設備管理」カテゴリーアーカイブ

「2019年度第2回診断・メンテナンス技術に関する研究会」開催される―日本機械学会

2019年度第2回診断・メンテナンス技術に関する研究会

日本機械学会の「診断・メンテナンス技術に関する研究会」(主査:川合忠雄氏・大阪市立大学)は2020年1月22日(水)に2019年度第2回研究会を開催した。

今回の会場は日本精工 桐原事業所(神奈川県藤沢市)で,ボールねじの静音化への取り組みなど日本精工による2件の講演と桐原工場の工場見学も行われた。

当日は川合 研究会主査の挨拶の後,日本精工 CMS所長の阿知波 博也 所長からCMS開発センターについて,また同社 五十嵐 昭夫 氏,秋山 勝 氏から桐原工場及び直動技術センターの紹介がそれぞれ行われ桐原工場と直動技術センターの見学を行った。

その後,日本精工 佐藤 秀之 氏が「ボールねじの静音化」と題し,ボールねじの静音化への設計から分析サービスまで同社の取り組みについて,田辺 俊幸 氏が「ACOUS NAVIのご紹介と今後の展望」と題し,2001年に社内のエンジニアリングツールとして開発された振動診断ソフトウエアの開発経緯の紹介と共にデモンストレーションを実施した。

最後に大阪市立大学の川合 研究会主査が「振動・音響解析に基づく状態監視について」と題し振動や音を用いた加工状態の監視やインフラ構造物の損傷検知の事例などを紹介した。('20 2/19)

「第15回工作機械のトライボロジー研究会」開催される

第15回工作機械のトライボロジー研究会

日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)である「工作機械のトライボロジー研究会」(主査:野口 昭治 氏,東京理科大学)は,2020年1月22(水),東京理科大学(神楽坂)森戸記念館(東京都新宿区)で第15回研究会を開催した。

今回は3校の大学から下記研究テーマが発表された。IoTやAIなどの活用による見える化やスマート化によるこれからのものづくり,光学部品の主要な技術と最近の開発や製造の動向,摺動特性を向上させる表面の解析パラメータの研究が発表され,活発な意見交換が行われた。

  1. 「これからの『ものづくり』を支える工作機械技術」 清水 伸二 氏(日本工業大学 工業技術博物館 館長)
  2. 「光学部品の精密加工」 瀧野 日出雄 氏(千葉工業大学)
  3. 「工作機械の摺動面にも有効なプラトー表面のための表面粗さ評価法の研究~粗さパラメータとロバストフィルタ~」 吉田 一朗 氏(法政大学)

同研究会は,工作機械や各種機械要素(転がり軸受,流体軸受,リニアガイド等),潤滑剤,加工法,加工油,工具等に関係する研究者や技術者が一堂に会し,トライボロジー研究や技術の課題と成果を持ち寄り討論することで工作機械のトライボロジーに係わる研究と技術の発展に寄与することを目的に2015年1月にスタート,年3~4回,研究会を開催している。('20 2/12)

「第59回設備管理全国大会」開催される

第59回設備管理全国大会

日本プラントメンテナンス協会は,2019年12月12日(木)~13日(金),品川フロントビル(東京都品川区)にて「第59回設備管理全国大会」を開催した。

同大会は,設備管理分野を中心とした技術発表を行うもので,保全・公務・生管・生技・製造等各部門を中心に,技術開発事例や活動成果事例等を相互に発表・交流することにより,設備管理の進化を促進,ものづくりや社会インフラの安全・安心への寄与を狙いとしている。

今回は「第四次産業革命の設備管理を考える」と題し,保全業務へのデジタル技術活用(AI,IoT,ICTほか),保全技術・マネジメント(設備診断技術,寿命延長など),その他(省エネ,人材育成など)の3つのコンセプトで24の発表を行い,デジタル技術による改善事例や国内外での保全やマネジメント,人材育成・技術伝承などについて活発な質問や意見交換が行われた。('20 1/29)

「2019年度TPM賞表彰式」開催される

2019年度TPM賞表彰式

日本プラントメンテナンス協会(会長・TPM賞委員会委員長:土屋 総二郎 氏)は,2019年12月17日(火),東京コンファレンスセンター・品川(東京都品川区)にて「2019年度TPM賞表彰式」を開催した。

