石油・化学業界」カテゴリーアーカイブ

出光興産,高効率ナフサ分解炉建設起工式が開催される

出光興産,高効率ナフサ分解炉建設起工式が開催される 出光興産(トレードネーム:出光昭和シェル)は2019年4月25日(木),徳山事業所(山口県周南市)にて従来比約30%の省エネルギー効果がある高効率型ナフサ分解炉の建設起工式を行った。

 ナフサは粗製ガソリンとも呼ばれる石油製品のひとつで,分解炉を経由し熱分解することでエチレンやプロピレンといった石油化学製品の基礎原料となる。同社は装置の高効率化によるコスト競争力の強化を目的として,エチレン製造装置内にある旧型のナフサ分解炉2基を高効率ナフサ分解炉1基へ更新することを決定し,起工式を行った。同装置の完成予定は2020年中としている。

 同事業所は,1957年に出光初の製油所として操業を開始し,1964年に石油化学工場を立ち上げた。現在は周南コンビナートを形成する中核企業として,国内生産量約11%のエチレンを生産しコンビナート各社へ安定供給するとともに,競争力強化に向けた取り組みを行っている。('19 5/22)

ダイセル・エボニック,高機能ポリアミド事業を再編

 ダイセル・エボニックは,ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州のマール・ケミカルパークにポリアミド12(PA12)とその前駆体の製造設備を新設する。投資額は約4億ユーロで,2021年前半に稼動する予定。同時に,透明ポリアミドの生産も拡大する。また,ポリアミド事業の再編成に伴い,2020年第1四半期末までにヴィッテンで製造しているポリフタルアミド(PPA)の製造・販売を中止する。従業員は,PPAプラントからマールに移る予定。('19 5/22)

ランクセス,高性能エンジンオイル向け有機潤滑油添加剤の販売を開始

ランクセス,高性能エンジンオイル向け有機潤滑油添加剤の販売を開始 ランクセスは2019年4月22日(月),乗用車用高性能エンジンオイル向け有機潤滑油添加剤の新製品「Additin(R)(アディティン®)RC3502」の販売を開始することを発表した。この「Additin® RC3502」は、摩擦を低減すると同時に性能の持続性と耐摩耗性を発揮するよう開発された潤滑油添加剤。非腐食性ですべての合成系および鉱油系ミネラルエンジンオイルとの親和性を有しているのが特徴で、さらに「SAPSフリー」の特性も備えている。

 省燃費は自動車業界のあらゆる分野でのトレンドとなっていて、「Additin® RC3502」は長期間使用されることが多い省燃費油(最大2万マイルを想定)向けに耐久性を備えた有機摩擦調整剤として開発された。市販の乗用車用エンジンオイルおよび高性能エンジンオイルに対して優れた相溶性を備えるだけでなく、表面活性タイプの耐摩耗性添加剤,清浄剤,MoDTCが効果を発揮する摩擦面において,添加剤間の反応を促進する性質も併せ持つ。こうした摩擦低減性と耐久性は、さらなる省燃費性能が求められるILSAC GF-5+やGF-6規格で要求されるエンジンダイナモテスト(ASTM D8114)の省燃費性能に寄与する。('19 5/22)

イグス,2019年「マヌス賞」を発表

 モーション・プラスチックカンパニーのイグス(ドイツ)は,高性能樹脂製ベアリングを採用した創造性に富んだアプリケーションを表彰する,2019年「マヌス賞」を発表した。今回で9回目となる同賞には,世界32ヵ国から445の応募が寄せられた。

 金賞に輝いたのは,スコットランドの機械設計会社ToolTech社の「オフショア検査装置」。同製品は,水中の石油・ガスプラットフォームに設置されたパイプラインを洗浄・検査する装置で,パイプの周辺にカフスのように巻き付き,ローラーで移動しながらパイプラインの洗浄や脆弱な部分を検知することが出来る。金属製のベアリングは腐食しやすいため,イグスの高性能樹脂製部品が採用された。海水への耐性に優れ,無潤滑・メンテナンスフリーの部品が,厳しい条件下でも確実な走行を実現する。

