日本機械学会」タグアーカイブ

日本機械学会,「機械工学年鑑2019」をHPで無料公開

 日本機械学会は,「機械工学年鑑2019―機械工学の最新動向―」を同学会のホームページで無料公開した。これまでは会員限定の電子コンテンツとしていたが,広く活用してもらうためフリーアクセスとした。

 同年鑑は,過去1年間の機械工業の改善・進歩をまとめた報告書として1934年に創刊した。2019年版は,26分野の専門家約200名が,統計資料を含む産業動向や技術トレンドから国内・国際会議で発表された研究動向まで,関連する文献を網羅して解説している。

機械工学年鑑2019―機械工学の最新動向―
https://www.jsme.or.jp/kikainenkan2019/  ('19 8/21)

「第17回評価・診断に関するシンポジウム」が開催される

 日本機械学会機素潤滑設計部門は,「第17回評価・診断に関するシンポジウム」(組織委員長:川合 忠雄 氏 大阪市立大学,実行委員長:間野 大樹 氏 産業技術総合研究所)を2018年12月6日(木)~7日(金)の2日間,文部科学省研究交流センター(茨城県つくば市)で開催し約90名が参加した。
 同シンポジウムは日本機械学会の「診断・メンテナンス技術に関する研究会」(主査:川合 忠雄 氏,大阪市立大学),日本トライボロジー学会の「メンテナンス・トライボロジー研究会」(主査:本田 知己 氏,福井大学),日本設備管理学会の「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」(主査:陳山 鵬 氏,三重大学)がメンテナンスに関するシンポジウムと合同研究会を,設備診断や設備管理,メンテナンス・トライボロジーといったメンテナンス分野の共通テーマを研究母体とした3つの研究会が持ち回りでホスト役を行い開催するもの。
 現在2年毎夏に開催するメンテナンス分野合同研究会は,決められたテーマにもとづき依頼講演をするのに対し,同シンポジウムは毎年冬の開催で機器診断,状態監視,健全性評価,メンテナンス等に関する技術者・研究者の交流の場として研究者が講演テーマを独自に応募・講演出来ることや,講演会場を一つにし機械や設備,トライボロジーのテーマがごちゃまぜになることで参加者は専門以外の講演も聞け,参加者同士の技術や学術交流が深められる。また研究会以外のメンバーが参加しているのも特長の一つ。最近はIoTなどの通信機器メーカーなど開発した通信機器をどのように診断に活かせるかという角度から参加する企業も増えているという。
 一般講演における質疑・討論をポスターセッション形式で行うことで4件程度の講演を一つのセッションとしている。講演を聞いた後にポスターセッションで質問が出来るのでより詳しくわいわいがやがやと情報交流が出来るのが魅力という参加者の声も多い。
 今回は「弾性波」「センシング・IoT」「転がり軸受」「潤滑・しゅう動」「非破壊検査・ロボット」「構造・モデリング」「保全」の7セッションで構成され31の講演と日立オートモーティブシステムズ 藤田 貴也 氏による「自動車業界におけるパワートレイン電動化動向について」の特別講演が行われた。
 なお次回2019年は大阪での開催を予定している。(’18 12/26)

第17回評価・診断に関するシンポジウム

メンテナンス分野合同研究会が開催される

第11回メンテナンス分野合同研究会(2017年) 日本機械学会の「診断・メンテナンス技術に関する研究会」(主査:川合 忠雄 氏,大阪市立大学),日本トライボロジー学会の「メンテナンス・トライボロジー研究会」(主査:若林 利明 氏,香川大学),日本設備管理学会の「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」(主査:陳山 鵬 氏,三重大学)は,3研究会合同による「第11回メンテナンス分野合同研究会」を2017年9月25日(月)~26日(火)の2日間,三菱電機 先端技術総合研究所(兵庫県尼崎市)にて開催した。
 この合同研究会は,設備診断や設備管理,メンテナンス・トライボロジーといったメンテナンス分野に共通テーマを研究母体とした3つの研究会が持ち回りでホスト役を行っており2009年からは2年おきに開催,今回は診断・メンテナンス技術に関する研究会が主幹事として開催したもので約70名が参加した。
 講演では,AE(アコースティックエミッション)や振動などによる設備診断技術と,現在注目されているIoT技術の活用方法や事例紹介などが行われた。
 2日間にわたる研究発表や話題提供のほか,2日目の午後には会場である三菱電機 先端技術総合研究所と伊丹製作所における試験装置や施設見学が行われた。なお講演内容は以下の通り。

