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「International Tribology Conference Sendai 2019(ITC Sendai 2019)」開催される

ITC Sendai 2019(1)

日本トライボロジー学会 (JAST)は,2019年9月17日(火)~21日(土)の5日間,仙台国際センター(仙台市青葉区)で「ITC Sendai 2019」を開催した。

ITCは1985年に東京で開催以来,1990年に名古屋,1995年に横浜,2000年に長崎,2005年に神戸,2011年に広島,そして前回2015年に東京と継続的に開催されており,国際的にも広く認知されている。

8回目の開催となる今回は,国内外から約900名(海外約350名)が参加し,発表登録件数は前回東京大会を上回る約650件(口頭発表約520件,ポスター発表約130件)の論文発表が行われ,40ヵ国を超える発表者より,各国における最新のトライボロジー関連研究の成果が発表された。

米国トライボロジー学会(STLE)やドイツ トライボロジー学会との情報交換を始め,中国,韓国,台湾との学術交流としてフォーラムやシンポジウムの開催,タイ・バンコクでの日系海外現地法人での技術交流などを通じてJASTの世界的なプレゼンス強化を行ってきた成果もあり,海外からの参加者が増加したことが今回の特徴の1つでもある。

開会の挨拶で,堀切川 一男 実行委員長(東北大学)は,「ITC Sendai 2019に皆様をお迎えでき嬉しく思うと同時に,『杜の都』としても知られる仙台で開催できることを誇りに思います。今回は過去最大となる600を超える論文発表,40ヵ国から700人以上の参加登録者があります。世界的に有名な講演者や専門家から最新の研究や話題を聞く絶好の機会です。素晴らしい仙台の街と会議を楽しんでください」と挨拶した。

堀切川一男実行委員長

堀切川一男実行委員長

Plenary Panel Session

Plenary Panel Session

●編集長によるプレナリーパネル討論会
9月17日のオープニングセレモニーの後には,ITCでは初となる企画として世界を代表するトライボロジー関連の主要国際雑誌の編集長7名による「Plenary Panel Session -Editors discuss directions in tribology-」と題したパネルディスカッションが開かれた。

トライボロジーの動向と今後の方向,論文発行と技術的課題,著者へのアドバイスの3つの話題について6名のパネリストと座長からショートプレゼンテーションによる問題提起があり,これらについて活発な意見交換がなされた。座長を務めた「Tribology Online」編集長で九州大学の杉村 丈一 教授から「潤滑経済」に,「特筆すべき討議内容は,トライボロジーの成り立ち,他分野との関わり,インパクトファクターの問題点とそれがもたらす悪循環,この状況のもとでトライボロジーを発展させるための方策などであった。また論文執筆について,リジェクト率の高さが示され,良い論文を書くための丁寧なアドバイスがあった。最後に,トライボロジー界を概観し,若手の成長への期待とトライボロジー発展のためにトライボロジストの結束が必要不可欠であることが述べられた。普段聴く機会のない編集長の言葉から,聴衆が得たものは大きく,今後のトライボロジーに活きる討論会であった」と今回の成果と今後への期待の声を頂いた。

●基調講演やシンポジウム
異分野と結ぶ,次の時代を切り開くPlenary Lectureをテーマに,トライボロジーの最先端を切り拓いているトライボロジストと今後ますます関連することが期待される異分野の最先端を切り拓いている研究者が招待され,3日間にわたり基調講演が行われた。

また,JASTの英文誌「Tribology Online」と連携した,ITC特集号に掲載する論文の中から優秀論文賞,またポスターセッションから優秀ポスター賞が選出されバンケットで発表,表彰された。

●テクニカルセッションとポスターセッション
「Fundamentals of tribology(トライボロジーの基礎)」,「Lubrication and Lubricants(潤滑および潤滑剤)」,「Surface and interface(表面および界面)」,「Material engineering(材料工学)」,「Manufacturing and machine elements(ものづくりと機械要素)」,「Life(生体・生活)」の6つのセッションに分け発表が行われた。

●展示会やバンケット
展示会場では国内外企業40社,書籍展示4社がトライボロジー関連の製品やカタログ展示を行った。また朝食やスイーツを食べながらリラックスした雰囲気で行う企業セミナー(モーニングセミナー・スイーツセミナー)では,ダイセル,日本パーカライジング,ジェイテクトの3社が自社技術やサービスの紹介を行った。

次回(第9回)ITCは2023年秋に福岡での開催を予定している。('19 12/25)

