設備管理」カテゴリーアーカイブ

「メンテナンス・トライボロジー研究会,表面力研究会 合同研究会」オンラインで開催される

日本トライボロジー学会 会員提案研究会(旧第3種研究会)のメンテナンス・トライボロジー研究会(主査:本田 知己 氏,福井大学)と表面力研究会(主査:松岡 広成 氏,鳥取大学)は,2021年3月18日(木),オンラインにて合同で研究会を開催した。

メンテナンス・トライボロジー研究会は,動機械システムのメンテナンスをトライボロジーの視点からみて,故障や異常の原因の解明,それらへの対応などについて情報交換を行うこと,また,メンテナンス技術を学問として確立し,工学・技術分野の総合的な発展に寄与することを目的として活動を行っている。表面力研究会は,接近あるいは接触する2物体間に働く相互作用力である表面力(ファンデルワールス力,静電気力,メニスカス力等)に関する活発な議論を通じて表面力研究の更なる発展に寄与することを目的として活動を行っている。

今回の合同研究会では,両研究会主査の本田 氏,松岡 氏の挨拶の後,下記の講演を行い,活発な質疑応答が行われた。また,講演の後,本田 氏が福井大学 トライボロジー研究室での研究内容を紹介した。

特別講演:「メンテナンス・トライボロジーとしゅう動面状態監視」……本田 知己 氏(福井大学)
講演1:「最先端反応計測法によるフラーレンのラジカルトラップ速度の評価」……河合 明雄 氏(神奈川大学)
講演2:「ファンデルワールスヘテロ構造におけるスライド可能な原子層」……宮田 耕充 氏(東京都立大学)  ('21 3/24)

アズビル,オンライン異常予兆検知システムを製造機械メーカー向けに販売開始

アズビルは,オンライン異常予兆検知システムBiG EYESの新たなラインアップとして,製造機械メーカーを対象としたスターターパック(導入支援)付きライセンス「BiG EYES EM」の販売を開始した。

同製品は,製造機械に付属されるPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)などと通信し,稼働データを蓄積しながら機械学習を繰り返すことで正常状態を把握。正常状態から逸脱した状態を早期の異常の兆候として捉えることで,製造装置の突発故障の低減やCBM(状態基準保全)による保全業務の効率化と保守費低減を支援する。加えて,製造機械導入ユーザーの製品品質への影響を分析することで,品質管理の強化も可能となる。 同製品は,概念実証からビジネス開始までに必要なプロセスを提供。これまでのBiG EYES導入実績から得られたノウハウを基に,効率的な適用手順をパッケージ化している。企業ごとに異なるビジネスの領域において,BiG EYES EMを活用する段階まで,同社がパートナーとして,導入企業の運用成功を支援する。('21 3/24)

日立製作所,IoT機器の脅威・脆弱性情報を収集・分析するサービスをAIで強化し販売

日立製作所,IoT機器の脅威・脆弱性情報を収集・分析するサービスをAIで強化し販売

日立製作所は,IoT機器などの製品セキュリティにおける脅威・脆弱性情報を収集・分析する「脅威インテリジェンス提供サービス」をAIで機能強化し,2021年4月1日から販売を開始すると発表した。同サービスは,過去のサイバー攻撃事例における業界特有の攻撃パターンや影響などを学習させたAIモデルにより,収集した情報に含まれるセキュリティ要素や業界固有の要素をAIで抽出し,顧客の製品や業界に関わる情報のみを自動的に選別するとともに,サイバー攻撃の脅威に対するリスク評価や影響を分析したレポートを迅速に提供する。同社は,大手製造業者と情報収集・分析の実証実験を行った結果,人手で行っていた分析時間を約80%短縮するとともに,属人的な分析を排除することで分析の質の均一化も実現できることを確認したとしている。('21 3/17)

経済産業省,火力発電所における常時監視制御について遠隔化の指針を策定

経済産業省は,火力発電所における常時監視制御の遠隔化に向けて,関連規程類の改正や事業者向けの遠隔化導入に係る手引き書を2020年度内に策定・公表すると発表した。

現在,一定規模等の火力発電所は,異常時に確実な早期発見・制御が必要とされることから,発電所構内において技術員の常時監視・制御が求められている。しかし,IoT技術等の進展や活用により,発電所構外からの遠隔での常時監視・制御が可能となるとともに,保守・管理の高度化も期待される。同省は,一定の留意事項の下で,常時監視・制御の遠隔化は可能との検討結果を公表,遠隔化を検討してきた。

