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島津製作所,米製薬団体と共同開発したセミ分取超臨界流体クロマトグラフを発売

セミ分取超臨界流体クロマトグラフ「Nexera UC Prep」-島津製作所

 島津製作所は,アメリカの大手製薬企業コンソーシアム「Enabling Technologies Consortium」(ETC)と共同開発したセミ分取超臨界流体クロマトグラフ「Nexera UC Prep(ネクセラ ユーシー プレップ)」を発売した。超臨界流体クロマトグラフ(SFC)により試料から特定の物質を分離・精製する「分取」を行う同製品は,液体と気体の両方の性質を持つ超臨界流体状態の二酸化炭素を用いることで,液体クロマトグラフ(LC)による分取より早く分取作業が完了するという特長がある。独自の「LotusStream機構」によって,溶液の飛散を抑えることで,目的化合物の回収率を95%以上に改善した。直感的な分取設定を可能とする専用ソフトウェア「Prep Solution」は,簡単な操作で熟練度によらず狙ったピークの確実な分取を支援する。小型の冷却装置を組み込むことで,コンパクトな卓上型となっている。数種の目的化合物の分取を効率良く行う「スタックフラクションシステム」と,多数の成分を網羅的に分取する「マルチフラクションシステム」の2タイプを用意している。('19 10/23)

島津製作所,薬毒物スクリーニング用の「GC / MS法薬毒物データベースVer.2」を発売

 島津製作所は,ガスクロマトグラフ質量分析計(GC / MS)用「GC / MS法薬毒物データベースVer.2」を2019年6月11日に発売した。

 同社は,2010年から警察の科学捜査研究所や大学の法医学教室,救急救命病院における,薬毒物の一斉スクリーニングのためにデータベースを販売しており,今回発売されたVer.2では,登録化合物数を1012成分から2210成分に増やし,「標準品の入手が困難な薬物」や「中毒事件に関係する医薬品・農薬」を網羅している。

 同製品は薬物の含有の有無をソフトウェアが自動で判断するので,ヒューマンエラーを減らすと同時に省力化を図れる。また,血中アルコールとシアン化物やアジ化物などの揮発性毒物を同時に検査できる。薬機法(医薬品,医療機器等の品質,有効性及び安全性の確保等に関する法律)で包括指定されている薬物の一斉検出も可能となった。('19 6/26)

GC / MS法薬毒物データベースVer.2-島津製作所

島津製作所,薬毒分析に用いる卓上タイプ自動前処理装置「ATLAS-LEXT」を発売

薬毒分析の自動前処理装置「ATLAS-LEXT」-島津製作所 島津製作所は,100%出資のグループ会社である島津エンジニアリングが開発した,血液や尿の薬毒物分析に用いる自動前処理装置「ATLAS-LEXT(アトラス-レクスト)」を2019年6月11日に発売した。

 同製品は,科学捜査研究所や法医学検査機関において,尿や血中の薬毒物などの分析に長年用いられてきた同社の液体クロマトグラフ質量分析計(LCMS)やガスクロマトグラフ質量分析計(GCMS)に必要な前処理作業を簡便かつ全自動で実行することが可能。この前処理作業は研究員自身が行うケースが多く,作業に時間を要することに加え,感染性試料を扱うリスクを伴っていたが,同製品により,前処理作業の省力化や感染リスクの低減ができる。また,ディスポーザブルチップ着脱式の分注機能を新たに導入し,遠心力などの基本性能も向上させたことで,血液や尿のほかに毛髪からの薬毒物抽出も可能となった。('19 6/19)