2019年10月の潤滑油販売実績

統計情報

経済産業省が発表した2019年10月の潤滑油販売量は,前年同月比10.1%減の19万8,461kLだった。用途別に見ると,車両用が同14.1%減の6万8,123kL,うちガソリンエンジン油が同11.3%減の3万596kL,ディーゼルエンジン油が同19.4%減の1万8,075kL,ギア油やATF(自動変速機専用オイル),LPG車用エンジン油などその他車両用は同13.2%減の1万9,452kLだった。船舶用エンジン油は同12.5%減の1万1,296kL。工業用は同7.3%減の11万9,042kL,うち機械油が同15.0%減の2万6,665kL,金属加工油が同12.8%減の1万2,751L,電気絶縁油が同0.7%減の5,583kL,シリンダー油や離型油などその他特定用途向けが同11.0%減の4万8,594kL,マシン油やスピンドル油などその他の潤滑油が同14.7%増の2万5,449kLだった。('19 12/25)

2019年11月の工作機械受注実績(速報値)

統計情報

日本工作機械工業会が発表した2019年11月の工作機械受注実績(速報値)は,前年同月比37.9%減の817億100万円となった。うち,内需は同45.5%減の313億8,700万円,外需は同32.0%減の503億1,400万円だった。('19 12/18)

JXTGエネルギー,早稲田大学と「持続可能な未来社会実現」に向けた包括連携活動協定を締結,共同連携拠点を設置

JXTGエネルギーは,早稲田大学と「持続可能な未来社会実現」に向けたイノベーション推進のための包括連携活動に関する協定書を締結した。またこれに併せて,早稲田大学キャンパス内に建設中の新棟に「ENEOSラボ」を設置すると発表した。ラボ設置後は,主にCO2からの燃料・化学品製造技術の開発といった「CO2削減に向けた革新技術の研究」に取り組む。

両者は,2010年から材料分野を中心に共同研究創出を目的とした技術シーズの探索を継続しており,同協定はこれまでの連携を強化し,包括的で分野横断的なオープンイノベーションを実行し,低炭素化をはじめとした様々な社会課題に対応していくことを目的としている。('19 12/11)

2019年10月の石油統計速報

統計情報

経済産業省が発表した2019年10月の石油統計速報によると,アスファルトの販売量は前年同月比17.7%減の15万6,606t,生産量は同13.3%減の17万6,847t,輸出は同0.6%増の9,000t,輸入は同0.8%減の5,040tだった。潤滑油の販売量は同14.7%減の11万3,919kL,生産量は同5.0%増の19万6,805kL,輸出は同13.0%減の6万8,198kL,輸入は同11.0%減の2万1,075kL。パラフィンの販売量は同37.6%減の3,928t,生産量は同13.1%減の5,349t,輸出は同56.8%減の1,871t,輸入は同79.7%減の443t。LPGの販売量は同14.0%減の74万9,045t,生産量は同5.9%増の25万9,600t,輸出は同151.3%増の2万6,069t,輸入は同16.8%減の68万9,685t。LNGの販売量は同3.3%減の589万844t,輸入は同3.3%減の584万6,147tだった。('19 12/11)

2019年10月の工作機械受注実績(確報値)

統計情報

日本工作機械工業会が発表した2019年10月の工作機械受注実績(確報値)は,前年同月比37.4%減の874億5,300万円だった。うち,内需は同42.0%減の334億2,300万円,外需は同34.1%減の540億300万円。('19 12/4)

自動車用品小売業協会,2019年度上期活動報告会・懇親会開催される

自動車用品小売業協会,2019年度上期活動報告会・懇親会開催される

自動車用品小売業協会(APARA,会長:小林 喜夫巳 氏,オートバックスセブン)は2019年10月25日(金),経団連会館(東京都千代田区)で2019年度の上期活動報告会を開催し,約300人が参加した。

春と秋の全国交通安全運動と連動したタイヤの安全点検キャンペーンの取り組みや,日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC)が開催する「オートパーツの日」への参画,「洗車の日」の啓蒙活動などについて報告された。

活動報告終了後,眞柳 秀人 氏(経済産業省 製造産業局 自動車課)による「自動車産業を巡る状況と電動化政策の方向性」と題された記念講演が行われた。講演では,「CASE(ツナガル化(Connectivity),自動運転社会(Autonomous),車の利用シフト(Shared & Service),車の動力源の電動化(Electric))」の潮流が世界の自動車産業の構造を大きく変革するという見通しや,そうした潮流に国としてどう対応していくかなどが語られた。