同省の見直し案では,導入に当たっての環境整備として,電気設備に関する技術基準を定める省令第46条第1項に「確実な常時監視及び異常時の安全・確実な制御・停止措置が行える発電所の場合,同一構内等での常時監視を求めない旨」を追記する。また,電気設備の技術基準の解釈にも,「汽力・ガスタービン発電所の常時監視制御を遠隔化の要件(異常時に安全かつ確実に制御・停止できるよう措置等)」を追記する。加えて,異常時・災害時の対応など遠隔化導入事業者向けの留意点,あらかじめのリスク評価,実施行政手続き等をまとめた手引きを策定する。今回の省令改正により,監視の拠点を発電所の構外に置き,複数の発電所を管理することも可能となるため,事業者の保安・監視コストの削減が期待される。(’21 3/3)

「変速機のトライボロジー研究会」オンラインで開催される

第30回変速機のトライボロジー研究会

2021年2月3日(水),第30回日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)「変速機のトライボロジー研究会」(主査:村木 一雄 氏,日産自動車)をオンラインで開催した。

当日は,村上 靖宏 氏(技術オフィス・村上)が「変速機のトライボロジー研究会(第1-29回)を振り返って/今後の展望」,村田 茂雄 氏(日産自動車)が「変速機の進化と自動車電動化に向けて」と題し,手動変速機から自動変速機までの開発のモチベーションの変化や電動化により変速機がどのように変わるかなどを解説した。光井 秀明 氏(アフトンケミカル・ジャパン)からは「変速機用潤滑油と添加剤」と題し,変速機の種類により変わる潤滑油の特徴や添加剤について紹介するなど3件の話題提供が行われた。

同研究会は2007年に当時主査であった村上 靖宏 氏が自動車や建設機械などの変速機の要素部品に係わるトライボロジーの研究や技術開発を促す各種イベントの企画,立案,実行を目的に活動を開始した。村上 氏からは1990年代後半からATFなど変速機に国際規格がなかったことからILSAC ATF Subcommiteeで検討していたATFの国際規格標準化へのJASO自動変速機油分科会での活動や,日本トライボロジー学会での「Tribology of Vehicle Transmission: TVT」としてATFの国際シンポジウムを1998年に横浜市,2001年に豊田市,2005年につくば市で開催した経緯。その後研究会の発足からの活動内容を紹介した。また村上 氏から今回主査を引き継いだ村木 主査からは自動車の電動化などが進む動向や研究会の今後の展望を紹介した。

次回は2021年3月12日(金),日本トライボロジー学会のエンジン潤滑研究会と合同研究会を開催する予定。(’21 2/24)

「メンテナンス・レジリエンス バーチャル 2021」,2/16~26までオンラインで開催

メンテナンス・レジリエンス バーチャル 2021ロゴ

2021年2月16日(火)より「メンテナンス・レジリエンス バーチャル 2021」(主催:日本能率協会)がオンラインで初開催された。

同展は,建設業・製造業の生産性向上,持続可能な社会資本整備,レジリエンス向上を目指した展示会「メンテナンス・レジリエンス」のオンライン版。2月16日(火)~26日(金)までの11日間,オンラインで開催される。

出展各社のブースでは,プラント・インフラの維持メンテナンス技術に関連した製品が展示され,出展製品の動画閲覧や資料のダウンロード,問い合わせが可能。主催者講演・出展者セミナーでは,プラントDX,国土強靭化,見える化,省力化,保守,維持管理などのテーマで計17セッションの講演が予定されている。来場登録は,下記公式サイトのURLより。

<メンテナンス・レジリエンス バーチャル 2021 開催概要>

  • 会期:2021年2月16日(火)10:00~26日(金)17:00(11日間),オンラインで開催
  • 登録無料・要事前登録
  • 構成(2021年2月9日現在):
    【製造業】プラントメンテナンスショー,工作機械の予知保全・メンテナンス特集,生産システム見える化展,環境・水処理・エネルギー対策ゾーン
    【建設業】インフラ検査・維持管理展,無電柱化推進展,土木・建設業向け AI/IoT/5G/システム/ツール特集
  • 来場登録:メンテナンス・レジリエンス バーチャル 2021公式サイト(以下URL)より。
     https://mente.jma-webexhibition.com/  (’21 2/17)

