機械業界」カテゴリーアーカイブ

「名古屋ものづくりワールド2019」開催される

名古屋ものづくりワールド2019 軸受,ベアリング,ねじ,ばねなどの機械要素や金属,樹脂に関する加工技術などを一堂に集めた製造業向け専門技術展「名古屋機械要素技術展」(主催:リードエグジビションジャパン)」が2019年4月17日(水)~19日(金)の3日間,ポートメッセなごや(名古屋市港区)で開催された。

 製造業向けIT,3Dプリンタ,機械部品,加工技術,航空機部品などが多く出展し中部地域最大級のものづくり専門展として賑わった。

 ショットピーニングやDLCコーティングなどの表面処理・改質技術,特殊潤滑剤やグリースをはじめとする摩擦・摩耗対策,洗浄剤や洗浄システム,潤滑油分析や油水分離,廃液減量化など数多くのトライボロジー技術が紹介された。

 同時開催の「名古屋設計・製造ソリューション展」「名古屋航空・宇宙機器開発展」「名古屋工場設計・備品展」「名古屋次世代3Dプリンタ展」と合わせた「名古屋ものづくりワールド2019」として3日間で36,177名が来場した。また,セミナーには8,621名の受講があった。('19 5/22)

イグス,2019年「マヌス賞」を発表

 モーション・プラスチックカンパニーのイグス(ドイツ)は,高性能樹脂製ベアリングを採用した創造性に富んだアプリケーションを表彰する,2019年「マヌス賞」を発表した。今回で9回目となる同賞には,世界32ヵ国から445の応募が寄せられた。

 金賞に輝いたのは,スコットランドの機械設計会社ToolTech社の「オフショア検査装置」。同製品は,水中の石油・ガスプラットフォームに設置されたパイプラインを洗浄・検査する装置で,パイプの周辺にカフスのように巻き付き,ローラーで移動しながらパイプラインの洗浄や脆弱な部分を検知することが出来る。金属製のベアリングは腐食しやすいため,イグスの高性能樹脂製部品が採用された。海水への耐性に優れ,無潤滑・メンテナンスフリーの部品が,厳しい条件下でも確実な走行を実現する。

 銀賞は,ドイツ・ミュンヘンの造船メーカーCECカタマラン社が開発したスポーツカタマラン(双胴船)「iFLY 15」。同製品は速度を上げると機械的な飛行制御システムにより船体が水上約0.5メートルに浮上し,4枚の小型の折り畳み式水中翼によって最大30ノット(55km/h)で走行する。重量削減など制御システムに関わる課題を克服するため,水中翼にイグリデュール高性能樹脂製すべり軸受を使用した。

 銅賞は,フランスのKempf社が開発した「運転支援システム」。障害者や車いす使用者による車の運転を可能にする。ハンドルに装備された制御リング「ダリオス(Darios)」を押せば正確に加速し,ブレーキをかけるときはハンドル横の手動ブレーキを操作する。通常のペダル操作は不要で,最新版の制御リングは単純な円形ではなく,モダンなハンドルと同じように底辺がフラットなデザインとなっている。イグスの3Dプリントによって200個もの高性能樹脂製パーツを作り,連結して,世界初のD型形状加速制御リングに組み込んでいる。

 これまでの受賞者やアプリケーションに関する情報は以下URLより。
https://www.igus.co.jp/manus ('19 5/22)

2019年マヌス賞授賞式-イグス

日精樹脂工業,低床化したハイブリッド式竪型射出成形機の受注開始

ハイブリッド式竪型射出成形機「TWX220RIII25V」-日精樹脂工業 日精樹脂工業は,業界トップクラスの低床化を実現した型締力2,110kN(220トン)のハイブリッド式竪型射出成形機「TWX220RIII25V」を開発,2019年5月1日から受注を開始した。同製品は,自動車や電子部品など幅広い分野におけるインサート成形向けハイブリッド式竪型成形機「TNX‐RIIIシリーズ」をベースに,新複合式型締機構を搭載し,機械全体の低床化を実現した。これまで高速型締から高圧型締まで1つの型締シリンダで行っていた型締動作を,早送りシリンダと高圧型締シリンダ,ハーフナット機構からなる複合型締機構によって行う。これにより,金型取り付け面高さを従来機比で約30%減の1000mmとし,金型取付けなどの段取り替え作業やワークインサート・製品取り出しの作業性が大幅に向上した。また,機械全体の高さも約10%低く抑えており,成形工場の設置スペース(高さ方向)の融通性も向上している。作動油量は従来機よりも52%削減した。('19 5/22)

