自動車ほか輸送機器業界」カテゴリーアーカイブ

2018年度自動車部品工業の経営動向および2019年度見通し

統計情報

 日本自動車部品工業会は,会員企業437社のうち,上場企業で自動車部品の売上高比率が50%以上,かつ前年同期比較が可能な74社の2018年度通期(2018年4月~2019年3月までの累計)の経営動向を発表した。それによると,日本会計基準を適用する企業61社の売上高は前年同期比1.4%増の14兆459億円,営業利益は同15.4%減の7,675億円だった。国際会計基準(IFRS)を適用する企業13社の売上高は同2.9%増の13兆2,707億円,営業利益は同23.0%減の7,007億円。

 また,2019年度通期の業績見通しは,日本会計基準を適用する企業59社の売上高が前年同期比0.5%減の13兆6,223億円,営業利益が同4.3%減の7,274億円,国際会計基準(IFRS)を適用する企業12社の売上高が同0.9%増の13兆1,290億円,営業利益が同12.3%増の7,706億円と予想している。('19 6/26)

「自動車技術展 人とくるまのテクノロジー展2019横浜」開催される

自動車技術展 人とくるまのテクノロジー展2019横浜 2019年5月22日(水)~24日(金)の3日間,パシフィコ横浜(横浜市西区)で「自動車技術展 人とくるまのテクノロジー展2019横浜」(主催:自動車技術会)が開催され,過去最大規模となる624社・1197小間が出展し3日間で95,900人が来場した。

 最近よく耳にするコネクテッド,自動運転,シェアリング,電動化を総称する「CASE」に関連した技術が大きなトレンドとして注目された。

 主催者企画として横浜と名古屋の展示会に同一テーマとして「新たな自動車技術が支える地域創生」を掲げ,2年間を一連の企画で構成し,くるまが社会に新しい価値をもたらす姿を提示した。移動コスト最小,エネルギーコスト最小,ビジネス効率最大をコンセプトに業界の垣根を超えた企業展示や自動運転バスの市場体験などが賑わった。

 トライボロジー関連では,軸受,トライボ材料,DLCなど表面改質や性能・評価試験機,潤滑剤などが数多く出展した。

 同時開催の自動車技術会「2019年春季大会」では,24日(木)に「エンジン部品・トライボロジー」(座長:村上 元一 氏(トヨタ自動車))にてコーティングを中心としたセッションと,午後からは「潤滑油・潤滑技術およびトライボロジー」(座長:中村 正明 氏(日野自動車))などの学術講演が行われた。「0W-8低粘度省燃費エンジン油の開発」や「次世代低粘度ガソリンエンジン油規格JASO GLV-1の開発」など省燃費オイルの開発や委員会による成果報告が行われた。

 なお,2019年7月17日(水)~19日(金)には,ポートメッセなごや(名古屋市国際展示場)で「人とくるまのテクノロジー展2019名古屋(http://expo-nagoya.jsae.or.jp/)」が開催される。('18 6/12)

経済産業省・国土交通省,自動車燃費3割改善を提示

 経済産業省と国土交通省は,2019年6月3日(月)に乗用自動車の燃費基準に関する審議会を開催し,新たな基準値等を提示した。新たな基準値は25.4km/Lで,2030年度を目標年度とし,2016年度実績と比較して,32.4%の燃費改善となる。

 対象範囲は,ガソリン自動車,ディーゼル自動車,LPG自動車,電気自動車,プラグインハイブリッド自動車となる。('18 6/12)

NAPAC,2019年度「オートパーツの日」(8月2日)プレゼントキャンペーンを実施

2019年度「オートパーツの日」(8月2日)プレゼントキャンペーン 日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC)は,オートアフターマーケット活性化連合(AAAL)の協力を得て,2019年7月1日(月)~8月31日(土)までの2ヵ月間,2019年度「オートパーツの日」(8月2日)プレゼントキャンペーンを実施する。「オートパーツの日」は,カーカスタマイズライフをより楽しくするオートパーツ点検交換の日。

 同キャンペーンは,「オートパーツの日」のPR活動の一環として,7月1日(月)にNAPACホームページにて開設される専用応募フォームより所定事項をすべて記入した応募者の中から抽選で200名にNAPAC協賛会員のカスタマイズパーツやノベルティグッズなどをプレゼントする。プレゼント賞品はスポーツシート,アルミホイール,ブレーキパッド,レーシングホイールナット等のカスタマイズパーツのほか,有名ブランドのノベルティグッズや「オートパーツの日」の告知活動を記念し制作された「オリジナルステッカー貼付トミカ」(ミニカー)等。キャンペーンの概要や応募方法などは以下のURLより。
https://www.napac.jp/cms/ja ('18 6/12)