同賞は,「設備管理の近代化と設備管理技術の開発を促進することにより,企業の体質改善・強化を図り産業界の発展に寄与する」ことを目的に1964年に制定され,TPM(Total Productive Maintenance:全員参加の生産保全)によって成果をあげている国内外の事業場や,設備管理技術の発展に寄与する優秀な論文・商品等を審査・表彰するもの。現在「TPM優秀賞」「TPM優秀エンジニアリング賞」「TPM優秀商品賞」「TPM優秀論文賞」の4つの賞が設けられている。

2019年度TPM優秀賞部門では,TPM特別賞を御殿場テトラパック(静岡県)とリョービ 静岡工場(静岡県),TPM優秀継続賞をサンユー(群馬県),TPM優秀賞カテゴリーAを信州シキシマ(長野県),TPM優秀賞カテゴリーBを東葉電機製作所(群馬県)が受賞した。

また2019年度TPM優秀商品賞・開発賞は「配電盤局所加熱監視装置」旭化成テクノシステム/旭化成EICソリューションズ,「e-SWiNS ISA100 ワイヤレス振動センサ」「VM-25 状態監視モニタ」の2商品で新川センサテクノロジ,「防爆型ROUNDCHECK」富士フイルムエンジニアリングが受賞した。

TPM優秀論文賞は,菊野 孝雄 氏(ヤマハ発動機)「キレート樹脂によるめっき液寿命延長」,大成 良和 氏(東亜工業)「サスペンション部品製造ライン一個流しへの挑戦」,赤木 眞一 氏(荒川化学工業)「安全文化を創り出す人間力と現場力~TPMによる変革について~」が受賞した。

そして新たに個人賞として創設された中島・鈴木賞は,今津 英敏 氏(日産自動車顧問・元取締役副社長)と須藤 誠一 氏(元トヨタ自動車取締役副社長)が,貢献賞は小野 康則 氏(ボッシュ)が各々受賞した。('20 1/29)

「変速機のトライボロジー研究会」開催される

第29回変速機のトライボロジー研究会

日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)である「変速機のトライボロジー研究会」(主査:村上 靖宏 氏,アフトンケミカル・ジャパン)は2019年11月21日(木),都内で29回となる研究会を合同で開催した。

当日は,渡邊 陽一 氏(日本パーカライジング)による「歯車などの高面圧摺動部品を対象に窒素を活用した表面改質とその特徴」,岸 美里 氏(トヨタ自動車)による「信頼性向上デフ油の開発」,樋口 成起 氏(大同特殊鋼)による「Solutions for Pitting Fatigue Protection by Metallic Materials and Lubricant Additive Technologies for Future Drivetrain 」の各講演が行われた。('20 1/22)

出光興産,「第41回切削油研究会」開催される

第41回切削油研究会-出光興産

出光興産は,2019年11月21日(木)に大阪,翌22日(金)に東京で「第41回切削油研究会」を開催し,大阪は70名,東京は100名が参加した。

同研究会は,切削技術の最新情報提供と意見交換を通して課題解決の場として,1975年から開催している。

冒頭の挨拶で,同社潤滑油二部,潤滑油二課長の半田 豊和 氏は,高能率加工の取組み,最新の工具動向に加え,IoT,AI,ロボットを活用した生産性向上の取組みとともに生産性向上に向けた切削油の開発など今回のテーマを紹介した。

その後,今泉 悦史 氏(オーエスジー),安藤 知治 氏(オークマ),木瀬 浩一 氏(マツダ),近藤 隆司 氏(出光興産)による講演がそれぞれ行われ,参加者から活発に質問や意見が数多く出た。('20 1/15)

「第18回評価・診断に関するシンポジウム」が開催される

第18回評価・診断に関するシンポジウム

日本機械学会機械力学・計測制御部門は,「第18回評価・診断に関するシンポジウム」(組織委員長:川合 忠雄 氏 大阪市立大学,実行委員長:高田 洋吾 氏 大阪市立大学)を2019年11月28日(木)~29日(金)の2日間,大阪市立大学 学術情報総合センター(大阪市住吉区)で開催し87名が参加した。

同シンポジウムはメンテナンスに関するシンポジウムと合同研究会を,日本機械学会の「診断・メンテナンス技術に関する研究会」(主査:川合 忠雄 氏,大阪市立大学),日本トライボロジー学会の「メンテナンス・トライボロジー研究会」(主査:本田 知己 氏,福井大学),日本設備管理学会の「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」(主査:陳山 鵬 氏,三重大学)という設備診断や設備管理,メンテナンス・トライボロジーといったメンテナンス分野に共通のテーマを研究母体とした3つの研究会が持ち回りでホスト役となり開催するもの。「評価」「診断」に関心を持つ研究者・技術者が集まり,分野・業種・産官学の垣根を超えて,ニーズとシーズの情報交換を深めることを目的として,毎年冬に開催している。

