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トライボコーティング技術研究会,2019年度「第1回研究会及び総会」が開催される

トライボコーティング技術研究会,2019年度第1回研究会及び総会

 トライボコーティング技術研究会は,2019年5月31日(金),理化学研究所 和光本所(埼玉県和光市)で,2019年度の第1回研究会と総会を開催した。総会では2018年度の活動報告ならびに会計報告および2019年度の活動計画などが発表され,出席者によって了承された。なお,2020年2月28日(金),板橋区立グリーンホールで開催予定の第5回研究会は,砥粒加工学会が主催する「先進テクノフェア(ATF)」との同時開催となる。当日はシンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」の特別講演,岩木賞記念講演などが予定されている。

 今年度の第1回研究会では,平塚 傑工 氏(ナノテック)が「DLC膜の国際標準化動向と最新成膜技術」,馬渕 豊 氏(宇都宮大学大学院工学研究科)が「Pin / Disc試験及びAEを用いた薄膜の密着性評価法」のテーマで講演し,DLC膜の評価法の提案や試験方法のISO化などについて発表した。

 講演,総会終了後には理化学研究所内の光量子工学研究センター 中性子工学施設の見学会が行われ,開発が進む小型加速器などを見学した。

ナノテック 平塚氏による講演

ナノテック 平塚氏による講演

見学で訪れた中性子工学施設

見学で訪れた中性子工学施設

 また,「第12回岩木賞トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)」の業績募集開始が発表された。岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故 岩木 正哉 博士(理化学研究所 元主任研究員,トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業を称え,その遺志を継ぐ技術者・研究者の成果や業績を表彰するもの。同賞には,大賞,優秀賞,特別賞,奨励賞,事業賞,国際賞,功績賞があり,研究の成果や業績,経済的・社会的な貢献度などを基準に審査される。募集締め切りは2019年8月31日(金).2020年2月28日(金)に開催されるシンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」において表彰および表彰者の記念講演が行われる。申し込みや推薦受付など問い合わせは下記まで。

問い合わせ先
 未来生産システム学協会(NSP) 表彰顕彰部門 岩木賞表彰事業部内
 e-mail:award@nsp-t.info
 https://sites.google.com/site/npstwebsite/biao-zhang-xian-zhang  ('19 7/24)

トライボコーティング技術研究会,特別シンポジウムと岩木賞贈呈式が開催される

 トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は,2019年2月22日(金)に理化学研究所和光研究所 鈴木梅太郎記念ホール(埼玉県和光市)で,第21回シンポジウム「トライボコーティングの現状と将来―コンフォーマル,高機能成膜・薄膜技術の最前線,マイクロ流体技術の医療応用―」を開催し,第11回岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)の贈呈式と,受賞者の記念講演を行った。
 岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故 岩木 正哉 博士(理化学研究所元主任研究員,トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業をたたえ,当該技術分野およびその関連分野において日々努力・研鑽する個人,法人,団体の業績を表彰するもの。第11回岩木賞を受賞したのは以下の3件・10名で,賞状,盾が授与された。

  • 岩木賞優秀賞・事業賞
    「脱真空回転霧化式二流体スプレー法を用いた三次元スタック構造半導体デバイスへのコンフォーマル成膜技術」
     清家 善之 氏(愛知工業大学)/宮地 計二 氏,小林 義典 氏(旭サナック)/黒河 周平 氏(九州大学)/土肥 俊郎氏(Doi Laboratory)
  • 岩木賞特別賞
    「コールドスプレー法の基礎研究と適用事例の開発」
     榊 和彦 氏(信州大学)
  • 岩木賞奨励賞
    「高機能成膜を実現させるアーク抑制型HiPIMS電源の開発」 
     黒岩 雅英 氏,岡野 忠之 氏(東京電子)/中谷 達行 氏,福江 絋幸 氏(岡山理科大学)