日本精工,状態監視・診断ソフトウェアを用いたサービスを開始

ACOUS NAVI専用Webサイトイメージ-日本精工

日本精工は,コンディションモニタリング(状態監視)技術を用いた新事業の一つとして,状態監視・診断ソフトウェア「ACOUS NAVI」(アコースナビ)を用いた各種サービスを開始することを発表した。

ファナックが提供する製造業向けオープンプラットフォーム「FIELD system」に対応した状態監視・診断アプリケーション「ACOUS NAVI (FIELD system)」および「ワイヤレス振動診断器A10」の発売を2021年4月より開始する。

ACOUS NAVIは,機械要素部品の稼働状態を監視し,損傷や劣化の予兆を捉えて診断するソフトウェアで,軸受やボールねじの近傍に設置した振動センサーのデータを用いて,軸受,ボールねじの状態を診断しその結果を表示する。ワイヤレス振動診断器A10は,回転機械の状態をその場で測定・診断できる高機能な振動診断器で,軸受の診断が簡単にできる。アンドロイド機器(スマートフォンやタブレット)とBluetoothで接続して利用できる。また、これらの各種サービスを情報発信する専用Webサイトを公開している。

ACOUS NAVI専用Webサイト:https://www.acousnavi.nsk.com  (’21 2/10)

KELK,ベアリングの異常をセンシングする電池レスIoT振動センサを発表

熱電EH振動センサデバイスKELGEN SD KSGD-SV-KELK

KELKは,モータの排熱を利用したエネルギーハーベスト(環境発電)による自己発電で動作し,ベアリングの異常をセンシングする,電池レスIoT振動センサ「熱電EH振動センサデバイス KELGEN(ケルジェン) SD KSGD-SV」の新製品を2021年3月より販売することを発表した。

新製品は,モータに置くだけで,排熱により上昇したモータ表面の温度と外気とのわずか10℃温度差から作動。2020年2月に発売した現行品に比べ,測定間隔はそのままで,振動測定の周波数レンジとサンプリング点数が大幅に向上した。配線工事と電池交換が不要なため,設置コストと運用コストを大幅に削減できる。ベアリングの異常の初期に発生する振動をセンシングするため,保全員による巡回点検の削減と設備保全のCBM(予知保全)化を推進する。

さらに,有線式や携帯型の振動診断計に備わる故障箇所の特定を支援するエンベロープFFT機能を搭載した上位製品をラインナップする。(’21 2/3)

メンテナンス・レジリエンス,2/16にバーチャルで,7/14に大阪で,11/24に東京で開催

メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2021ロゴ

日本能率協会は,「メンテナンス・レジリエンス バーチャル 2021」を2021年2月16日(火)~2月26日(金)に,「メンテナンス・レジリエンス OSAKA 2021」を2021年7月14日(水)~7月16日(金)にインテックス大阪(大阪市住之江区)で,「メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2021」を2021年11月24日(水)~11月26日(金)に東京ビッグサイト 青海展示棟(東京都江東区)で開催する。同展は,生産設備から社会インフラ,各種災害対策まで「メンテナンス」,「レジリエンス」に関する最新の製品・技術・サービスを一堂に集め,商談と技術情報交流の場を提供する。

