研究室 内
     トライボコーティング技術研究会 シンポジウム事務局
     TEL:03-5918-7613 FAX:03-5918-7624
     E-mail:tribo@tribocoati.st
     URL http://www.tribocoati.st  ('20 2/19)

中部電力,関西オートメ機器と共同でファインバブル浮上分離装置を共同開発

ファインバブル浮上分離装置「RaFloM-HE」-中部電力,関西オートメ機器

中部電力と関西オートメ機器は,自動車工場などで使用する洗浄液と切削液のコストを大幅に削減できる超高速ファインバブル浮上分離装置「RaFloM-HE(ラフローム-HE)」を共同開発し,2020年1月9日より受注を開始した。

同開発品は,ファインバブルを生成し,使用済の洗浄液・切削液に混ぜ合わせることで,液内の不純物が泡に付着。泡に付着した不純物は表層に浮上するため効率的に除去でき,その結果,多くの不純物を除去した後の液体を濾過するフィルターの長寿命化や清掃回数の低減につながり,大幅な管理コスト削減が可能となる。両社による実証実験では,コストの半減を実現している。また,洗浄液にファインバブルが含まれることによる洗浄効果の向上等にもつながる。('20 1/29)

2019年度「第4回トライボコーティング技術研究会」開催される

トライボコーティング技術研究会,2019年度第4回研究会

トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は,2019年12月13日(金),東京都立産業技術研究センター(東京都江東区)で2019年度の「第4回研究会」を開催した。

同研究会は,理化学研究所と東京都立産業技術研究所を中心に,トライボコーティング技術とファブリケーション(ものづくり)技術との協業化を視野に年5回開催している。

第4回の技術研究会では,大森 会長の開会挨拶の後,近藤 邦夫 氏(昭和電工 融合製品開発研究所)による「フラーレンの潤滑特性とメカニズム」,福田 良司 氏(東京都立産業技術研究センター)による「都産技研における航空機関連の取り組みについて」の各講演が行われた。

講演後には,東京都立産業技術研究所内の航空機産業支援室に導入された試験機や,企業と協働し試作した航空機部品などの見学会が行われた。('20 1/22)

2019年度「第25回全国技術研修会」を開催―全国工作油剤工業組合

2019年度全国技術研修会-全国工作油剤工業組合

全国工作油剤工業組合(全工油)は,2019年11月14日(木)~15日(金)の2日間,KKRホテル名古屋(名古屋市中区)で,2019年度「第25回全国技術研修会」を開催,工作油剤の若手技術者や賛助会員の原材料メーカーや商社など72名が参加した。

同研修会は,「中小企業活路開拓調査・実現化事業―連合会(全国組合)等研修事業」の一環として,若手,組合員技術者及び賛助会員を対象に毎年開催している。

今回の同研修会では,「金属工作油剤関連の基礎知識習得と自動車業界の動向について」をメインテーマに講演が行われ,2日目の講演聴講後には松本 勝 氏(MORESCO)の司会進行で参加者によるグループ討議や発表に対する意見交換会を実施した。EVを中心に自動車産業の動向や加工技術,ベースオイルや金属加工油開発の最新動向や経験談などの2日間にわたる講演内容について,参加者各々が感じた感想やこの経験を今後社内でどのように生かすかなどについて意見を出し合い情報を共有した。

同研修会の講演内容は以下のとおり。

  • 1日目
    • 「原油・基油動向について」 菅原 常年 氏(JXTGエネルギー)
    • 「切削加工の高精度化・高能率化・自動化について」 社本 英二 氏(名古屋大学)
    • 「中国EV業界の最新事情について」 大野 大介 氏(東海日中貿易センター)
  • 2日目
    • 「世界自動車生産市場の展望について」 西本 真敏 氏(IHS Markit)
    • 「金属加工油の科学と技術について」 横田 秀雄 氏(MFリサーチ)  ('20 1/15)

出光興産,「第41回切削油研究会」開催される

第41回切削油研究会-出光興産

出光興産は,2019年11月21日(木)に大阪,翌22日(金)に東京で「第41回切削油研究会」を開催し,大阪は70名,東京は100名が参加した。

同研究会は,切削技術の最新情報提供と意見交換を通して課題解決の場として,1975年から開催している。

冒頭の挨拶で,同社潤滑油二部,潤滑油二課長の半田 豊和 氏は,高能率加工の取組み,最新の工具動向に加え,IoT,AI,ロボットを活用した生産性向上の取組みとともに生産性向上に向けた切削油の開発など今回のテーマを紹介した。