 銀賞は,ドイツ・ミュンヘンの造船メーカーCECカタマラン社が開発したスポーツカタマラン(双胴船)「iFLY 15」。同製品は速度を上げると機械的な飛行制御システムにより船体が水上約0.5メートルに浮上し,4枚の小型の折り畳み式水中翼によって最大30ノット(55km/h)で走行する。重量削減など制御システムに関わる課題を克服するため,水中翼にイグリデュール高性能樹脂製すべり軸受を使用した。

 銅賞は,フランスのKempf社が開発した「運転支援システム」。障害者や車いす使用者による車の運転を可能にする。ハンドルに装備された制御リング「ダリオス(Darios)」を押せば正確に加速し,ブレーキをかけるときはハンドル横の手動ブレーキを操作する。通常のペダル操作は不要で,最新版の制御リングは単純な円形ではなく,モダンなハンドルと同じように底辺がフラットなデザインとなっている。イグスの3Dプリントによって200個もの高性能樹脂製パーツを作り,連結して,世界初のD型形状加速制御リングに組み込んでいる。

 これまでの受賞者やアプリケーションに関する情報は以下URLより。
https://www.igus.co.jp/manus ('19 5/22)

2019年マヌス賞授賞式-イグス

出光興産,AI・IoT技術を活用した産業保安システムの実証実験に参加

 出光興産は,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2017年-2018年度事業である「IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業」の実証実験に参加した。実証実験は,同社北海道製油所を現場として,ビッグデータ解析による配管腐食の早期検知や,より高精度な腐食評価の実現などを目的に実施された。実証実験の幹事会社であるアクセンチュアをはじめ,関係機関が配管における腐食の進行度合いをデータ主導型で解析,評価する仕組みを構築した。具体的にはアクセンチュアが出光の腐食評価基準に従い,配管画像・動画をピクセル単位で評価するモデルをAI技術のひとつである「Deep Learning技術」を用いて構築し,システム上で実装した。

 解析モデルは裸配管・保温材配管を対象に配管画像を学習して構築し,同社定義の基準で80%以上の高い解析精度を出しており,実務レベルの有用性を確認した。このモデルにより配管腐食の早期検知,点検員による腐食評価のバラつきの均一化による設備信頼性の向上の可能性や,若手エンジニアの経験を補足する効果が示された。また,現場にてモバイルで配管画像撮影・アップロード・解析結果の確認が実施でき,実務での有効性を確認した。('19 5/15)

独・ランクセス,2018年度の業績を発表,バランスの取れた事業展開化で好調を維持

ランクセス,2018年度の業績を発表 独・ランクセスは2019年4月22日(月),都内で2018年度の業績に関する記者説明会を開催した。辻 英男 社長は「経済的な逆風にも関わらず,2018年度通期連結売上高(グローバル)は71億9,700万ユーロに達した。アランセオ社の株式売却,ケムチュラ社およびソルベイ社の買収など特殊化学品に明確に焦点を合わせた経営計画により利益率,安定性,競争力が向上し成果となって表れた」と事業の見直しと合併によるシナジー効果を強調した。
2018年度業績(グローバル)は,連結売上高71億9,700万ユーロ(前年比10.2%増/日本円:約9,360億円(1ユーロ130円で換算)),EBITDA(利払い・税引き前・減価償却前利益)10億1,600万ユーロ(同9.8%増/同:約1,350億円/特別項目を除く),純利益4億3,100万ユーロ(同395.4%増/同約560億円/同)と好業績を達成した。純利益の大幅増はアランセオ社の株式を全保有の50%を売却したことが大きな要因となっているが,特定の産業に偏らない事業展開の再構築を図った結果,自動車/タイヤ,化学品,農業,建設・電気&電子の各事業部門の売上高がそれぞれ全体の10~30%となり,バランスの取れた事業展開化が進んだことも一因といえる。
日本においても好業績を維持し,売上高は約3億1,000万ユーロ(同:約400億円)を達成。辻 社長は「アランセオの現地法人がない日本では同社の売り上げも算入されるため自動車分野の売り上げが多数を占めるが,全体の50%には満たず,ほぼすべての部門で売り上げを順調に伸ばした」と述べた。

