電機業界」カテゴリーアーカイブ

キャプテンインダストリーズ,低価格の工作機械用照明を新発売

バルトマン社製工作機械用照明「MACH LED Plus 40」-キャプテンインダストリーズ

 キャプテンインダストリーズは,産業機械用など各種照明機器の製造メーカーであるドイツ・バルトマン社製の,工作機械用平面装着型照明の低価格モデル「MACH LED Plus 40(リーンモデル)」を2019年7月10日(水)より新発売する。

 同製品は,工作機械の内部という狭く高ストレスな場所にも設置できるコンパクトな筐体設計で,重要性能はそのままに低価格を実現した。機械やシステムに後付けすることも可能で,ユーザーの設置場所や照明条件などにあわせて柔軟な配置と調整ができる。蛍光灯と同じように広範囲に照射する設計のため,既存の蛍光灯器と同じ位置に取り付けても照射範囲は変わらず,また照明機器の長さは同等なので従来の蛍光灯器と互換性がある。構造体は防水防塵性IP67の安全ガラス,厚さ4mmのアルミニウム製ハウジングで構成されていて,切粉や油,さまざまなクーラントに対して化学的耐性があり,機械的な衝撃,振動,および熱に耐性がある。('19 7/3)

イグス,3次元動作用イーサネットケーブル「CFROBOT8.PLUS」を開発

イーサネットケーブル「CFROBOT8.PLUS」-イグス

 イグスは,厳しい条件下で稼働する産業用ロボットのスピーディーなコミュニケーションを確保するため,最大捻回角度±360度のチェーンフレックス イーサネットケーブル「CFROBOT8.PLUS」を開発した。

 製造業では,2020年には世界中で300万台を超える産業用ロボットが稼働すると見込まれ,それに伴い,ロボット同士やロボット軸,制御系統,上位システム間の確実なコミュニケーションに対する要求も高まっている。同社では,将来的には産業用イーサネットケーブルが優勢になる可能性が高いことを踏まえ,高負荷の3次元動作に対応し,ロボット部品間の確実なデータ伝送を担うイーサネットケーブルの開発に至った。最大捻回角度±360度で耐久性に優れる新しいケーブルは,市場で欠けていた領域をカバーできる。

 同製品は広さ2,750m2の同社試験施設において,3次元動作用ケーブル保護管のトライフレックスR内で1,500万サイクル以上の捻回テストが実施されており,イーサネット通信の電気特性が問題なく機能することが確認されている。耐用年数を評価する試験は現在も継続中で,最終結果が出るまでには,あと数年かかる予定としている。('19 6/26)

ドイツメッセ,新しいデジタル技術展示会を2020年3月にドイツのハノーバーで開催

 日本能率協会ドイツメッセ日本代表部は,ドイツメッセ社が2020年3月17日(火)~19日(木)の3日間,ハノーバー国際見本市会場(ドイツ・ハノーバー)で新しいデジタル技術展示会「TWENTY2X」を開催すると発表した。同展示会のテーマは,IT技術と中小企業のビジネスプロセスのデジタル化で,展示会とともにカンファレンスも行われる。主にドイツ,オーストリア,スイスの中小企業およびスタートアップのCEOとITに関連する意思決定者,ITエキスパート,アドバイザーを来場対象とする。

 同展示会は,ビジネスマネジメント(データ管理,ビッグデータ,人工知能,ビジネスソフト,クラウドなど),セキュリティソリューションズ(ITインフラ,脅威管理,GDPR(EU一般データ保護規則),ブロックチェーンなど),ニューテック(最先端技術の重要アプリケーションと開発),スケール11(スタートアップ向け展示),ニューワーク(職場のシステム,マネージメント)の5つのメイン展示エリアで構成される。現在,出展者を募集している。

  • 問い合わせ先:日本能率協会 ドイツメッセ日本代表部
    〒100-0003 東京都港区芝公園3-1-22
    TEL 03-3434-6447  FAX 03-3434-8076
    E-Mail DMS@jma.or.jp
    URL http://www.jma.or.jp/dms/  ('19 6/19)

