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「変速機のトライボロジー研究会」と「エンジン潤滑研究会」,合同でオンライン研究会が開催される

「変速機のトライボロジー研究会」と「エンジン潤滑研究会」の合同オンライン研究会

2021年3月12日(金),日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)「変速機のトライボロジー研究会(主査:村木 一雄 氏,日産自動車)」と「エンジン潤滑研究会(主査:三原 雄司 氏,東京都市大学)」を合同で,Web会議システム(Zoom)を使用したオンライン方式で開催した。

当日は,両研究会主査による開催挨拶の後,3件の話題提供が行われた。三原 雄司 氏は「エンジンの産学連携研究及び新設された“ZEMコンソ”の紹介」と題し,2019年度からAICE(自動車用内燃機関技術研究組合)関連の産学連携研究の具体例や魅力と共に新しく設立されたZEMコンソ(ゼロエミッションモビリティ)について紹介した。

三原先生-「変速機のトライボロジー研究会」と「エンジン潤滑研究会」の合同オンライン研究会

三原先生

次に黒田 耕治 氏(TRAMI運営委員長・本田技術研究所)は,「TRAMI(自動車用動力伝達技術研究組合)における産学連携活動の紹介」と題し,駆動・電動技術の産学連携の基礎研究や産学人材育成を通して日本の産業力の底上げと持続的な科学技術の発展に貢献することを目的に設立されたTRAMIの活動内容を紹介した。

黒田氏-「変速機のトライボロジー研究会」と「エンジン潤滑研究会」の合同オンライン研究会

黒田氏

最後に村上 靖宏 氏(技術オフィス・村上)は,「自動車用エンジン油と駆動系油剤への要求特性―低粘度化と省燃費性能の視点から―」と題し,エンジン油と駆動系油剤の要求特性や共通性や相違性を整理した上で,低粘度化による省燃費性能向上効果を検証し,車両の電動化を見据えた両者統合の是非についても議論した。('21 4/7)

村上氏-「変速機のトライボロジー研究会」と「エンジン潤滑研究会」の合同オンライン研究会

村上氏

「ターボ機械協会 トライボロジー研究分科会 第20回研究会」がオンラインで開催される

ターボ機械協会のトライボロジー分科会(主査:東﨑 康嘉 氏,近畿大学)は,2021年3月11日(木),Web会議システム(Zoom)を使用したオンライン方式で第20回研究会を開催した。

同研究会は,ポンプ,水車,送風機,圧縮機,風車,蒸気タービンなどのターボ機械に関する技術の向上や交流を目的とするターボ機械協会にて2011年11月に発足し,参加者の実益になるようターボ機械を構成する機械要素特有のトライボロジー技術課題に関する話題やトラブル事例解析,トラブル事例の文献調査などのテーマを取り上げている。

当日は東﨑 主査の挨拶の後,下記4つの講演が行われた。

  • 「軸受設定の最適化に活用するオンライントライボ診断手法の紹介」…安部田 泰 氏(トライボテックス)
  • 「建設機械用オイル状態監視システムの開発」…秋田 秀樹 氏(日立建機)
  • 「高面圧下におけるはすば歯車歯面温度予測法に関する研究」…松本 岐資 氏(近畿大学)
  • 「グリース潤滑時のEHL膜・トラクション係数挙動に関する研究」…宮田 佳祐 氏(近畿大学)  ('21 3/31)

「トライボロジー研究会 第31回講演会」開催される

トライボロジー研究会 第31回講演会

2021年3月18日(木),トライボロジー研究会 第31回講演会(運営委員長:杉村 丈一 氏,九州大学教授)が初めてWeb会議システム(Zoom)を使用したオンライン方式で開催され300名以上が参加した。

同研究会は協同油脂が支援している活動で,昨年はcovid 19の影響で開催が中止となった。令和の時代の研究会の幕開けとなる今回は「シミュレーションを取り入れたトライボロジー技術」がテーマとなった。