日本オートケミカル工業会,2019年度通常総会・特別講演会・懇親会が開催される

日本オートケミカル工業会,2019年度通常総会・特別講演会・懇親会 日本オートケミカル工業会(JACA)は,2019年5月15日,都内で「2019年度(令和元年)通常総会」及び「講演会」「懇親会」を開催した。

 総会では,2018年度事業報告と収支決算,2019年度事業計画及び収支予算,役員改選などの議案について審議され,原案どおり承認された。任期満了により理事と監事が改選され,新理事長に武蔵ホルトの渕田 昌嗣 社長が就任した。

 講演会では,「『つながる車の未来』~豊かに安心して暮らせるモビリティ社会を目指して~」と題して今井 武 氏(自動車技術会フェロー/筑波大学非常勤講師)が,モビリティの変化や「CASE」や「MaaS」といったコネクテッド,自動運転,カーシェアリング,電動化,ライドシェア,オンライン配車サービスと人間らしさといった自動車の変革期に考えなくてはならないことのポイントを解説した。

 懇親会では,渕田 新理事長が冒頭の挨拶で,「次世代自動車とケミカルがどのように今後関わっていくのか非常に興味があるところで工業会の皆さんと勉強を続けていきたい。洗車をすれば車が奇麗になり事故が減るとも言われている。安全や安心を広めるためにもAAAL(オートアフターマーケット活性化連合)やJAAMA(全国自動車用品工業会)と共に洗車の日を盛り上げていきたい」と抱負を述べた。('19 6/5)

自動車整備の専門展「オートサービスショー2019」開催される

 日本自動車機械工具協会は2019年5月16日(木)~18日(土)までの3日間,「第36回オートサービスショー2019」(主催:日本自動車機械工具協会)を東京ビッグサイト青海展示棟(東京都江東区)で開催,103社・8団体,860小間が出展し,3日間で37,245名が来場した。

 オートサービスショーは1948年以来35回開催している日本最大の自動車機械工具実演展示会で,乗用車,トラック,バス,二輪車等の自動車整備検査機器を始めとする自動車整備事業者が使用するハードウエア,ソフトウエアや関連商品が一堂に集まる。

 今回は「次世代へ 変わるクルマと自動車整備」をテーマに,進化する自動車整備技術の高度化や作業の安全や環境にも配慮した最新機器やシステムが数多く紹介され,さまざまな自動車整備に関連するセミナーも開催された。

 デンソーやヤマダコーポレーションのブースでは,2018年から新車のカーエアコン用冷媒がR134aからR1234yfに順次切り替えられていることから新冷媒や現行冷媒とPAG / POE冷凍機油の回収再生充填装置を出展し注目された。オベロンでは,車を深く・長く愛せるコンディション作り「コンディション・ケア」のコンセプトでオイルコンディションを最適に保つ「オイルナイザー」や「スラッジナイザー」などメンテナンス・サービスを紹介した。リークラボ・ジャパンでは,自動車用漏れ止め添加剤「リスローン」や阿部商会が輸入元となるバイオ界面活性剤の洗浄剤「BIOREM2000」を出展した。('19 6/5)

第36回オートサービスショー2019

日本産業洗浄協議会,「第28回JICC洗浄大学 産業洗浄基礎講座」を開催

 日本産業洗浄協議会(JICC)と日刊工業新聞社は,2019年6月26日(水)に,日刊工業新聞社東京本社(東京都中央区)で「第28回JICC洗浄大学 産業洗浄基礎講座」を開催する。
同講座の今回のテーマは「フレッシュマン講座 産業洗浄の基礎と洗浄剤の安全管理」で,産業洗浄の基礎をわかりやすく解説するとともに,安全な洗浄作業を行うための注意事項や洗浄剤情報について紹介する。定員は45名。同講座の概要や申し込み先は以下のとおり。

  • 日時:2019年6月26日(木) 10:00~17:00
  • 会場:日刊工業新聞社 東京本社セミナールーム(東京都中央区)
  • 参加費:21,600円/人(一般),17,280円/人(JICC会員)(税込)
  • 定員:45名(先着順,定員になり次第締切)
  • プログラム
    • 「洗浄概論と洗浄工程の構築」 北村 裕夫 氏(日本産業洗浄協議会)
    • 「洗浄評価法と水系洗浄剤の種類・用途と取り扱い上の注意」 天田 徹 氏(日本産業洗浄協議会)
    • 「非水系不燃性洗浄剤の種類・用途と取り扱い上の注意」 花田 毅 氏(AGC)
    • 「非水系可燃性洗浄剤の種類・用途と取り扱い上の注意」 山内 辰也 氏(ENEOSサンエナジー)
  • 申し込み方法
  • 申し込み先:日刊工業新聞社 総合事業局 教育事業部 技術セミナー係
    TEL 03-5644-7222  FAX 03-5644-7215
    E-mail j-seminar@media.nikkan.co.jp
  • 講座内容に関する問い合わせ先:JICC日本産業洗浄協議会事務局
    TEL 03-5777-0791
    E-mail sskjicc@jicc.org
    URL http://www.jicc.org/event/univ_basic28-1.html ('19 5/29)