 優秀賞・事業賞を受賞した研究は,「三次元スタック構造の半導体デバイスにおける新しい回転霧化式二流体スプレーによる成膜」という独創的かつ高度な技術と合わせ,実用化に成功している点も高く評価され,岩木賞史上初となる複数の賞の同時受賞となった。
 特別賞は,1980年代にロシアで開発された比較的新しい分野において新たな発展の可能性がみえたことが,奨励賞は,電源開発をスタートに成膜分野にまで波及・発展させた点がそれぞれ高く評価された。
 この日は岩木賞受賞記念講演のほか,会員講演として「PVD用薄膜材料およびEifeler社PVD装置最新動向」「塩素含有DLC膜の摩擦摩耗特性に関する研究」「マイクロ流体チップを用いたがんマーカー物質の検出」の3講演も行われた。(’19 3/6)

第21回トライボコーティングの現状と将来

トライボコーティング技術研究会,2018年度 第1回研究会および総会が開催される

トライボコーティング技術研究会,2018年度第1回研究会 トライボコーティング技術研究会は,2018年6月1日(金),理化学研究所 和光本所(埼玉県和光市)で2018年度「第1回研究会」および総会を開催した。総会では2017年度の活動報告および2018年度の活動計画などを審議し,了承された。
 第1回研究会では,川邑 正広 氏(川邑研究所)による「固体被膜潤剤の基礎と応用」,加納 眞 氏(KANO Consulting Office)による「これからの自動車エンジンに求められる摺動特性~DLCの適用可能性~」が講演された。また,講演,総会後には理化学研究所の染谷薄膜素子研究室の見学会が行われた。
 また,「第11回岩木賞トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)」の業績募集開始が発表された。
 岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故 岩木 正哉 博士(理化学研究所元主任研究員,トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業を称え,その遺志を継ぐ技術者・研究者の業績を表彰するもの。同賞には,大賞・優秀賞・特別賞・奨励賞・事業賞・国際賞・功績賞がある。募集締切は2018年8月31日。2019年2月22日(金)に開催されるシンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」において表彰および表彰課題の記念講演を行う。申し込みや推薦受付など問い合わせは以下より。

問い合わせ先
 未来生産システム学協会(NPS) 表彰顕彰部門 岩木賞表彰事業部内
 E-mail award@nps-t.info
 https://sites.google.com/site/npstwebsite/biao-zhang-xian-zhang  (’18 6/27)

トライボコーティング技術研究会,シンポジウムと岩木賞贈呈式が開催される

 トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は,2018年2月23日(金)に板橋区立文化会館(東京都板橋区)で,第20回シンポジウム「トライボコーティングの現状と将来―紫色発光半導体技術,コーティング膜の測定評価技術,産学連携による新技術―」を開催し,第10回岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)の贈呈式と,受賞者の記念講演を行った。
 岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故 岩木 正哉 博士(理化学研究所元主任研究員,トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業をたたえ,当該技術分野およびその関連分野において日々努力・研鑽する個人,法人,団体の業績を表彰している。第10回岩木賞は以下の3件が受賞し,記念講演が行なわれた。

  • 岩木賞優秀賞:岡本 宗大 氏(大塚電子)
     記念講演「反射分光干渉法を用いた三次元形状体へのコーティング厚みの非破壊測定」
  • 岩木賞事業賞:グウェン ボロレ 氏(アントンパール・ジャパン)
     記念講演「PVDコーティング膜の品質管理法の確立と普及」
  • 岩木賞国際賞:中村 修二 氏(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)
     記念講演「紫色LEDを使った太陽光に近い白色LED―起業と実業化の流れ,次世代の光への挑戦―」

 優秀賞は,大塚電子が独自開発した顕微反射分光膜厚計OPTMにより,光を用いて非破壊・非接触で形状のある実サンプルの各点の膜厚を高精度かつ高速に測定できる技術が評価された。
 薄膜やPVD(物理蒸着)コーティングはより広い用途に対応するため様々な手法が開発され,その手法によりコーティング特性が異なることから,これぞれの特性を評価方法も様々である。事業賞は,過去数十年に渡り,コーティングの品質管理要件を満たす機械的特性測定技術へのグウェン ボロレ 氏およびアントンパール社の貢献が評価された。
 青色LEDでノーベル物理学賞を受賞した中村 修二 氏が起業したベンチャー企業Soraa社が事業化に成功したGaN-On-GaNタイプの紫色LEDは,人工光では自然光のスペクトルに最も近いことから「ブルーライト症候群」の抑制につながると言われている。今後,国際的な普及が期待されていることなどから国際賞の受賞となった。
 また,今回は,「動き始めた町工場と大学・ベンチャー連携」というテーマで開催された第2回「いたばしベンチャーフォーラム」との合同開催となった。パネルディスカッションでは,青色LEDの開発でノーベル賞を受賞した中村 修二 教授を含め5名が登壇し,「ミライを変えるモノづくりベンチャーの始め方」というテーマで,日本が誇る町工場の技術力で技術課題を解決するそれぞれの取り組みや想い,今後のモノづくりのミライについてディスカッションした。(’18 2/28)