日鉄エンジニアリングとチャレナジー,風力発電機に関する技術検討を共同で実施

垂直軸型マグナス式風力発電機 日鉄エンジニアリングとチャレナジーは,チャレナジーが開発する次世代風力発電機「垂直軸型マグナス式風力発電機」(マグナス風車)に関する技術検討を共同で実施する旨の契約を締結した。マグナス風車開発をチャレナジーが担当し,設計・調達・施工などのエンジニアリングを日鉄エンジが担当することで,商業化に向けたコストダウン等に取り組む。

 マグナス風車は,従来のプロペラ式と異なりプロペラの代わりに円筒翼を用いることで,台風などの強風下でも風向・風速に左右されず安定的に発電できる。離島地域の安定的な電力供給を目的に,日本国内やフィリピンなど東南アジアの島嶼部への普及を狙いとしている。('19 6/12)

オムロン,「状態監視機器新シリーズ」として温度状態監視機器 「K6PM-TH」を発売

温度状態監視機器「K6PM-TH」-オムロン オムロンは,製造現場の異常状態を人に代わって監視する「状態監視機器」の新シリーズとして,温度状態監視機器「K6PM-TH」を2019年6月3日から順次発売すると発表した。

 同製品は,制御盤や配電盤などの盤内にある機器の温度をIoTにより常時遠隔監視することができる。異常発熱を予測する独自の「到達予測アルゴリズム」や,外気温度の影響を受ける場所でも周囲温度の変化をキャンセルし対象機器の温度上昇のみを捉える「差温検出アルゴリズム」で,早期に異常傾向を把握できる。また,広視野角(90°×90°)のコンパクトな非接触温度センサーで狭い盤内でも少ないセンサー数で全面の温度状態を測定することができる。常時遠隔から監視可能なため,人が点検のために巡回する必要がなく,異常発生時のみの現場対応となり,設備や装置の異常停止リスクの低減と省人化の両立が可能となった。('18 6/12)

「ハノーバーメッセ2019」開催される

 2019年4月1日(月)~5日(金)の5日間,ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で,最新の産業技術・製品が一堂に会する世界最大のB to B専門展示会「ハノーバーメッセ2019」が開催された。メインテーマは「Integrated Industry-Industrial Intelligence(インテグレイテッド・インダストリー-産業インテリジェンス)」で,製造現場やエネルギー産業におけるオートメーションやロボティクスなど,効率化や製造工程の自動化,予知保全,5Gの産業活用といった最先端の技術が全27ホールで紹介された。

 プラスチックモーションカンパニーのイグスでは,初日にドイツ・メルケル首相がブースを訪れ(写真1),同社が2年後の商品化を目指す家庭用協働ロボットの試作機を視察した。このロボットは樹脂製のギヤやベアリングを使用することで軽量化や低コスト化とともに,メンテナンスフリーを実現するもの。

イグスブースを訪問するメルケル首相(中央)とイグス・ブラーゼCEO(左)

写真1 イグスブースを訪問するメルケル首相(中央)とイグス・ブラーゼCEO(左)

 同社のブースでは,少量多品種生産となる介護用自動車のステアリングやギヤ部品などを耐摩耗性を備えた樹脂で製造する3Dプリンタによる部品製造サービス(写真2)や,ユーザーがインターネットで好みの部品を選択し低価格のロボットがネットショッピングで注文できる「RBTX.com」などを発表した。

3Dプリンタによる部品製造サービス

写真2 3Dプリンタによる部品製造サービス

 今回目玉の一つである「5G Arena」では,世界に先駆けて5G(第5世代移動通信システム)」を使用したロボットや画像処理など製造業での活用に関連した実演(写真3)が公開された。またホールでは自動化された工場を再現し自動運転されるラインにタイヤや部品を無人の電気自動車が自動給電しながら搬送し,締め付け作業をする人間とロボットが協働作業をするといった工程(写真4,5,6)が見られた。

