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ランクセス,ホイール用の新システム「アディプレン® LFM C525」を販売開始

ホイール用システム「アディプレンLow Free MDI (LFM)C525」-ランクセス

 ドイツ・ランクセス(LANXESS)は,厳しい環境下のホイール用途向けに開発され,同社のウレタン加硫剤「バイブラキュア®(Vibracure®)2101」で硬化した新システム「アディプレン®(Adiprene®)Low Free MDI (LFM)C525」を販売すると発表した。同システムは,ポリカプロラクトンをベースにした遊離MDI含有量1%未満のプレポリマーで,96ショアA硬度を有する。高い引裂強度,優れた耐疲労性,耐摩耗性と優れた動的特性を提供する。「バイブラキュア® 2101」の異なるグレードを使用することで,低硬度のエラストマーも可能となる。('19 11/6)

ランクセス,ブラジル拠点で高性能プレポリマーの製造を開始

ランクセス,ブラジル拠点で高性能プレポリマーの製造を開始

 ドイツ・ランクセス(LANXESS)は,ブラジルのポルトフェリース拠点で高性能プレポリマーの製造を開始したと発表した。これにより同社のウレタンシステムズビジネスユニットは,プレポリマーの製造能力の拡大を図るだけでなく,同拠点の技術サービスセンターで用途開発および技術サービスを提供する。

 ウレタンシステムズビジネスユニットは,キャストエラストマー,塗料,接着剤およびシーラントの専門知識を有し,世界のポリウレタン業界に製品を提供している。('19 7/24)

ランクセスのイオン交換樹脂,インドのクロルアルカリ製品メーカーへ導入

 ランクセスは,同社のイオン交換樹脂「レバチット MDS TP 208」がインドのクロルアルカリ製品メーカーの塩水精製に導入されたと発表した。同製品は,均一で粒径が細かいポリマービーズで,電解に使用するイオン交換膜へのダメージを防ぐことで必要なエネルギー量を効果的に低減し,電解膜寿命の延長を実現する。('19 6/5)

ランクセス,製品開発にAIを導入

 ドイツ・ランクセス(LANXESS)は,高性能プラスチックの開発スピードを加速するためAI(人工知能)を導入する。このため,アメリカに拠点を置く化学物質・素材人工知能(AI)プラットフォームを運営するAI企業,シトリン・インフォマティクス社と密接な協力体制を構築する。両社は,プラスチック製造におけるAI導入の可能性を評価することを目的としたパイロットプロジェクトに着手した。多くの高性能プラスチックの強化材として使用するガラス繊維の一層の最適化を図り,最終的には素材の性能を高めることを目的としている。

 プラスチックの機械的性能を向上するために混入されるガラス繊維は,繊維と素材の隙間を埋めるサイジングに覆われている。このガラス繊維のサイジングを最適化するプロセスは複雑で,時間と労力を要する。AIは,過去の配合の数千の測定結果,原料情報,多数の追加データからAIアルゴリズムを導き出して,テスト構成とパラメータを改善するために,予想モデルを計算し,個々のテストからの計測結果に基づいてこれらのモデルを向上することよって最適化された配合を提案する。ランクセスは,この手順により,従来の方法より製品開発スピードを大幅に加速させることになるとしている。('19 5/29)

ランクセス,高性能エンジンオイル向け有機潤滑油添加剤の販売を開始

ランクセス,高性能エンジンオイル向け有機潤滑油添加剤の販売を開始 ランクセスは2019年4月22日(月),乗用車用高性能エンジンオイル向け有機潤滑油添加剤の新製品「Additin(R)(アディティン®)RC3502」の販売を開始することを発表した。この「Additin® RC3502」は、摩擦を低減すると同時に性能の持続性と耐摩耗性を発揮するよう開発された潤滑油添加剤。非腐食性ですべての合成系および鉱油系ミネラルエンジンオイルとの親和性を有しているのが特徴で、さらに「SAPSフリー」の特性も備えている。

 省燃費は自動車業界のあらゆる分野でのトレンドとなっていて、「Additin® RC3502」は長期間使用されることが多い省燃費油(最大2万マイルを想定)向けに耐久性を備えた有機摩擦調整剤として開発された。市販の乗用車用エンジンオイルおよび高性能エンジンオイルに対して優れた相溶性を備えるだけでなく、表面活性タイプの耐摩耗性添加剤,清浄剤,MoDTCが効果を発揮する摩擦面において,添加剤間の反応を促進する性質も併せ持つ。こうした摩擦低減性と耐久性は、さらなる省燃費性能が求められるILSAC GF-5+やGF-6規格で要求されるエンジンダイナモテスト(ASTM D8114)の省燃費性能に寄与する。('19 5/22)

