潤滑油業界」カテゴリーアーカイブ

ENEOS,電気自動車・ハイブリッド車向け専用フルードを開発

ENEOSは,電気自動車・ハイブリッド車の各駆動システムの特性に合わせた専用フルード「ENEOS EV FLUID(エネオスEVフルード)」を開発したと発表した。今後さらに普及が見込まれている電気自動車やハイブリッド車のシステムには,高い絶縁性能や冷却性能,ギヤ保護性能などを備えた専用フルードが求められている。同社は様々な使用環境においてベストなパフォーマンスを発揮することができるよう,同シリーズを全6種類のラインナップで提供する。

まず,日本国内および中国を中心に,電気自動車メーカー,ハイブリッド車メーカーおよびその関連部品メーカー向けに商品提案することを予定しており,その後,各国・地域の需要やニーズに応じて対象を全世界へ拡げることを目指す。また,将来的には一般消費者向け商品としての展開も検討する。('20 7/1)

中国興業,API:SP規格のガソリンエンジンオイルを発売

SEAHORSE グラウドWORKS 0W-16 SP/GF-6B-中国興業

中国興業は,最新のガソリンエンジンオイル規格であるAPI:SP規格のガソリンエンジンオイルを発売した。また,ディーゼルエンジンオイルも一新した。

「SEAHORSE グラウドWORKS」シリーズと「DAYTONA エボルブR」シリーズは,全合成ベースオイルを使用したガソリンエンジンオイル。API:SP規格に求められるロバスト性(強靭性)、省燃費性能およびその持続性、シールゴム適合性能を持つ。また,ILSAC:GF-6規格適合品もラインナップしている。

「SEAHORSE ハイパーWORKS」シリーズと「DAYTONA トップDIESEL」シリーズは,DPF(微粒子除去フィルター)を装着したディーゼル車用のエンジンオイル。低灰分油を求めるDPFの性能を損なうことなく、高い清浄性と優れた耐熱性を実現し、強固な油膜によりエンジンを保護する。('20 6/17)

2020年3月の石油統計速報および2019年度累計

統計情報

経済産業省が発表した2020年3月の石油統計速報によると,アスファルトの販売量は前年同月比14.6%減の17万6,431t,生産量は同15.7%減の24万9,451t,輸入は同1.8%減の1,010tだった。潤滑油の販売量は同12.4%減の12万4,808kL,生産量は同9.3%減の19万4,788kL,輸出は同10.3%減の5万6,324kL,輸入は同21.2%増の1万9,108kL。パラフィンの販売量は同10.0%増の3,866t,生産量は同1.9%増の6,116t,輸出は同7.7%減の2,171t,輸入は同23.7%減の903t。LPGの販売量は同9.1%減の98万154t,生産量は同18.2%減の27万491t,輸出は同49.4%減の7,714t,輸入は同59.1%増の102万7,695t。LNGの販売量は同3.2%減の640万9,773t,輸入は同3.4%減の635万1,871tだった。

また,2019年度のアスファルトの販売量は前年度比11.8%減の181万582t,生産量は同3.8%減の274万3,973t,輸出は同37.8%減の5万3,950kL,輸入は同63.2%減の2万2,274tだった。潤滑油の販売量は同2.6%減の154万7,761kL,生産量は同7.7%減の225万9,619kL,輸出は同9.7%減の84万3,884kL,輸入は同4.5%増の23万8,904kL。パラフィンの販売量は同6.0%増の4万5,181t,生産量は同1.7%増の7万994t,輸出は同7.5%減の3万4,932t,輸入は同27.2%減の1万622t。LPGの販売量は同12.1%減の1,037万6,103t,生産量は同8.8%減の363万1,290t,輸出は同33.1%減の17万1,786t,輸入は同0.1%減の1,078万5,634t。LNGの販売量は同6.4%減の7,156万6,032t,輸入は同6.3%減の7,112万8,706tだった。('20 5/20)

キグナス石油,新Ba:nオイルシリーズ発売

Ba:n GOLD STAGE-キグナス石油

キグナス石油は,Ba:nオイルシリーズのラインナップを刷新し,2020年5月に新発売した。乗用車用エンジンの小型化や環境対応が進んでいることを受け,5月に改定されるAPI新規格「SP」/ILSAC新規格「GF-6」に対応した次世代省燃費ガソリンエンジンオイルとなる。

