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日本精工,世界初となる自動車向け駆動軸用「非接触式トルクセンサ」を開発

非接触式トルクセンサ-日本精工

日本精工は,自動車の駆動軸のトルクをリアルタイムで測定する世界初のトルクセンサを開発した。同製品は,駆動軸のねじれを磁気で計測し,トルクを検出する。センサ部分を非接触にしたことで,摩耗の発生を防ぐ構造となっている。また,駆動軸に溝やメッキなどの特殊な加工が不要で,量産車で採用されている材料や表面処理が使用可能。電費・燃費面においても,二段変速EVの電費が同社シュミレーション計算結果で7%改善,ベルトCVT車は実車測定結果で燃費を1.05%改善した。

さらにインターネットと常時接続されるコネクティッドによってトルクを常時監視し,異常な状態を検出し故障予知が可能となっている。

同社は,同製品の売上として2030年に60億円を目指すとしている。('20 8/5)

日本精工,「電動射出成形機用ボールねじ 耐久試験機1号機」がトライボロジー遺産に認定

日本精工,「電動射出成形機用ボールねじ 耐久試験機1号機」がトライボロジー遺産に認定

日本精工は,同社試験機の「電動射出成形機用ボールねじ 耐久試験機1号機」がトライボロジー技術の発展への貢献が認められ,日本トライボロジー学会より,トライボロジー遺産に認定された。トライボロジー遺産は,科学と技術の発展の歴史において,重要な貢献をしたトライボロジーに関係する技術や事物を発掘し保存するために,「トライボロジー遺産」として認定し,情報発信と顕彰を行なうことを目的とした賞。

射出成形機の樹脂を押し出す送り駆動は,一般的とされていた油圧駆動から,1980年代以降は電動化への動きが加速していたが,電動射出成型機の送り駆動に使われるボールねじは,極めて大きな荷重を受け,さらに小ストローク運転で使用されるため,潤滑も含め,ボールねじの耐久性が課題とされていた。

同試験機は,ボールねじの耐久性向上を図るために1990年に製作されたもので,試作品の評価から改良までが行えるようになり,その後の電動射出成形機の性能向上及び産業機械の電動化の発展に貢献した。('20 7/29)

日本精工,高信頼性鉄道駆動装置用軸受を開発

鉄道駆動装置用軸受-日本精工

日本精工は,信頼性を高めた鉄道駆動装置用軸受を開発したと発表した。開発品の駆動装置小歯車用軸受は,取り扱いの容易さと過酷な環境下でも長期間使用できる高信頼性の確立,駆動装置大歯車用軸受は,サイズの拡充を行う。同製品は,駆動装置の省メンテナンス化,鉄道車両のライフサイクルコストの削減に貢献する。

小歯車用軸受に関しては,出荷時点にすきまが調整されており,軸受を取り付けるだけで最適なエンドプレー(軸受すきま)となる四点接触玉軸受と,併せて使用される円筒ころ軸受を開発。また新しく開発設計した高強度保持器を採用し,形状を見直すことで保持器発生応力を75%低減。内輪にも寸法安定化熱処理を採用し,高温下での長期使用における内輪の寸法変化を抑制する。大歯車支持用円すいころ軸受においては,車両設計に合わせて軸受寸法を選択できるよう,サイズ拡充を行う。

同社は同製品の投入により,鉄道関連製品の売り上げを2026年までに2018年度比倍増を目指す。('20 4/8)

日本精工,電動車駆動モータ用高速回転玉軸受を開発

日本精工,電動車駆動モータ用高速回転玉軸受を開発

日本精工は,電動車駆動モータ用高速回転玉軸受を開発した。同製品は,駆動モータの大幅な高速化を実現可能とし,電動車の燃費・電費の向上,航続距離延長,快適性向上に貢献する。耐焼付き性に優れる独自開発のグリースを使用することで,発熱による潤滑不良を抑制し,従来品に比べ寿命の延長を可能にした。また保持器用に耐熱性と剛性に優れた樹脂材料を開発,保持器先端部を薄くすることで軽量化し,遠心力の影響を低減するとともに,保持器根元部の剛性を高めることで,高速回転時における保持器の変形を抑制する。('20 3/18)

日本精工,NSKリニアガイド™用潤滑ユニット「NSK K1-L」を開発

NSKリニアガイド用潤滑ユニット「NSK K1-L」-日本精工

 日本精工は,近年のスマートファクトリー化に伴うメンテナンスフリー化や,環境への配慮による省資源・省エネルギー化の要求に応えるため,潤滑油供給能力を大幅に向上させたNSKリニアガイド™用潤滑ユニット「NSK K1-L」を開発,2019年12月から販売を開始する。

 同製品は,潤滑油を多量に含有した樹脂で構成されており,内部の潤滑油が徐々に染み出すことによって,長期にわたってリニアガイドに潤滑油を供給する。新開発材料により,潤滑油供給期間が現行比約2倍に向上した。また,レールとの接触構造を改良することによってスライダ駆動時の動摩擦力を約20%低減した。破損を防ぐとともに,外部からの異物の侵入を防ぐため,ケースに収容した。('19 11/6)

日本精工,湘南ヘルスイノベーションパークのエコシステムに参画

日本精工,湘南ヘルスイノベーションパークのエコシステムに参画

 日本精工は,製薬メーカー及びその関連の機器メーカーや研究機関が集結している湘南ヘルスイノベーションパークのエコシステムに参画した。生化学実験エリアに入居し,細胞レベルの微小な対象物の操作が可能な改良型のマニピュレーションシステムのデモンストレーション実施や試用を働き掛け,バイオ医療分野などでの事業拡大を目指す。

