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2020年度「第1回トライボコーティング技術研究会と総会」開催される

2020年度「第1回トライボコーティング技術研究会と総会」1

トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は2020年8月28日,理化学研究所和光本所(埼玉県和光市)鈴木梅太郎記念ホールで2020年度 第1回研究会と総会を開催した。

当日は大森 会長の開会挨拶の後,伊藤 嘉浩 氏(理化学研究所)による特別講演「マイクロアレイ・バイオチップを用いた検査システム」,藤田 浩史 氏(島貿易)による会員講演「英国PCS Instruments社製トライボロジー試験機」が行われた。

その後総会を開催,2019年度の活動報告及び会計報告,2020年度の活動計画を発表した。なお大森 会長,熊谷 泰 副会長(ナノコート・ティーエス),野村 博郎 副会長(理化学研究所)が再任となった。

今後は2020年10月15~16日に第3回視察研究会,12月11日に第4回研究会,2021年2月26日に第5回研究会(第23回トライボシンポジウム&第13回岩木賞)を予定している。('20 9/23)

2020年度「第1回トライボコーティング技術研究会と総会」2

2020年度「第1回トライボコーティング技術研究会と総会」3

日本精工,「電動射出成形機用ボールねじ 耐久試験機1号機」がトライボロジー遺産に認定

日本精工,「電動射出成形機用ボールねじ 耐久試験機1号機」がトライボロジー遺産に認定

日本精工は,同社試験機の「電動射出成形機用ボールねじ 耐久試験機1号機」がトライボロジー技術の発展への貢献が認められ,日本トライボロジー学会より,トライボロジー遺産に認定された。トライボロジー遺産は,科学と技術の発展の歴史において,重要な貢献をしたトライボロジーに関係する技術や事物を発掘し保存するために,「トライボロジー遺産」として認定し,情報発信と顕彰を行なうことを目的とした賞。

射出成形機の樹脂を押し出す送り駆動は,一般的とされていた油圧駆動から,1980年代以降は電動化への動きが加速していたが,電動射出成型機の送り駆動に使われるボールねじは,極めて大きな荷重を受け,さらに小ストローク運転で使用されるため,潤滑も含め,ボールねじの耐久性が課題とされていた。

同試験機は,ボールねじの耐久性向上を図るために1990年に製作されたもので,試作品の評価から改良までが行えるようになり,その後の電動射出成形機の性能向上及び産業機械の電動化の発展に貢献した。('20 7/29)

「ASTEC 2020 第15回先端表面技術展・会議」開催される

ASTEC 2020ロゴ

2020年1月29日(水)~1月31日(金)の3日間,東京ビッグサイト(東京都江東区)で,「ASTEC 2020 第15回先端表面技術展・会議」(主催:ASTEC実行委員会)が開催され,3日間合計で47,692名(同時開催展含む)が来場した。

今回で15回目の開催となる同展では,テーマを「~Surface to Everything~ 先端技術で“診る”,“測る”,“創り出す”機能性表面・界面の専門展」にリニューアル。各種表面分析・計測装置を中心に,最新のコーティング技術や装置,サービスが一堂に展示された(写真1)。

展示会の様子1-ASTEC 2020

展示会の様子2-ASTEC 2020

展示会の様子3-ASTEC 2020

写真1

また,トライボロジーに関連する先端企業の専門家が集まり,オープンイノベーションを支える開発支援環境の構築やトライボロジーの新たなビジネスモデル等について討議するパネルディスカッション(写真2),トライボロジー特性を評価・計測する最新の技術・製品を集めたパネル展示「産学連携トライボロジーコーナー」(写真3),最先端の表面処理テクノロジーや研究動向を紹介する「表面技術会議」など多数の企画,講演が催された。

写真2 パネルディスカッション-ASTEC 2020

写真2

写真3 トライボロジーコーナー-ASTEC 2020

写真3

次回「ASTEC 2021」は2021年1月27日(水)~29日(金)の3日間,東京ビッグサイト東4ホール・会議棟で開催される予定。次回の出展申し込み等の問い合わせは以下より。

  • 問い合わせ先
     ASTEC実行委員会事務局(JTBコミュニケーションデザイン内)
     〒105-8335 東京都港区芝3-23-1 セレスティン芝三井ビルディング
     TEL:03-5657-0850  FAX:03-5657-0645
     E-mail:astec@jtbcom.co.jp
     公式サイト https://www.astecexpo.jp/  ('20 2/26)