第20回トライボコーティングの現状と将来-トライボコーティング技術研究会

「トライボコーティングと高機能トライボ表面部会」の合同研究会が開催される

トライボコーティング技術研究会と高機能トライボ表面プロセス部会の合同研究会 トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)と高機能トライボ表面プロセス部会(代表幹事:梅原 徳次 氏,名古屋大学)は,2017年12月1日(金),東京都立産業技術研究センター(東京都江東区)にて合同での研究会を開催した。
 トライボコーティング技術研究会は,1994年に当時の東京都立産業技術研究所の熱処理研究室に様々な技術相談に集まっていた中小企業を中心に発足。理化学研究所と東京都立産業技術研究センターを中心に,トライボコーティング技術とファブリケーション(ものづくり)技術との協業化を視野に活動している。一方,高機能トライボ表面プロセス部会は,自動車の低燃費化・高性能化において,高機能トライボ表面の寄与がますます大きくなっていることから,自動車関連やコーティングなどの産業界,大学や研究機関などが参加し,分野横断的な議論を通して低摩擦(高摩擦),耐摩耗性などに優れた高機能トライボ表面のためのプロセス革新に向けた検討を行う場として2014年に設立している。
 合同での開催となった今回は,トライボコーティング研究会会長の大森 整 氏,高機能トライボ表面プロセス部会庶務幹事の上坂 裕之 氏(岐阜大学)の挨拶の後,大電力パルススパッタリング(HiPIMS)技術」をキーワードに3件の講演と東京都立産業技術研究センターの施設を見学,HiPIMS成膜システムを用いたプラズマ計測のデモンストレーションなどが行われた。当日の講演プログラムは以下の通り。

  1. 「大電力パルスマグネトロンスパッタを用いたナノクラスター超原子の生成技術」 角山 寛規 氏(慶応義塾大学)
  2. 「PBIIおよびHiPIMSによるDLC膜の作製」 中尾 節男 氏(産業技術総合研究所中部センター)
  3. 「HiPIMS with 2 µm/hour Deposition Rate -The Trends in Coatings for Premium Cutting Tools-」 Alexander Marxer 氏(Cemecon K.K.)

 なお,トライボコーティング技術研究会は2018年2月23日(金)に板橋区立文化会館小ホール(東京都板橋区)にて,第2回いたばしベンチャーフォーラムと合同で理研シンポジウム第20回「トライボコーティングの現状と将来」を開催,岩木賞国際賞・事業賞受賞の中村 修二 氏(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)による「紫色LEDを使った太陽光に近い白色LED―起業と実用化の流れ,次世代の光への挑戦―」など岩木賞受賞記念講演を行う予定であることを発表した。(’17 12/20)

トライボコーティング・ドライコーティング合同技術研究会開催される

2017年トライボコーティング・ドライコーティング合同技術研究会 トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)とドライコーティング研究会(事務局:近畿高エネルギー加工技術研究所)は,2017年10月18日(水)に板橋区立文化会館(東京都板橋区)で合同研究会を開催した。
 今回のシンポジウムの基調講演は,ノーベル物理学賞を受賞された中村 修二 氏を招き,「人体に優しい,紫色LEDを使った,太陽光に近い白色LEDの応用と将来の光源」というテーマで講演を行った。白色LEDを夜の照明に使用すると健康障害を起こすことがあると指摘されている。人類や植物に最も優しい光が太陽光であり,その太陽光に一番近い白色LEDの応用と将来について最新の研究内容の説明があった。基調講演に続き,マイクロセッション,オンデマンドセッションでは,以下のテーマの最新の研究開発や実用事例の紹介などの講演を行った。