担当運営委員の西岡 岳 氏(福井工業大学 教授)は今回のテーマについて次のように説明した。「様々な製品のトライボロジー開発現場において,数値シミュレーションの活用が進められており,その手法や工夫は他の製品活用にも参考になるものと思われる。近年の分子・原子レベルのシミュレーション技術の進歩は将来,摩擦摩耗の本質が明らかになるものと期待される。」

今回の講演会では,各分野で取り組まれている数値シミュレーション技術のトライボロジーへの適用に関する以下の講演が行われた。

  • KEYNOTE SPEECH
    • 「分子シミュレーションでわかる目から鱗のトライボロジー」鷲津 仁志 氏(兵庫県立大学)
  • CASE STUDY:SESSION I「物質のふるまいを解き明かす」
    • 「グリースEHL解析技術―低速域における厚膜形成メカニズム―」相馬 実波 氏(協同油脂)
  • CASE STUDY:SESSION II「システムを解きほぐす」
    • 「内燃機関潤滑計算の現状と課題」村上 元一 氏(トヨタ自動車)
    • 「空調用コンプレッサの数値シミュレーションによる高信頼性設計」伊東 安孝 氏(東芝)
    • 「軸受動解析システムの開発」大島 吉雄 氏(ジェイテクト)
  • CASE STUDY:SESSION III「解いて裏付ける」
    • 「往復摺動すべり軸受の非定常油膜解析」東谷 裕子 氏(デンソー)
    • 「冷間圧縮機におけるチャタリング防止のための潤滑制御システム」藤田 昇輝 氏(JFEスチール)
  • 特別講演
    • 「金融ビジネスにおけるシミュレーションの活用―年金資産運用を例に」臼杵 政治 氏(名古屋市立大学)  ('21 3/31)

杉村運営委員長-トライボロジー研究会 第31回講演会

杉村運営委員長

西岡運営委員-トライボロジー研究会 第31回講演会

西岡運営委員

トライボコーティング技術研究会,岩木賞贈呈式とシンポジウムが開催される

トライボコーティング技術研究会,岩木賞贈呈式とシンポジウムが開催される

トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は,2021年2月26日(金)に理化学研究所 和光研究所 鈴木梅太郎ホール(埼玉県和光市)で,第23回シンポジウム「トライボコーティングの現状と将来 ―導電性ダイヤモンド応用技術,光輝窒化処理ならびに微細金型加工―」を開催,第13回岩木賞トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)の贈呈式と受賞者による記念講演をビデオ会議システムを利用したオンラインとの併用で行った。

岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績をあげられた故 岩木 正哉 博士の偉業をたたえ,当該技術分野およびその関連分野において日々努力・研鑽する個人,法人,団体の業績を表彰するもの。第13回岩木賞を受賞したのは以下の3件で,未来生産システム学協会(NPS)から賞状と盾が授与された。

  • 岩木賞優秀賞
    「導電性ダイヤモンドを利用した精密加工工具の開発」
    岩井 学 氏(富山県立大学),二ノ宮 進一 氏(日本工業大学)

    高濃度のボロンをドープした導電性ダイヤモンドの持つ特性を活用して,ダイヤモンド素材の微細放電加工,微細放電加工を可能とする極低消耗放電加工用ダイヤモンド電極,導電性ダイヤモンド切刃砥石,三次元骨格構造を有する多孔質ダイヤモンド砥石,多結晶ダイヤモンド焼結体(PCD)など新しい精密加工技術を確立した。

  • 岩木賞特別賞
    「光輝窒化を可能とするアトム窒化法の開発」
    原 民夫 氏,原 安寛 氏(プラズマ総合研究所)

    窒素原子を最も効率よく生成することを期待できる「アトム窒化法」を開発。光輝性が良好で精密金型にも窒化でき,成膜した硬質被膜では基材と硬質膜の密着性が優れ,工具・刃物の寿命が大幅に改善された。

  • 岩木賞事業賞
    「虹色加工を施した金型製作と射出成型品の製作」
    池上 正信 氏(池上金型工業)

