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「2019年度潤滑油研究会」開催される

2019年度潤滑油研究会1

 潤滑油協会は,2019年7月10日(水)に笹川記念会館(東京都港区)で「2019年度潤滑油研究会」を開催した。

 同研究会は,資源エネルギー庁の潤滑油の品質確保事業等への支援事業の一環として,潤滑油技術等に携わる人材育成に必要な潤滑油関連情報の提供を目的に,OILの日である7月10日に毎年開催している。

 今回は,村上 靖宏 氏(アフトンケミカル・ジャパン)が「駆動系油剤の低粘度化による省燃費効果と課題」のテーマで,低粘度化による摩擦損失の低減,伝達効率の向上などによる省燃費効果と低粘度化を支える添加剤の役割等について,小西 智也 氏(EMGルブリカンツ トライボロジ研究所)が「潤滑油添加剤による表面粗さコントロール」のテーマで,リン系の添加剤に注目し反応性の高い酸性の添加剤と摩耗防止性の高い中性の添加剤のそれぞれのみと両者を組み合わせたときのしゅう動面の観察・分析の結果を明らかにし,ナノレベルでの超低摩擦をめざした最新の研究内容等について,山守 一雄 氏(トヨタ自動車)が「自動車用エンジンオイルの省燃費化に向けて」のテーマで,0W-8や0W-12といった超低粘度エンジン油のJASO規格開発と,さらなる低燃費エンジンオイルの開発などについて,それぞれ講演した。

 なお,同会場には添加剤の配合と被膜の形成のさせ方により摩擦の違いを体験できる摩擦体感器(自作品)も持ち込まれ,多くの人がその違いに驚きの声を上げていた。('19 8/21)

2019年度潤滑油研究会2

DLC工業会,2019年定時社員総会と功労賞授賞式が開催される

2019年定時社員総会

 DLC工業会(会長:中森 秀樹 氏,ナノテック 代表取締役社長)は2019年6月28日(金),航空会館(東京都港区)で「2019年定時社員総会」を開催した。2018年度の事業報告ならびに決算報告,2019年度の事業計画,予算案などを審議し,全ての議案が全会一致で承認された。平塚 傑工 理事(ナノテック)は,事業計画で経済産業省のDLC国際標準化にかかわる委託事業の受託,講演会・セミナーの開催などに注力した計画を報告した。また同会にて,「DLC工業会功労賞」の表彰式も行われ,DLC研究の第一人者としての活動ならびにDLCのISO規格化における中核研究者としての貢献が認められ,東京工業大学の大竹 尚登 教授が功労賞を受賞した。

 授賞式終了後には,大竹 教授による「DLCの現状と未来」と題した受賞記念講演が行われた。講演では,低コスト・高信頼性の成膜の実現や機械的機能,化学的機能,光学的特性などを高次元で併せ持つ膜の開発の重要性,応用に向けての構造の解明の必要性などについてふれた。 ('19 8/21)

功労賞を受賞した大竹教授(左)と記念プレートを授与する中森会長

功労賞を受賞した大竹教授(左)と記念プレートを授与する中森会長

2019年DLC工業会功労賞受賞記念講演

講演の様子

出光興産,「国連グローバル・コンパクト」に加盟

 出光興産(トレードネーム:出光昭和シェル)は,国際連合が提唱する「国連グローバル・コンパクト」(UNGC)へ署名し,2019年7月29日付で加盟企業として登録されるとともに,日本におけるローカルネットワークであるグローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンに加入した。

 UNGCは,各企業・団体が責任ある創造的なリーダーシップを発揮することによって,社会の良き一員として行動し,持続可能な社会の成長を実現するための世界的な枠組み作りに参加する自発的な取り組み。「人権の保護」「不当な労働の排除」「環境への対応」「腐敗防止」に関わる10の原則を提唱している。UNGCに署名する企業・団体は,この原則に賛同する企業トップ自らのコミットメントのもとに,その実現に向けて努力を継続している。2000年7月の発足以来,世界159ヵ国で1万3,600を超える企業・団体が加盟している。

国連グローバル・コンパクトの10原則

  • 人権
     原則1:人権擁護の支持と尊重
     原則2:人権侵害への非加担
  • 労働
     原則3:結社の自由と団体交渉権の承認
     原則4:強制労働の排除
     原則5:児童労働の実効的な廃止
     原則6:雇用と職業の差別撤廃
  • 環境
     原則7:環境問題の予防的アプローチ
     原則8:環境に対する責任のイニシアチブ
     原則9:環境にやさしい技術の開発と普及
  • 腐敗防止
     原則10:強要や贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗防止の取り組み  ('19 8/21)