トライボコーティング技術研究会,第22回「トライボコーティングの現状と将来」2/28に開催

トライボコーティング技術研究会,第22回「トライボコーティングの現状と将来」2/28に開催

2020年6月2日追記

「トライボコーティングの現状と将来」開催延期のお知らせ

2020年2月28日(金)に開催予定だった第22回シンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」は,日本国内での新型コロナウィルス感染拡大の影響により,下記のとおり2020年5月29日(金) 2020年8月28日(金)に延期となりました。詳細は別途,ご案内します。

  • 日時:2020年2月28日(金)
     → 2020年5月29日(金)
     → 2020年8月28日(金)
  • 会場:板橋区立グリーンホール(東京都板橋区)(講演:2Fホール,技術展示会:1Fホール)
     → 鈴木梅太郎ホール(理化学研究所 生物科学研究棟1F)(埼玉県和光市)

トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は,2020年2月28日(金),板橋区立グリーンホール(東京都板橋区)で第22回シンポジウム「トライボコーティングの現状と将来」を開催し,第12回岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)の贈呈式と,受賞者による記念講演を行う。

岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故 岩木 正哉 博士(理化学研究所元主任研究員,トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業をたたえ,当該技術分野およびその関連分野において日々努力・研鑽する個人,法人,団体の業績を表彰するもの。今回のシンポジウムでは,ナノ炭素研究所 大澤 映二 氏(豊橋技術科学大学名誉教授)による「2.6nm爆轟法ナノダイヤモンド分散粒子の生産技術の確立とナノダイヤモンドコロイドの事業化」(岩木賞大賞・事業賞),コマツNTC 前花 英一 氏,東北大学大学院 水谷 正義 氏, 厨川 常元 氏による「微細ラティスコーティング技術の開発」(岩木賞特別賞),IBUKI 松本 晋一 氏による「加飾成形用金型の製造技術ならびにAI援用技術に基づくIOT化事業」(岩木賞事業賞)の記念講演のほか,技術展示企業によるテクニカルプレゼンテーション等が行われる。

なお,今回は同会場にて,砥粒加工学会主催の先進テクノフェア「ATF(Advanced Technology Fair)2020」も同時開催される。

同シンポジウムの概要や,申込みなど問い合わせ先は以下のとおり。

  • 日時:2020年2月28日(金) 12:45~17:20(交流会17:30~19:30)
  • 会場:板橋区立グリーンホール(東京都板橋区)(講演:2Fホール,技術展示会:1Fホール)
  • 主催:トライボコーティング技術研究会 理化学研究所 大森素形材工学研究室
  • 共催:東京都立産業技術研究センター
  • 後援:未来生産システム学協会(NPS)
  • 協賛:砥粒加工学会,日本トライボロジー学会,表面技術協会,日本熱処理技術協会,日本金属学会,日本表面真空学会,日本材料試験技術協会,日本機械学会,日本塑性加工学会,精密工学会,日本鉄鋼協会,応用物理学会,AMPIドライコーティング研究会
  • 定員:150人(定員になり次第締切)
  • 参加費:シンポジウム(テキスト代)6,000円,交流会3,000円
  • 技術展示出展企業(五十音順):池上金型工業,オプトスター,ケーエンジニアリング,ジーフロイデ,システムズエンジニアリング,島貿易,神港精機,新東工業,東京電子,ナガセインテグレックス,日本特殊光学樹脂,メカニカル・テック社,ラップマスター・ウォルターズ・ジャパン
  • 問合せ先
     理化学研究所 大森素形材工学研究室 内
     トライボコーティング技術研究会 シンポジウム事務局
     TEL:03-5918-7613 FAX:03-5918-7624
     E-mail:tribo@tribocoati.st
     URL http://www.tribocoati.st  ('20 2/19)

「第15回工作機械のトライボロジー研究会」開催される

第15回工作機械のトライボロジー研究会

日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)である「工作機械のトライボロジー研究会」(主査:野口 昭治 氏,東京理科大学)は,2020年1月22(水),東京理科大学(神楽坂)森戸記念館(東京都新宿区)で第15回研究会を開催した。

今回は3校の大学から下記研究テーマが発表された。IoTやAIなどの活用による見える化やスマート化によるこれからのものづくり,光学部品の主要な技術と最近の開発や製造の動向,摺動特性を向上させる表面の解析パラメータの研究が発表され,活発な意見交換が行われた。