  • 「鉄道車両の運動とメンテナンス」 佐々木 君章 氏(鉄道総合技術研究所)
  • 「一軸偏心ねじポンプの異常検知技術」 橋間 隆 氏・中澤 正樹 氏(兵神装備)
  • 「AEによる設備診断技術とIoT技術」 西本 重人 氏(日本フィジカルアコースティクス)
  • 「ボトムアップの材料シミュレーションによるトライボ現象予測」 鷲津 仁志 氏(兵庫県立大学)
  • 「IoTを活用した振動計測」 川平 孝雄 氏(IMV)
  • 「ビジネスの全体像から俯瞰するモノづくり ~診断・メンテナンス技術の活用における大義と必然性~」 河田 薫 氏(三菱電機インフォメーションシステムズ)
  • 「高ノイズ環境下でのバケットエレベータ低速転がり軸受の状態監視・診断法」 太田 博光 氏(水産大学校)
  • 「電動機電流診断装置を用いた回転機器の機械的異常検出技術開発」 金子 修一 氏(旭化成エンジニアリング)
  • 「IoTで何が変わるか ~IoT活用の現場~」 木村 和生 氏(東芝 インダストリアルICTソリューション社)  (’17 10/18)

「状態監視振動診断技術者コミュニティ 第8回ミーティング」開催される

 日本機械学会は,2016年7月15日(金)に新日鐵住金 名古屋製鐵所(愛知県東海市)で「状態監視振動診断技術者コミュニティ 第8回ミーティング(主査:渡部 幸夫 氏,東芝原子力エンジニアリングサービス)」を開催した(写真1)。
 同コミュニティは,「ISO18436-2準拠 機械状態監視診断技術者(振動)」のコミュニティの場として,また資格取得者に対するフォローアップの場として毎年開催している。
 8回目となる今回は,同コミュニティ幹事の沼尻 光一郎 氏(電源開発)の司会進行で行われ,渡部 主査の挨拶の後,名古屋製鐵所の状態監視の現場見学(写真2)が行われた。その後,「振動診断の方法―振動事例と心得ておくべきこと」を古池 治孝 氏(岡山大学)が講演した。振動最上級のカテゴリIV合格者による事例紹介では,「印刷機械でのベアリング損傷事例」を梅津 功 氏(小森コーポレーションつくばプラント),「1段ターボ圧縮機の試運転時に発生した(API617規格)非同期成分の振動値NG」を福知 孝平 氏(神戸製鋼所)が,事例を基に調査や対策などの経験談を紹介した。
 また,「ISO18436-4準拠 機械状態監視診断技術者(トライボロジー)」最上級のカテゴリIII合格者による事例紹介では,上野 仁士 氏(元研究開発法人土木研究所)が「排水機場ポンプ設備への状態監視保全技術の導入について」のテーマで潤滑油分析の事例を紹介した。
 その後,恒例の事前のEメールによる振動相談の回答,討論が活発に行われた。この回答や第8回ミーティングの内容については,日本機械学会の「振動技術者コミュニティ」のホームページ(www.jsme.or.jp/conference/joutai/)に詳しく紹介している。
 参加者相互の技術討論会では,講師や資格取得者による情報交換などコミュニティの場として,日頃聞くことができない現場での悩みや相談など,個別に意見交換ができたことや日頃見ることができない状態監視の現場見学ができたことなどが参加者からは喜ばれた。
 なお,次回第9回ミーティングは,2017年7月21日(金)に東京で,「プラントメンテナンスショー」最終日に工場見学も入れて開催する予定。(’16 9/7)

