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イグス,薄型で軽量の無潤滑ロータリーテーブルベアリングを開発

イグス,薄型で軽量の無潤滑ロータリーテーブルベアリングを開発

 イグスは,オートメーション設備や舞台装置,制御パネルなど,小さなスペースで素早い回転・旋回運動が求められる用途に向けて,薄型で軽量の新しいロータリーテーブルベアリング「イグリデュールPRT-04」を開発した。

 同社のロータリーテーブルベアリングは,アルミニウム製またはステンレス製の内輪・外輪の間にすべりパッドが組み込まれている。すべりパッドは,メンテナンスフリーの高性能樹脂イグリデュールJ製で,無潤滑かつ摩擦・摩耗を確実に低減し,最大35MPaの面圧に耐えることができる。今回新たに開発されたPRT-04は狭い取付スペースで使用することができ,内径50mm~300mmを提供可能。内径100mmのPRT-01に比べて取付高さを最大50%薄型化できるほか,重量も60%低減される。これにより自動化技術や,ソートシステム,制御パネル,舞台装置や照明技術等のコンパクトな用途にも適用でき,スリム構造によりコスト削減を実現する。('19 7/31)

イグス,ケーブルやホースを巻き取るスプリング式システム「eスプール」の新製品を開発

イグス,ケーブルやホースを巻き取るスプリング式システム「eスプール」の新製品を開発

 イグスは,様々な用途環境で動力,媒体,光ファイバーケーブルなどをまとめてガイドできるスリップリング不要スプリング式システム「eスプール」の新しい標準製品を開発した。新型は収納力と積載量を高め,最長21mのケーブルやホースを巻き取る。

 同製品は,電力だけでなく,データや圧縮空気,液体等あらゆる媒体を1つにまとめて伝送できる。狭い場所で様々なケーブルを1つのシステムにまとめて途切れなく接続可能にするだけでなく,ケーブル交換や追加も随時可能。また,ケーブルの絡まりを防ぐため,2種類のシステムを1つにまとめており,スリップリングが不要となる。ガイドローラーを装備した標準型エナジーチェーンが,内蔵された巻戻しスプリングで長さや引張力を常に最適に調整し,ツイスターバンドが回転動作を確保。特殊構造により,あらゆる方向への動作が可能。('19 7/17)

イグス,3次元動作用イーサネットケーブル「CFROBOT8.PLUS」を開発

イーサネットケーブル「CFROBOT8.PLUS」-イグス

 イグスは,厳しい条件下で稼働する産業用ロボットのスピーディーなコミュニケーションを確保するため,最大捻回角度±360度のチェーンフレックス イーサネットケーブル「CFROBOT8.PLUS」を開発した。

 製造業では,2020年には世界中で300万台を超える産業用ロボットが稼働すると見込まれ,それに伴い,ロボット同士やロボット軸,制御系統,上位システム間の確実なコミュニケーションに対する要求も高まっている。同社では,将来的には産業用イーサネットケーブルが優勢になる可能性が高いことを踏まえ,高負荷の3次元動作に対応し,ロボット部品間の確実なデータ伝送を担うイーサネットケーブルの開発に至った。最大捻回角度±360度で耐久性に優れる新しいケーブルは,市場で欠けていた領域をカバーできる。

 同製品は広さ2,750m2の同社試験施設において,3次元動作用ケーブル保護管のトライフレックスR内で1,500万サイクル以上の捻回テストが実施されており,イーサネット通信の電気特性が問題なく機能することが確認されている。耐用年数を評価する試験は現在も継続中で,最終結果が出るまでには,あと数年かかる予定としている。('19 6/26)

イグス,2019年「マヌス賞」を発表

 モーション・プラスチックカンパニーのイグス(ドイツ)は,高性能樹脂製ベアリングを採用した創造性に富んだアプリケーションを表彰する,2019年「マヌス賞」を発表した。今回で9回目となる同賞には,世界32ヵ国から445の応募が寄せられた。

 金賞に輝いたのは,スコットランドの機械設計会社ToolTech社の「オフショア検査装置」。同製品は,水中の石油・ガスプラットフォームに設置されたパイプラインを洗浄・検査する装置で,パイプの周辺にカフスのように巻き付き,ローラーで移動しながらパイプラインの洗浄や脆弱な部分を検知することが出来る。金属製のベアリングは腐食しやすいため,イグスの高性能樹脂製部品が採用された。海水への耐性に優れ,無潤滑・メンテナンスフリーの部品が,厳しい条件下でも確実な走行を実現する。