今回は「モデリング・同定1・2」「音響・振動」「診断技術」「潤滑・回転の診断」「潤滑・摩耗」「潤滑・油膜」「位置特定・ロボット」の8セッションで構成され32の講演と,4Dセンサーの森本 吉春 氏による「たわみ分布,振動分布,き裂幅の計測によるインフラ構造物の劣化評価方法の提案」と題した特別講演が行われた。('20 1/15)

荏原環境プラントとハイボット,小型走行型ロボットでボイラ水管厚さの自動連続測定に成功

ボイラ水管厚さ自動連続測定用の小型走行型ロボット-荏原環境プラント,ハイボット

荏原環境プラントとハイボットは,小型走行型ロボットを用いたボイラ水管厚さの自動連続測定の実証試験に成功した。両社はボイラ水管厚さ測定用の水浸超音波探傷センサを搭載した小型走行型ロボットを共同開発した。同ロボットをボイラの点検口から投入し,測定対象の水管まで走行移動させた後,センサを水管へ挿入させ,ボイラ水管の厚さを内側から自動連続測定した結果,一連の測定動作において,所定の性能を確認することができた。

荏原環境プラントでは,固形廃棄物処理施設において排熱回収用ボイラ水管の腐食摩耗等の経年劣化を正確に把握するため,定期的にボイラ水管の厚さ測定を行っているが,小型のセンサを小口径のボイラ水管の内側に挿入する前に,ボイラ水管の一部を切断するなどの準備作業が発生することが課題となっていた。今後は,同ロボットの本格運用を通じて,ボイラ水管厚さ測定の効率化を図る。('20 1/15)

「International Tribology Conference Sendai 2019(ITC Sendai 2019)」開催される

ITC Sendai 2019(1)

日本トライボロジー学会 (JAST)は,2019年9月17日(火)~21日(土)の5日間,仙台国際センター(仙台市青葉区)で「ITC Sendai 2019」を開催した。

ITCは1985年に東京で開催以来,1990年に名古屋,1995年に横浜,2000年に長崎,2005年に神戸,2011年に広島,そして前回2015年に東京と継続的に開催されており,国際的にも広く認知されている。

8回目の開催となる今回は,国内外から約900名(海外約350名)が参加し,発表登録件数は前回東京大会を上回る約650件(口頭発表約520件,ポスター発表約130件)の論文発表が行われ,40ヵ国を超える発表者より,各国における最新のトライボロジー関連研究の成果が発表された。

米国トライボロジー学会(STLE)やドイツ トライボロジー学会との情報交換を始め,中国,韓国,台湾との学術交流としてフォーラムやシンポジウムの開催,タイ・バンコクでの日系海外現地法人での技術交流などを通じてJASTの世界的なプレゼンス強化を行ってきた成果もあり,海外からの参加者が増加したことが今回の特徴の1つでもある。

開会の挨拶で,堀切川 一男 実行委員長(東北大学)は,「ITC Sendai 2019に皆様をお迎えでき嬉しく思うと同時に,『杜の都』としても知られる仙台で開催できることを誇りに思います。今回は過去最大となる600を超える論文発表,40ヵ国から700人以上の参加登録者があります。世界的に有名な講演者や専門家から最新の研究や話題を聞く絶好の機会です。素晴らしい仙台の街と会議を楽しんでください」と挨拶した。

堀切川一男実行委員長

堀切川一男実行委員長

Plenary Panel Session

Plenary Panel Session

●編集長によるプレナリーパネル討論会
9月17日のオープニングセレモニーの後には,ITCでは初となる企画として世界を代表するトライボロジー関連の主要国際雑誌の編集長7名による「Plenary Panel Session -Editors discuss directions in tribology-」と題したパネルディスカッションが開かれた。

トライボロジーの動向と今後の方向,論文発行と技術的課題,著者へのアドバイスの3つの話題について6名のパネリストと座長からショートプレゼンテーションによる問題提起があり,これらについて活発な意見交換がなされた。座長を務めた「Tribology Online」編集長で九州大学の杉村 丈一 教授から「潤滑経済」に,「特筆すべき討議内容は,トライボロジーの成り立ち,他分野との関わり,インパクトファクターの問題点とそれがもたらす悪循環,この状況のもとでトライボロジーを発展させるための方策などであった。また論文執筆について,リジェクト率の高さが示され,良い論文を書くための丁寧なアドバイスがあった。最後に,トライボロジー界を概観し,若手の成長への期待とトライボロジー発展のためにトライボロジストの結束が必要不可欠であることが述べられた。普段聴く機会のない編集長の言葉から,聴衆が得たものは大きく,今後のトライボロジーに活きる討論会であった」と今回の成果と今後への期待の声を頂いた。