 事業別(グローバル)では,アドバンスト中間体部門は,売上高22億700万ユーロ(前年比11.7%増),EBITDA3億5,900万ユーロ(同7.2%増/特別項目を除く)で,厳しい農業市場にありながら堅調に推移した。スペシャリティアディティブス部門は,売上高19億8,000万ユーロ(同22.9%増),EBITDA3億4,300万ユーロ(同28.5%増/同)と,買収した事業の統合が成果を上げ高い伸びを見せた。パフォーマンスケミカルズ部門は,売上高13億4,900万ユーロ(同6.3%減),EBITDA1億8,700万ユーロ(同25.8%減)で,皮革および顔料事業の落ち込みをカバーできない結果となった。エンジニアリングマテリアルズ部門は,売上高15億7,600万ユーロ(同15.4%増),EBITDA2億6,700万ユーロ(同21.9%増)となり,軽量化デザイン向けプラスチック事業とウレタン事業の好調さが数字に表れた。
2018年度には成長プロジェクトへの投資として,レバークーゼンとクレフェルド拠点における中間体の製造能力拡大,レバークーゼン拠点でのマクロレックス染料とイオン交換樹脂の製造能力拡大など1億5,000万ユーロ(日本円:約200億円)を投資したが,2019年度以降,成長市場であるアジア亜太平洋地域への注力を強め,2023年までに最大2億5,000万ユーロ(同:約325億円)の投資でアジア地域の事業強化を図るという。また,日本においては「成長市場である電気自動車などのニューモビリティ向け軽量化ソリューションの提供」「持続可能な都市の発展を支える高品質な建築材料分野への注力」「耐火性・安全性を高める難燃剤への注力」「持続可能な発展を推進する事業活動及び社会的責任への取り組み」「デジタル化による業務効率化と顧客サービスの充実化」を柱として活動をしていくことも併せて発表された。(’19 5/8)

JXTGエネルギー,東京工業大学・LG JapanLabと機能材事業の共同研究講座を設置

 JXTGエネルギーは,LG JapanLab(以下LG)と東京工業大学(以下東工大)と共同で,「LG×JXTGエネルギー スマートマテリアル&デバイス共同研究講座」を東京工業大学科学技術創成研究院未来産業技術研究所内に,2019年4月1日に設置し,4月16日に発足式を行った。
同講座では,省エネルギーや高齢化の課題を解決し,豊かで快適な生活を支える高機能材・デバイス機器の開発に向け,JXTGの機能材分野の技術力,東工大の世界トップクラスの研究力,高いグローバル競争力を有するデバイス・セットメーカーであるLGの開発力を融合させる。産学の枠・国境を越えて,この3者が基礎研究段階から一体となり取り組むことにより,短期間で研究成果の社会実装を目指す。(’19 4/24)

JXTGエネルギー,東京工業大学・LG JapanLabと機能材事業の共同研究講座を設置

キグナス石油,「キグナスセールスプロモーション」を発表

2019年度キグナスセールスプロモーション キグナス石油は,2019年3月20日(木)の「2019年度全国キックオフ」において,2019年度のキグナスセールスプロモーションを発表した。
2019年度のセールスプロモーションは,「HUMAN FOCUS 2019『人にフォーカス!継続的な関係づくり』」をテーマと発表した。
低燃費車の普及により,ガソリン需要は減少傾向にある中,顧客との1回ごとの接点を重要と捉え,集客力と固定化効果を発揮する「キグナス楽天ポイントカード」,「キグナスジャックスカード」,顧客ごとにアプローチを可能にする顧客管理システム「KMS(キグナス・メンバーズ・システム)」の3大ツールを推進していく。
また,「個客」理解に基づき一人ひとりに最適な提案をするため,「キグナス接客サービスコンテスト」の活用や,従来の「QHCモニターチェック」に加え,今年度新たに「QHCレベルアップ研修」を新設し,SS店舗での店舗力・サービス力のレベルアップを図る。(’19 4/17)

キグナス石油,「春のおでかけ応援キャンペーン」を開催中

春のおでかけ応援キャンペーン-キグナス石油 キグナス石油は,2019年4月1日(月)~4月30日(火)まで全国の系列SSにて「春のおでかけ応援キャンペーン」を開催している。WEBを積極的に活用し,ガソリン・軽油と併せて,オイル交換新規顧客獲得を図るとともに,ツール類によるアフターフォロー活動の強化により,ガソリン・軽油の来店促進やオイル交換へのリピーターづくりを目的としている。
同キャンペーンは,期間内にガソリンまたは軽油の購入レシート¥2,000以上を1口,オイル交換のレシート¥2,000以上を2口として,レシートの画像をスマートフォンなどで撮影し,専用WEBサイトにて応募する流れとなっている。応募者の中から抽選で「KENWOOD製ドライブレコーダー(2019年モデル)」,JTBギフト券,ムビチケ(映画観賞券)など合計333名に当たる。また,併せて同一期間中に「キグナス楽天キャンペーン」が同時開催され,楽天ホームページからエントリーし,楽天ポイント加盟SSで対象商品を¥2,000以上利用すると,抽選で2,000ポイントが合計500名に当たる。概要は下記URLより。
http://kygnus.jp/fair/index_spring_2019.html (’19 4/10)