JXTGエネルギーとENEOSトレーディング,全国オイル販売優秀SS認定式が開催される

2018年度トータルオイルプログラム全国オイル販売優秀SS認定式

 JXTGエネルギーとENEOSトレーディングは2019年7月31日(水),2018年度「トータルオイルプログラム全国オイル販売優秀SS認定式」を開催した。

 当日は,2018年度から新たにスタートした「トータルオイルプログラム」に参加したSSの中で,「SSオイル1KL/月認定」48SS,「ENEOS SUSTINA・Mobil1(TM)300L/月認定」47SS,「FO比(燃料油販売量に対するオイル販売量の比率)0.5%認定」27SSに対し,認定証の授与を行った。認定式の後には,全国で唯一認定三冠を達成したENEOSジェネレーションズ 馬事公苑SSの生田 遼 マネージャーが成功事例を発表した。('19 8/21)

日本機械学会,「機械工学年鑑2019」をHPで無料公開

 日本機械学会は,「機械工学年鑑2019―機械工学の最新動向―」を同学会のホームページで無料公開した。これまでは会員限定の電子コンテンツとしていたが,広く活用してもらうためフリーアクセスとした。

 同年鑑は,過去1年間の機械工業の改善・進歩をまとめた報告書として1934年に創刊した。2019年版は,26分野の専門家約200名が,統計資料を含む産業動向や技術トレンドから国内・国際会議で発表された研究動向まで,関連する文献を網羅して解説している。

機械工学年鑑2019―機械工学の最新動向―
https://www.jsme.or.jp/kikainenkan2019/  ('19 8/21)

2019年上半期(1月~6月)の新車販売台数

統計情報

 日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会が発表した2019年上半期(1月~6月)の新車販売台数は,前年比0.8%増の275万3,420台だった。登録車は同0.2%増の173万5,348台,うち乗用車は同0.4%減の149万6,302台,貨物車は同3.8%増の23万1,681台,バスは同1.6%増の7,365台だった。軽自動車は,同1.8%増の101万8,072台だった。('19 8/21)

2019年6月の建設機械出荷金額統計

統計情報

 日本建設機械工業会がまとめた2019年6月の建設機械出荷金額統計(補給部品を含む総額)は,前年同月比3.2%減の2,314億円で,9ヵ月ぶりの減少となった。うち,内需は同4.2%増の808億円で9ヵ月連続の増加,外需は同6.8%減の1,506億円で2ヵ月連続の減少となった。内需について機種別に見ると,油圧ショベルが同6.2%増の233億円,ミニショベルが同16.5%増の76億円,建設用クレーンが同15.1%増の182億円,コンクリート機械が同41.6%増の30億円,その他建設機械が同2.9%増の56億円と増加した。外需について機種別に見ると,ミニショベルが同14.3%増の221億円,建設用クレーンが同17.9%増の83億円と増加した。地域別に見ると,中国,欧州,北米,中南米,CISその他東欧の5地域が増加した。('19 8/21)

資源エネルギー庁,タンクローリーの荷卸し時のコンタミ防止について基本マニュアルを策定

給油所におけるローリー荷卸し時の安全対策基本マニュアル

 経済産業省資源エネルギー庁は,給油所(SS)へのタンクローリーの荷卸し時におけるコンタミ(混油)事故防止について全国統一の基本マニュアルを策定した。コンタミ事故防止に向けたマニュアル作成や従業員教育等は,各社ごとに行われているが,いまだに事故が発生している現状を踏まえたもの。元売り,SS事業者,運送業界等の関係者が共通認識のもと,タンクローリーからSSへの荷卸し時に立会いを行う際に確認すべき点や手順といった基本的事項を取りまとめた。

 なお,各社が独自にコンタミ事故防止対策マニュアルを策定・周知している場合は,同マニュアルの重要項目を優先するとともに,各社の個別ルールや詳細事項については,引き続き各社のマニュアルを使用することで問題ないとしている。

 同マニュアルは,今後関係団体や経済産業局などを通じてSSや運送会社などに配布される。同庁のWebサイトでも公開されている。
https://www.enecho.meti.go.jp/category/resources_and_fuel/distribution/hinnkakuhou/190731a.html  ('19 8/7)