独・ランクセス,2018年度の業績を発表,バランスの取れた事業展開化で好調を維持

ランクセス,2018年度の業績を発表 独・ランクセスは2019年4月22日(月),都内で2018年度の業績に関する記者説明会を開催した。辻 英男 社長は「経済的な逆風にも関わらず,2018年度通期連結売上高(グローバル)は71億9,700万ユーロに達した。アランセオ社の株式売却,ケムチュラ社およびソルベイ社の買収など特殊化学品に明確に焦点を合わせた経営計画により利益率,安定性,競争力が向上し成果となって表れた」と事業の見直しと合併によるシナジー効果を強調した。
 2018年度業績(グローバル)は,連結売上高71億9,700万ユーロ(前年比10.2%増/日本円:約9,360億円(1ユーロ130円で換算)),EBITDA(利払い・税引き前・減価償却前利益)10億1,600万ユーロ(同9.8%増/同:約1,350億円/特別項目を除く),純利益4億3,100万ユーロ(同395.4%増/同約560億円/同)と好業績を達成した。純利益の大幅増はアランセオ社の株式を全保有の50%を売却したことが大きな要因となっているが,特定の産業に偏らない事業展開の再構築を図った結果,自動車/タイヤ,化学品,農業,建設・電気&電子の各事業部門の売上高がそれぞれ全体の10~30%となり,バランスの取れた事業展開化が進んだことも一因といえる。
 日本においても好業績を維持し,売上高は約3億1,000万ユーロ(同:約400億円)を達成。辻 社長は「アランセオの現地法人がない日本では同社の売り上げも算入されるため自動車分野の売り上げが多数を占めるが,全体の50%には満たず,ほぼすべての部門で売り上げを順調に伸ばした」と述べた。

 事業別(グローバル)では,アドバンスト中間体部門は,売上高22億700万ユーロ(前年比11.7%増),EBITDA3億5,900万ユーロ(同7.2%増/特別項目を除く)で,厳しい農業市場にありながら堅調に推移した。スペシャリティアディティブス部門は,売上高19億8,000万ユーロ(同22.9%増),EBITDA3億4,300万ユーロ(同28.5%増/同)と,買収した事業の統合が成果を上げ高い伸びを見せた。パフォーマンスケミカルズ部門は,売上高13億4,900万ユーロ(同6.3%減),EBITDA1億8,700万ユーロ(同25.8%減)で,皮革および顔料事業の落ち込みをカバーできない結果となった。エンジニアリングマテリアルズ部門は,売上高15億7,600万ユーロ(同15.4%増),EBITDA2億6,700万ユーロ(同21.9%増)となり,軽量化デザイン向けプラスチック事業とウレタン事業の好調さが数字に表れた。
 2018年度には成長プロジェクトへの投資として,レバークーゼンとクレフェルド拠点における中間体の製造能力拡大,レバークーゼン拠点でのマクロレックス染料とイオン交換樹脂の製造能力拡大など1億5,000万ユーロ(日本円:約200億円)を投資したが,2019年度以降,成長市場であるアジア亜太平洋地域への注力を強め,2023年までに最大2億5,000万ユーロ(同:約325億円)の投資でアジア地域の事業強化を図るという。また,日本においては「成長市場である電気自動車などのニューモビリティ向け軽量化ソリューションの提供」「持続可能な都市の発展を支える高品質な建築材料分野への注力」「耐火性・安全性を高める難燃剤への注力」「持続可能な発展を推進する事業活動及び社会的責任への取り組み」「デジタル化による業務効率化と顧客サービスの充実化」を柱として活動をしていくことも併せて発表された。(’19 5/8)

ランクセス,腐食防止用製品群の製造能力を拡大

 ドイツ・ランクセス(LANXESS)は,腐食防止添加剤「アディティン®(Additin®)RC4000」シリーズのグローバル製造能力を15%増強した。これは2017年のケムチュラ社買収後,プロセスにおける相乗効果の創出に取り組んだ成果となる。
 同社のアディティン腐食防止(CI)製品群は,カルシウムスルホネート,カルボン酸塩,コハク酸,リン酸系特殊製品などがあり,極性金属面に吸着されることで撥水膜および保護膜を形成し,腐食を防止する。主な用途は,駆動系潤滑油,工業用潤滑油,金属加工油,防蝕油,グリースなど。(’19 4/10)

ランクセス,赤リンフリーで難燃性を達成

ランクセス,赤リンフリーで難燃性を達成 ドイツの特殊化学品メーカーのランクセス(LANXESS)は,赤リンフリーで難燃性に優れた製品を提供している。赤リンは,ポリアミド66に使用される難燃性添加剤として定着し,その特徴は少量でも機械的性能にほとんど影響を与えず,熱可塑性樹脂に優れた耐火性を与える。一方で,ポリアミド66ベースの樹脂と赤リンの価格が上昇し,熱可塑性樹脂の価格も高騰している。最近では電気・電子業界(E&E)およびIT産業において,難燃特性を備えたポリアミド6および66ベースの高性能の代替素材の需要が増加している。同社製品群には,従来と同じあるいは,それ以上に優れた難燃特性効果を備えるハロゲンフリーの難燃剤パッケージなど,有用なコンパウンドが用意されている。
 同社製品群は,赤リンを含む同等製品とは異なり,明るい色調など希望の色で着色することができることも特徴である。また,暖かく湿った環境下で,金属がコンパウンドに含有する難燃性添加剤と接触しても腐食しにくく,労働衛生の観点からも取り扱いが容易という特徴も持っている。(’19 3/27)