●基調講演やシンポジウム
異分野と結ぶ,次の時代を切り開くPlenary Lectureをテーマに,トライボロジーの最先端を切り拓いているトライボロジストと今後ますます関連することが期待される異分野の最先端を切り拓いている研究者が招待され,3日間にわたり基調講演が行われた。

また,JASTの英文誌「Tribology Online」と連携した,ITC特集号に掲載する論文の中から優秀論文賞,またポスターセッションから優秀ポスター賞が選出されバンケットで発表,表彰された。

●テクニカルセッションとポスターセッション
「Fundamentals of tribology(トライボロジーの基礎)」,「Lubrication and Lubricants(潤滑および潤滑剤)」,「Surface and interface(表面および界面)」,「Material engineering(材料工学)」,「Manufacturing and machine elements(ものづくりと機械要素)」,「Life(生体・生活)」の6つのセッションに分け発表が行われた。

●展示会やバンケット
展示会場では国内外企業40社,書籍展示4社がトライボロジー関連の製品やカタログ展示を行った。また朝食やスイーツを食べながらリラックスした雰囲気で行う企業セミナー(モーニングセミナー・スイーツセミナー)では,ダイセル,日本パーカライジング,ジェイテクトの3社が自社技術やサービスの紹介を行った。

次回(第9回)ITCは2023年秋に福岡での開催を予定している。('19 12/25)

ダイヘン,ロボットのリモートメンテナンスサービスを開始

ダイヘンは,顧客の現場に設置しているロボットを同社サービスセンターにインターネット経由で接続し,遠隔操作によりサービス員が問題解決のサポートを行う「リモートメンテナンスサービス」を2019年12月より開始した。同サービスは,ロボットコントローラ「FD19」に搭載された「IoT機能」により,サービスセンターから現場のロボットを直接操作し,状況の確認や調査が可能。特別な機器は不要で,スマートフォンやLTEルータ経由でサービスセンターと接続できる。FD19を採用している全員がサービスを利用可能で,利用前の契約やサービス料金は不要。FD19は,ウィルス対策ソフトを標準搭載で,インターネット上の通信を暗号化する。管理者が事前に登録した端末からのみクラウドにアクセスが可能。('19 12/18)

THK,ドコモ,シスコ,CTC,製造業におけるIoTサービス「OMNIedge」の正式受注を開始

THK,ドコモ,シスコ,CTC,製造業におけるIoTサービス「OMNIedge」の正式受注を開始

THK,NTTドコモ(以下,ドコモ),シスコシステムズ(以下,シスコ),伊藤忠テクノソリューションズ(以下,CTC)の4社は,製造業向けIoTサービス「OMNIedge」(オムニエッジ)の正式受注を2019年12月18日(水),出荷を2020年1月末から開始する。

同サービスは,機械要素部品にセンサを装着し,収集したデータを数値化,状態を可視化できるTHKの「THK SENSING SYSTEM」,シスコのエッジコンピューティングルータ,ドコモのLTE通信,CTCのIoTシステムの構築・運用ノウハウを掛け合わせて構成されている。数値化したデータをWeb上でモニタできるだけでなく,設定した閾値を超えた場合は,アラートメールを発報することもできる。業界を特定することなく,LMガイドを使用している装置に適用できる。初期投資費用を抑えられるようサブスクリプション型の料金体系(月額8,000円~)であり,かつセンサ,アンプ,ルーター,SIMカードをワンストップで提供し,導入が簡単にできるように設計されているパッケージ型サービスとなっている。('19 12/18)

JFEアドバンテック,「振動法による設備診断技術セミナー」を12/16に埼玉で無料開催

JFEアドバンテックは2019年12月16日(月),With youさいたま(埼玉県男女共同参画推進センター,さいたま市中央区)で無料セミナー「振動法による設備診断技術セミナー」を開催する。

同セミナーは,予備知識不要で,設備診断が初めての方にも習得が可能な内容となっている。また,回転モデル機を使用しての測定実演も充実しており,設備のメンテナンス手法や実際の事例を知ることができる。無料で配布されるテキストは,セミナー後にも有効活用が可能。定員は36名。同セミナーの申し込み等,問い合わせ先は以下のとおり。