オイル専業メーカーの日本サン石油と共同開発を行い,普及が進む直噴ターボ車のチェーン摩耗やLSPI(Low Speed Pre Ignition:低速早期着火)を抑制し,省燃費性能と環境性能を高めた製品となっている。

ベースオイルの違いにより「GOLD STAGE」,「SILVER STAGE」,「BRONZE STAGE」の3グループで構成され,新ラインナップは「GOLD STAGE 0W-20・5W-30」,「SIVER STAGE 0W-20・5W-30」,「BRONZE STAGE 10W-30」の5品種となっている。('20 5/7)

JXTGエネルギー,2020年7月にENEOSのSSオイルを一新

ENEOS X PRIME-JXTGエネルギー

JXTGエネルギーは,全国のサービスステーションで販売するガソリンエンジンオイル(ENEOSオイル)を,最新の国際規格に適合するラインアップに切り替える。10年ぶりに更新される最新の国際規格(API / SP,ILSAC / GF-6)は,従来規格比1%以上の省燃費性能の向上やエンジンの異常燃焼対策・摩耗対策の強化などが要求される。

また,最新規格の認証取得とともに,商品ブランドを一新し,「ENEOS X(エネオス エックス)シリーズ」を展開する。最上位となる100%化学合成油グレードである「ENEOS X PRIME(エネオス エックス プライム)」は,昨今の自動車市場のトレンドを踏まえ,ハイブリッド車やダウンサイジングターボ車への対応を特に重視。また,日本市場のあらゆる車種に対応する粘度グレードを設定し,最新のエコカーにも対応する。部分合成油グレードである「ENEOS X」は,部分合成油を使用することで,高い性能とコストパフォーマンスの両立を達成する。2020年7月より順次,全国のサービスステーション店頭で販売を開始する予定。('20 4/15)

EMGルブリカンツ,API SP,ILSAC GF-6適合品を発売

Mobil 1-EMGルブリカンツ

EMGルブリカンツは,最新のエンジンオイル規格API SP,ILSAC GF-6に適合するMobil 1(TM)(モービル1),Mobil Super(TM)(モービル スーパー)シリーズを2020年7月1日より発売する。

Mobil 1(TM)は,省燃費性能をより向上かつ継続し,エンジン保護性能(LSPI)対策,チェーン摩耗やバルブ摩耗対策が強化される最新規格であるAPI SP,ILSAC GF-6を満たしつつ,世界中の自動車メーカーの基準に合格し,通常時はもちろん極限状況下においてもエンジン摩耗に対数優れた保護性能を提供する。同規格適合品を発売するにあたり,各製品の特長,推奨車種が一目でわかるパッケージデザインへと変更した。

Mobil Super(TM)シリーズは,合成油,部分合成油,鉱物油など顧客のニーズに合わせた製品を取りそろえたエンジンオイルシリーズ。独自の開発によりAPI SP,ILSAC GF-6を満たす処方を確立した。シリーズとしての一体感を演出するパッケージデザインへとリニューアルした。('20 4/15)

2020年1月の潤滑油販売実績

統計情報

経済産業省が発表した2020年1月の潤滑油販売量は,前年同月比3.5%減の17万6,600kLだった。用途別に見ると,車両用が同1.9%減の6万3,378kL,うちガソリンエンジン油が同0.1%減の2万9,070kL,ディーゼルエンジン油が同1.6%減の1万6,405kL,ギア油やATF(自動変速機専用オイル),LPG車用エンジン油などその他車両用は同4.8%減の1万7,903kLだった。船舶用エンジン油は同3.8%増の1万1,460kL。工業用は同5.3%減の10万1,762kL,うち機械油が同0.3%減の2万3,200kL,金属加工油が同10.2%減の1万1,157kL,電気絶縁油が同6.3%減の3,931kL,シリンダー油や離型油などその他特定用途向けが同10.0%減の4万831kL,マシン油やスピンドル油などその他の潤滑油が同1.9%増の2万2,643kLだった。('20 3/18)