NTN,「低燃費対応小型チェーンテンショナ」を開発

低燃費対応小型チェーンテンショナ-NTN NTNは,自動車のタイミングチェーンの張力を維持する油圧式オートテンショナにおいて,構造の簡素化による小型化と,作動に必要なオイル量の大幅な削減によるエンジンの低燃費化に貢献する「低燃費対応小型チェーンテンショナ」を開発した。

 同製品は,独自設計により,チェーンテンショナの構造を簡素化し,チェーンテンショナ自体の小型・軽量化を実現するとともに,オイルポンプからテンショナに供給,排出しているオイルをテンショナ内部に貯留させる構造とし,従来と同様に高い信頼性・耐久性を維持しながら,必要な供給オイル量の大幅な削減を可能にした。オイル量を削減することでオイルポンプの小型化が可能となり,ポンプ稼働の負荷を減らし,エンジンの低燃費化に貢献する。また,テンショナ内部にオイルを貯留する構造としたことで,エンジン始動直後にも適正な油圧でチェーンの張力を維持することが可能となり,チェーンの張力不足による異音を抑制する。('19 5/29)

「TTRF-TAIHO International Symposium on Automotive Tribology 2019」開催される

 大豊工業トライボロジー研究財団(Taiho Kogyo Tribology Research Foundation:TTRF)と大豊工業は共催で「TTRF-TAIHO International Symposium on Automotive Tribology 2019」を2019年4月16日(火)名古屋国際会議場(名古屋市熱田区)で開催,トライボロジーに関連する大学・研究機関や自動車関連企業のエンジニア約190名が参加した(写真1)。

 「自動車のトライボロジーを通してアカデミアに貢献する」という趣旨に基づき,トライボロジー研究の進展や自動車技術への応用に関してトップレベルの情報交換とともに産学連携の現状と将来の可能性を示し,その強化を図ることを目的に昨年に続き4回目の開催となった。

TTRF会場風景

写真1 TTRF会場風景

 実行委員長の杉原 功一 氏(大豊工業 代表取締役社長)はオープニングスピーチで,「本シンポジウムの目的と意義は,研究成果の応用,産学官の相互理解と協業の機会を提案することにあります。今回のテーマは「Tribology Technologies for the Evolution of Powertrain Part II」とし,ルブリカンツ,デザイン,マテリアルの進化とトライボロジーの進化を産学両側の視点から講演頂くことで活発な議論を期待しています」と挨拶した(写真2)。

 当日は基調講演2件と3セッション6講演が行われ,閉会の挨拶では実行委員の鈴木 徹志 氏(大豊工業 専務取締役)が「トライボロジーに関わる多くの技術者に支えられてきた企業として,今後も本シンポジウムを継続しレベルアップすることで産学連携の強化とトライボロジーのさらなる活性化の一助となれば幸いです。」と話した(写真4)。

 講演後にはレセプションが行われ活発な意見交換が行われた。

大豊工業 杉原実行委員長

写真2 大豊工業 杉原実行委員長

質疑応答

写真3 質疑応答

TTRF-TAIHO-大豊工業 鈴木専務取締役

写真4 大豊工業 鈴木専務取締役

【基調講演】
1)Technology Trends of Passenger Car …Kazuo Muraki(Nissan Mortor Co.,Ltd.)
2)Research on Reduction of Friction Loss of Internal Comustion Engine in SIP Innovative Combustion Technology and Research System of Industry-University Collaboration after 2019…Yuji Mihara氏(Tokyo City University)

【セッション1】 Lubricants
1)Motor Cooling Oil for Hybrid Vehicle &Electric Vehicle…Toshiaki Iwai(Idemitsu Kosan Co.,Ltd.)
2)The Lubrication Challenges of Drivetrain Electrification…Walter Bunting(BP p.l.c.)

【セッション2】 Design
1)Technique for Reducing Friction of Piston Rings…Miyuki Usui(Riken Corporation)
2)Friction Reduction in Internal Combustion Engines through Laser Surface Texturing…Sorin-Cristian Vladescu(Imperial College London)

【セッション3】 Materials
1)SHINAYAKA Polymers for Automobile…Kohzo Ito(The University of Tokyo)
2)Technical Trends of Solid Lubricant Overlay for Engine Bearings …Shu Kamiya(Taiho Kogyo Co.,Ltd.)