状態監視振動診断技術者コミュニティ 第8回ミーティング

日本機械学会,機械状態監視と診断技術に関する講習会を開催

 日本機械学会は2016年9月9日(金),同学会 会議室(東京都新宿区)で,講習会「グローバル技術者必須!! 機械の状態監視と診断技術 基礎・実践ノウハウと応用例・規格」を開催する。
同講習会では,機械の状態監視と診断に関する技術的な概要から,振動,熱画像等の代表的な監視診断技術を取り上げ,基礎から応用,ISO/TC108/SC5でこれまでに発行されたISO規格まで分かりやすく解説する。同講習会の概要やプログラム,問い合わせ先は以下のとおり。

  • No.16-110講習会「グローバル技術者必須!! 機械の状態監視と診断技術 基礎・実践ノウハウと応用例・規格」
    • 日時:2016年9月9日(金)
    • 会場:日本機械学会 会議室
           〒160-0016 東京都新宿区信濃町35番地 信濃町煉瓦館5階
    • 企画:日本機械学会 標準・規格センター
    • 協賛(予定):日本プラントメンテナンス協会,日本設備管理学会,日本トライボロジー学会,日本非破壊検査協会,日本赤外線サーモグラフィ協会,石油学会,土木学会,日本航空宇宙学会
    • 定員:60名(先着順,定員になり次第締切)
    • 参加登録費:会員・協賛団体会員18,000円(学生員5,000円),会員外28,000円(一般学生10,000円) ※いずれも教材1冊分の代金含む
    • プログラム:
       【午前:概要と振動診断技術】
       10:00~10:30 「機械の状態監視と診断に関するISO概論」
       講師:榊田 均 氏(元 東芝)
       10:40~11:30 「ブルッと来たら危ない予兆 振動診断の基礎と応用例,ISO規格」
       講師:榊田 均 氏(元 東芝)
       11:40~12:30 「ISO機械状態監視診断技術者(振動)資格認証制度」
       講師:中嶋 智 氏(元 日鉄住金テクノロジー(NSST))
       【午後:機械の内部を診る診断技術】
       13:40~14:30 「機械の循環器系(潤滑油の監視)を診察しよう 潤滑剤分析」
       講師:四阿 佳昭 氏(新日鐵住金)
       14:40~15:30 「機械の異常は熱にも現れる 熱で診る状態監視技術 サーモグラフィ」
       講師:山越 孝太郎 氏(サーモグラファー)
       15:40~16:30 「日本発!加速度センサで見えない状態を見る監視技術(IoTの切り札) AE」
       講師:西本 重人 氏(日本フィジカルアコースティクス)
  • 問い合わせ先
     日本機械学会 荒木 弘尊
     TEL:03-5360-3506
     E-mail:araki(at)jsme.or.jp
     URL http://www.jsme.or.jp/event/detail.php?id=4661  (’16 8/31)

「2015年度第3回診断・メンテナンス技術に関する研究会」が開催される

2015年度第3回診断・メンテナンス技術に関する研究会 2016年2月3日(木)に東京都下水局「北多摩一号水再生センター」(東京都府中市)で日本機械学会の「2015年度第3回診断・メンテナンス技術に関する研究会」(主査:川合 忠雄 氏 大阪市立大学)が開催された。
 今回は,下水を処理して水によみがえらせる東京都下水局の北多摩一号水再生センターを訪問し,水再生センター施設,各水処理用ポンプ,遠隔監視の現場などを見学した。北多摩一号水再生センターは多摩川の対岸にある南多摩水再生センター間と連絡管で結ばれており,災害時に被災した一方をバックアップする機能を確保している。2つのセンターが結ばれることで,施設更新時には連絡管を利用して施設の共有化を図り,効率的な更新を行なうこともできる。センターの実業務の見学を通して,監視・診断など,参加者による活発な質疑応答が行われた。(’16 2/17)

