石油・化学業界」カテゴリーアーカイブ

イグス,オンラインで無料利用できる「イグスロボット制御システム」を開発

イグス,オンラインで無料利用できる「イグスロボット制御システム」を開発

イグスは,多関節ロボット,パラレルリンクロボット,ガントリーロボットの3種類を,低コスト自動化向けソリューションとして取り揃えているが,今回,顧客の用途に最適なロボットを購入前に確認できるようにするため,同社の全てのロボット製品に対応したシミュレーションやプログラミングを行えるソフトウェア「イグスロボット制御システム」を開発した。

同ソフトウェアは,オンラインで無料利用可能,ライセンスフリー。全てのイグスロボット用のデジタルツインがあり,動作をシミュレーション,学習させたりすることができる。またオンラインでのティーチングも可能で,ロボットに接続することなく,ロボットのプログラミングを簡単に行える。('20 8/5)

ENEOS,国内初となるSSでのVPP実証を実施

ENEOS,国内初となるSSでのVPP実証を実施

ENEOSは,次世代型エネルギー供給・地域サービスの提供を目指して,国内初となるサービスステーション(SS)での実証を含む,同社エネルギーリソースを活用したバーチャルパワープラント(仮想発電所,VPP)の実証に取り組むことを発表した。

同社は,再生可能エネルギーの利用拡大および分散型エネルギー社会の到来を見据え,分散電源の活用を中心とした次世代型エネルギー供給・地域サービス事業を成長事業のひとつと位置づけている。蓄電システムや自家発電設備などのエネルギーリソースを制御するVPPの実証に取り組むことにより,再生可能エネルギー導入に伴う,電力需給バランス調整に関する知見を早期に取得し,電気事業の収益力向上を目指していく。

2020年度は,以下の4カテゴリでの実証を計画している。

  1. SSにおける太陽光発電の発電量を有効に活用するような蓄電池の充放電,制御最適化の実証
  2. 製油所・製造所に保有する自家発電設備の稼働余力を活用する実証
  3. EVおよびEV充電器の最適な制御を目指す実証
  4. 産業用蓄電システムを活用した実証

また,2020年6月には,蓄電池事業で先行している英国の蓄電池ファンドへ出資を行うなど,VPP事業にかかわる知見・ノウハウの獲得を積極的に行っている。今後は低炭素・循環型社会の実現に向けて,エネルギーサービスプラットフォームの構築に積極的に取り組んでいく予定。('20 7/29)

ENEOS,ゼロスペックとIoT技術による灯油配送最適化事業に関するパートナー契約締結を発表

ENEOS,ゼロスペックとIoT技術による灯油配送最適化事業に関するパートナー契約締結を発表

ENEOSとゼロスペックは,IoT技術を活用した灯油配送最適化事業に関しパートナー契約を締結したことを発表した。

同事業は,ゼロスペックが開発したIoTスマートセンサーを顧客の灯油ホームタンクに設置し,タンク内の在庫情報を取得。在庫情報をモニタリングすることで,最適な配送タイミングを把握し,効率的な配送を可能とする。2018年度から北海道および東北エリアで実証実験を実施し,配送にかかる走行距離や時間の削減効果などの有用性を確認することができた。最適な配送の実現により,最適なタイミングで灯油を配送するとともに,灯油配送事業者が直面している人手不足および配送経費の削減といった課題の解決が期待される。

今回のパートナーシップ契約締結による協業を機に,2020年度下期より北海道および東北エリアのENEOS系列特約店へ展開し,将来的には,展開エリアの順次拡大やAI分析による最適配送計画の自動策定,さらには,その他の油種への転用や取得情報の需要予測などへの有効活用を目指していく。('20 7/22)

三洋化成工業,ILSAC GF-6に対応したエンジンオイル用潤滑油添加剤の販売を本格化

三洋化成工業は,最新のエンジンオイル規格ILSAC GF-6に対応した高性能なエンジンオイル向けに,より省燃費性能に優れる潤滑油添加剤「アクルーブ V-6000」シリーズの販売を本格化する。同製品は,特殊なモノマーを用いることで,高温時でも潤滑性を維持しつつ,低温時の粘度上昇を抑え燃費向上への効果を高めることに成功した粘度指数向上剤で,せん断安定性も従来の汎用粘度指数向上剤に比べて優れており,エンジンオイル性能の持続性向上にも寄与する。

エンジンオイルの性能規格は,2020年5月に最新のILSAC GF-6が施行され,省燃費性などの要求性能が総合的に向上した。さらに近年のエンジンの小型高出力化にも対応できるよう,新しい試験項目も追加された。粘度指数向上剤にもこれまで以上に高い性能が求められている。('20 7/22)