2019年4月の鍛圧機械受注実績

 日本鍛圧機械工業会がまとめた2019年4月の鍛圧機械受注実績は,前年同月比14.1%減の268億6,400万円となり,2ヵ月連続で減少した。

 機種別では,プレス系が同16.8%減の133億3,200万円,板金系が同25.5%減の67億5,500万円,サービスは同9.7%増の67億7,800万円。国内は同19.8%減の103億5,600万円,輸出は同20.1%減の97億3,100万円だった。('19 5/22)

2019年1~3月期の産業用ロボット出荷実績

 日本ロボット工業会が発表した2019年1~3月期の産業用ロボット出荷実績(会員ベース)は,前年同期比24.2%減の4万3,089台で,3四半期連続のマイナスとなった。出荷額は同11.3%減の1,676億円で,2四4半期ぶりのマイナス。国内出荷台数は同2.2%増の1万3,233台で,8四半期連続のプラスとなった。出荷額は同4.3%増の582億円で,2四半期連続のプラス。うち電気機械産業向けの出荷台数が同8.2%増の3,600台,出荷額は同0.5%増の164億円,自動車産業向けの出荷台数が同3.0%減の4,829台,出荷額は同1.3%増の205億円だった。輸出台数は同31.9%減の2万9,856台で,3四半期連続のマイナスとなった。輸出額は同17.9%減の1,094億円で,3四半期連続のマイナス。うち電子部品実装用が同17.1%減の2,388台,輸出額は同10.7%減の421億円,溶接用が同29.5%減の6,802台,輸出額は同25.6%減の180億円だった。('19 5/15)

ジェイテクトと産総研,スマートファクトリー連携研究ラボを設立

ジェイテクトと産総研,スマートファクトリー連携研究ラボを設立 ジェイテクトと産業技術総合研究所(産総研)は2019年4月23日(火),共同で「ジェイテクト-産総研 スマートファクトリー連携研究ラボ」を2019年6月に設立することを発表した。研究テーマは「加工機・生産ラインのスマート化(知能化,自律化)およびその要素技術の研究開発」とし,CPS(サイバー・フィジカル・システム)による加工機の自律化技術の研究開発,生産ラインの自律的最適化を可能とするCPPS(サイバー・フィジカル・プロダクション・システム)の研究開発,さらに関連要素技術の融合による次世代スマートファクトリーの実現の推進をめざす。
ステアリング・工作機械・軸受・駆動部品のメーカーとして技術とノウハウを蓄積してきたジェイテクトと,産総研が有する高度なセンシング,データ分析,モデルベース設計に関わる技術を融合することにより,知能化・自律化や高度なシステムインテグレーションの技術開発を加速させ,先進的なスマートファクトリー・ソリューションの早期実現を図るという。産総研では研究開発を加速的・集中的に実現するため,2016年4月より連携研究ラボ制度を実施しており,今回が12例目となるが,工作機械メーカーが連携研究ラボとして活動するのは初のケースとなる。
産総研の中鉢 良治 理事長は「産総研がもつ様々な分野の技術をパートナー企業の戦略に応じて活用し,このラボを通して開発した技術が企業へ橋渡しされ,いち早く事業化されることをめざしていきたい」と語った。
ジェイテクトの須藤 誠一 取締役会長は「技術進展のスピードが速い中にあって,オープンイノベーションの考えに基づき研究機関や大学の知見を活用させていただき,スピードをもって様々な研究開発にあたっていく」と述べた。
「ジェイテクト-産総研 スマートファクトリー連携研究ラボ」では,産総研つくばセンターを拠点にそれぞれ10名ずつの研究者が,3~5年後の実用化をめざし共同で研究開発に取り組む。(’19 5/8)

2019年3月の工作機械受注実績(確報値)

 日本工作機械工業会が発表した2019年3月の工作機械受注実績(確報値)は,前年同月比28.5%減の1,306億6,400万円だった。うち,内需は同28.6%減の539億3,800万円,外需は同28.5%減の767億2,600万円。
また,2018年度の工作機械受注実績(確報値)は,前年度比5.1%減の1兆6,891億3,300万円だった。うち,内需は同2.2%増の7,033億6,600万円,外需は同9.8%減の9,857億6,700万円。(’19 5/8)