第10回メンテナンス分野合同研究会が開催される

第10回メンテナンス分野合同研究会(2015年) 日本機械学会の「診断・メンテナンス技術に関する研究会」(主査:川合 忠雄 氏,大阪市立大学),日本トライボロジー学会の「メンテナンス・トライボロジー研究会」(主査:若林 利明 氏,香川大学),日本設備管理学会の「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」(主査:陳山 鵬 氏,三重大学)は,3研究会合同による「第10回メンテナンス分野合同研究会」を2015年9月24日(木)~25日(金)の2日間,鉄道総合技術研究所にて開催した。
 この合同研究会は,設備診断や設備管理,メンテナンス・トライボロジーといったメンテナンス分野の共通テーマを研究母体とした3つの研究会が持ち回りでホスト役を行っており2009年からは2年おきに開催,今回は最新設備診断技術の実用性に関する研究会が主幹事として開催したもので約60名が参加した。
 講演で,日本診断工学研究所の豊田 利夫 氏は,北九州産業技術保存継承センターKIGS(Kitakyushu Innovation Gallery & Studio)の依頼に基づき,「北九州における設備診断技術(CDT)の歴史と発展(History and Development of Condition Monitoring and Diagnostic Technologies in Kitakyushu.)」を発行したことから,八幡製鉄所や欧米で始められた設備診断技術の歴史や現状など,本書の概要や北九州の企業による設備診断技術の開発や事例などを紹介した。
 2日間にわたり研究発表や話題提供のほか,2日目の午後には会場である鉄道総合技術研究所による「鉄道用超電導き電ケーブルの開発」の講演の後,試験装置や施設見学が行われた。なお講演内容は以下の通り。

  • 「鉄道車両のメンテナンス(検査)」 永友 貴史 氏(鉄道総合技術研究所)
  • 「道路構造物の維持管理と技術開発」 木村 嘉富 氏(国土技術政策総合研究所)
  • 「北九州における設備診断技術の歴史と発展」 豊田 利夫 氏(日本診断工学研究所)
  • 「次世代型設備保全の考え方と最新活用事例」 Rajneesh Kumar 氏(日本IBM)
  • 「Insitu 観察・AE計測法を用いたトライボマテリアルにおける変形・破壊現象の可視化と診断」 長谷 亜蘭 氏(埼玉工業大学)
  • 「建設機械のメンテナンスについて」 秋田 秀樹 氏(日立建機)
  • 「低・中・高速軸受の異常検出と精密診断について(続報)―AE,振動加速度および様々な信号処理法の検出・診断精度の比較―」 陳山 鵬 氏(三重大学)
  • 「構造ヘルスモニタリングのためのリアルタイムデータ処理技術の提案」 坂田 光児 氏(共和電業)
  • 「920MHz ワイヤレスモニタリング現場試験評価報告」 森 圭史 氏(トクヤマ)  (’15 10/7)

「状態監視振動診断技術者コミュニティ 第6回ミーティング」開催される

 日本機械学会は,2014年10月3日(金)に情報オアシス神田(東京都千代田区)で「状態監視振動診断技術者コミュニティ 第6回ミーティング」(主査:千木良 暁司 氏)を開催した(写真1)。6回目の開催となる今回は60名が参加し,当日は同コミュニティ幹事の比土平 幸代 氏(新川センサテクノロジ)の司会進行で,千木良 主査の挨拶の後,「運用中の機械状態監視診断技術の最前線」を同コミュニティ幹事の渡部 幸夫 氏(東芝原子力エンジニアリングサービス)が特別講演した(写真2)。
 また,今回初めて会場に機器展示コーナー(写真3)を設け,大西 徹弥 氏(新川電機),嶋田 繁年 氏(IMV),内田 洋之 氏(JFEアドバンテック)による機器展示や事業内容のプレゼンテーションを行った。

 後半は,「非接触変位センサの原理と特徴」を瀧本 孝治 氏(新川電機)が講演し,最上級のカテゴリIV合格者による事例紹介,「オンライン振動状態監視センサのトラブル事例」として,センサのフィールドサービス時に海外を含む現場で経験したセンサ設置事例や現地で発生した色々な振動センサのトラブル事例を有馬 和秋 氏(新川センサテクノロジ)が,「圧縮機駆動用ガスタービンの回転同期振動」として,プラント建設後の試運転時における振動発生から,トラブル原因の究明や解決策などを足立 章 氏(東洋エンジニアリング)がそれぞれ紹介した。
 また恒例となっている,事前のEメールによる振動相談4件を渡部 幹事が紹介,訓練機関の講師や来場者による討論や活発な意見交換が行われた。なお,Eメールによる振動診断やコミュニティについては日本機械学会の「状態監視振動診断技術者コミュニティ」のホームページにて詳しく紹介している。