  • 基調講演
    • 「人体に優しい,紫色LEDを使った,太陽光に近い白色LEDの応用と将来の光源」 中村 修二 氏(カリフォルニア大学サンタバーバラ校)
  • 第一部:マイクロセッション
    • 「微細加工関連の最新研究動向」 大森 整 氏(理化学研究所)
    • 「イオンショットテクノロジー:光学材料のナノ精度研削とステンレス系金型材のダイレクトカットへの応用」 加藤 照子 氏(理化学研究所)
  • 第二部:オンデマンドセッション
    • 「微細構造を用いた光学フィルムによる光機能制御」 林部 和弥 氏(デクセリアルズ)
    • 「最新ホットスタンプ・アルミ成形金型向けDLC系薄膜について」 福井 茂雄 氏(日本エリコンバルザース)  (’17 11/8)

トライボコーティング技術研究会,2017年度第1回研究会および総会開催される

 トライボコーティング技術研究会は,2017年5月26日(金),理化学研究所 和光本所で2017年度「第1回研究会」および総会を開催した。総会では2016年度の活動報告および2017年度の活動計画などを審議し,了承された。
 第1回研究会では,鈴木 大 氏(富士ダイス,写真1)による「新たな生産プロセスへの取り組みと新材料の開発動向」,綾目 吉彦 氏(IHI Ionbond Japan,写真2)による「IHI IonbondのPVDコーティングサービス」が講演された。また,講演,総会後に情報基盤センター「スーパーコンピュータHOKUSAIとShoubu」、および戒埼宇宙物理研究室「Satsuki(皐月)」の見学会が行われ,Madein in Japanのスーパーコンピュータを見学した。スーパーコンピュータ「Shoubu(菖蒲)」はスパコンの省エネランキングGreen500で3期連続の世界第1位を獲得している。
 また,「第10回岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)」の業績募集開始が発表された。
 岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故 岩木 正哉 博士(理化学研究所元主任研究員,トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業を称え,その遺志を継ぐ技術者・研究者の業績を表彰するもの。同賞には,大賞・優秀賞・特別賞・奨励賞・事業賞・国際賞があり,今年度は,さらに功績賞が新設された。募集締切は2017年8月31日。2018年2月23日(金)に開催されるシンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」において表彰および表彰課題の記念講演を行う。申し込みや推薦受付など問い合わせは以下より。

問い合わせ先
 未来生産システム学協会(NPS) 表彰顕彰部門 岩木賞表彰事業部内
 E-mail award@nps-t.info
 https://sites.google.com/site/npstwebsite/biao-zhang-xian-zhang  (’17 6/14)

トライボコーティング技術研究会,2017年度第1回研究会および総会開催される

第19回トライボコーティングシンポジウムと岩木賞贈呈式,開催される

 トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)と理化学研究所大森素形材工学研究室は2017年2月24日(金),理化学研究所(埼玉県和光市)で第19回「トライボコーティングの現状と将来 ―微粒子,レーザー,放電加工による高付加価値表面の創成―」のシンポジウムを開催,第9回岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)授賞式の後に受賞者による記念講演3件と会員講演3件が行われ,企業,大学・研究機関などから85名が参加した。
 岩木賞贈呈式後の記念講演では,優秀賞を受賞した不二WPCの熊谷 正夫 氏が「微粒子投射処理とDLCなどの硬質薄膜形成技術の複合化」を,特別賞を受賞した東北大学大学院の水谷 正義 氏が「レーザ照射を用いたバイオインプラントの骨親和インターフェース創成」,同じく特別賞を受賞した大阪府立産業技術総合研究所の南 久 氏が「放電加工によるチタン材の着色仕上げ」のテーマで講演した。
 会員講演では,日本電子工業の大沼 一平 氏が「DLCコーティング技術と事例紹介」,首都大学東京大学院の清水 徹英 氏が「HiPIMSパルス周波数のリアルタイム制御による反応性プロセス安定化技術の開発」,理化学研究所 強相関量子伝導研究チームの川村 稔 氏が「トポロジカル絶縁体薄膜の量子伝導特性」のテーマでそれぞれ講演した。
 岩木賞は,同研究会と未来生産システム学協会(NPS)などからなる審査委員会が,表面改質,トライボコーティング分野で著しい業績を上げた個人,法人,団体を表彰するもので,多くの功績を残しトライボコーティング研究会を発足された,故 岩木 正哉 博士(理化学研究所 元主任研究員)の偉業を讃え,2008年度に創設された。
 また,トライボコーティング技術研究会は,1994年に当時の東京都立産業技術研究所の熱処理研究室に様々な技術相談に集まっていた中小企業を中心に発足。現在では理化学研究所と東京都立産業技術研究センターを中心に,トライボコーティング技術とファブリケーション(ものづくり)技術との協業化を視野に入れた年5回の研究会活動を行っている。