島津製作所,精密万能試験機「オートグラフAGX-Vシリーズ」を発売

オートグラフAGX-Vシリーズ-島津製作所 島津製作所は,強度試験機を製造しているが,業界トップクラスの測定能力を実現し,操作性や安全性を大幅に向上させた,引張,圧縮,せん断をはじめとする様々な試験方法に対応する精密万能試験機「オートグラフAGX-Vシリーズ」を2019年4月15日に発売した。同シリーズは,100年以上にわたって試験機を製造してきた同社が開発したハイエンドモデル。
サンプリング速度が従来製品の2倍となる10kHZに向上したことで,1秒間に10,000回の試験力を採取可能。ISO6892で規定されるひずみ制御方式での試験については,制御周期を10倍に高め,応答性を向上。また,測定精度保証範囲を1/1000からさらに広げ,1/2000まで保証する機種をラインナップしている。オプションのアナログ入力ユニットを増設すれば,最大20チャンネルのアナログ信号の取り込みが可能となるなど,高い拡張性を備えている。
タッチパネル液晶画面の新しいコントローラを導入し,様々な試験の設定が容易になった。装置が動作する際には,操作音でオペレーターに装置の状況が伝えられる。試験容量20kN以上のモデルには,つかみ具などの試験治具の接続にマルチジョイントを導入したことで,重量のあるジョイントの交換が不要になり,安全性と作業性を高めている。さらに装置の状態をチェックする自己診断機能を新たに導入し,使用時間や操作ログを装置が自動で記録するとともに,部品交換が必要な時期を自動で通知。また,誤操作による治具同士の衝突を防止する機能など,様々な機能が標準搭載されている。(’19 4/24)

2019年2月の機械受注統計

 内閣府が発表した2019年2月の機械受注統計によると,「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整値)は,前月比1.8%増の8,367億円だった。うち,製造業が同3.5%増の3,881億円,非製造業が同0.8%減の4,510億円。また,官公需は同2.2%増の2,446億円,外需は同19.0%増の9,850億円で,機械受注総額は同5.4%増の2兆3,558億円だった。(’19 4/24)

2019年3月の工作機械受注実績および2018年度累計(速報値)

 日本工作機械工業会が発表した2019年3月の工作機械受注実績(速報値)は,前年同月比28.5%減の1,307億9,100万円だった。うち,内需は同28.5%減の540億3,600万円,外需は同28.5%減の767億5,500万円。
また,2018年度の工作機械受注実績(速報値)は,前年度比5.1%減の1兆6,892億6,000万円だった。うち,内需は同2.3%増の7,034億6,400万円,外需は同9.8%減の9,857億9,600万円。(’19 4/24)

NTNが2019年「ツアー・オブ・ジャパン」に冠協賛

 ベアリング大手のNTNは,国内最大規模の国際自動車ロードレース「NTN presents 2019 ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)」に2017年から3年連続で冠協賛する。
ツアー・オブ・ジャパンは,UCI(国際自転車競技連合)公認の国内最高峰の国際自転車ロードレース。大阪・堺市の堺ステージでスタートし,京都,いなべ(三重県),美濃(岐阜県),南信州(長野),富士山(静岡県),伊豆(静岡県),東京の全ステージを2019年5月19日(日)~26日(日)まで8日間かけて巡るステージレース。走行距離は765kmに及ぶ。
今年のTOJは海外7チーム,国内9チームが出場し,東京五輪出場選考としても注目される。
大会開催中,NTNでは開催地の子供達や観戦者を対象に「NTN回る学校」を開催,ベアリングを使ったアトラクションやワークショップなど環境や省エネルギーをテーマにした体験型プログラムを実施し大会を盛り上げる。
2019年3月27日にはスバルスタースクエア(東京都渋谷区)で公式記者発表を開催,TOJの栗村 修 大会ディレクターが概要を発表,TOJは「日本を元気にする美しくも過酷なレース」と紹介した。NTNの大橋 啓二 常務取締役は挨拶で,「自転車はエコの象徴でNTNのトライボロジー技術による滑らかな滑りを目指すベアリングと,滑らかな走りを追求する自転車ロードレースは相通じるもの。TOJは地域に密着したレース。協賛することで地域の活性化と次世代教育に貢献したい」と協賛の意義を語った。(’19 4/17)

NTNが2019年「ツアー・オブ・ジャパン」に冠協賛

フクハラ,エアーコンプレッサードレン専用の金属物質吸着装置を発売

メタルバスター-フクハラ フクハラは,エアーコンプレッサードレン専用の金属物質吸着装置「メタルバスター」を発売した。エアーコンプレッサーのドレン水には,銅,亜鉛,溶解性鉄,溶解性マンガン,クロムなどの金属物質が水質汚濁防止法の排水基準値以上に含有されていることがある。同製品は,この5品目の金属物質を吸着し,水質汚濁防止法の基準値以下に処理する。コンプレッサーの出力に応じて4種類あり,使用済槽は同社が再生処理をする。ISOやエコアクション21の認証を受けている企業などへの販売を目指す。(’19 4/17)