石油・化学業界」カテゴリーアーカイブ

JXTGエネルギー,フィリピンの潤滑油販売会社が営業開始

JXTGエネルギーは,フィリピン共和国に設立した潤滑油販売会社「JX Nippon Oil and Energy Philippines Corporation」(NOEPH)が2020年1月より営業を開始したと発表した。JXTGは,2016年5月に開設した現地事務所を通じて,フィリピン市場に関する情報を収集するとともに,代理店を通じて現地市場の開拓を進めてきた。今後は,代理店が行ってきた事業をNOEPHに移管した上で,顧客の要望に即応できる販売体制と,配送品質の向上と全国配送を実現する配送網の構築を目指し,潤滑油事業の強化を図る。('20 1/15)

出光興産,E AXLE向け専用フルードを新開発

IDEMITSU E AXLE FLUID-出光興産

出光興産は,電気自動車(EV),ハイブリッド車(HEV)の駆動ユニットE AXLE(イー アクスル)の性能向上を図る専用フルード「IDEMITSU E AXLE FLUID」を開発した。E AXLEはモータ,インバータ,減速機を一体化させた駆動ユニット。最小限の設計変更でエンジン車をHEV化できることに加え,EVにも適用可能なため,欧州や中国の自動車メーカーを中心に採用されている。

同製品は,減速機の潤滑,クラッチ性能,モータ冷却性を有するE AXLE専用フルードで,3種類のラインアップがあり,多様なE AXLEユニットに対応する。OEM(相手先ブランド生産)製品として,同社の潤滑油販売拠点より世界28ヵ国以上で展開する。また,出光ブランド製品としての販売も検討する。('20 1/15)

アフトンケミカルがアジア市場における潤滑油添加剤の試験能力を強化

アフトンケミカルがアジア市場における潤滑油添加剤の試験能力を強化

潤滑油・燃料油添加剤大手のアフトンケミカルコーポレーションは2019年10月30日(水),ジャパンテクノロジーセンター(茨城県つくば市)の拡張工事を完了したことを発表した。

数百万ドル規模を投資して分析試験室や機械試験室を拡張し,潤滑油添加剤の試験能力を向上した。これによりジャパンテクノロジーセンターではトランスミッション油やギヤ油など駆動系潤滑油,乗用車・オートバイ・商用車・オフロード車のエンジンオイル,工業用の油圧作動油の標準試験や特注試験が可能になり,ASTM,JIS,JPI,JASO,JCMASなどの国際基準や日本独自の基準に適合するサンプル調合,物理分析,化学分析,性能試験などの高度な技術サービスを提供する。

ジャパンテクノロジーセンターのオープニングセレモニーではアフトンケミカル社長のジーナ・ハーム氏が,「アフトンケミカルは社是である『Passion for Solutions®』を日本およびアジア太平洋地域にもたらし,お客様が地域の市場ニーズを満たせるよう製品差別化の支援を行います。技術支援や性能試験を包括的に行うことができるジャパンテクノロジーセンターは,アジアのお客様に迅速かつ効果的なソリューションを提供する能力をさらに高め,日本の主要なOEM向けにカスタマイズした『Made For』ソリューションを提供します。」と挨拶した。('20 1/8)

出光ルブテクノインドネシア,潤滑油製造工場を新設

出光ルブテクノインドネシア チカラン工場

出光興産の出資子会社(90%)である出光ルブテクノインドネシアは,インドネシアにおける高性能潤滑油の需要増加に対する供給能力強化を目的に,インドネシア ブカシ県内に,年間5万KLの生産能力を有する潤滑油製造工場(チカラン工場)を新設した。同工場は,最新鋭の生産設備を備えており,2輪車・4輪車への初期充填用エンジンオイルと,交換用のOEM(相手先ブランド生産)製品を主力として製造する。インドネシアでの同社の生産能力は合計で年間11万5000KLとなる。('20 1/8)