自動車用品小売業協会,2019年度上期活動報告会・懇親会1

記念講演の様子

経団連ホールに場所を移して行われた懇親会で小林 会長は,台風により被害を受けた方へのお見舞いを述べた後,「あおり運転がメディアに取り上げられた影響でドライブレコーダーの売り上げが堅調に推移するなど,上期はまずまずの調子で折り返し点を迎えられた。下期は消費増税による消費の落ち込みが予想されるなど,見通しは明るいとはいえないが,ラグビーの日本代表のようにONE TEAMで乗り切ろう」と挨拶した。

また,同会場にて「洗車の日2019売場コンテスト」の表彰式が行われ,総合1位のオートバックス北六甲店,2位のイエローハット亀岡店,3位のジェームス小牧南店に表彰状と目録が授与された。('19 11/27)

自動車用品小売業協会,2019年度上期活動報告会・懇親会2

懇親会で挨拶する小林会長

内閣府と中小企業庁,中小企業技術革新制度を見直し

内閣府と経済産業省中小企業庁は,中小企業技術革新制度(日本版SBIR制度)の見直し案をまとめた。同制度は,中小企業等経営強化法に基づき,中小企業や起業家に対して,研究開発に関する国の補助金・委託費等の支出機会の増大を図るとともに,その成果の事業化を支援する省庁横断的な制度で,アメリカで導入されていた中小企業によるイノベーション促進のための制度Small Business Innovation Researchを参考に創設された。しかし,支出目標の対象分野の偏り・戦略性の欠如,支援フェーズ等の偏り,連続的な支援の不足,効果向上の統一ルールやプログラムマネージャーの不在といった課題があるため,制度の見直し案が作成された。

制度の見直し案は,重点を「中小企業の経営強化」から「イノベーションの創出」にシフトし,内閣府を中心とした省庁横断の取り組みを強化する。ターゲットは,技術シーズを有する中小企業,特に創業間もないスタートアップ企業とする。補助金などの執行に関する統一ルールを定める交付方針を策定し,実行性の担保のための措置を講ずる。省庁ごとの特定補助金などの支出目標策定の考え方を見直す。制度を効果的に実施するためのプログラムマネージャーを育成,配置する。シード期から事業化に至るまでの継続的な支援を措置するため,ステージゲート審査(各フェーズ終了後に次の支援フェーズに進むか否かを決定)を導入する。(’19 11/27)

DLC工業会,2019年度「産業標準化事業表彰」で産業標準化功労者表彰を受賞

DLC工業会,2019年度「産業標準化事業表彰」で産業標準化功労者表彰を受賞

 DLC工業会は,経済産業省が産業の標準化推進活動に優れた功績を有する人や組織を表彰する2019年度「産業標準化事業表彰」において,産業標準化功労者表彰 産業技術環境局長表彰を受賞した。

 産業標準化事業表彰は,国際標準化機構(ISO)や国際電気標準会議(IEC)における国際標準策定や国内規格(JIS)策定など,標準化活動に優れた功績を挙げた組織を表彰するもので,同工業会が受賞した産業技術環境局長表彰は,標準の策定や適合性評価活動に貢献し,今後とも継続的な活動が期待できる個人や団体を表彰するもの。毎年「産業標準化推進月間」である10月に表彰式を開催し,功績に応じて,内閣総理大臣表彰,経済産業大臣表彰および産業技術環境局長表彰を行っている。また,この表彰を通じて高度な標準策定能力を有し,標準化を企業戦略に生かせる人材の育成も目指している。

 DLC工業会は,DLC(ダイヤモンドライクカーボン,ダイヤモンド状炭素)の国際標準化推進のために設立された,ISO / TC107(金属および無機コーティング)において,産業化と標準化について熾烈な競争状態にあるDLC膜の国際規格化を実現(1件)。また,第29回ISO / TC107国際会議の日本開催の協賛,DLC国際標準化に関連する講演会や研修会の実施,DLC国際標準化の功績に関する表彰制度も設立し,その普及活動に顕著な貢献を果たしたことなどが評価されての受賞となった。

 2019年10月8日(火)に都市センターホテル3階コスモスホール(東京都千代田区)で行われた表彰式(写真1)には,同工業会を代表して中森 秀樹 会長(ナノテック)が出席し,表彰状とトロフィー(写真2)を授受した。

表彰を受ける中森会長

写真1 表彰を受ける中森会長

授与されたトロフィーと表彰状

写真2 授与されたトロフィーと表彰状

 なお,2019年度の表彰は,内閣総理大臣表彰受賞者が個人1名,経済産業大臣表彰受賞者が個人21名と4組織,産業技術環境局長表彰受賞者が貢献者表彰17名,奨励者表彰4名,功労者表彰7名と4組織だった。('19 11/20)