島津製作所,精密万能試験機「オートグラフAGX-Vシリーズ」を発売

オートグラフAGX-Vシリーズ-島津製作所 島津製作所は,強度試験機を製造しているが,業界トップクラスの測定能力を実現し,操作性や安全性を大幅に向上させた,引張,圧縮,せん断をはじめとする様々な試験方法に対応する精密万能試験機「オートグラフAGX-Vシリーズ」を2019年4月15日に発売した。同シリーズは,100年以上にわたって試験機を製造してきた同社が開発したハイエンドモデル。
 サンプリング速度が従来製品の2倍となる10kHZに向上したことで,1秒間に10,000回の試験力を採取可能。ISO6892で規定されるひずみ制御方式での試験については,制御周期を10倍に高め,応答性を向上。また,測定精度保証範囲を1/1000からさらに広げ,1/2000まで保証する機種をラインナップしている。オプションのアナログ入力ユニットを増設すれば,最大20チャンネルのアナログ信号の取り込みが可能となるなど,高い拡張性を備えている。
 タッチパネル液晶画面の新しいコントローラを導入し,様々な試験の設定が容易になった。装置が動作する際には,操作音でオペレーターに装置の状況が伝えられる。試験容量20kN以上のモデルには,つかみ具などの試験治具の接続にマルチジョイントを導入したことで,重量のあるジョイントの交換が不要になり,安全性と作業性を高めている。さらに装置の状態をチェックする自己診断機能を新たに導入し,使用時間や操作ログを装置が自動で記録するとともに,部品交換が必要な時期を自動で通知。また,誤操作による治具同士の衝突を防止する機能など,様々な機能が標準搭載されている。(’19 4/24)

島津製作所,超高速液体クロマトグラフ「Nexeraシリーズ」を刷新

超高速液体クロマトグラフ「Nexeraシリーズ」-島津製作所 島津製作所は,超高速液体クロマトグラフ「Nexera(ネクセラ)シリーズ」の新モデルを発表した。高性能ハードウェアに加えて,IoTや各種センシング技術が取り入れられている。
 キャリーオーバーを従来比1/5に低減。また多波長を一度に分析できるフォトダイオードアレイ(PDA)検出器では,独自の光学系温度調整機能により,温度変化の影響を受けにくい安定したベースラインを実現した。さらに同検出器は迷光などのノイズを1/3以下に低減して,吸光度のダイナミックレンジを従来から25%拡大したことにより,従来では複数回に分けて行っていた高濃度主成分と微量不純物の定量分析が1度に行えるようになった。
 また,大型タッチパネルを搭載したコントローラにより,PCを置かないラボでも装置の前で操作ができ,スマートデバイスによる遠隔モニタリングも可能。準備作業時にカラム温度に連動して移動相の流量を自動で変化させることにより,カラムへの負荷を軽減する。移動相残量モニタは移動相の残量を常時測定し,必要量に満たない際は作業者にメールで警告したり,スマートデバイスに残量を表示したりすることで,移動相不足による作業中断を回避できる。
 さらに設置面積を40%まで減らしつつ,標準的な構成で検体搭載数を従来比1.5倍に増やし,最大3台まで増設可能なプレートチェンジャと組み合わせることで,「超高速&超多検体」分析を実現した。従来2台のLCで実行していた分析を1台のシステムに集約した「デュアルインジェクション機能」は,異なる条件での分析データを1度に取得し,トータルの分析時間を削減可能となった。
 同製品は,国内外で企業や研究機関,大学向けに提案する。(’19 3/27)

島津製作所,川崎市に計測事業の新拠点を新設

 島津製作所は,ライフサイエンス・環境分野の新産業を創出するオープンイノベーション拠点「キング スカイフロント」(川崎市川崎区)に,計測事業の拠点「Shimadzu Tokyo Innovation Plaza(仮称)」を新設する。2019年1月に着工,2020年12月に完成,2021年4月に開所の予定。
 新施設は,国内外の顧客や近隣の研究機関とともに,先端分析手法の開発およびソリューションの提供,共同研究推進,さらには国際的な学会や学術会議,セミナーを招聘して,新たな知の創造・交流空間を目指す。
 川崎市が開発を進める「キング スカイフロント」は,世界的な成長が見込まれる健康・医療・福祉,環境分野を中心に,世界最高水準の研究開発から新産業創出を目指す地域で,羽田空港から車で10分の多摩川対岸にある。(’19 1/23)