問い合わせ先:理化学研究所 大森素形材工学研究室 内 トライボコーティング技術研究会事務局
https://www.sites.google.com/site/tribocoating/inquiry  (’17 3/1)

第19回トライボコーティングの現状と将来-トライボコーティング技術研究会

トライボコーティング技術研究会,2016年度「第4回研究会」開催される

トライボコーティング技術研究会2016年度第4回研究会 2016年12月2日(金),東京都立産業技術研究センター(東京都江東区)でトライボコーティング技術研究会の2016年度「第4回研究会」が開催された。
 同研究会では,大森 整 会長(理化学研究所)による開会挨拶の後,寺西 義一 氏(東京都立産業技術研究センター)が「セラミックス材へのイオン注入効果」について,江川 正利 氏(東陽テクニカ)が「薄膜の機械特性評価におけるナノインデンターの応用事例」について,黒岩 雅英 氏(東京電子)が「核融合炉用パルススイッチ技術の応用による医療用DLC成膜に最適なHiPIMS電源の開発」についてそれぞれ講演した。
 また,講演後には,東京ロボット産業支援プラザにて,案内ロボットの試作品や,実証試験のための設備等の見学会が行われた。同プラザでは,2020年の東京オリンピックに向けて,海外からの来訪者をはじめ,競技会場やその周辺施設,日本各地の観光地等を訪れる人にとって必要となる案内サービスなどの品質向上を目的とした案内ロボットシステムの開発・実証を行っており,同システムを開発,事業化する中小企業を公募している。(’16 12/7)

「トライボコーティング・ドライコーティング合同技術研究会」開催される

2016年トライボコーティング・ドライコーティング合同技術研究会 トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)とドライコーティング研究会(事務局:近畿高エネルギー加工技術研究所)は2016年7月29日(金)に板橋区立グリーンホール(東京都板橋区)で「第9回トライボコーティング・ドライコーティング合同技術研究会」を開催した。両研究会では合同での技術研究会を毎年開催している。
 冒頭で板橋区産業経済部部長の細井 榮一 氏,ドライコーティング研究会の山田 猛 専務理事(近畿高エネルギー加工技術研究所)の挨拶の後,“表面改質技術”によるクリティカルコンポーネント創成の観点から,微粒子ピーニングによる機能性表面の創成およびプラズマを利用した表面改質に関わる第一線の研究講演が下記テーマで行われた。
 また講演後シンポジウムの総括では,トライボコーティング研究会の大森 整 会長(理化学研究所)から来年は合同技術研究会も10年目を迎えることから,新技術の情報交換などに期待を寄せた。

  1. 「AIH-FPPによる金属間化合物コーティング」 小茂鳥 潤 氏(慶應義塾大学)
  2. 「斜投射微粒子ピーニング(Angled-FPP)による周期的微細構造の形成を通した機能性表面創製の可能性」 亀山 雄高 氏(東京都市大学)
  3. 「プラズマ窒化法および放電プラズマ焼結法を応用したプラズマ表面硬化処理技術」 西本 明生 氏(関西大学)  (’16 8/31)