出光興産,「2020年合同戦略ミーティング」開催される

出光興産は,2020年3月17日(火),全国の販売店・特約店を対象に「2020年合同戦略ミーティング」を開催した。今年度は,新型コロナウイルスの感染拡大防止のため,全国約40ヵ所で同時に分散開催された。

上席執行役員 森下 健一 販売本部長は,冒頭の挨拶で「統合新社『出光昭和シェル』が誕生し早いもので1年が経過しました。この間,皆様には各エリアにおける出光会,昭和シェル会をはじめ,オイルキャンペーンや店頭キャンペーンなどの様々な取り組みを一緒に行いワンカンパニーに向けてご協力を頂戴いたしました。重ねて感謝申し上げます」と,販売店に感謝の意を表した。

2019年秋に統合新社初となる中期経営計画を発表したことに触れ,国内の燃料油事業戦略については,「当社が掲げる国内燃料油事業の方針は,『全国の販売店・特約店の皆様,そして全国のSSネットワークを維持,強化していく』ことです。近年,我が国においても,従来の想定を超えるような大規模自然災害が発生しています。SSは,こうした災害緊急時は言うまでもなく,平時においても,地域住民のライフラインや,地域コミュニティの核となる機能・役割を担う拠点として,その重要性は改めて認識されつつあります。また,日頃のカーケアメンテナンスから車検・車販・リースなど,安全・安心なカーライフをサポートする場所として,そのニーズは高まっております。この地域においてなくてはならない拠点である我々のSSを1ヵ所でも減らさないために,当社が担う使命をしっかり果たしてまいります」と述べた。

また,同社が果たすべき使命の一つとして,他社との差別化を実現するリテール施策の提供を強調し,「今まで出光,昭和シェル両社で培ってきた強みを活かし,SS経営の黒字化が継続できるサポートを行ってまいります」と述べた。

今後の新たなビジネス戦略については,「今後,需要が旺盛になっていく分野,社会的課題解決が必要な分野を的確に捉え,当社の強みを生かした新規ビジネス領域の開拓を積極的に進めてまいります。持続可能なモビリティ社会の実現に貢献する,新たなビジネスモデルを構築し,結果として,販売店・特約店の皆様にとっての新たな収益源の提供を目指します」と述べた。('20 3/25)

出光興産,シェルブランド潤滑油事業の譲渡に関する協議を開始

出光興産は,同社の完全子会社であるシェルルブリカンツジャパン(SLJ)の全株式ならびにシェルブランド潤滑油事業に関して出光が有する資産および権利を,シェル・インターナショナル・ペトロリウム・カンパニー・リミテッド(シェル・インターナショナル)の関係会社(シェル)に譲渡することについてシェル・インターナショナルと具体的な協議を開始することとし,シェル・インターナショナルとの間で基本合意書を締結したと発表した。

出光は,同社で出光ブランドの潤滑油事業を,完全子会社のSLJでシェルブランドの潤滑油事業をそれぞれ行ってきたが,シェル・インターナショナルからの要請により,SLJの全株式ならびにシェルブランド潤滑油事業をシェルに譲渡することで,競合する両ブランド事業の独立した運営体制を確立する。

出光およびシェル・インターナショナルは,SLJのシェルブランド潤滑油事業に関して出光が有する資産および権利をSLJに承継させた上で,SLJの全株式をシェルが出光から取得することで譲渡を行う予定。譲渡の詳細については,両社間の協議により今後決定する。('20 3/18)

2019年12月の潤滑油販売実績

統計情報

経済産業省が発表した2019年12月の潤滑油販売量は,前年同月比6.1%減の19万625kLだった。用途別に見ると,車両用が同3.3%減の6万9,111kL,うちガソリンエンジン油が同4.5%減の3万2,195kL,ディーゼルエンジン油が同0.7%増の1万8,609kL,ギア油やATF(自動変速機専用オイル),LPG車用エンジン油などその他車両用は同5.1%減の1万8,307kLだった。船舶用エンジン油は同22.6%増の1万3,534kL。工業用は同10.4%減の10万7,980kL,うち機械油が同4.1%減の2万6,063kL,金属加工油が同7.9%減の1万2,871kL,電気絶縁油が同4.8%増の4,554kL,シリンダー油や離型油などその他特定用途向けが同14.5%減の4万3,895kL,マシン油やスピンドル油などその他の潤滑油が同13.1%減の2万597kLだった。('20 3/18)

