新エネルギー・産業技術総合開発機構」タグアーカイブ

出光興産,AI・IoT技術を活用した産業保安システムの実証実験に参加

 出光興産は,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の2017年-2018年度事業である「IoTを活用した新産業モデル創出基盤整備事業」の実証実験に参加した。実証実験は,同社北海道製油所を現場として,ビッグデータ解析による配管腐食の早期検知や,より高精度な腐食評価の実現などを目的に実施された。実証実験の幹事会社であるアクセンチュアをはじめ,関係機関が配管における腐食の進行度合いをデータ主導型で解析,評価する仕組みを構築した。具体的にはアクセンチュアが出光の腐食評価基準に従い,配管画像・動画をピクセル単位で評価するモデルをAI技術のひとつである「Deep Learning技術」を用いて構築し,システム上で実装した。

 解析モデルは裸配管・保温材配管を対象に配管画像を学習して構築し,同社定義の基準で80%以上の高い解析精度を出しており,実務レベルの有用性を確認した。このモデルにより配管腐食の早期検知,点検員による腐食評価のバラつきの均一化による設備信頼性の向上の可能性や,若手エンジニアの経験を補足する効果が示された。また,現場にてモバイルで配管画像撮影・アップロード・解析結果の確認が実施でき,実務での有効性を確認した。('19 5/15)

経済産業省とNEDO,「カーボンリサイクル産学官国際会議」を開催

 経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は,2019年9月25日(水)に「カーボンリサイクル産学官国際会議」を開催する。同会議は,CO2を炭素資源(カーボン)として捉え,これを回収し,多様な炭素化合物として再利用(リサイクル)するという「カーボンリサイクル」について,各国の産学官の関係者の参加を得て,最新の知見,国際連携の可能性を確認するとともに,イノベーションを効果的に推進するための課題について議論を深めることを目指す。

  • 日時:2019年9月25日(水) 午後
  • 場所:東京都内を予定
  • 開催形式:講演,プレゼンテーション,パネルディスカッション
  • 出席者(予定):各国政府,国際機関,民間企業,大学・研究機関  (’19 4/17)

NEDOと横浜国立大学,高い減速比でも逆駆動可能なギヤを開発

バイラテラル・ドライブ・ギヤ 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と横浜国立大学は,減速機の1つである複合遊星歯車機構の動力伝達効率の最大化を図るために歯車の歯数や転移係数などの構成要素を最適化することで,動力伝達効率を飛躍的に高め,従来不可能であった100:1を超えるような高い減速比の減速機でも,逆駆動が可能となるギヤ(バイラテラル・ドライブ・ギヤ)を開発した。試作したバイラテラル・ドライブ・ギヤは従来の減速機と比べて,逆駆動動力伝達効率の約30%向上と,増速起動トルク(逆駆動トルク)の約1/300に低減を実現した。
 これは,ロボットの関節が外力に対して柔軟に動くことを可能とするだけでなく,エネルギー回生の効率化を図るとともに,モーター情報による負荷トルク推定を可能とし,小型軽量化・低コスト化・省エネ化を同時に実現できるため,今後,協働ロボット,アシストロボット,移動ロボットなどの関節部材や,電気自動車(EV),電動自転車の変速機などへの展開が期待できる。(’19 2/20)

「ワールドロボットサミット」開催される

 経済産業省と新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2018年10月17日(水)~21日(日),東京ビッグサイト(東京都江東区)で「World Robot Summit(ワールドロボットサミット・WRS)」を開催した。WRSは,世界中から集結したチームがロボットの技術やアイディアを競う競技会「World Robot Challenge(WRC)」と,ロボット活用の現在と未来の姿を発信する展示会「World Robot Expo(WRE)」とで構成されている。WRCは,「ものづくり」,「サービス」,「インフラ・災害対応」,「ジュニア」の4つのカテゴリーで,計9つのロボット競技(チャレンジ)を実施した。WREでは,企業・団体,自治体による最新のロボット技術を展示・紹介した。(’18 10/31)

NEDOプロジェクトの開発支援製品,売上実績52兆円

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は,NEDOプロジェクトの開発成果がコア技術として活用された製品・プロセスなどを「NEDOインサイド製品」と定義しており,各製品について,売上やCO2排出量削減効果,一次エネルギー削減効果を算出し,中長期的な効果を把握している。「コア技術」とは,研究開発段階であった技術のうち,NEDOプロジェクトが契機となり実用化に至った技術で,当該技術がなければ製品やプロセスが成り立たないものを指す。
 NEDOインサイド製品は,2017年度までに累積115製品が選定されており,投入額は7,200億円。市場導入から2016年度までの累積売上実績は52兆4,827億円。うち,太陽光発電が17兆9,431億円,コンピューティングが15兆4,916億円,電子デバイス(製造・材料含む)が4兆1,873億円,ヒートポンプ・熱源システムが3兆8,515億円となっている。CO2排出量削減効果は,2016年度で4,792万t。一次エネルギー削減効果は,2016年度で原油換算294万kLとなっている。(’18 6/27)

出光興産,次世代電池用固体電解質の開発に参画

 出光興産は,技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター(LIBTEC)を通じ,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進するEV用全固体電池の基盤技術確立を目的としたプロジェクトに参画すると発表した。
 EVの市場拡大が想定される中,車載用電池においては安全性・耐久性・航続距離の向上のニーズが高まっており,全固体リチウムイオン電池の実用化・量産が急がれている。全固体電池に用いられる固体電解質は硫化水素が原料だが,同社は硫化水素について石油精製で蓄積してきたハンドリング技術と,石油化学製品への応用技術を有する。また,固体電解質等に関する特許出願は電池材料メーカーとして最多の件数を有している。同社はこれらの強みを活かして,同プロジェクトに貢献するとしている。(’18 6/27)