資源エネルギー庁,台風19号被災SSに支援策

 経済産業省資源エネルギー庁は,2019年台風19号で被災したサービスステーション(SS)の復旧のため,2019年度予備費予算の3億円を「石油製品販売業早期復旧支援事業」に投入する。被災地域におけるSSは,被災者の生活再建や被災地域の復旧等に必要不可欠な燃料を供給する役割を担っている。同事業は,被災したSSの早期復旧により,被災者の生活再建や被災地域の復旧等を下支えすることを目指しており,浸水や土砂流入により損壊した計量機などの設備の補修・入替工事に係る費用を3/4補助する。災害救助法が適用された14都県(岩手,宮城,福島,茨城,栃木,群馬,埼玉,千葉,東京,神奈川,新潟,山梨,長野,静岡)のSSが対象。('19 11/20)

NAPAC,第3期総会開催,ASEA,JAWA両事業部の活動・予算計画を承認

2019年第3期総会記念懇親会で挨拶する高瀬嶺生新会長

 日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC,会長:高瀬 嶺生 氏)は,2019年10月24日(木),都内で第3期総会を開催した。

 役員改選では全理事と監事の重任が承認され,舘 信秀 会長の退任に伴い,新会長には高瀬 嶺生 氏が,また長瀬 努 理事が新副会長に就任,中嶋 敬一郎 副会長と深澤 広司 専務理事の重任がそれぞれ承認された。第2期の事業報告/決算報告および,第3期の事業/予算計画は,全会一致で承認された.

 総会記念懇親会で高瀬 会長は,「NAPACの優位性を今以上に打ち出しユーザーや販売店に安心安全を提供していくためより確かな品質の製品を提供したい。そのためには製品基準への取り組みを,より多くの会員に今以上にご理解頂き,ユーザーや販売店に『NAPAC会員の製品なら安心安全』と思って頂きたい。製品にはその証であるASEA基準証,JAWA品質認定証を今以上に熱意を持って掲げて頂く必要がある。またスーパー耐久レース富士24時間レースへのスポンサードを通じてNAPACをPRしていく。NAPACが誰でもわかる団体にしたい。“ONE NAPAC”“チームNAPAC”を積極的に推進して行きたい」と抱負を述べた。('19 11/13)

「第44回プラントメンテナンスショー」,大阪で初開催

「第44回プラントメンテナンスショー」,大阪で初開催

 2020年7月29日(水)~31日(金)の3日間,インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催される「メンテナンス・レジリエンスOSAKA 2020」で,工場設備の維持管理・保全技術を対象にした国内唯一の専門展示会「第44回プラントメンテナンスショー」が開催される。大阪での開催は初となる。また,プラントメンテナンスショー特別ゾーンとして,「保全データ収集 特別ゾーン」を新設する。予知保全の要である保全データ収集に関する製品・技術・サービスを集めたゾーンとなる。

 同展では現在,出展者を募集している。概要は以下のとおり。

第44回プラントメンテナンスショー

  • 会期:2020年7月29日(水)~31日(金) 10:00~17:00
  • 会場:インテックス大阪(大阪市住之江区)
  • 主催:日本プラントメンテナンス協会,日本能率協会
  • 出展対象:予防保全・設備管理,モニタリング・診断,生産・メンテナンスサービス,補修・交換材料,安全・防災,エネルギー・環境,メンテナンスに関する製品やサービス など
  • 出展申し込み期限:2020年2月14日(金)
  • 詳細・お問い合わせ:https://www.jma.or.jp/mente/outline/plant.html

 

メンテナンス・レジリエンスOSAKA 2020

  • 会期:2020年7月29日(水)~31日(金) 10:00~17:00
  • 会場:インテックス大阪(大阪市住之江区)
  • 構成展示会
    • プラントメンテナンスショー
    • インフラ検査・維持管理展
    • 建設資材展
    • 事前防災・減災対策推進展
    • 労働安全衛生展
    • i-Construction推進展
    • 無電柱化推進展
    • 再資源化・産業廃棄物処理・解体技術展」
    • <特別企画>工作機械の予知保全・メンテナンス特集
    • <特別企画>土木・建設業向け AI/IoT/5G/システム/ツール特集
  • 同時開催
    • 生産システム見える化展
    • 自動化・省人化ロボット展
  • 詳細・お問い合わせ:https://www.jma.or.jp/mente/  ('19 11/13)