島津製作所,基盤技術研究所内に新研究棟「SHIMADZUみらい共創ラボ」を設置

島津製作所,基盤技術研究所内に新研究棟「SHIMADZUみらい共創ラボ」を設置 島津製作所は,「けいはんな学研都市(京都府)」基盤技術研究所内に,先端分析,脳五感・革新バイオ,AI(人工知能)などの研究開発を推進し,オープンイノベーションによる新しい価値の創造と社会課題の解決を目指すための新研究棟「SHIMADZUみらい共創ラボ」を設置する。同研究所は,同社の長期的な成長に必要なコア技術の深耕や新技術の獲得,新事業創出を目的とし,様々な独自製品の開発に大きく寄与している。竣工は2020年8月の予定。
 新研究棟は,コア技術を深耕するための「基盤ラボエリア」と,社内外との交流や協働からイノベーションを生むための「クロスラボエリア」を基軸とし,大型機器を揃えた先端分析室やバイオ実験室を設けるほか,アイデアを素早く形にするためのラピッドプロトタイピング(高速試作)設備や,開発者がユーザーの利用シーンから新たな気付きを獲得するプレ実証の場,300人を超える規模の講演が可能なオーディトリアムなどを設置。また,研究者や技術者が執務する居室をワンフロアとすることにより,社内外の交流をさらに活性化させてオープンイノベーションを推進していく。
 1度の分析から多種多様な情報を同時に取得してAIで高度に解析する”Whole Analysis”技術の確立を通じたバイオマーカー探索や新規マテリアル評価,Organs-on-a-chip(生体機能チップ)技術を用いた医薬品候補物質の評価,脳五感機能の計測に基づく軽度認知症に対する介入効果測定やニューロマーケティングへの応用などに取り組むことで,”人の健康”や”安心・安全な社会”,”産業の発展”への貢献を目指す。これらの研究開発を推進するため,現在160人の研究員を2030年には2倍に増やす計画。(’18 10/10)

島津製作所,エンジン筒内高速モニタ「DIOMELAS」を発売

エンジン筒内高速モニタ「DIOMELAS」-島津製作所 島津製作所は,稼働しているエンジンのシリンダ内温度や二酸化炭素(CO2)濃度,水分濃度を同時に自動計測する,エンジン筒内高速モニタ「DIOMELAS(ディオメラス)」を2018年5月21日に発売した。同製品は,小型プローブ(探針)先端の検出部をエンジンのシリンダに10mm挿入し,検出部に照射したレーザ光の吸光度を測定することで,シリンダ内部の温度とCO2濃度,水分濃度を同時に算出できる。また,エンジン試験に用いるエンジンベンチシステムと連動した自動計測が可能。吸光度の取得とデータの処理を並行して行うことができるため,高速かつ大容量のデータを処理しつつ,計測と計測の間の待機時間を最小限に留める。
 同社は,自動車や産業用エンジンのモデルベース開発(シミュレーションに基づく設計手法)において,設計精度の向上や開発工数の削減,燃費性能および排ガス性能の改善への寄与が期待できるとしている。(’18 5/30)

島津製作所,超高速スキャン紫外可視分光光度計「UV-1900」と制御ソフトウェアを発売

紫外可視分光光度計「UV-1900」-島津製作所 島津製作所は,業界最速クラスの29,000nm/min(可視光領域における測定は約3秒)でデータ取得が可能な超高速スキャン機能を新たに導入した紫外可視分光光度計「UV-1900」とUV-Vis制御用ソフトウェア「LabSolutions UV-Vis」を2018年4月16日に発売した。
 同製品は,同社の分光分析装置として初めてカラータッチパネルを採用しており,スペイン語とポルトガル語を含む5言語に対応,また同社のUV-Vis(紫外可視分光光度計)上位機種にも搭載している自社製低迷光回折格子により,高精度な定量分析が可能。同社分析データ管理システムと接続すれば,各国の電子記録・電子署名に関する規制やガイドラインに対応した環境で,各種分析装置と一括したデータ管理を実現できる。
 「LabSolutions UV-Vis」は,品質管理業務で頻繁に紫外可視分光光度計を利用するユーザー向けのソフトウェア。設定した条件に従ってデータの良否を判定する機能を備えており,表計算ソフトウェアへのデータ転送や複数データの一括テキスト書き出しも容易で,他社製解析ソフトウェアユーザーの作業効率向上にも貢献する。(’18 4/25)