その後,今泉 悦史 氏(オーエスジー),安藤 知治 氏(オークマ),木瀬 浩一 氏(マツダ),近藤 隆司 氏(出光興産)による講演がそれぞれ行われ,参加者から活発に質問や意見が数多く出た。('20 1/15)

「第18回評価・診断に関するシンポジウム」が開催される

第18回評価・診断に関するシンポジウム

日本機械学会機械力学・計測制御部門は,「第18回評価・診断に関するシンポジウム」(組織委員長:川合 忠雄 氏 大阪市立大学,実行委員長:高田 洋吾 氏 大阪市立大学)を2019年11月28日(木)~29日(金)の2日間,大阪市立大学 学術情報総合センター(大阪市住吉区)で開催し87名が参加した。

同シンポジウムはメンテナンスに関するシンポジウムと合同研究会を,日本機械学会の「診断・メンテナンス技術に関する研究会」(主査:川合 忠雄 氏,大阪市立大学),日本トライボロジー学会の「メンテナンス・トライボロジー研究会」(主査:本田 知己 氏,福井大学),日本設備管理学会の「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」(主査:陳山 鵬 氏,三重大学)という設備診断や設備管理,メンテナンス・トライボロジーといったメンテナンス分野に共通のテーマを研究母体とした3つの研究会が持ち回りでホスト役となり開催するもの。「評価」「診断」に関心を持つ研究者・技術者が集まり,分野・業種・産官学の垣根を超えて,ニーズとシーズの情報交換を深めることを目的として,毎年冬に開催している。

今回は「モデリング・同定1・2」「音響・振動」「診断技術」「潤滑・回転の診断」「潤滑・摩耗」「潤滑・油膜」「位置特定・ロボット」の8セッションで構成され32の講演と,4Dセンサーの森本 吉春 氏による「たわみ分布,振動分布,き裂幅の計測によるインフラ構造物の劣化評価方法の提案」と題した特別講演が行われた。('20 1/15)

「International Tribology Conference Sendai 2019(ITC Sendai 2019)」開催される

ITC Sendai 2019(1)

日本トライボロジー学会 (JAST)は,2019年9月17日(火)~21日(土)の5日間,仙台国際センター(仙台市青葉区)で「ITC Sendai 2019」を開催した。

ITCは1985年に東京で開催以来,1990年に名古屋,1995年に横浜,2000年に長崎,2005年に神戸,2011年に広島,そして前回2015年に東京と継続的に開催されており,国際的にも広く認知されている。

8回目の開催となる今回は,国内外から約900名(海外約350名)が参加し,発表登録件数は前回東京大会を上回る約650件(口頭発表約520件,ポスター発表約130件)の論文発表が行われ,40ヵ国を超える発表者より,各国における最新のトライボロジー関連研究の成果が発表された。

米国トライボロジー学会(STLE)やドイツ トライボロジー学会との情報交換を始め,中国,韓国,台湾との学術交流としてフォーラムやシンポジウムの開催,タイ・バンコクでの日系海外現地法人での技術交流などを通じてJASTの世界的なプレゼンス強化を行ってきた成果もあり,海外からの参加者が増加したことが今回の特徴の1つでもある。

開会の挨拶で,堀切川 一男 実行委員長(東北大学)は,「ITC Sendai 2019に皆様をお迎えでき嬉しく思うと同時に,『杜の都』としても知られる仙台で開催できることを誇りに思います。今回は過去最大となる600を超える論文発表,40ヵ国から700人以上の参加登録者があります。世界的に有名な講演者や専門家から最新の研究や話題を聞く絶好の機会です。素晴らしい仙台の街と会議を楽しんでください」と挨拶した。

堀切川一男実行委員長

堀切川一男実行委員長

Plenary Panel Session

Plenary Panel Session

●編集長によるプレナリーパネル討論会
9月17日のオープニングセレモニーの後には,ITCでは初となる企画として世界を代表するトライボロジー関連の主要国際雑誌の編集長7名による「Plenary Panel Session -Editors discuss directions in tribology-」と題したパネルディスカッションが開かれた。