  1. 「これからの『ものづくり』を支える工作機械技術」 清水 伸二 氏(日本工業大学 工業技術博物館 館長)
  2. 「光学部品の精密加工」 瀧野 日出雄 氏(千葉工業大学)
  3. 「工作機械の摺動面にも有効なプラトー表面のための表面粗さ評価法の研究~粗さパラメータとロバストフィルタ~」 吉田 一朗 氏(法政大学)

同研究会は,工作機械や各種機械要素(転がり軸受,流体軸受,リニアガイド等),潤滑剤,加工法,加工油,工具等に関係する研究者や技術者が一堂に会し,トライボロジー研究や技術の課題と成果を持ち寄り討論することで工作機械のトライボロジーに係わる研究と技術の発展に寄与することを目的に2015年1月にスタート,年3~4回,研究会を開催している。('20 2/12)

「ASTEC 2020 第15回先端表面技術展・会議」1/29~東京ビッグサイトで開催

ASTEC 2020ロゴ

2020年1月29日(水)~1月31日(金)の3日間,東京ビッグサイト(東京都江東区)で,「ASTEC 2020 第15回先端表面技術展・会議」(主催:ASTEC実行委員会)が開催される。

同展では,トライボロジー特性を評価・分析する最先端の装置や表面処理加工技術・装置が一堂に展示。トライボロジーに関連する先端企業の専門家が集まり,オープンイノベーションの現状や課題,国際標準化への取り組み,トライボロジーの新たなビジネスモデル等について討議するパネルディスカッションや,最先端の表面処理テクノロジーや研究動向を紹介する「第15回表面技術会議」,「産学連携」をテーマにした企画展示,出展者によるプレゼンテーションなどが多数催される。

<パネルディスカッション「トライボロジーにおけるオープンイノベーションの課題と将来」>
同企画では,トライボロジーに関する先端企業や研究機関の専門家が,東京理科大学の佐々木 教授のモデレータのもと,トライボロジー分野におけるオープンイノベーションや国際標準化への取り組み,トライボロジーの新たなビジネスモデル等についてディスカッションする。参加費は無料でセミナー登録も不要(展示会入場時に来場登録が必要)。

  • 日時:2020年1月31日(金)10:30~12:15
  • 会場:ASTEC / SURTECHセミナー会場(南3ホール展示会場内)
  • 企画主催:潤滑通信社
  • 企画協力:ASTEC実行委員会

【モデレータ】
佐々木 信也 氏(東京理科大学 工学部 機械工学科 教授)

【テーマ1:オープンイノベーションを支える開発支援環境の構築】(10:30~11:15)
ディスカッションテーマ(予定)

  • オープンイノベーションを支える評価試験の品質向上と効率化
  • 高度化する要求に対応するラボの必要性
  • 共創と競争のための評価試験 など

パネリスト企業:エリオニクス,協和界面科学,新東科学,東陽テクニカ,ナノテック

【テーマ2トライボロジーの新たなビジネスモデル】(11:25~12:15)
ディスカッションテーマ(予定)

  • ソフトマターへ
  • トライボロジー 機能性から快適性へ
  • グローバルマーケットへの展開と課題 など

パネリスト企業:アントンパール・ジャパン,三洋貿易,島貿易,トリニティ―ラボ,レスカ

<第15回表面技術会議>
1月29日(水)に「次世代自動車・航空宇宙を支える最新の表界面ソリューション」,30日(木)に「先端材料のための表面構造分析,評価・計測技術の最前線」のテーマで開催される。

  • 日時:2020年1月29日(水),30日(木) 10:45~13:00
  • 会場:ASTEC / SURTECHセミナー会場(南3ホール展示会場内)
  • 参加費:無料 ※ただし,希望者のみテキスト代3,000円/テーマ
  • プログラム:
     1月29日(水)【テーマ1】次世代自動車技術・航空宇宙を支える最新の表界面ソリューション
     10:45~11:30 「全固体電池の界面制御と,その研究を加速するためのAI / Robot活用」
      一杉 太郎 氏(東京工業大学 物質理工学院)
     11:30~12:15 「先端材料の表面・界面構造を明らかにする最新の電子顕微鏡技術」
      橋本 哲 氏(JFEテクノリサーチ)
     12:15~13:00 「航空宇宙分野における機能性分子センサー技術の開発と応用」
       浅井 圭介 氏(東北大学)
    https://unifiedsearch.jcdbizmatch.jp/nanotech2020/jp/sem/astec_surtech/seminar_details/RIxT48GqKAY