    プラスチック製品を見栄え良くする方法として加飾技術がある。虹色加工とは金属表面に虹色を発色させる加工方法の総称。射出成型金型に虹色加工を施すことで樹脂成型製品に後処理をすることなく虹色を発色させる技術。虹色加工を施すことで成型のみで加飾を行うことが可能となり,後処理が必要なくなるため工程やコスト削減,環境に配慮した製品の供給が可能となった。

当日は岩木賞受賞者による記念講演3件のほか,特別講演として九州大学名誉教授でDoi Laboratory代表取締役の土肥 俊郎 氏による「化合物半導体の加工プロセスの現状とその高度化のキー ―CMPスラリー高度化の基本的考え方と必須手法―」,会員企業による2件の講演などが行われた。('21 3/24)

挨拶する大森会長-トライボコーティング技術研究会 第23回シンポジウム

挨拶する大森会長

岩木賞受賞者の記念写真--トライボコーティング技術研究会 第23回シンポジウム

岩木賞受賞者の記念写真

「メンテナンス・トライボロジー研究会,表面力研究会 合同研究会」オンラインで開催される

日本トライボロジー学会 会員提案研究会(旧第3種研究会)のメンテナンス・トライボロジー研究会(主査:本田 知己 氏,福井大学)と表面力研究会(主査:松岡 広成 氏,鳥取大学)は,2021年3月18日(木),オンラインにて合同で研究会を開催した。

メンテナンス・トライボロジー研究会は,動機械システムのメンテナンスをトライボロジーの視点からみて,故障や異常の原因の解明,それらへの対応などについて情報交換を行うこと,また,メンテナンス技術を学問として確立し,工学・技術分野の総合的な発展に寄与することを目的として活動を行っている。表面力研究会は,接近あるいは接触する2物体間に働く相互作用力である表面力(ファンデルワールス力,静電気力,メニスカス力等)に関する活発な議論を通じて表面力研究の更なる発展に寄与することを目的として活動を行っている。

今回の合同研究会では,両研究会主査の本田 氏,松岡 氏の挨拶の後,下記の講演を行い,活発な質疑応答が行われた。また,講演の後,本田 氏が福井大学 トライボロジー研究室での研究内容を紹介した。

特別講演:「メンテナンス・トライボロジーとしゅう動面状態監視」……本田 知己 氏(福井大学)
講演1:「最先端反応計測法によるフラーレンのラジカルトラップ速度の評価」……河合 明雄 氏(神奈川大学)
講演2:「ファンデルワールスヘテロ構造におけるスライド可能な原子層」……宮田 耕充 氏(東京都立大学)  ('21 3/24)

出光興産,「2020年度 切削・熱処理研究会」が開催される

2020年度 切削・熱処理研究会-出光興産

出光興産は,2021年2月18日(木)にオンラインで「2020年度 切削・熱処理研究会」を開催した。

開催の挨拶で同社潤滑油二部潤滑技術二課長の半田 豊和 氏は,「CO2排出削減は世界的な流れでありEV化へのシフトは益々加速されると思う。弊社での燃料事業は大きな転換期を迎えカーボンニュートラルに沿った様々なエネルギー供給手法を検討している。一方潤滑油事業では,カーボンニュートラルを含めSDGsに沿った技術開発が今後益々進むものと思われる。例えばEV車の普及に向け材料,形状,硬度の変化や精度の向上など要求特性の変化に対応した油剤の開発。IoTを活用したスマートファクトリーの要となる半導体やロボット分野の部品加工に最適な油剤開発に注力していく。更には単なる油剤開発に留まらず最近普及しつつあるシミュレーション手法の一助となるようなデータの提供にも力を入れていく。」と潤滑油事業の抱負や展望を話した。

今回は出光興産の担当者から切削油と熱処理油に関して2件の講演を行った。営業研究所加工油グループの北村 友彦 氏からは「高引火点切削油を用いた生産性向上の取り組み」と題し,不水溶性切削油の高引火点ニーズの高まりから,安全性だけでなくミスト・油煙の低減など作業環境の向上などについて水溶性切削油や従来油との比較を紹介した。