ランクセス,養豚飼育場でのバイオセキュリティに消毒剤「ビルコンS」の提供を推進

 ドイツの特殊化学品メーカーであるランクセス(LANXESS)は,現在,日本の5府県で,国産家畜に豚コレラ(以下,CSF)の発生が確認され拡大が脅威となっていることを受け,養豚農家にCSFバイオセキュリティおよび管理対策に定評のある広域スペクトル消毒剤「ビルコンS」の提供を推進している。
 同製品は,英国の第三者評価機関が実施したCSF抗ウイルス有効性に関する評価において,150倍の希釈率でその有効性が実証されている。同評価は実際の農場を反映して,有機汚染物質の存在下,低温(4℃以下)の環境条件で実施され,その有効性が証明されている。
 また同社は,同製品の作業者への安全性を確認するために広範囲にわたるテストを実施した。結果として,作業者は,バイオセキュリティ対策を実施する際,過度な防護服着用の必要はないとしている。(’19 3/20)

ランクセス,スタンダード・リチウム社とリチウム回収に関する共同開発を計画

 ドイツ・ランクセス(LANXESS)はカナダのスタンダード・リチウム(Standard Lithium)社と,ランクセスのエルドラド拠点(米国,アーカンソー州)にて,かん水から電池グレードのリチウムを回収し商業生産を行うための共同開発を計画していると発表した。両社は現在,合弁会社の設立を検討,また,このプロジェクトの技術的,経済的フィージビリティ(実行可能性)を調査している。
 エルドラド拠点は,臭素系製品を製造するためのプラントが稼働しており,臭素は同拠点で製造されるかん水から抽出される。このかん水には,リチウムも含まれている。スタンダード・リチウム社は,かん水から直接高純度のリチウムを抽出するプロセスを開発,同拠点の既存インフラの使用許可を受け,敷地内にパイロットプラントを建設し稼働する予定。(’18 12/5)

ランクセス,ハロゲンフリーの難燃性PBTコンパウンド製品群を拡充

ランクセス,ハロゲンフリーの難燃性PBTコンパウンド製品群を拡充 ドイツの特殊化学品メーカー,ランクセス(LANXESS)は,ポリブチレンテレフタレート(PBT)を基材とするハロゲンフリーの難燃性コンパウンドの製品群を拡充する。新製品群は,ガラス繊維を25%含有させ強化したコンパウンドで,ハロゲン系難燃性素材と同等の高いトラッキング耐性を持ち,無人家電製品や電気自動車の部品に適する。
 新PBT素材は,0.4~3.0mmの肉厚部において775℃のグローワイヤー着火温度指数(GWIT)を満たしていることから,ドイツの安全規格を制定するドイツ電気技術者協会(VDE)の認証を得ている(GWIT:Glow Wire Ignition Temperature,IEC 60695-2-13)。また,米国のUL 94規格(Underwriter Laboratories社)による燃焼性試験で,最高グレードとなるV-0に相当することが確認されている。紫外線照射に対して高い耐性を持ち,生コンパウンドとの接触による腐食もほとんどなく,UL 746Bに基づく相対温度指数が少なくとも140℃となり,高い耐熱性がある。(’18 11/7)

ランクセス,繰返しの負荷を受ける部品向けのポリアミド新製品群を発売

 ドイツの特殊化学品メーカー,ランクセス(LANXESS)は,繰返しの機械的負荷に対する長期耐久性を持つポリアミド6の新製品群「Durethan Performance(デュレタン・パフォーマンス)」を開発しているが,今回ガラス繊維をそれぞれ30%,35%,40%含有する熱安定性を備えた「デュレタンBKV30PH2.0」,「BKV35PH2.0」,「BKV40PH2.0」のコンパウンド,およびガラス繊維30%で耐衝撃性を強化した「デュレタンBKV130P」コンパウンドを新規投入する。製品名の「P」は「パフォーマンス」を意味している。
 新製品は,同じガラス繊維含有量の標準品より動的耐用年数が数倍あり,静的な機械特性も向上している。近年非常に高価となったポリアミド66コンパウンドの経済的な代替素材となる。
 同社は,同製品群のさらなる拡充を計画しており,50%および60%のガラス繊維で強化した2つのコンパウンドの発売が間近となっている。(’18 10/31)

ランクセス,繰返しの負荷を受ける部品向けのポリアミド新製品群を発売