 最後に参加者相互の技術討論会では,講師や資格取得者による情報交換などコミュニティの場として,日頃聞くことができない現場での悩みや相談など個別に意見交換が繰り広げられた。参加者からは,「技術力のスキルアップだけではなく,対外的なトラブルシューティングや技術対応の際に,名刺に資格認証の肩書を入れることで,技術や技能を持ったエンジニアとしての評価につながっている」,「振動診断だけでは現場の設備管理は不十分なため,トライボロジーの資格認証も並行して取得している」などの声が聞かれた。
 なお,次回の第7回ミーティングは2015年10月2日(金)に大阪で開催される予定で,機械状態監視診断技術者(トライボロジー)資格認証者,資格習得の希望者も参加可能となっている。

○状態監視振動診断技術者コミュニティのホームページ
http://www.jsme.or.jp/conference/joutai  (’14 10/29)

状態監視振動診断技術者コミュニティ 第6回ミーティング

「診断・メンテナンス技術に関する研究会」が開催される

 2014年1月31日(金)にIHI・東芝パワーシステム(横浜市磯子区)で日本機械学会の「2013年度第3回診断・メンテナンス技術に関する研究会」(主査:川合 忠雄 氏 大阪市立大学,写真左)」が開催された。
 今回は,原子力発電所向けタービン用機器製造合弁会社として2011年1月にIHIと東芝の合弁会社として発足したIHI・東芝パワーシステムでの開催となり,同社の山田 祐司 社長(写真右)による会社や製造設備の紹介の後,世界最大級のターンミラー(複合加工機)や大型加工設備など同社の蒸気タービン機器製造工場の見学,その後,電通国際情報サービスの関連会社であるエステックによる振動事例の紹介,東芝 電力・社会システム技術開発センターの相川 徹郎 氏,千田 格 氏による「画像処理を応用した作業支援技術の紹介」,「原子力発電所災害時対応ロボット開発の紹介」がそれぞれ発表され,参加者による活発な質疑応答が行われた。(’14 2/19)

2013年度第3回診断・メンテナンス技術に関する研究会

「状態監視診断技術者コミュニティ 第5回ミーティング」が開催される

 日本機械学会は,2013年10月4日(金)にアイ・エム・ワイ(名古屋市東区)で「状態監視振動診断技術者コミュニティ 第5回ミーティング」(主査:千木良 暁司 氏)を開催した(写真1)。
 2004年からスタートした「ISO18436-2準拠 機械状態監視診断技術者(振動)」資格制度の認証者は,カテゴリ I ~最上級のカテゴリIVまで延べ3,631名(2013年6月時点)となっており,同ミーティングは機械状態監視診断技術者のコミュニティの場として,また資格取得者へのフォローアップの場として毎年開催している。
 5回目の開催となる今回は,東海地区で初めての開催となり51名が参加し,当日は「状態監視振動診断技術者コミュニティの活動報告」を千木良 主査が報告,続いて「不具合対応における教訓」を岡田 徹 氏(神戸製鋼所)が,また「ターボ機械の振動事例」を山口 和幸 氏(日立製作所)がそれぞれ特別講演した。
 また,カテゴリIV合格者による事例発表が2件あり,「大型蒸気タービン発電機における電磁ピックアップによる位相基準信号のトラブル事例」を坊田 信吾 氏(新川センサテクノロジ)(写真2),「空気圧縮機自励振動の解析と対策事例」を河部 佳樹 氏(GEエナジー・ジャパン)(写真3)が経験によるトラブルシューティングとしてそれぞれ紹介した。
 その後,昨年に引き続き,事前のEメールによる振動相談を同コミュニティ幹事の渡部 幸夫 氏が紹介しながら,訓練機関の講師や来場者による討論など活発な意見交換が繰り広げられた(写真4)。
 なお,Eメールによる振動相談やコミュニティについては日本機械学会の「振動技術者コミュニティ」のホームページ(http://www.jsme.or.jp/conference/joutai)にて詳しく紹介している。(’13 11/27)