     1月30日(木)【テーマ2】先端材料のための表面構造分析,評価・計測技術の最前線
     10:45~11:30 「先進DPC STEM法による材料局所電磁場解析」
      柴田 直哉 氏(東京大学大学院工学系研究科)
     11:30~12:15 「新しい走査型プローブ顕微鏡(SPM測定)技術『ESM』によるリチウムイオン電池の評価」
      石井 孝治 氏(オックスフォード・インストゥルメンツ)
     12:15~13:00 「TOF-SIMSと共焦点ラマンを搭載したプラズマFIB-SEMによるマルチモーダル解析」
      鈴木 直久 氏(東陽テクニカ)
    https://unifiedsearch.jcdbizmatch.jp/nanotech2020/jp/sem/astec_surtech/seminar_details/g5FuhJzXoOI

<産学連携トライボロジーコーナー(小間番号:3S-P15)>
トライボロジー特性の評価・計測に関連する企業10社が,最先端の製品・技術をパネル展示で紹介する。同コーナーの出展企業は以下のとおり。

  • 出展企業
    アントンパール・ジャパン/エリオニクス/協和界面科学/三洋貿易/島貿易/新東科学/東陽テクニカ/トリニティーラボ/ナノテック/レスカ
  • ASTEC 2020開催概要
    • 名称:ASTEC 2020 第15回先端表面技術展・会議
    • 会期:2020年1月29日(水)~1月31日(金) 10:00~17:00
    • 会場:東京ビッグサイト南3ホール
    • 入場料:3,000円
      ※Webサイトでの事前登録者,招待状持参者は入場無料。以下のURLより事前登録できます
       https://jcd-event.smktg.jp/public/application/add/415?lang=ja
    • 主催:ASTEC実行委員会
  • 問い合わせ先:ASTEC展示会事務局
     TEL:03-5657-0850  FAX:03-5657-0645
     ASTEC 2020公式サイト https://www.astecexpo.jp  ('20 1/22)

「変速機のトライボロジー研究会」開催される

第29回変速機のトライボロジー研究会

日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)である「変速機のトライボロジー研究会」(主査:村上 靖宏 氏,アフトンケミカル・ジャパン)は2019年11月21日(木),都内で29回となる研究会を合同で開催した。

当日は,渡邊 陽一 氏(日本パーカライジング)による「歯車などの高面圧摺動部品を対象に窒素を活用した表面改質とその特徴」,岸 美里 氏(トヨタ自動車)による「信頼性向上デフ油の開発」,樋口 成起 氏(大同特殊鋼)による「Solutions for Pitting Fatigue Protection by Metallic Materials and Lubricant Additive Technologies for Future Drivetrain 」の各講演が行われた。('20 1/22)

2019年度「第4回トライボコーティング技術研究会」開催される

トライボコーティング技術研究会,2019年度第4回研究会

トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は,2019年12月13日(金),東京都立産業技術研究センター(東京都江東区)で2019年度の「第4回研究会」を開催した。

同研究会は,理化学研究所と東京都立産業技術研究所を中心に,トライボコーティング技術とファブリケーション(ものづくり)技術との協業化を視野に年5回開催している。

第4回の技術研究会では,大森 会長の開会挨拶の後,近藤 邦夫 氏(昭和電工 融合製品開発研究所)による「フラーレンの潤滑特性とメカニズム」,福田 良司 氏(東京都立産業技術研究センター)による「都産技研における航空機関連の取り組みについて」の各講演が行われた。

講演後には,東京都立産業技術研究所内の航空機産業支援室に導入された試験機や,企業と協働し試作した航空機部品などの見学会が行われた。('20 1/22)

「International Tribology Conference Sendai 2019(ITC Sendai 2019)」開催される

ITC Sendai 2019(1)

日本トライボロジー学会 (JAST)は,2019年9月17日(火)~21日(土)の5日間,仙台国際センター(仙台市青葉区)で「ITC Sendai 2019」を開催した。

ITCは1985年に東京で開催以来,1990年に名古屋,1995年に横浜,2000年に長崎,2005年に神戸,2011年に広島,そして前回2015年に東京と継続的に開催されており,国際的にも広く認知されている。