○お問い合わせ先
TTRF-TAIHO International Symposium on Automotive Tribology 2019実行委員会
E-mail info@ttrf.org
URL http://www.ttrf.org ('19 5/29)

2019年3月の建設機械出荷金額統計および2018年度累計

 日本建設機械工業会がまとめた2019年3月の建設機械出荷金額統計(補給部品を含む総額)は,前年同月比6.8%増の3,004億円で,6ヵ月連続の増加となった。うち,内需は同14.4%増の1,236億円で6ヵ月連続の増加,外需は同2.0%増の1,768億円で6ヵ月連続の増加となった。内需について機種別に見ると,トラクタが同32.4%増の134億円,油圧ショベルが同40.1%増の358億円,ミニショベルが同1.5%増の91億円,コンクリート機械が同8.3%増の50億円,基礎機械が同11.2%増の45億円,油圧ブレーカ圧砕機が同5.4%増の24億円,その他建設機械が同18.1%増の85億円,補給部品が0.6%増の111億円と増加した。外需について機種別に見ると,トラクタが同12.0%増の213億円,油圧ショベルが同4.1%増の798億円,ミニショベルが同11.2%増の230億円,建設用クレーンが同59.7%増の109億円,基礎機械が同1528.6%増の2億円,油圧ブレーカ圧砕機が同18.1%増の11億円と増加した。地域別に見ると,中国,欧州,北米,中南米,CISその他東欧の5地域が増加した。

 また,2018年度(2018年4月~2019年3月)の建設機械出荷金額統計(補給部品を含む総額)は,前年度比8.2%増の2兆8,073億円で,2年連続の増加となり,過去最高の実績となった。うち,内需は同0.9%増の9,925億円で3年ぶりの増加,外需は同12.6%増の1兆8,148億円で,2年連続の増加となった。内需について機種別に見ると,トラクタが同10.9%増の1,218億円,油圧ショベルが同0.3%増の2,706億円,ミニショベルが同6.1%増の895億円,基礎機械が同11.1%増の434億円,油圧ブレーカ圧砕機が同3.3%増の205億円,その他建設機械が同11.3%増の719億円と増加した。外需について機種別に見ると,トラクタが同6.3%増の1,900億円,油圧ショベルが同17.4%増の7,735億円,ミニショベルが同8.7%増の2,305億円,建設用クレーンが同22.1%増の838億円,油圧ブレーカ圧砕機が同10.9%増の101億円,その他建設機械が同8.0%増の2,508億円,補給部品が14.7%増の2,390億円と増加した。地域別に見ると,アジア,中国,オセアニア,欧州,北米,中南米,CISその他東欧の全7地域が増加した。('19 5/15)

日本精工,電動車変速機向け円すいころ軸受を開発

NSK LCube II-日本精工 日本精工は,電動車の変速機に使用される円すいころ軸受「NSK LCube II」を開発した。同製品は,転動体への特殊加工により,潤滑が希薄な過酷環境下での耐久性向上,耐焼き付き性向上を実現し,電動車の燃費・電費向上に貢献する。
燃費規制の強化や化石燃料の枯渇を背景に,電動車の開発が急速に進み,変速機領域では,電動車の燃費・電費向上を目的とし,潤滑油の低粘度化や少油量化が進んでいる。
同製品は,円すいころの転動面及び頭部に,円すいころ軸受に適した油溜まりとなる微細な凹部を形成し,接触面の潤滑油膜の保持性を向上させることで,表面損傷を防ぎ,従来品に比べて8倍以上の耐久性と同等以上の耐焼き付き性を実現した。また,低速域での油溜まり効果(油膜が形成されやすい状態)により,従来品に比べて10%の低フリクションを実現した。
同社は,同製品の売上として2030年に年間40億円を目指す。(’19 4/17)

2019年2月の建設機械出荷金額統計

 日本建設機械工業会がまとめた2019年2月の建設機械出荷金額統計(補給部品を含む総額)は,前年同月比9.0%増の2,376億円で,5ヵ月連続の増加となった。うち,内需は同9.1%増の812億円で5ヵ月連続の増加,外需は同9.0%増の1,565億円で5ヵ月連続の増加となった。内需について機種別に見ると,トラクタが同12.2%増の78億円,油圧ショベルが同37.9%増の215億円,ミニショベルが同12.8%増の75億円,道路機械が同0.3%増の29億円,コンクリート機械が同27.0%増の23億円,その他建設機械が同7.2%増の59億円と増加した。外需について機種別に見ると,トラクタが同16.4%増の159億円,油圧ショベルが同12.2%増の706億円,ミニショベルが同11.6%増の213億円,コンクリート機械が同41.6%増の1億円,基礎機械が同0.9%増の3億円,補給部品が18.8%増の184億円と増加した。地域別に見ると,中国,欧州,アフリカ,北米,中南米,CISその他東欧の6地域が増加した。(’19 4/17)