島津製作所,高感度・高速・多機能のセミミクロ分析天びん3機種を発売

分析天びん「AP-Wシリーズ」-島津製作所 島津製作所は,分析天びん「AP-Wシリーズ」の高感度モデルとして,最小読み取り限度0.01mg(=10万分の1g)の「AP135W」,「AP125WD」,「AP225WD」3機種のセミミクロモデルをラインナップに追加し,2017年5月26日(金)より発売を開始した。
 最小読み取り限度0.01mgの同社従来製品は,微量軽量における表示の反応時間が約10秒だったのに対し,同製品は約2秒まで短縮し高速での計量を可能にした。HPLC(高速液体クロマトグラフ)を使用するユーザー向けに,緩衝溶液の濃度調製や調合をサポートする機能を搭載しているほか,同社の計量データ管理システム「LabSolutions Balance(ラボソリューションズ バランス)」に接続すれば,電子記録および電子署名に対応した環境で,他の同社製分析装置と一括したデータ管理が可能となる。また,オプションのイオナイザ「STABLO-AP」を本体に組み込むことで,計量に影響を及ぼす静電気を約1秒で除去し,計量結果の信頼性を高めている。(’17 6/7)

島津製作所,エネルギー分散型蛍光X線分析装置用に「微小部分析キット」を発売

島津製作所,エネルギー分散型蛍光X線分析装置用に「微小部分析キット」を発売 島津製作所は,同社エネルギー分散型蛍光X線分析装置「EDX-7000 / 8000」用に,直径1mm以下の微小異物を精度良く測定可能な「微小部分析キット」を2017年3月27日(月)より発売した。
 同キットは,X線照射径を最小0.3mm径まで絞ることができる微小部対応コリメータプレートと,解像度を約2.5倍向上させる試料観察カメラを構成に含むことで,直径1mm以下の微小異物の測定に対応。X線の照射径に対して分析対象が小さすぎる場合,対象領域外への照射がデータに影響を与えることがあったが,X線の照射径を絞ることで必要な領域のみを高精度に分析しやすくなる。微小な異物や小さな領域のめっき厚などの正確な分析に最適で,食品や電機・電子,素材など幅広い業界の製造現場や品質管理部門で使用できる。(’17 4/5)

島津製作所,ポータブルNOx-O2測定装置を発売

ポータブルNOx-O2測定装置「NOA-7100」-島津製作所 島津製作所は,窒素酸化物(NOx),酸素(O2)の濃度をリアルタイムで測定可能なポータブルNOx-O2測定装置「NOA-7100」を2016年12月20日(火)より発売開始した。
 同製品は,前処理用のサンプリングユニットを本体に内蔵し,オールインワン(装置単体)での測定が可能な可搬型の装置。Wi-Fiによる無線データ通信やUSBメモリによるデータ読み出し,PCブラウザからのデータ閲覧への対応により利便性を大幅に向上させた。
 NOxは,環境に悪影響を与えることが知られており,汚染の防止と対策のために測定が必要とされている。同製品は,従来の燃焼排ガス測定の用途に加え,触媒の研究用途に適する,「燃焼排ガス測定用NOx-O2計」と「触媒研究用NOx計(一酸化窒素・二酸化窒素を含む窒素酸化物測定向け小流量タイプ)」の2タイプをラインナップしている。(’16 12/28)