5G通信を利用したロボット

写真3 5G通信を利用したロボット

ホールに再現された工場

写真4 ホールに再現された工場

タイヤ自動搬送ロボット

写真5 タイヤ自動搬送ロボット

協働する人とロボット

写真6 協働する人とロボット

 昨年に続き,日本能率協会(JMA)とロボット革命イニシアティブ協議会(RRI)が共同でジャパンパビリオンを設置し,I Smart Technologies,アビームコンサルティング,Edgecrossコンソーシアム,京都機械工具,情報通信研究機構,日本電機工業会とともに日本のコネクテッド・インダストリー技術やソリューションなどIoT関連技術やサービスを海外にアピールした(写真7)。

ジャパンパビリオン

写真7 ジャパンパビリオン

 また,昨年までジャパンパビリオンで出展していた鋳金加工業のジャストは,ハノーバーメッセ出展をきっかけに海外との商談を得たことから,海外受注を目指す全国鍍金工業組合連合会の会員企業に呼びかけ,会員企業8社で出展,日本の高い鋳金技術をPRした(写真8)。潤滑油やグリースの給油・給脂装置やろ過装置,試験機,コーティング関連各社の出展も多く見られ,グリース給脂機器のリューベは現地法人が中心となり今回初出展となった。

全国鍍金工業組合連合会ブース

写真8 全国鍍金工業組合連合会ブース

 ハノーバーメッセ2019の出展社数は6,500社・団体,来場者数は21万5,000人,日本企業の出展は82社・団体と昨年の79社を上回る出展数となった。

 2020年は4月20日~24日の開催を予定している。('19 5/15)

出光興産,AI・IoT技術を活用した産業保安システムの実証実験に参加

 出光興産は,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2017年-2018年度事業である「IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業」の実証実験に参加した。実証実験は,同社北海道製油所を現場として,ビッグデータ解析による配管腐食の早期検知や,より高精度な腐食評価の実現などを目的に実施された。実証実験の幹事会社であるアクセンチュアをはじめ,関係機関が配管における腐食の進行度合いをデータ主導型で解析,評価する仕組みを構築した。具体的にはアクセンチュアが出光の腐食評価基準に従い,配管画像・動画をピクセル単位で評価するモデルをAI技術のひとつである「Deep Learning技術」を用いて構築し,システム上で実装した。

 解析モデルは裸配管・保温材配管を対象に配管画像を学習して構築し,同社定義の基準で80%以上の高い解析精度を出しており,実務レベルの有用性を確認した。このモデルにより配管腐食の早期検知,点検員による腐食評価のバラつきの均一化による設備信頼性の向上の可能性や,若手エンジニアの経験を補足する効果が示された。また,現場にてモバイルで配管画像撮影・アップロード・解析結果の確認が実施でき,実務での有効性を確認した。('19 5/15)

JXTGエネルギー,東京工業大学・LG JapanLabと機能材事業の共同研究講座を設置

 JXTGエネルギーは,LG JapanLab(以下LG)と東京工業大学(以下東工大)と共同で,「LG×JXTGエネルギー スマートマテリアル&デバイス共同研究講座」を東京工業大学科学技術創成研究院未来産業技術研究所内に,2019年4月1日に設置し,4月16日に発足式を行った。
 同講座では,省エネルギーや高齢化の課題を解決し,豊かで快適な生活を支える高機能材・デバイス機器の開発に向け,JXTGの機能材分野の技術力,東工大の世界トップクラスの研究力,高いグローバル競争力を有するデバイス・セットメーカーであるLGの開発力を融合させる。産学の枠・国境を越えて,この3者が基礎研究段階から一体となり取り組むことにより,短期間で研究成果の社会実装を目指す。(’19 4/24)