2020年5月の石油統計速報

統計情報

経済産業省が発表した2020年5月の石油統計速報によると,アスファルトの販売量は前年同月比1.1%増の14万2,146t,生産量は同22.6%減の16万6,814t,輸入は同50.9%減の1,010tだった。潤滑油の販売量は同27.1%減の9万8,100kL,生産量は同16.2%減の14万5,083kL,輸出は同30.8%減の5万1,535kL,輸入は同34.9%減の1万5,242kL。パラフィンの販売量は同7.5%減の3,015t,生産量は同65.1%減の2,501t,輸出は同73.0%減の1,540t,輸入は同3,042.6%増の1,477t。LPGの販売量は同13.0%減の80万5,538t,生産量は同34.0%減の21万3,545t,輸出は同9.3%減の1万1,822t,輸入は同7.6%増の105万4,797t。LNGの販売量は同21.6%減の426万409t,輸入は同21.8%減の422万4,784tだった。('20 7/22)

ダウ,循環型経済に向けた目標を発表

ダウは,気候変動とプラスチックごみの問題に対処するための新たな目標を発表した。また,17年連続となる2019年度サステナビリティリポートにおいて,2025年サステナビリティゴールに向けた進捗および結果を報告した。

気候保護対策として,2030年までに年間炭素排出量を正味500万トン,2020年と比較し15%削減する。また,2016年のパリ協定に沿って,2050年までにカーボンニュートラルを達成することを目指している。より少ない資源で製品を製造するための技術の導入と発展に取り組んでおり,これにより,顧客による二酸化炭素排出量の削減に寄与していく。

廃棄物の根絶に向け,2030年までに,直接の行動またはパートナーシップを通して100万トンのプラスチックの回収,再使用,リサイクルを実現する。世界においてリサイクルを大幅に拡大するため,主要な技術とインフラに関する投資と協力を続けていく。

また,2035年までに,包装用途における全製品を,再利用可能またはリサイクル可能にすることで,循環経済に貢献していく。

その他,同社はより多くの電力を再生可能資源から調達することにより,排出される二酸化炭素の削減に努めている。('20 7/15)

ENEOSホールディングスとちとせ,光合成を活用した低炭素社会実現に向けた協業を開始

ENEOSホールディングスとCHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD.(ちとせ)は,藻類バイオマスを広く活用する社会の構築に向けて,藻類バイオマスの培養規模拡大と藻由来の製品開発について協業に関する契約を締結した。また,それに先立ち2020年3月末,ENEOSはENEOSイノベーションパートナーズを通じ,ちとせに資本参画した。

ENEOSグループは,2040年に自社のCO2排出についてカーボンニュートラルを目指して,環境配慮型商品開発の積極的な取り組みを推進している。ちとせグループは,太陽エネルギーの光合成利用を最大限活用した藻類の大規模培養技術をはじめ,微生物,藻類,動物細胞などの微細な生き物を活用する技術に強みを持ち,農業や食品,エネルギーなどの幅広い分野で事業を展開している。

藻類バイオマスを広く活用する社会の構築に向けた最も大きな課題は,藻類バイオマスを大規模に安定的に生産すること,生産したバイオマスを余すことなく有効活用するための様々な製品を開発することである。両社は課題解決に向け,太陽エネルギーが豊富な赤道直下の東南アジアに位置するマレーシアにおいて,藻類培養の規模拡大に取り組むとともに,そこで生産した藻類を由来とする燃料,ケミカル,飼料,機能性素材などの多様な製品の開発に取り組み,事業化を目指す。('20 7/8)

出光興産,2020年3月末時点の出光・シェルSS数を発表

出光興産は,2020年3月末時点での出光およびシェルSS数を発表した。

全SSは,出光が3,446(前年同月3,501),シェルが2,938(同2,964)。全セルフSSは,出光が1,300(同1,218),シェルが1,063(同1,026)。社有SSは出光が1,150,内セルフ854(同1,147,内セルフ785),シェルが780,内セルフ542(同765,内セルフ517)となっている。('20 7/1)

出光興産,コーポレートブランド,SSブランドを刷新

出光興産,コーポレートブランド,SSブランドを刷新

出光興産(トレードネーム:出光昭和シェル)は2020年6月19日(金),コーポレートブランドおよびSSブランドを刷新することを発表した。

2020年4月に統合新社が誕生して以来の一連の経営統合プロセスにめどがついたことから,2020年7月よりコーポレートブランドを刷新する。併せて,既存の両ブランドのカードの相互乗り入れが可能となる2021年4月よりSSブランドを統一し,コーポレートブランドと一体感を持った新たなSSブランドを展開する。