出光興産,超小型EVを活用したMaaS事業の実証を開始

オートシェア-出光興産

 出光興産は,岐阜県飛騨市および高山市で独自のシステムによるカーシェアリング事業「オートシェア」の実証実験を,2019年8月から開始した。実施目的は,超小型EVを活用したカーシェアリングの事業化に向けた情報収集とビジネスモデルの検証となる。

 同実証実験は,同社の販売店ネットワークを活用した地域サービス提供の視点から,同社の調達する計7台の超小型EVを牛丸石油に貸与し,一般と法人を対象にカーシェアリングサービスを提供する。

 一般向けサービスは,地元企業や道の駅の駐車場5ヵ所をステーションとし,地元住民や観光客などに,買い物や観光スポット間の近距離移動の足としてカーシェアリングサービスを提供。法人向けサービスは,牛丸石油から地元企業に車両を貸与し,平日は営業車としての使用,休・祝日は,一般向けにカーシェアリング車として貸し出す。

 なお,今回の実証実験システムでは,KDDIが提供するカーシェアリング予約システムと,タジマモーターコーポレーションが開発する超小型EV「ジャイアン」が使用される。

 出光は今回の実証実験を通し,販売店ネットワークを活用した新たなビジネスモデルの検証と,独自のカーシェアリングシステムによる幅広い利用者を対象とするMaaSプラットフォームの構築を目指す。

※MaaS(Mobility as a Service):移動手段を「所有」するものではなく,「利用」するものと捉え,ICTを活用し様々な移動手段を1つのサービスとしてシームレスにつなぐという次世代モビリティの概念

オートシェア公式サイト https://auto-share.jp/  ('19 8/7)

JXTGエネルギー,「2018年度全国優秀SS感謝式」が開催される

2018年度全国優秀SS感謝式-JXTGエネルギー

 JXTGエネルギーは2019年7月30日(火),燃料油やカーメンテ商品の販売,顧客サービスなどで優秀な実績をあげたSSマネージャーを招待し,「2018年度全国優秀SS感謝式」を開催した。「ENEOS」へのSSブランド統一完了後初めての開催となる今回は,595の特約店・販売店から815名が出席し,過去最大規模となった。('19 8/7)

福岡県工業技術センタークラブ,IoT活用を促進する「生産性向上研究会」を新設

 福岡県工業技術センタークラブは,「生産性向上研究会」を新設,IoTに関連する「技術実習セミナー」と「IoT活用勉強会」を通じた相互支援・現場支援により,参加企業の生産現場におけるIoT活用の促進を図る。

 「IoT関連技術実習セミナー」は,IoTの現場活用に必要なハード・ソフトウェア技術の実習形式セミナーで,福岡県工業技術センター機械電子研究所が開発した「IoT導入支援キット」の活用を体験できる。会員以外も参加可能。

 「IoT活用勉強会」は,同クラブ会員限定,数社程度で実施予定。センター職員が参加企業の現場で支援する。また,参加者同士で取り組みを紹介し合い,相互向上を目指す。

 なお,2019年8月28日に第1回「IoT関連技術実習セミナー」を開催する。詳細は以下のURLより。
http://www.fitc.pref.fukuoka.jp  ('19 8/7)

新明和工業,ターボブロワ遠隔監視システムの提供を9月より開始

ターボブロワ「TurboMAX」-新明和工業

 新明和工業は,下水処理・工場排水処理のばっき用途で使用するターボブロワ「TurboMAX」の遠隔監視サービスを開発し,2019年9月1日から販売を開始する。

 同サービスは,ターボブロワの遠隔監視サービスにAIを搭載することで,設備管理業務における人手不足の解消や予防保全による安定稼働を実現する一助となる。

 同サービスを利用することで,ターボブロワの運転状態や設定内容をインターネット経由で確認できるため,現場から離れた遠隔地でも状況を把握することが可能。万一,ターボブロワに不具合が生じた場合は,あらかじめ登録したメールアドレス宛にエラー内容と対処方法が通知されるため,機器停止による設備のダウンタイム短縮に寄与する。また,AIを活用した運転データの分析により,予防保全や突発的トラブルの回避にも貢献する。

 今回の開発では,ソフト部分の開発をソフトバンクに委託し,Microsoft AzureのIoTサービスを活用したプラットフォーム上に構築した。Microsoft Azureを基盤としていることや,SSLによる通信の暗号化により,セキュリティー性の高いサービスの提供が可能となった。

 同サービスは2019年8月6日~9日の間,パシフィコ横浜(横浜市西区)で開催される「下水道展 '19横浜」に展示する。('19 8/7)