JXTGエネルギー,東京工業大学・LG JapanLabと機能材事業の共同研究講座を設置

住友電工,「SEC-溝入れバイトSSH型」を開発,販売開始

SEC-溝入れバイトSSH型-住友電気工業 住友電気工業は,内径溝入れバイト「SEC-溝入れバイトSSH型」を開発し,2019年4月より販売を開始した。
 自動車産業をはじめとする各種機械部品の加工では,回転軸にくぼみをつける溝入れ加工が広く行われているが,小物部品の内径溝入れ加工では,一般の溝入れ加工に比べ切りくずの排出が難しく,部品内に切りくずが滞留することがある。さらに,加工時は工具が振動しやすく,加工面を悪化させるなどの問題点がある。
 同製品は小径部の内径溝入れ加工を考慮したチップブレーカの形状設計により,加工時に発生する切りくずの形状・流出方向を制御し,優れた切りくず排出性を実現。内部給油対応ホルダのため,給油穴から切削油を吐出することで切りくず排出の効果をさらに高めることが可能。また,SSH型はホルダボディに超硬素材を採用したことにより,加工時の振動を大幅に低減し,高品位な加工面の実現が可能となる。さらに,鋭利な切れ刃形状設計と高密着で平滑なコーティング膜の組み合わせにより,優れた切れ味を長時間維持でき,工具の使い始めから交換まで加工面に発生する“ムシレ”を抑制し抜群の加工品位を実現できる。(’19 4/24)

SEMI,世界半導体材料統計を発表

 SEMIは,世界半導体材料統計を発表した。それによると,2018年の世界半導体材料市場は,前年比10.6%増の519億ドルとなり,過去最高額だった2011年の471億ドルを上回った。販売額の内訳は,ウェーハプロセス材料販売額が同15.9%増の322億ドル,パッケージング材料販売額が同3.0%増の197億ドル。地域別では,台湾が同11%増の114億ドルを消費し,9年連続で世界最大の半導体材料消費地となった。また,韓国が同16%増の87億ドル,中国が同11%増の84億ドル,日本が同9%増の76億ドル,その他地域(シンガポール,マレーシア,フィリピンなど東南アジア諸国およびその他小規模市場)が同7%増の62億ドル,北米が同6%増の56億ドル,欧州が同14%増の38億ドルとなっている。(’19 4/10)

SEMI,半導体前工程装置の世界市場予測を発表

 SEMIは,第1四半期版World Fab Forecastレポートに基づき,半導体前工程装置の世界市場予測を発表した。それによると,2019年は14%減の530億ドルとなるものの,2020年は急速に回復し27%増の670億ドルに達し,過去最高金額を更新すると予測している。
 メモリー分野の装置投資額は,過去2年間にわたり,全装置市場の約55%を年間で占めていたが,2019年に45%減少し,その後2020年に55%上昇することが予測される。2018年後半からの投資額減少傾向は2019年前半まで続くと予測され,2019年後半に回復はするものの,2019年を通じては,2018年の最高記録に対して30%減となることが明らかになっている。
 また過去2年間,ファウンドリ分野の装置投資額が投資額全体に占める割合は,25%~30%の範囲だったが,2019年と2020年の年間シェアも,安定してほぼ30%を維持すると予測される。(’19 3/20)

日本アビオニクス,樹脂二次加工超音波発振機を4種発売

超音波発振機「SW-Dシリーズ」-日本アビオニクス 日本アビオニクスは,樹脂部品の二次加工の品質向上とタクト短縮に寄与する「超音波発振機 SW-Dシリーズ4機種」を同時に発売する。
 同製品は,同社の独自アルゴリズムである超音波発振周波数追尾方式の持つ高速溶着を進化させ,「高速」かつバラつきを抑えた「高品質で安定した溶着」を実現する。多彩な制御モードと外部信号による制御により設備への組込みを容易とし,ものづくりで求められているトレーサビリティを重視した豊富なモニタ機能を持ち,さらに「高速溶着」を自動車だけでなく,エレクトロニクス,包装,医療,食品,衣料など様々な樹脂二次加工シーンで可能となった。また,IoTに対応した外部インターフェイスを大幅増強。高度な外部制御への対応に加えて多様な出力データの収集が生産履歴(トレーサビリティ)の一括管理に寄与。LANに対応し,イーサネットにより複数台の条件設定や,プログラム切替,モニタ値出力が可能。周波数・出力が異なる4種類のラインナップが用意されている。(’19 1/23)