NEDOプロジェクト成果が内閣総理大臣賞などを受賞

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進するプロジェクトの成果5件が,2015年度産学官連携功労者表彰において,内閣総理大臣賞や経済産業大臣賞,文部科学大臣賞,日本経済団体連合会会長賞,日本学術会議会長賞を受賞し,2015年8月28日(金)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で表彰式が開催された。
 同表彰は,2003年より内閣府が中心となり,企業,大学,公的研究機関などの産学官連携活動の推進に多大な貢献をした優れた成功事例に関し,その功績を称えることで,日本の産学官連携活動のさらなる進展に寄与することを目的としている。
 今回,産業技術総合研究所の比留川 博久 氏らによる「生活支援ロボットの安全検証技術の開発と標準化」が内閣総理大臣賞を,三次元メディアの徐 剛 氏らによる「『産業ロボット用3次元ビジョンセンサ』の開発」が経済産業大臣賞をそれぞれ受賞したほか,大阪大学蛋白質研究所の関口 清俊 氏らによる「『再生医療の基盤となる幹細胞培養基材』の開発」が文部科学大臣賞を,イノフィスの藤本 隆 氏らによる「腰補助ウェア『マッスルスーツ(R)』の開発」が日本経済団体連合会会長賞を,名古屋大学の天野 浩 氏らによる「短波長紫外LEDの開発」が日本学術会議会長賞を受賞した。
 ※写真提供:新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)  (’15 9/2)

NEDOのプロジェクト,2015年度産学官連携功労者表彰で受賞

JX日鉱日石エネルギー,ガソリンスタンド一体型水素ステーションをオープン

 JX日鉱日石エネルギーは,ガソリン計量機と燃料電池自動車(FCV)への水素充填機を並列設置した水素供給拠点として,神奈川県海老名市のサービスステーション「Dr.Drive海老名中央店」内に「海老名中央水素ステーション」をオープンした。同水素ステーションは,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と水素供給・利用技術研究組合の共同実証事業の一環として,日本で初めてガソリンスタンド敷地内での水素充填を行うものである。同水素ステーションでは,水素を専用のトレーラーで輸送し,ステーションで蓄圧器(ボンベ)に貯蔵するオフサイト方式を採用した。この方式は,ガソリンのサプライチェーンと同様に,製油所などで大量・効率的に製造した水素を輸送する供給体制を想定したものであり,FCVの本格普及期における水素の大量供給に適している。同社は今後,供給インフラに関する技術検証を行うとともに,運営ノウハウの蓄積を図ることで,ガソリンスタンドにおける水素供給事業の早期確立を目指す。(’13 5/1)

NEDO,レアメタル代替に助成

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は,自動車のモーターや液晶ディスプレーなど付加価値のある部材に必要なレアメタルの使用量を減らす技術開発に助成することを発表した。今回の助成は,経済産業省がまとめた「レアアース総合対策」の一環。量が少なく,緊急に開発が必要なレアメタルの代替材料,リサイクル技術などの開発に取り組む企業を支援して,短期間での実用化を目指す。事業予算の総額は約100億円。1件当たりの助成は数億円規模を想定し,1/3を企業が負担し,残りの2/3をNEDOが助成する。助成の公募は12月中旬から開始。早ければ2011年3月から助成を始める予定で,助成期間は2012年3月まで。(’10 11/24)

NEDO,「再生可能エネルギー技術白書」をまとめる

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は,再生可能エネルギーやスマートグリッドの今後の技術開発の道筋を示す技術ロードマップを新たに策定,「NEDO再生可能エネルギー技術白書(新たなエネルギー社会の実現に向けて)」として取りまとめた。同白書は,「太陽光発電」,「風力発電」,「バイオマスエネルギー」などに加えて,新たに世界的に注目を集めている「太陽熱発電」,「波力発電」,「海洋温度差発電」について,国内外の最新技術動向を調査し,技術ロードマップを策定している。今後,政府や産業界の戦略立案のための議論や技術開発の指針となることが期待される。同白書の詳細・問い合わせは,http://www.nedo.go.jp/  (’10 8/4)

国土交通省,NEDOと共同で下水処理膜の普及目指す

 国土交通省は下水道膜処理技術会を設置し,新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と協力して下水処理への膜技術の普及を目指すことを確認した。2010年3月までに国交省,NEDOそれぞれの実証を検証する。国交省は既存処理場の膜分離活性汚泥法(MBR)への改築,NEDOは排水リサイクル実証を計画している。MBRは日本発の技術ながら,国内での導入は10件。国内で膜処理が普及すれば,膜メーカーにとって大きなビジネスになる。(’09 12/9)

水素・燃料電池実証プロジェクト,NEDO助成事業として新体制でスタート

 経済産業省が実施する水素・燃料電池実証プロジェクト(JHFC)は,2009年度より新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業となり,助成先公募について石油産業活性化センター,日本自動車研究所,エンジニアリング振興協会,日本ガス協会4者の共同申請が採択され,実施者が決定した。JHFCプロジェクトは,自動車メーカーが開発した燃料電池自動車(FCV)が水素ステーションを利用して公道走行試験を行い,実際の使用状態における実測データを取得することにより,水素エネルギー社会の実現に向けた,水素インフラ,FCVの有効性(省エネルギー効果,環境負荷低減効果等)を検証するとともに,実用化のための課題抽出,FCV等の社会受容性向上を図ることを目的に2002年度より継続実施している。2015年度の一般ユーザーへの普及開始を目指し,今までの技術実証から社会実証を視野に入れた活動を開始する。(’09 5/20)