日本ルーブリゾールが創立60周年を迎え記念式典が開催される

日本ルーブリゾール創立60周年記念式典

潤滑油添加剤大手の日本ルーブリゾールは2019年10月に創立60周年を迎え,記念式典を10月25日(金),ホテル雅叙園東京(東京都目黒区)で開催した。当日は取引先など約110人が参加した。

開催の挨拶では同社代表取締役社長の木村 将広 氏がこれまでの歩みを紹介しながら,「弊社が日本の地で産声を上げてから60年という節目の年になりました。還暦をこのような形で迎えることができるのはひとえにここにお集まりの皆様方からの温かいご支援の賜物と思っております。一同を代表し,お礼申し上げます。60年の節目を迎えるにあたりルーブリゾールが持つ製造・販売・研究開発のグローバルネットワークを最大限に駆使し,より質の高い製品・サービスを提供させて頂くと共に今後はより一層のチャレンジ精神を持って選ばれるルーブリゾールになるべく社員一同共に皆様のご発展のお手伝いを真剣に粘り強くやってまいりたい。」と挨拶した。('19 12/25)

出光興産とグリッド,AIを活用した配船計画の最適化で協業

出光興産とグリッド,AIを活用した配船計画の最適化で協業

出光興産(トレードネーム:出光昭和シェル)とグリッドは,三井物産と,数理最適化手法や機械学習・深層学習などのAI技術を活用した「内航船による海上輸送(以下,配船)計画の最適化」の実証実験に取り組んでいる。近年,様々な分野でAI技術の活用が進んでいるが,サプライチェーン分野においては熟練者の勘や経験に頼っている部分が未だ多く残っている。今回の実証実験ではAI技術とサプライチェーン分野の双方の知見を有する三井物産によるプロジェクト支援を通じ,グリッドが研究開発をしてきた最先端のAI・最適化技術と,出光興産が培ってきた配船オペレーションの知見を組み合わせることで,配船計画の最適化および自動化を目指している。

実証実験は2019年6月に開始しており,現時点でAIが輸送効率や在庫率といった複数の指標において過去のオペレーションを上回る結果を出していることを確認している。今後は2020年5月の実証実験終了時期を目標に,配船計画の更なる最適化・自動化・高速化に取り組む。最終的には実際のオペレーションへのAI導入や,配船計画に留まらないサプライチェーン全体の最適化を目指す。('19 12/25)

エボニックジャパン,創立50周年記念式典が開催される

エボニックジャパンは,2019年11月22日に創立50周年を迎えた。創立50周年記念式典をパレスホテル東京(東京都千代田区)で11月19日に開催,関係者約200名が参加した。

式典のためにドイツより来日したハラルド・シュヴァーガー取締役会副会長(エボニック インダストリーズAG)は,これまでの50年を振り返り,同社が事業拡大を続けることができたのは,日本の顧客,サプライヤー,ビジネスパートナーと確固たる信頼関係を築くことができたお陰だと謝辞を述べた。

また,ヴォルフガング・カスター代表取締役社長は,「日本での売上と利益は,常にGDPを上回る勢いで増加しました。この成長の鍵となったのは,グローバルなエボニックグループの非常に優れた製品と技術です。これにより,非常に厳しい日本市場で競争することができました。そして,献身的な社員,優れたジョイントベンチャー,何より,お客様やビジネスパートナーの皆様のお陰です」と挨拶した。('19 12/18)

JXTGエネルギー,早稲田大学と「持続可能な未来社会実現」に向けた包括連携活動協定を締結,共同連携拠点を設置

JXTGエネルギーは,早稲田大学と「持続可能な未来社会実現」に向けたイノベーション推進のための包括連携活動に関する協定書を締結した。またこれに併せて,早稲田大学キャンパス内に建設中の新棟に「ENEOSラボ」を設置すると発表した。ラボ設置後は,主にCO2からの燃料・化学品製造技術の開発といった「CO2削減に向けた革新技術の研究」に取り組む。