また潤滑油二部潤滑技術二課の市谷 克実 氏からは「焼入れ強烈度H値を用いた硬度推定と管理への応用」と題し,焼入液の冷却能を示す焼入れ強烈度H値やJIS銀棒試験から求めたH値など,H値を用いた硬度推定と管理への応用について紹介した。

例年は12月に切削油研究会,2月に熱処理研究会を開催していたが,新型コロナの影響で今回初めての試みとしてオンラインで切削・熱処理研究会として開催した。('21 3/10)

「変速機のトライボロジー研究会」オンラインで開催される

第30回変速機のトライボロジー研究会

2021年2月3日(水),第30回日本トライボロジー学会の会員提案研究会(旧第3種研究会)「変速機のトライボロジー研究会」(主査:村木 一雄 氏,日産自動車)をオンラインで開催した。

当日は,村上 靖宏 氏(技術オフィス・村上)が「変速機のトライボロジー研究会(第1-29回)を振り返って/今後の展望」,村田 茂雄 氏(日産自動車)が「変速機の進化と自動車電動化に向けて」と題し,手動変速機から自動変速機までの開発のモチベーションの変化や電動化により変速機がどのように変わるかなどを解説した。光井 秀明 氏(アフトンケミカル・ジャパン)からは「変速機用潤滑油と添加剤」と題し,変速機の種類により変わる潤滑油の特徴や添加剤について紹介するなど3件の話題提供が行われた。

同研究会は2007年に当時主査であった村上 靖宏 氏が自動車や建設機械などの変速機の要素部品に係わるトライボロジーの研究や技術開発を促す各種イベントの企画,立案,実行を目的に活動を開始した。村上 氏からは1990年代後半からATFなど変速機に国際規格がなかったことからILSAC ATF Subcommiteeで検討していたATFの国際規格標準化へのJASO自動変速機油分科会での活動や,日本トライボロジー学会での「Tribology of Vehicle Transmission: TVT」としてATFの国際シンポジウムを1998年に横浜市,2001年に豊田市,2005年につくば市で開催した経緯。その後研究会の発足からの活動内容を紹介した。また村上 氏から今回主査を引き継いだ村木 主査からは自動車の電動化などが進む動向や研究会の今後の展望を紹介した。

次回は2021年3月12日(金),日本トライボロジー学会のエンジン潤滑研究会と合同研究会を開催する予定。(’21 2/24)

「産学官連携推進グリーンイノベーション研究会」,オンラインで開催される

2021年産学官連携推進グリーンイノベーション研究会

2021年2月5日(金),「産学官連携推進グリーンイノベーション研究会(主催:宮城県,東北大学トライボロジー融合研究会)」がオンラインで開催された。

同研究会は,温室効果ガスを削減して2050年に脱炭素「グリーン社会」を目指し,持続可能な社会構築のための目標であるSDGsなど今後の社会発展の課題を発端にした研究活動。資源エネルギーの設置率が高く,農林水産資源にも恵まれた東北地域の利を活かし,最先端の科学を活用した新しい技術と産業を生み出すための課題や,どのように社会や経済,地域の活力に繋げるかを表面科学や蓄電によるエネルギー有効活用と,農水産資源の活用という視点から議論をしている。

当日は宮城県産業技術総合センター 大﨑 博之 所長の挨拶,トライボロジー融合研究会 栗原 和枝 会長(東北大学)から全体概要の説明の後,トライボロジー関連の研究テーマでは,「計算科学シミュレーションによる低摩擦・低摩耗の理論的設計」を久保 百司 氏(東北大学),「ナノ界面計測によるモデル潤滑油の評価に基づく摩擦損失低減指針」を水上 雅史 氏(東北大学),「自動車の機械損失低減のための材料研究を基にした地域企業との取組み」を小池 亮 氏(トヨタ自動車東日本)が講演した。また宮城県や東北大学のプロジェクト内容などとしては「電池の電解液を測定するための超微量粘度計の開発と展開」を栗原 和枝 氏(東北大学)が,「東北大学の地域連携・産学連携について」を足立 幸志 氏が各々紹介した。(’21 2/17)