 湘南ヘルスイノベーションパークは,ヘルスケアにおけるオープンイノベーションを推進する目的で2018年4月に武田薬品工業が開所,運営している。武田薬品工業の施設・実験機器をはじめとした施設を開放し,バイオベンチャー育成やエコシステムの醸成など,産業の活性化を牽引して技術革新することを目指している。('19 8/28)

日本精工,電動車変速機向け円すいころ軸受を開発

NSK LCube II-日本精工 日本精工は,電動車の変速機に使用される円すいころ軸受「NSK LCube II」を開発した。同製品は,転動体への特殊加工により,潤滑が希薄な過酷環境下での耐久性向上,耐焼き付き性向上を実現し,電動車の燃費・電費向上に貢献する。
 燃費規制の強化や化石燃料の枯渇を背景に,電動車の開発が急速に進み,変速機領域では,電動車の燃費・電費向上を目的とし,潤滑油の低粘度化や少油量化が進んでいる。
 同製品は,円すいころの転動面及び頭部に,円すいころ軸受に適した油溜まりとなる微細な凹部を形成し,接触面の潤滑油膜の保持性を向上させることで,表面損傷を防ぎ,従来品に比べて8倍以上の耐久性と同等以上の耐焼き付き性を実現した。また,低速域での油溜まり効果(油膜が形成されやすい状態)により,従来品に比べて10%の低フリクションを実現した。
 同社は,同製品の売上として2030年に年間40億円を目指す。(’19 4/17)

日本精工,産業機械向け高効率モータ用軸受を開発

日本精工,産業機械向け高効率モータ用軸受を開発 日本精工は,産業機械向け高効率モータ用軸受を開発したと発表した。同製品は,独自開発の専用グリースを使用し,その量を最適化することにより,回転時のグリースの攪拌抵抗を減らし機械損失(軸受の回転抵抗)を6割低減した。また,プラスチック保持器の採用により,最大8割の低減が可能。専用グリースは,従来品に比べ回転時の軸受内部の摩耗が抑えられることから,寿命が2.7倍以上延長した。2025年に売上45億円を目指す。
 産業機械に使用されるモータは,様々な機械を駆動しており,世界の消費電力量の4割以上を占めていると言われているため,世界中の国々で産業機械向けモータの効率向上を義務付ける規制が導入されている。軸受による損失は,モータ消費電力の1%程度と少ないものの,その波及効果が大きいことから,損失低減が期待されている。(’18 10/10)

日本精工,深溝玉軸受用「低フリクション高密封シール」を開発

 日本精工は,低摩擦と高密封性を両立した深溝玉軸受用「低フリクション高密封シール」を開発した。
 軸受に外部より異物が侵入する可能性がある場合は,接触シールを使用しそれを防ぐ必要があるが,従来の製品では「高効率重視」か「高密封重視」かで,標準高密封接触シールと標準低フリクション接触シールを用途に応じて選定してきた。
 今回開発した製品は,双方の用途に適合させるため,シール構造と接触部の最適設計を行い,密封性能と低フリクションを両立。密封性能は高密封接触シールに対して同等以上,低フリクション接触シールに対して,フリクションを85%低減した(’17 10/11)

日本精工,深溝玉軸受用「低フリクション高密封シール」を開発

日本精工,研削加工用の超高速グリース潤滑スピンドルを開発

 日本精工は,省エネ・クリーン環境に対応した,研削加工用の超高速グリース潤滑スピンドルを新たに開発した。
 同製品は,グリース封入方法の改善とスピンドル内部構造の最適化により,オイルエア潤滑でしか実現できなかった超高速域(dmn200×104以上)をグリース潤滑で可能にし,グリース封入潤滑の特長である省エネ・クリーン環境を実現した。また,大型フリンガーを搭載したことにより,エアシールがなくても高い防水性能を発揮する。
 近年,工作機械用部品や自動車用部品の加工に用いられる研削加工スピンドルは,生産効率を向上するために高速化が求められており,他方,工場では省エネ・クリーン環境への対策が要求されている。この両方を満足するためには,従来オイルエア潤滑で使用していた研削加工スピンドルをグリース潤滑で実現する必要があるが,研削加工スピンドルの超高速域でグリース潤滑を採用すると寿命が課題となっていた。(’16 12/7)

日本精工,創立100周年記念展覧会「SENSE OF MOTION」を開催

 日本精工は,2016年11月8日(火)に創立100周年を迎えることを記念して,11月9日(水)~20日(日)まで,スパイラルガーデン(東京都港区)でNSK100周年記念展覧会「SENSE OF MOTION」を開催する。入場料は無料。展覧会には,国内外で活躍するアーティスト6組が参加し,Rhizomatiks Research 氏が同社の精密技術×メディアアートの融合により生み出されるあらたな身体の動きを表現するほか,同社製品を用いて,これからの100年の「あたらしい動きの感覚」をアートで視覚的に表現する。展覧会の詳細は以下の特設サイトより。
「SENSE OF MOTION」特設サイト http://senseofmotion.net/  (’16 9/14)

日本精工,一般産業機械向けインバータモータ用絶縁軸受を開発

インバータモータ用絶縁軸受-日本精工 日本精工は,ポンプ,圧縮機,ファンなどに使用される一般産業機械向けインバータモータ用絶縁軸受を開発した。
 一般産業機械モータでは,高効率化のためインバータ制御の採用が拡大しているが,これに伴い軸受に電食と呼ばれる損傷が発生するケースがある。同製品は,生産性の高いアルミナ系セラミック溶射材を外輪にコーティングし,最適な添加剤を配合することで絶縁性能を約10倍以上向上し,軸受の電食発生を防ぐ。また,軸受諸元の最適化により,皮膜の耐衝撃性を約3倍向上したほか,最適なセラミック溶射材の採用により優れた放熱性を可能とした。(’16 4/6)