両者は,2010年から材料分野を中心に共同研究創出を目的とした技術シーズの探索を継続しており,同協定はこれまでの連携を強化し,包括的で分野横断的なオープンイノベーションを実行し,低炭素化をはじめとした様々な社会課題に対応していくことを目的としている。('19 12/11)

出光興産,パキスタンの現地潤滑油販売会社「出光ルブパキスタン」が営業を開始

出光興産は,パキスタン・カラチに潤滑油販売会社「出光ルブパキスタン(Idemitsu Lube Pakistan Pvt., Ltd.)」を設立,営業活動を開始した。

同販売会社は,パキスタン国内での日系自動車および関連メーカーへの潤滑油提供並びに出光ブランドオイルの拡販を目的に設立した現地法人。

なお,今回の新会社設立・稼働で,同社の海外における潤滑油販売網(会社)は,全世界で合計40拠点となる。('19 12/11)

ダイセル・エボニックのPEEK樹脂「ベスタキープ®」が,丸八の熱可塑性UDテープに採用

PEEK樹脂採用の熱可塑性UDテープ(丸八製)-ダイセル・エボニック

ダイセル・エボニックのPEEK樹脂「ベスタキープ®」が,丸八の熱可塑性UDテープに採用された。丸八の厚み調整技術により繊維を均一に配列させることで,1~2割強度が上昇し,射出成形に比べてコンポジット化により弾性率を約10%アップさせ,薄肉化・軽量化を実現している。

ベスタキープ®をマトリックス樹脂として採用した同UDテープは,レーザー積層技術を使用しており,高圧,高熱の環境かつ,耐薬品性を要求される深海での掘削用パイプへの採用を目指している。

また,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の日独プロジェクト「国際研究開発/コファンド/日本-ドイツ研究開発協力事業」では,超高強度のパイプ加工方法の確立をめざした研究開発が進められており,同UDテープは様々な用途への展開が期待されている。('19 12/11)

2019年10月の石油統計速報

統計情報

経済産業省が発表した2019年10月の石油統計速報によると,アスファルトの販売量は前年同月比17.7%減の15万6,606t,生産量は同13.3%減の17万6,847t,輸出は同0.6%増の9,000t,輸入は同0.8%減の5,040tだった。潤滑油の販売量は同14.7%減の11万3,919kL,生産量は同5.0%増の19万6,805kL,輸出は同13.0%減の6万8,198kL,輸入は同11.0%減の2万1,075kL。パラフィンの販売量は同37.6%減の3,928t,生産量は同13.1%減の5,349t,輸出は同56.8%減の1,871t,輸入は同79.7%減の443t。LPGの販売量は同14.0%減の74万9,045t,生産量は同5.9%増の25万9,600t,輸出は同151.3%増の2万6,069t,輸入は同16.8%減の68万9,685t。LNGの販売量は同3.3%減の589万844t,輸入は同3.3%減の584万6,147tだった。('19 12/11)

JXTG,2020年6月に「ENEOS」に社名変更

ENEOSロゴ

JXTGホールディングス(代表取締役社長:杉森 務 氏)は2019年11月28日(木),同社グループの運営を,JXTGエネルギー(代表取締役社長:大田 勝幸 氏)を中心に据えた体制に変更し,併せて両社の商号について,JXTGホールディングスを「ENEOSホールディングス」に,JXTGエネルギーを「ENEOS」に変更することを発表した。2020年6月に開催予定の定時株主総会日付で変更する。

両社は,それぞれ法人格は残すものの,役員を極力兼任させ,意思決定機関を集約し,実質的に一つの事業持株会社として運営する方針。サービスステーションや「ENEOSでんき」等を通じて全国的に広く認知されている「ENEOS」の知名度を生かして事業を推進したい考え。

なお,JX石油開発(代表取締役社長:細井 裕嗣 氏)とJX金属(代表取締役社長:村山 誠一 氏)は,商号変更しない。('19 12/4)