  • 公式サイト:https://www.jma.or.jp/mente/
  • メンテナンス・レジリエンス バーチャル 2021
    • 会期:2021年2月16日(火)10:00~26日(金)17:00
    • 開催方法:オンラインにて開催
    • 来場方法:2021年1月中旬から受付開始(予定)
    • 構成:展示ゾーン,主催者企画講演会,出展者セミナー
    • 構成展示会:プラントメンテナンスショー,インフラ検査・維持管理展,建設資材展,事前防災・減災対策推進展,i-Construction推進展,無電柱化推進展,再資源化・産業廃棄物処理・解体技術展,工作機械の予知保全・メンテナンス特集,土木・建設向けAI/IoT/5G/システム/ツール特集,生産システム見える化展,自動化・省人化ロボット展,環境・水処理・エネルギー対策ゾーン,防爆対策ゾーン
  • メンテナンス・レジリエンス OSAKA 2021
    • 会期:2021年7月14日(水)~7月16日(金)
    • 会場:インテックス大阪(大阪市住之江区)
    • 出展申込期限:2021年2月12日(金)
    • 支払期限:2021年4月23日(金)
    • 構成展示会:プラントメンテナンスショー,インフラ検査・維持管理展,非破壊評価総合展,建設資材展,事前防災・減災対策推進展,i-Construction推進展,無電柱化推進展,再資源化・産業廃棄物処理・解体技術展,建設ロボット展,地盤改良展,工作機械の予知保全・メンテナンス特集,土木・建設向けAI/IoT/5G/システム/ツール特集,BIM/CIM推進ツール特集,生産システム見える化展,自動化・省人化ロボット展
    • 同時開催展:猛暑対策展,労働安全衛生展,騒音・振動対策展
  • メンテナンス・レジリエンス TOKYO 2021
    • 会期:2021年11月24日(水)~11月26日(金)
    • 会場:東京ビッグサイト 青海展示棟(東京都江東区)
    • 出展申込期限:2021年6月25日(金)
    • 支払期限:2021年8月20日(金)
    • 構成展示会:プラントメンテナンスショー,インフラ検査・維持管理展,建設資材展,事前防災・減災対策推進展,i-Construction推進展,無電柱化推進展,再資源化・産業廃棄物処理・解体技術展,建設ロボット展,地盤改良展,工作機械の予知保全・メンテナンス特集,土木・建設向けAI/IoT/5G/システム/ツール特集,BIM/CIM推進ツール特集,生産システム見える化展,自動化・省人化ロボット展
    • 同時開催展:国際ドローン展,アグロ・イノベーション2021  ('21 1/13)

アズビル,生産設備の安定化・保安力強化に貢献する「Dx Valve Cloud Service」を販売開始

アズビル,生産設備の安定化・保安力強化に貢献する「Dx Valve Cloud Service」を販売開始

アズビルは,プラントや工場で稼働するバルブの健全性の診断結果を可視化するバルブ解析診断サービスをクラウド上のWEBコンテンツで提供する,「Dx Valve Cloud Service」の販売を開始した。

同サービスは,バルブの稼働データをクラウドに自動送信し解析するため,ユーザーは「必要なトキに」「必要なカタチで」「必要なシーンで」,バルブのいわゆる”健康診断”結果を確認することができる。これまではバルブ内部の状態が見えないために開放点検しなければ判らなかったバルブの異常の早期発見や予測を行うことができ,バルブが原因となるトラブルを未然に防止し,生産設備の安定化・保安力強化が可能となった。

また,ダッシュボードなどで診断結果を可視化するので,解析や診断作業に伴う特別な技術やノウハウは不要となった。ユーザーはバルブの健康状態を常時把握することができ,最適なメンテナンス計画を容易に立案することができる。(’20 12/16)

アズビル,制御デバイスの情報連携をプログラムレスで実現する通信ゲートウェイを機能強化

形NX-SVG-アズビル

アズビルは,製造装置に組み込まれる各種計測制御デバイスの情報連携を通信プログラムレスで実現し,スマートファクトリーの実現および装置のIoT化に貢献する計装ネットワークモジュール スマート・デバイス・ゲートウェイ 形NX-SVGの機能強化バージョンを販売開始する。

今回の機能強化バージョンでは,同社製のバーナコントローラ 形AUR355/形AUR455へも対応。バーナコントローラは,工業炉等に使用される工業用バーナの着火と消火を安全確実に行うための燃焼安全コントローラで,近年の工業炉IoT化要求から,特にバーナコントローラ 形AUR455には,工業用バーナの性能劣化予測等に有効な着火遅れ時間や残火時間,断火等の発生前後のフレーム電圧情報などのバーナ診断情報が格納されている。今回の通信接続対応により,バーナ診断情報をPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)で容易に取り扱うことが可能となり,また、バーナ劣化予測診断なども実現することができる。(’20 11/25)

「WTC 2021」を2021年9月にフランス・リヨンで開催

第7回世界トライボロジー会議ポスター

2021年9月5日~10日まで「第7回世界トライボロジー会議(7th World Tribology Congress (WTC 2021))」がフランスのリヨンで開催される。

4年に1度の開催で世界のトライボロジストが集まることからオリンピックのような位置づけでトライボロジー最大のイベントとして注目されている。1997年のロンドンに始まり,ウィーン,ワシントン,京都,トリノ,北京に続きリヨン開催となる。2009年の京都はアジア初の開催で盛り上がりをみせた。

トライボロジーの最新動向を科学セッション,本会議,基調講演や招待講演などが展開される。

参加申込など詳細はWEBを参照。
http://www.wtc2021.org/  (’20 11/11)