2020年度第1回「テクスチャリング表面のトライボロジー研究会」オンラインで開催される

テクスチャリング表面のトライボロジー研究会

日本トライボロジー学会会員提案研究会(旧第3種研究会)の「テクスチャリング表面のトライボロジー研究会」(主査:佐々木 信也 氏,東京理科大学 教授)は,第29回(2020年度第1回)研究会を2021年1月19日(火),オンラインで開催した。

同研究会は,ナノスケールからマクロスケールまでのテクスチャリングをシームレスに捉えるための,表面粗さを含むテクスチャリング設計技術の体系化を目的として,2009年度から活動している。今年度はこれまで,COVID-19の影響で研究会の開催を見合わせていたが,今回オンラインでの開催となった。

当日は,佐々木 氏による「東京理科大・トライボロジーセンターの研究紹介」,二藤 優 氏,原田 敦太 氏(東京理科大学)による「自動車用CVTの摩擦制御に関する研究」,渡部 誠也 氏(東京理科大学 助教授)による「濃厚ポリマーブラシ(CPB)の摩擦耐久性向上のための表面テクスチャリング」の3件の話題提供が行われた。(’21 1/27)

トライボコーティング技術研究会,「トライボコーティングの現状と将来」2/26に開催

トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は,2021年2月26日(金),理化学研究所和光研究所 鈴木梅太郎記念ホール(埼玉県和光市)で第23回シンポジウム「トライボコーティングの現状と将来―導電性ダイヤモンド応用技術,光輝窒化処理ならびに微細金型加工―」を開催し,第13回岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)の贈呈式と,受賞者による記念講演を行う。

岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故 岩木 正哉 博士(理化学研究所元主任研究員,トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業をたたえ,当該技術分野およびその関連分野において日々努力・研鑽する個人,法人,団体の業績を表彰するもの。今回のシンポジウムでは,岩井 学 氏(富山県立大学)による「導電性ダイヤモンドを利用した精密加工工具の開発」(岩木賞優秀賞),原 民夫 氏(プラズマ総合研究所)による「光輝窒化を可能とするアトム窒化法の開発」(岩木賞特別賞),松澤 隆 氏(池上金型)による「虹色加工を施した金型製作と射出成形品の製作」(岩木賞事業賞)の記念講演ほか,法人会員等によるトライボコーティング関連技術の最新情報の提供が行われる。

なお,今回はWeb(Zoomを予定)での参加も可能。同シンポジウムの概要や,申し込みなど問い合わせ先は以下のとおり。

  • 日時:2021年2月26日(金) 10:00~17:20(交流会17:45~19:45)
  • 会場:理化学研究所和光研究所 鈴木梅太郎記念ホール(埼玉県和光市)
     ※申し込みの際に,会場参加・Web参加のどちらかを選択
  • 定員:65名(定員になり次第締切)
  • 参加費:シンポジウム6,000円,交流会3,500円
  • 申込締切:2021年2月19日(金)
  • 申し込み・問い合せ先:理化学研究所 大森素形材工学研究室 内
     トライボコーティング技術研究会 シンポジウム事務局
     TEL 03-5918-7613  FAX 03-5918-7624
     E-mail:tribo@tribocoati.st
     URL http://www.tribocoati.st  (’21 1/6)

トライボコーティング技術研究会,特別シンポジウムと岩木賞贈呈式が開催される

トライボコーティング技術研究会,特別シンポジウムと岩木賞贈呈式が開催される

トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は,2020年8月28日(金)に理化学研究所和光研究所 鈴木梅太郎記念ホール(埼玉県和光市)で,第22回シンポジウム「トライボコーティングの現状と将来―ナノダイヤモンド応用技術,微細構造コーティング技術,AI援用加飾成型技術―」を開催し,第12回岩木トライボコーティングネットワークアワード(岩木賞)の贈呈式と,受賞者の記念講演を行った。

岩木賞は,表面改質,トライボコーティング分野で多大な業績を上げられた故 岩木 正哉 博士(理化学研究所元主任研究員,トライボコーティング技術研究会前会長)の偉業をたたえ,当該技術分野およびその関連分野において日々努力・研鑽する個人,法人,団体の業績を表彰するもの。第12回岩木賞を受賞したのは以下の3件で,賞状,盾が授与された。