コーポレートブランド,SSブランド共通で用いるアイコンは,「人が中心の経営」を標榜する同社として人を象徴するものであること,同社が持つブランド資産を継承するものであることを基本に,「新しさ」「エネルギッシュ」「カッコよさ」「洗練」といった要素を加味して,新たにデザインした。モチーフにしたのは,ギリシャ・ローマ神話に登場する太陽神アポロ。旧出光のブランドマークにも使われていたアポロは,理想の人の姿との意を持つことから,同社グループが目指す姿に合致するとの考えにより採用した。

コーポレートブランドは,アポロアイコンと小文字の「idemitsu」,SSブランドはアポロアイコンと「apollostation(アポロステーション)」をそれぞれ組み合わせて表記する。

新たなSSブランド「apollostation」は,これまでのガソリン,軽油など燃料油の供給や車関連サービスの提供にとどまらず,地域の人々の移動と暮らしを支えるサービスステーションという未来像を見据える。SS全体の塗装や装飾,制服のデザイン等は,今秋販売店・特約店に説明する予定で開発を進める。ブランドの統一とともに,カードをはじめとする販売施策を一本化し,更なるユーザーの利便性の向上に努める。('20 6/24)

石油連盟,新会長に杉森 務 氏が就任

石油連盟は,2020年度総会と理事会にて役員を改選,杉森 務 氏(JXTGホールディングス 代表取締役社長)が会長に就任した。また,副会長には田中 俊一 氏(コスモ石油 代表取締役社長)と木藤 俊一 氏(出光興産 代表取締役社長)が就任した。専務理事は,奥田 真弥 氏,常務理事は,吉村 宇一郎 氏,押尾 信明 氏。('20 6/17)

ダウ,ワールプール,レイノルズ・コンシューマー,医療従事者用防護マスクの提供で提携

ダウ,ワールプール・コーポレーションおよびレイノルズ・コンシューマー・プロダクツは提携し,医療従事者が待望する防護マスクを提供することを発表した。この共同プロジェクトでは,WINヘルスラボを通じてヘアキャップやマスクなどの保護具を製造,販売し,初期生産分は病院に寄付される。

共同チームにより制作された個人保護具(PPE)は,電動ファン付き呼吸用保護具またはPAPRと呼ばれ,従来の医療用マスクとバイザーに代わる役割を果たす。取り換え可能なポリエチレン樹脂製のフェイスシールドが特長で,この透明なシールドは,柔軟で付け心地がよく,別の患者を診る際に素早く取り換えることができる。

ワールプール・コーポレーションは,ヘッドセットの設計,製造,組み立てを担当。ダウがポリエチレン樹脂をフェイスシールド用に提供し,Hefty®ブランドのメーカーであるレイノルズ・コンシューマー・プロダクツが,使い捨てフェイスシールドを設計,製造した。また,フォルクスワーゲン・オブ・アメリカが,素材とサプライチェーンに関わる業者を仲介し,重要な部品を調達した。

ワールプールとダウが操業している地域にある病院と,PPEを必要とするほかの病院に寄付するため,第一段階では2千ユニットが製造された。必要とされるPPEをなるべく多くの医療機関に届けるため,Hefty®のチームが最初のフェイスシールド100万個を寄付している。('20 6/17)

中国興業,API:SP規格のガソリンエンジンオイルを発売

SEAHORSE グラウドWORKS 0W-16 SP/GF-6B-中国興業

中国興業は,最新のガソリンエンジンオイル規格であるAPI:SP規格のガソリンエンジンオイルを発売した。また,ディーゼルエンジンオイルも一新した。

「SEAHORSE グラウドWORKS」シリーズと「DAYTONA エボルブR」シリーズは,全合成ベースオイルを使用したガソリンエンジンオイル。API:SP規格に求められるロバスト性(強靭性)、省燃費性能およびその持続性、シールゴム適合性能を持つ。また,ILSAC:GF-6規格適合品もラインナップしている。

「SEAHORSE ハイパーWORKS」シリーズと「DAYTONA トップDIESEL」シリーズは,DPF(微粒子除去フィルター)を装着したディーゼル車用のエンジンオイル。低灰分油を求めるDPFの性能を損なうことなく、高い清浄性と優れた耐熱性を実現し、強固な油膜によりエンジンを保護する。('20 6/17)