 銀賞は,ドイツ・ミュンヘンの造船メーカーCECカタマラン社が開発したスポーツカタマラン(双胴船)「iFLY 15」。同製品は速度を上げると機械的な飛行制御システムにより船体が水上約0.5メートルに浮上し,4枚の小型の折り畳み式水中翼によって最大30ノット(55km/h)で走行する。重量削減など制御システムに関わる課題を克服するため,水中翼にイグリデュール高性能樹脂製すべり軸受を使用した。

 銅賞は,フランスのKempf社が開発した「運転支援システム」。障害者や車いす使用者による車の運転を可能にする。ハンドルに装備された制御リング「ダリオス(Darios)」を押せば正確に加速し,ブレーキをかけるときはハンドル横の手動ブレーキを操作する。通常のペダル操作は不要で,最新版の制御リングは単純な円形ではなく,モダンなハンドルと同じように底辺がフラットなデザインとなっている。イグスの3Dプリントによって200個もの高性能樹脂製パーツを作り,連結して,世界初のD型形状加速制御リングに組み込んでいる。

 これまでの受賞者やアプリケーションに関する情報は以下URLより。
https://www.igus.co.jp/manus  ('19 5/22)

2019年マヌス賞授賞式-イグス

イグス,送りねじ製品群に新材質「イグリデュールJ200」製ナットをラインナップ

 イグスは,送りねじシステム製品群に,耐久性に優れた高性能の新材質イグリデュールJ200を新たにラインナップした。オンラインツールの送りねじコンフィギュレータでは,多条ねじ,台形送りねじ,メートルねじを使ったシステムを構成し,ナットの予測寿命を確認することができる。
 送りねじは,回転動作を直動運動に変換するもので,位置決めの高速/低速の調節も可能。自己潤滑性のある同社の送りねじユニットの用途は,鉄道車両乗車口の可動式ステップ(画像)や,3Dプリンタ,バルブアクチュエータ,化学やプロセス工学分野の器具類など多岐に及ぶ。このような様々な機能に対応するため,同社の送りねじコンフィギュレータ(https://www.igus.co.jp/leadscrewshop)では,メートルねじ,台形ねじ,多条ねじを使った幅広い駆動システムや技術を選択してオンラインで構成することや寿命予測もできる。また,両端加工の送りねじ図面作成,オンライン見積依頼も可能。送りねじは70種類を超えるピッチと3種類の材質,ナット材質は耐久性に優れたイグリデュールJ200を含む9種類で,10種類の様々な形状が用意されている。
 イグリデュールJ200製の新しい送りねじナットを同社の試験施設でテストしたところ,硬質アルマイト処理アルミニウム製の送りねじ上の走行において,標準材質のナットに比べて3倍の寿命を記録した。この新型ナットをアルミニウム材質と組み合わせて使用すると,騒音や振動が低減し,かつ軽量設計が可能だという。代表的な適用例としては,電車や飛行機のドアシステムのほか,ハンドリングやオートメーション領域が挙げられる。多条ねじやセルフロック機能のある台形ねじにも適合するスリーブ型やフランジ型送りねじナットは,在庫品も多く取り揃える。(’19 3/27)

イグス,イグリデュールJ200製ナットをラインナップ

イグス,クリップベアリング用新材質「イグリデュールK230」を開発

イグス,クリップベアリング用新材質「イグリデュールK230」を開発 イグスは,クリップベアリングおよびフランジベアリング用の材質として「イグリデュールK230」を開発し,ラインアップに加えた。同製品は抜群の弾力性や,耐薬品性,耐湿性を備えており,過酷な条件下でも大きな偏荷重に耐えられる。また,耐摩耗性においても既存材質の中で上位に入る性能であることが,同社の評価試験施設で確認された。130℃までの高温用途でも使用でき,自動車,包装機械,自動機などでクリップベアリングの採用が進むと見込んでいる。
 クリップベアリングは板金を貫通する軸に使用するもので,両端にフランジが付いており,取り付け後の板金固定に適している。大きな偏荷重がかかるため,高い弾性と堅牢性が求められている。(’18 12/5)