8回目の開催となる今回は,国内外から約900名(海外約350名)が参加し,発表登録件数は前回東京大会を上回る約650件(口頭発表約520件,ポスター発表約130件)の論文発表が行われ,40ヵ国を超える発表者より,各国における最新のトライボロジー関連研究の成果が発表された。

米国トライボロジー学会(STLE)やドイツ トライボロジー学会との情報交換を始め,中国,韓国,台湾との学術交流としてフォーラムやシンポジウムの開催,タイ・バンコクでの日系海外現地法人での技術交流などを通じてJASTの世界的なプレゼンス強化を行ってきた成果もあり,海外からの参加者が増加したことが今回の特徴の1つでもある。

開会の挨拶で,堀切川 一男 実行委員長(東北大学)は,「ITC Sendai 2019に皆様をお迎えでき嬉しく思うと同時に,『杜の都』としても知られる仙台で開催できることを誇りに思います。今回は過去最大となる600を超える論文発表,40ヵ国から700人以上の参加登録者があります。世界的に有名な講演者や専門家から最新の研究や話題を聞く絶好の機会です。素晴らしい仙台の街と会議を楽しんでください」と挨拶した。

堀切川一男実行委員長

堀切川一男実行委員長

Plenary Panel Session

Plenary Panel Session

●編集長によるプレナリーパネル討論会
9月17日のオープニングセレモニーの後には,ITCでは初となる企画として世界を代表するトライボロジー関連の主要国際雑誌の編集長7名による「Plenary Panel Session -Editors discuss directions in tribology-」と題したパネルディスカッションが開かれた。

トライボロジーの動向と今後の方向,論文発行と技術的課題,著者へのアドバイスの3つの話題について6名のパネリストと座長からショートプレゼンテーションによる問題提起があり,これらについて活発な意見交換がなされた。座長を務めた「Tribology Online」編集長で九州大学の杉村 丈一 教授から「潤滑経済」に,「特筆すべき討議内容は,トライボロジーの成り立ち,他分野との関わり,インパクトファクターの問題点とそれがもたらす悪循環,この状況のもとでトライボロジーを発展させるための方策などであった。また論文執筆について,リジェクト率の高さが示され,良い論文を書くための丁寧なアドバイスがあった。最後に,トライボロジー界を概観し,若手の成長への期待とトライボロジー発展のためにトライボロジストの結束が必要不可欠であることが述べられた。普段聴く機会のない編集長の言葉から,聴衆が得たものは大きく,今後のトライボロジーに活きる討論会であった」と今回の成果と今後への期待の声を頂いた。

●基調講演やシンポジウム
異分野と結ぶ,次の時代を切り開くPlenary Lectureをテーマに,トライボロジーの最先端を切り拓いているトライボロジストと今後ますます関連することが期待される異分野の最先端を切り拓いている研究者が招待され,3日間にわたり基調講演が行われた。

また,JASTの英文誌「Tribology Online」と連携した,ITC特集号に掲載する論文の中から優秀論文賞,またポスターセッションから優秀ポスター賞が選出されバンケットで発表,表彰された。

●テクニカルセッションとポスターセッション
「Fundamentals of tribology(トライボロジーの基礎)」,「Lubrication and Lubricants(潤滑および潤滑剤)」,「Surface and interface(表面および界面)」,「Material engineering(材料工学)」,「Manufacturing and machine elements(ものづくりと機械要素)」,「Life(生体・生活)」の6つのセッションに分け発表が行われた。

●展示会やバンケット
展示会場では国内外企業40社,書籍展示4社がトライボロジー関連の製品やカタログ展示を行った。また朝食やスイーツを食べながらリラックスした雰囲気で行う企業セミナー(モーニングセミナー・スイーツセミナー)では,ダイセル,日本パーカライジング,ジェイテクトの3社が自社技術やサービスの紹介を行った。

次回(第9回)ITCは2023年秋に福岡での開催を予定している。('19 12/25)

「第14回工作機械のトライボロジー研究会」開催される

第14回工作機械のトライボロジー研究会

 日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)である「工作機械のトライボロジー研究会」(主査:野口 昭治 氏,東京理科大学)は,2019年10月23(水),東京理科大学(神楽坂)森戸記念館(東京都新宿区)で第14回研究会を開催した。

 本年度2回目となる今回は野口 主査の挨拶の後,「油剤メーカー各社の最新技術動向」と題し潤滑剤や切削油メーカー4社による下記研究テーマが発表され,活発な意見交換が行われた。