ランクセス,腐食防止用製品群の製造能力を拡大

 ドイツ・ランクセス(LANXESS)は,腐食防止添加剤「アディティン®(Additin®)RC4000」シリーズのグローバル製造能力を15%増強した。これは2017年のケムチュラ社買収後,プロセスにおける相乗効果の創出に取り組んだ成果となる。
同社のアディティン腐食防止(CI)製品群は,カルシウムスルホネート,カルボン酸塩,コハク酸,リン酸系特殊製品などがあり,極性金属面に吸着されることで撥水膜および保護膜を形成し,腐食を防止する。主な用途は,駆動系潤滑油,工業用潤滑油,金属加工油,防蝕油,グリースなど。(’19 4/10)

三和化成工業の代理店会「SAMIC会」開催される

2019年SAMIC会-三和化成工業 三和化成工業(武藤 英輔 社長)は,2019年3月8日(金)にホテル横浜ガーデン(横浜市中区)で同社の工業用潤滑油販売代理店会「SAMIC会」を開催,防錆油や切削油,塑性加工油など工業用製品を販売する全国の代理店29社40名が参加した。
SAMICは同社の工業用潤滑油のブランドとして,エンジン油の「Verity」と共に長年親しまれている。
冒頭の挨拶で武藤 社長は,「最近ではIoTという物と物とがインターネットに繋がることで価値を高める動きになっています。弊社では潤滑剤に対してユーザーニーズを如何に掴み製品開発に生かしていくかということに取り組むため製品戦略室を開設しました。代理店の皆様にはユーザーの細かなニーズなどの面で今後も助けて頂き新規顧客開拓などに励んで頂きたいと思います」と更なる代理店との連携の強化など期待と抱負を述べた。
2018年の業種別市況や,販売状況として海外への輸出が好調なことやベースオイル販売が増えていることなどを説明,SAMIC製品の販売方針の説明ではマグネシウム合金対応の水溶性加工油剤の開発商品や油膜形洗浄兼さび止め油「サミックラストエースMG-831」などの工業用潤滑油のほか,航空機や商業施設の内装に新たな展開を進めている軽量・不燃材「サニール」などの重点商品を紹介した。また今期新たに発足した「製品戦略室」によるユーザーに直結した情報収集を元にした商品開発のコンセプトなどを発表した。
その後,外部講師として海洋研究開発機構の川村 善久 氏による「海底資源開発の歴史と戦略的イノベーション創造プログラム 海洋課題における取組」の講演や懇親会が行われ参加者相互の親睦を深める一時となった。(’19 4/3)

出光昭和シェル,統合記念キャンペーンを実施中

はじめまして。統合記念キャンペーン-出光昭和シェル 出光興産と昭和シェル石油は,2019年4月1日に経営統合をし,「出光昭和シェル」(トレードネーム)が発足した。2019年4月1日~6月30日まで,「はじめまして。統合記念キャンペーン」を全国の出光サービスステーションおよび昭和シェルサービスステーション(SS)で実施している。
同キャンペーンは,誰でも応募できるオープンキャンペーンと,キャンペーン実施対象SSで2,000円(税込)以上の商品を購入した方を対象とするクローズドキャンペーンがある。オープンキャンペーンは,キャンペーンサイトの応募フォームに必要事項を入力することで応募でき,「ビジネスクラスで行く世界の絶景を巡る旅」がペア2組(計4名)に当たる。クローズドキャンペーンは,キャンペーンサイトにレシート画像をアップロードし,必須事項を入力することで応募でき,電化製品やご当地グルメなどの賞品が6,500名に当たる。詳細は以下のURLより。
https://togo-cp.com/ (’19 4/3)