  • 岩木賞大賞・事業賞
    「2.6nm爆轟法ナノダイヤモンド分散粒子の生産技術の確立とナノダイヤモンドの事業化」
    大澤 映二 氏(ナノ炭素研究所 代表取締役(豊橋技術科学大学名誉教授))

    ダイヤモンドは地球上で最も優れた工業材料であるが硬すぎて加工や細工が出来なかった。独自プロセスの考案により2.6nmナノダイヤモンド粒子の生産,ナノダイヤモンドをコーティングや加工油への分散など実用化を実現したことが評価された。オンラインでの参加となった大澤 氏は「ダイヤモンドという地球上で最高の素材は加工が難しく使われずに残念に思っていた。ナノダイヤモンドはナノテクの礎石としての意義を持つ可能性がある」と述べた。

  • 岩木賞特別賞
    「微細ラティスコーティング技術の開発」
    前花 英一 氏(コマツNTC),水谷 正義 氏,厨川 常元 氏(東北大学)

    モノとモノとの界面を設計する機能性インターフェース創成方法の新たな提案をした。微細ラティスコーティングの実現のため重力落下式粉末供給法のほかに,(1)造形の微細性,(2)自由なデザインのラティス構造,(3)バルク材曲面上に造形を実現したことが評価された。前花 氏は「建設機械メーカーコマツの子会社として工作機械を取り扱っている。3Dプリンティング技術に関連する微細ラティスコーティングは技術はおもしろいと言って貰えるものの実用化が進んでいない。今回の受賞を機に皆様のアドバイスなどをいただけるとありがたい」と述べた。

  • 岩木賞事業賞
    「加飾成型用金型の製造技術ならびにAI援用技術に基づくIoT化事業」
    松本 晋一 氏(IBUKI 代表取締役社長)

    微細で複雑な加飾成型用金型分野で熟練者の勘やノウハウをAIに着目し事業化,IoT機能を持った金型を活用して技術伝承を行い,そのノウハウを地場の活性化に生かす事業などが評価された。松本 氏は「名誉ある賞を頂け光栄です。何よりもがんばった一人一人の社員の自信につながります」と述べた。

岩木賞受賞者による記念講演のほか,ATF(Advanced Tribo-Fair)2020技術展示会も開催された。島貿易,東京電子,ナノフロンティアテクノロジー,池上金型工業,オプトスター,メカニカル・テック社が出展し,技術を科学する”テクニストガール“こと声優の明里 瞳 氏の司会進行の元,展示企業のテクニカルプレゼンテーションが行われた。('20 10/7)

受賞者の記念写真-トライボコーティング技術研究会

受賞者の記念写真

技術展示会での島貿易-トライボコーティング技術研究会

技術展示会での島貿易

2020年度「第1回トライボコーティング技術研究会と総会」開催される

2020年度「第1回トライボコーティング技術研究会と総会」1

トライボコーティング技術研究会(会長:大森 整 氏,理化学研究所)は2020年8月28日,理化学研究所和光本所(埼玉県和光市)鈴木梅太郎記念ホールで2020年度 第1回研究会と総会を開催した。

当日は大森 会長の開会挨拶の後,伊藤 嘉浩 氏(理化学研究所)による特別講演「マイクロアレイ・バイオチップを用いた検査システム」,藤田 浩史 氏(島貿易)による会員講演「英国PCS Instruments社製トライボロジー試験機」が行われた。

その後総会を開催,2019年度の活動報告及び会計報告,2020年度の活動計画を発表した。なお大森 会長,熊谷 泰 副会長(ナノコート・ティーエス),野村 博郎 副会長(理化学研究所)が再任となった。

今後は2020年10月15~16日に第3回視察研究会,12月11日に第4回研究会,2021年2月26日に第5回研究会(第23回トライボシンポジウム&第13回岩木賞)を予定している。('20 9/23)

2020年度「第1回トライボコーティング技術研究会と総会」2

2020年度「第1回トライボコーティング技術研究会と総会」3