  1. 「潤滑剤から観たCAE活用上の課題」 宍倉 昭弘 氏,坂倉 圭 氏(出光興産)
  2. 「摩擦調整剤の吸着性解析による摩擦低減メカニズム研究」 小野寺 康 氏(EMGルブリカンツ)
  3. 「機械汚れの少ない油剤およびCFRP用切削油剤の開発」 滝口 聖人 氏(ユシロ化学工業)
  4. 「工作機械関連油種における高引火点化への取り組み」 田村 健太郎 氏(JXTGエネルギー)

 同研究会は,工作機械や各種機械要素(転がり軸受,流体軸受,リニアガイド等),潤滑剤,加工法,加工油,工具等に関係する研究者や技術者が一堂に会し,トライボロジー研究や技術の課題と成果を持ち寄り討論することで工作機械のトライボロジーに係わる研究と技術の発展に寄与することを目的に2015年1月にスタート,年3~4回,研究会を開催している。現在の会員数は97名。次回は2020年1月22日(水)に大学を中心に「アカデミー特集」を東京で開催する予定。('19 11/6)

「トライボコーティング・ドライコーティングの合同研究会」開催される

2019年トライボコーティング・ドライコーティングの合同研究会

 トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)とドライコーティング研究会(事務局:近畿高エネルギー加工技術研究所)は,2019年8月30日(金)に北とぴあ(東京都北区)で合同研究会を開催した。両研究会では合同での技術研究会を毎年尼崎と東京で交互に開催しており今回が12回目となる。

 トライボコーティング技術研究会は,理化学研究所と東京都立産業技術研究所を中心に,トライボコーティング技術とファブリケーション(ものづくり)技術との協業化を視野に年5回開催している。

 一方ドライコーティング研究会では,近畿高エネルギー加工技術研究所(AMPI)を中心に,先端技術,新素材加工技術などの適用による既存製品の付加価値向上や新技術・新製品の開発に貢献するため,産官学を問わず幅広い有識者が参加し,専門家による講演や保有技術の紹介などによる情報交換や勉強会を年3回行っている。

 冒頭ドライコーティング研究会顧問の西本 明生 氏(関西大学),トライボコーティング技術研究会の大森 会長の挨拶の後,パルスDCプラズマCVD(PCVD)装置とPVDとの違いや,硬質皮膜,高性能コーティングの応用例の紹介,油性剤による吸着分子膜の摩擦低減効果に及ぼす表面粗さの影響やトライボフィルムの摩擦摩耗特性などの紹介,歯科分野におけるチタン合金のコーティングなど歯科材料の動向の紹介など次の3件の講演が行われた。

講演

  • 「パルスDCプラズマCVD法による各種高機能膜の特性と応用」 河田 一喜 氏(オリエンタルエンヂニアリング)
  • 「表面処理と潤滑油添加剤の併用による摩擦摩耗低減効果の向上」 青木 才子 氏(東京工業大学)
  • 「自己酸化膜を利用した歯科用チタンのコーティング」 三浦 永理 氏(兵庫県立大学大学院)  ('19 9/18)

「第16回機能性コーティングの最適設計技術研究会」開催される

第16回機能性コーティングの最適設計技術研究会

 日本トライボロジー学会の機能性コーティングの最適設計技術研究会(主査:上坂 裕之 氏,岐阜大学・会員提案研究会)は,2019年7月23日(火),東京都立産業技術研究センター(東京都江東区)にて第12期第1回(通算第16回)研究会を開催した。

 同研究会はCNx,DLC等の硬質炭素系皮膜および二硫化モリブデン等の固体潤滑皮膜を実用化する上で重要となるコーティングの最適設計技術の向上を目指し,幅広い分野の研究者,技術者が集い,トライボロジー会議でのシンポジウムの開催や研究会での話題提供と討論を行っている。

 通算第16回研究会となる今回は,上坂主査の挨拶の後,3件の話題提供と会場となった東京都立産業技術研究センターのトライボロジー研究関連施設の見学を行った。

 講演テーマは次の通り。

○可変な凹凸構造を活用したトライボロジー機能の拡張…大園 拓哉 氏(産業技術総合研究所)
○変形する機能性表面を用いた摩擦の能動的制御―スマートサーフェスへの挑戦―…村島 基之 氏(名古屋大学)
○塩素含有DLC膜の摩擦摩耗特性に関する研究…徳田 祐樹 氏(東京都立産業技術研究センター)  ('19 8/28)