トライボロジーの動向と今後の方向,論文発行と技術的課題,著者へのアドバイスの3つの話題について6名のパネリストと座長からショートプレゼンテーションによる問題提起があり,これらについて活発な意見交換がなされた。座長を務めた「Tribology Online」編集長で九州大学の杉村 丈一 教授から「潤滑経済」に,「特筆すべき討議内容は,トライボロジーの成り立ち,他分野との関わり,インパクトファクターの問題点とそれがもたらす悪循環,この状況のもとでトライボロジーを発展させるための方策などであった。また論文執筆について,リジェクト率の高さが示され,良い論文を書くための丁寧なアドバイスがあった。最後に,トライボロジー界を概観し,若手の成長への期待とトライボロジー発展のためにトライボロジストの結束が必要不可欠であることが述べられた。普段聴く機会のない編集長の言葉から,聴衆が得たものは大きく,今後のトライボロジーに活きる討論会であった」と今回の成果と今後への期待の声を頂いた。

●基調講演やシンポジウム
異分野と結ぶ,次の時代を切り開くPlenary Lectureをテーマに,トライボロジーの最先端を切り拓いているトライボロジストと今後ますます関連することが期待される異分野の最先端を切り拓いている研究者が招待され,3日間にわたり基調講演が行われた。

また,JASTの英文誌「Tribology Online」と連携した,ITC特集号に掲載する論文の中から優秀論文賞,またポスターセッションから優秀ポスター賞が選出されバンケットで発表,表彰された。

●テクニカルセッションとポスターセッション
「Fundamentals of tribology(トライボロジーの基礎)」,「Lubrication and Lubricants(潤滑および潤滑剤)」,「Surface and interface(表面および界面)」,「Material engineering(材料工学)」,「Manufacturing and machine elements(ものづくりと機械要素)」,「Life(生体・生活)」の6つのセッションに分け発表が行われた。

●展示会やバンケット
展示会場では国内外企業40社,書籍展示4社がトライボロジー関連の製品やカタログ展示を行った。また朝食やスイーツを食べながらリラックスした雰囲気で行う企業セミナー(モーニングセミナー・スイーツセミナー)では,ダイセル,日本パーカライジング,ジェイテクトの3社が自社技術やサービスの紹介を行った。

次回(第9回)ITCは2023年秋に福岡での開催を予定している。('19 12/25)

「実務に役立つトライボロジーセミナー」が開催される―ブルカージャパン

2019年「実務に役立つトライボロジーセミナー」が開催される―ブルカージャパン

 ブルカージャパン ナノ表面計測事業部は,潤滑油のトライボロジーから問題解決に向けたトライボロジーの基礎知識と評価手法を紹介する「実務に役立つトライボロジーセミナー」を2019年10月17日(木)東京で開催した。

 特別講演で,東北大学 未来科学技術共同研究センターの栗原 和枝 教授が「境界潤滑における潤滑油の新しい描像」と題し講演した。最近の研究で境界潤滑領域において潤滑油が存在しその実効粘度が数桁上昇する場合があることを見出した。従来基材が接触していると考えられていた境界潤滑領域において,固体的な潤滑油が存在するという潤滑油の新しい設計指針に繋がる現象など,分子レベルで分かってきた潤滑油の新しい描写について紹介した。

 2件目の特別講演では,JAPAN TESTING LABORATORIES 本社 分析センターの谷田 芳夫 氏が「実機におけるトライボロジー~問題解決に向けた基礎試験機の適用~」と題しこれまで自身が勤めた自動車会社や現在の分析センターで経験して来たトライボロジー現象とそのメカニズムや試験の適用など豊富な経験談を紹介した。

 またブルカージャパンの技術スタッフからは,「トライボロジーにおける一般的知識とトライボロジー評価機の概要」,「ナノインデンテーション技術の紹介」と題し,摩擦摩耗試験機やナノインデンテーションの製品や評価事例などが紹介された。

 また2019年111月7日には大阪で「高分子材料のトライボロジーから問題解決にむけたトライボロジーの基礎知識と評価手法の紹介」と題した同様のテーマでのセミナーを開催した。('19 11/13)