状態監視振動診断技術者コミュニティ 第5回ミーティング

「状態監視振動診断技術者コミュニティ 第5回ミーティング」開催

 日本機械学会は,2013年10月4日(金)にアイ・エム・ワイ(名古屋市東区)で,「状態監視振動診断技術者コミュニティ 第5回ミーティング」(主査:千木良 暁司 氏)を開催する。2004年にスタートした「ISO18436-2準拠 機械状態監視診断技術者(振動)」資格制度の認証を受けた技術者数は,カテゴリI~IVの4カテゴリにおいて延べ3,400人で,同ミーティングは機械状態監視診断技術者のコミュニティの場として,また資格取得者へのフォローアップの場となっている。第5回目の開催となる今回は,講義と診断事例紹介と診断相談を予定している。同学会は,同ミーティングの参加者を募集している。機械状態監視診断技術者(トライボロジー)資格認証者,資格習得希望者も参加できる。開催概要などは以下の通り。

<開催概要>
○開催日時:2013年10月4日(金) 13:00~19:30
○会場:アイ・エム・ワイ(名古屋市東区)
○定員:100名(先着順)
○参加費:5,000円 (当日会場にて支払い)
○申し込み方法:氏名,認証番号,所属,E-mailアドレス,電話番号,技術討論会への出欠を記入の上,joutai@jsme.or.jp(日本機械学会 村山 氏宛)に電子メールにて申し込み
○締切:2013年9月27日(金)
http://www.jsme.or.jp/conference/joutai/  (’13 9/11)

メンテナンス分野の3学会研究会,合同研究会が福井で開催される

メンテナンス3学会研究会の合同研究会(2013年) 日本機械学会の「診断・メンテナンス技術に関する研究会」(主査:川合 忠雄 氏,大阪市立大学),日本設備管理学会の「最新設備診断技術の実用性に関する研究会」(主査:陳山 鵬 氏,三重大学),日本トライボロジー学会の「メンテナンス・トライボロジー研究会」(主査:若林 利明 氏,香川大学)は,3研究会合同による研究会を2013年7月10日(水)~11日(木)の2日間,福井大学文教キャンパス(福井県福井市)で開催した。
 設備診断や設備管理,メンテナンス・トライボロジーといった共通したテーマを研究母体とした3つの研究会が交代でホスト役をしており,今回はメンテナンス・トライボロジー研究会が主幹事として開催したもの。
 2日間にわたりメンテナンスや診断における基調講演や話題提供のほか,松浦機械製作所の工作機械工場や福井大学の研究室の見学が行われた。講演内容は以下のとおり。

○「油圧湿式多板クラッチの寿命評価に関する提案と設計指針」 岡部 一成 氏(MHIさがみハイテック)
○「次世代設備と診断技術への期待~診断技術開発加速化へのアプローチ~」 小林 洋 氏(日産自動車)
○「福井エリアにおけるメンテナンスに係わる事故とその解析」 岩井 善郎 氏(福井大学)
○「超精密研磨プロセスにおけるin-situモニタリング手法開発とその応用~研磨パッドおよび研磨ヘッドの挙動解析からのアプローチ~」 畝田 道雄 氏(金沢工業大学)
○「スマートストラクチャに関する最近の話題と応用例」 奥川 雅之 氏(愛知工業大学)
○「鮮魚の熟練的品質評価の解析とモデル化」 中村 誠 氏(水産大学校)
○「回転機械構造系異常の自動精密診断法」 陳山 鵬 氏(三重大学)
○「ゴムエッジと水濡れ面との摩擦における接触領域近傍の水の挙動」 岩井 智昭 氏(金沢大学)
○「ワイヤレスAEセンシングによる回転体の損傷診断の可能性」 小熊 規泰 氏(富山大学)

 2011年から夏の合同研究会は隔年での開催となり,また冬には毎年,日本機械学会の機械力学・計測制御部門が主催,日本設備管理学会と日本トライボロジー学会が共催し,安全・安心で持続可能な社会のための「評価」「診断」に関する研究者や技術者の情報交換の場として「評価・診断に関するシンポジウム」を開催している。2013年は12月2日~3日に名古屋国際会議場(名古屋市熱田区)での開催を予定している。(’13 7/17)