「第43回熱処理研究会」開催される―出光興産

第43回熱処理研究会-出光興産

出光興産は,2020年2月6日(木)に東京,翌7日(金)に大阪で「第43回熱処理研究会」を開催し,東京は121名,大阪は141名が参加した。

同研究会は,生産性の向上や環境改善に結びつく熱処理技術の最新情報の提供と,需要家との双方向の情報交換の場として1976年から開催されており,近年は東南アジア(2013年インドネシア,2015年タイ,2016年インドネシア,2018年ベトナム)でも開催している。

米中貿易摩擦や英国のEU離脱など景気の先行き不透明感がある中,自動車分野ではCASEと呼ばれる次世代技術やサービスが100年に1度の大変革をもたらす可能性があるといわれている。また,新興国を含めたスマートフォンの普及に伴い,アプリ等を活用した新たなビジネスが様々な分野で立ち上がっている。日本のモノづくりが更なる発展を遂げるためには,新興国企業とのコスト競争だけでなく,新たな技術と情報化を連携させた生産性向上の取り組みが求められている。

このような背景のもと,第43回目の開催となる今回は,各分野の第一線で活躍している講師を招き,熱処理工法や材料動向に加えCAE技術を活用した熱処理シミュレーションや可視化技術,熱処理前後工程を含めた管理技術などについて,以下のテーマの講演と質疑応答が行われた。

  • 「熱処理品質と可視化技術」 杉本 剛 氏(日産自動車)
  • 「熱間鍛造クランクシャフトの材料・熱処理技術」 多比良 裕章 氏(日本製鉄)
  • 「熱処理シミュレーションにおける最新の動向」 今橋 智則 氏(ヤマナカゴーキン)
  • 「熱処理前後の防錆,洗浄工程における課題と対策」 長瀬 直樹 氏(出光興産)  ('20 3/4)

研削加工の専門展示会「Grinding Technology Japan 2021」,2021年3月に幕張メッセで開催

Grinding Technology Japan 2021ロゴ

研削加工の専門展示会「Grinding Technology Japan 2021―研削加工技術と工具製造技術展―」(主催:日本工業出版,フジサンケイビジネスアイ)が,2021年3月2日(火)~4日(木)の3日間,幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される。

同展は,ドイツの研削加工の専門技術展「Grind Tec」を参考に,日本初の研削加工に特化した専門展示会として2019年に初開催。2回目の開催となる今回は,展示スペースを2倍に拡大して開催される。研削・研磨盤,砥石,計測機器,周辺機器等の関連メーカーが出展を予定しており,研削加工技術者や研削加工業者,学生の来場を見込んでいる。モノづくりにおいて欠かすことのできない「研削加工」に特化した技術・製品の展示紹介のほか,基礎講演やセミナー,実演などが行われる。また,砥粒加工学会関連事業の一環として,ポスター展や先進テクノフェアも開催される予定。同展の概要や出展申込み等の問合せ先は以下のとおり。

  • 日時:2021年3月2日(火)~4日(木) 10:00~17:00
  • 会場:幕張メッセ(千葉市美浜区) 4・5ホール
  • 主催:日本工業出版,フジサンケイビジネスアイ
  • 入場料:2,000円(招待券持参者・インターネットからの事前登録者は無料)
  • 出展対象:研削盤,研磨盤,砥石,ツルーイング装置,計測機器,周辺機器,工具研削盤,切削工具,切削工具加工技術,切削工具活用技術,切削油,切削油供給装置,切削油ろ過装置,他
  • 来場対象:研削加工技術者・研究者,工具製造者,切削加工業者,学生,その他
  • 同時開催(一部予定含む):砥粒加工学会 先進テクノフェア(ATF2021),砥粒加工技術ポスター展,実演,研削コンシェルジュ,製品・技術説明会
  • 出展に関する問合せ先
     フジサンケイ ビジネスアイ(日本工業新聞社)営業・事業本部
     〒100-8125 東京都千代田区大手町1-7-2
     TEL:03-3273-6180  FAX:03-3241-4999
     URL http://grind-tech.jp/2021/jp/  ('20 3/4)