トライボコーティング技術研究会,「第1回研究会」および総会開催される

 トライボコーティング技術研究会は,2016年6月3日(金),理化学研究所 和光本所で2016年度「第1回研究会」および総会を開催した。総会では2015年度の活動報告および2016年度の活動計画などを審議し,了承された。
 第1回研究会では,滝沢 正明 氏(IHI ハウザーテクノコーティングB.V.,写真左)による「ハウザーのPVD・PACVDコーティング技術」,木野 学 氏(ハーモニック・ドライブ・システムズ,写真右)による「ハーモニックドライブ(R)の最新技術動向」が講演された。また,講演,総会後にメガオプトのインキュベーションセンターの見学会が行われ,主にレーザー加工機の実機を見学した。
 また,「第9回岩木賞トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)」の業績募集開始が発表された。
 岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故 岩木 正哉 博士(理化学研究所元主任研究員,トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業を称え,その遺志を継ぐ技術者・研究者の業績を表彰するもの。同賞には,大賞・優秀賞・特別賞・奨励賞・事業賞・国際賞があり,今年度は,大賞・優秀賞・特別賞・奨励賞を中心に募集を行う(ただし,国際賞・事業賞の申請も受け付ける)。募集締切は2016年8月31日。2017年2月24日(金)に開催されるシンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」において表彰および表彰課題の記念講演を行う。申し込みや推薦受付など問い合わせは以下より。

  • 問い合わせ先
     未来生産システム学協会(NPS) 表彰顕彰部門 岩木賞表彰事業部内
     E-mail award@nps-t.info  (’16 6/8)

トライボコーティング技術研究会,2016年度第1回研究会

第18回トライボコーティングシンポジウムと岩木賞贈呈式,開催される

第18回トライボコーティングの現状と将来-トライボコーティング技術研究会 トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)と理化学研究所大森素形材工学研究室は2016年2月26日(金),理化学研究所(埼玉県和光市)で第18回「トライボコーティングの現状と将来 ―Green tribo-coating技術及び医工連携への取り組み―」のシンポジウムを開催,第8回岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)授賞式の後に受賞者による記念講演3件と会員講演3件が行われた。
 岩木賞贈呈式後の記念講演では,大賞を受賞した秋田県産業技術センターの久住 孝幸 氏が「電界砥粒制御技術を用いた表面創成技術」を,優秀賞を受賞した神港精機の寺山 暢之 氏が「PIGプラズマCVD装置の商品化とナノ多層DLCコーティング技術」を,特別賞を受賞した理研計器の今屋 浩志 氏が「Unbalanced Magnetron Sputter(UBMS)法によるPtナノ粒子/カーボン電極による定電位電解式臭化水素(HBr)ガスセンサの開発」を紹介した。
 また会員講演では,INI Coatings Ltd,Germanyの稲垣 力 氏より「高イオン化スパッタリングによる低温・短サイクル成膜プロセスのメリット」,東京都立産業技術研究センターの柚木 俊二 氏より「コラーゲン・ゼラチン改質技術~公設試の独自性をふまえた医療機器開発の事例~」,理化学研究所・中性子ビーム技術開発チームの小林 知洋 氏より「理研の小型中性子源RANSによる材料解析」が紹介された。なお,今回のシンポジウムには企業,大学・研究機関などから66名が参加した。

 岩木賞は,同研究会と未来生産システム学協会(NPS)などからなる審査委員会が,表面改質,トライボコーティング分野で著しい業績を上げた個人,法人,団体を表彰するもので,多くの功績を残しトライボコーティング研究会を発足された,故 岩木 正哉 博士(理化学研究所 元主任研究員)の偉業を讃え,2008年度に創設された。
 また,トライボコーティング技術研究会は,1994年に当時の東京都立産業技術研究所の熱処理研究室に,さまざまな技術相談に集まっていた中小企業を中心に発足,理化学研究所と東京都立産業技術研究センターを中心に,トライボコーティング技術とファブリケーション(ものづくり)技術との協業化を視野に入れた年5回の研究会活動を行っている。

問い合わせ先:理化学研究所 大森素形材工学研究室 内 トライボコーティング技術研究会事務局
https://www.sites.google.com/site/tribocoating/inquiry  (’16 3/23)