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ISO18436準拠 機械状態監視診断技術者について 機械状態監視診断技術者(振動) 訓練機関について 機械状態監視診断技術者(トライボロジー) 訓練機関について

「日本機械学会 機械状態監視資格認証専門委員会 『状態監視振動診断技術者コミュニティ』」  2011/5

状態監視振動診断技術者コミュニティ 比土平 幸代

 

状態監視振動診断技術者コミュニティは,2010年7月,技術者の交流と情報の交換による技術向上を目指して結成した。日本機械学会の関連専門委員会および関連部門,関連学協会の団体との連携をとりながら,コミュニティの輪を広げていく。

趣旨

2004年にスタートした「ISO18436-2準拠機械状態監視診断技術者(振動)」資格認証制度は,7年を経過した。この間,本資格認証を受けた技術者の数は,カテゴリ I 〜IVの4つのカテゴリにおいて,延べ2,900人を超えている。本資格は振動診断技術に特化したものであり,これまでに類のない資格として,設計技術者,保全技術者から高度専門家まで,また,重工業・回転機械製造産業,エンジニアリング・メンテナンス産業,石油・化学・鉄鋼・電力・ガスなど多岐にわたる産業分野の技術者が資格を取得している。

それぞれ振動診断技術という共通の技術に携わる技術者ではあるが,異なる業種,立場にある技術者同士の技術交流,情報交換は,新たなヒントを得る貴重な機会であり,技術力の向上に役立つものであると考えられる。そこで,このたび機械状態監視診断技術者のコミュニティを結成した。

日本機械学会内の運営組織
日本機械学会内の運営組織

コミュニティの成り立ち

正式なコミュニティ結成前の2010年2月5日,日本機械学会(東京都新宿区信濃町)で『機械状態監視診断技術交流会(振動認証者交流会)』が開催された。定員60名に対し,参加者は59名という盛況ぶりであった。当日,意見交換会(懇親会)での参加者の生の声から,皆様が交流の場を求めており,コミュニティ結成の必然性を確認した次第で,その後,結成に向けての準備に拍車がかかった。

コミュニティ結成に向けて,まず委員を選出した。

主査:千木良 暁司(振動技術研究会)
幹事:渡部 幸夫(東芝)
幹事:比土平 幸代(新川センサテクノロジ)

の3名でスタートした。

千木良暁司氏
千木良 暁司
 
渡部幸夫氏
渡部 幸夫
 
比土平幸代氏
比土平 幸代
状態監視振動診断技術者コミュニティのねらい
状態監視振動診断技術者コミュニティのねらい

コミュニティHPの立ち上げ

2010年7月,正式にコミュニティを結成し,具体的な活動として,まずHPを立ち上げることにした。

委員の思い描くコミュニティの目指す内容を1つずつコンテンツとして掲載することにしたのである。

そして,2011年1月13日,ついにHPは立ち上がった。しかし,内容はまだまだ満足のいくものではなく,皆様のご意見を元にグレードアップしていくので,ご意見・ご要望をお寄せ頂きたい。

現在のHPのコンテンツは下記のとおりである。
http://www.jsme.or.jp/JOTAIWEB/toppage.htm

◆トップページ

更新履歴および委員からのメッセージを掲載


◆趣旨

コミュニティの運営組織とねらいを掲載


◆委員

主査・幹事の紹介を掲載


◆ニュース

JSMEの動きに合わせたお知らせと皆様からのコメント募集のお知らせを掲載


◆ミーティング情報

現在は,2011年2月10日に新横浜で開催した第2回ミーティングの情報を掲載


◆振動診断Q&A

皆様からの振動診断に関する質問を受付。今後,質問事例を掲載予定


◆関連学協会情報

振動診断技術者に関連のある研究会情報を掲載


◆訓練機関情報

訓練機関およびセミナー開催予定を掲載


◆国際情報

JSMEとの相互認証機関や国際会議情報を掲載


◆関連規格

規格および規格の改訂情報を掲載


◆関連書籍

セミナーテキスト情報を掲載。今後,掲載内容を増やす予定


◆学習サイト

自習用にWEB LEARNINGへのリンクを掲載


◆診断ハード・ソフト紹介

振動診断に役立つハード・ソフト紹介を掲載。記事募集中


◆資格取得

資格が役に立った事例などを掲載


◆問い合わせ先

コミュニティに関する問い合わせ先を掲載

コミュニティHP(写真はトップページ)
コミュニティHP(写真はトップページ)
URL:http://www.jsme.or.jp/conference/joutai/

今後のミーティング開催予定

今後のミーティングの開催は,参加者の要望を受けて,年1回秋に開催する。

正式な開催案内はHPに掲載するが,第3回ミーティングを2011年10月14日(金)に東京で開催する。診断技術の勉強,失敗事例の報告などを盛り込む予定である。資格をお持ちでない方も参加できる。過去に参加できなかった方は是非,ご参加頂きたい。

おわりに

2011年3月11日に発生した東日本大震災に際しては,このコミュニティメンバーである認証取得者の中にも被災された方がいらっしゃいます。

福島第一原子力発電所・福島第二原子力発電所・女川原子力発電所に係わっていらっしゃる方も大勢おられます。

遠く離れた西日本からも,原発の対応やインフラの復旧作業応援に交代で従事されている方もいらっしゃいます。

振動診断技術者の皆様のご活躍と,1日も早い復旧・復興を願っております。



第2回ミーティング報告

開催日時:2011年2月10日(木) 13:00〜19:30
会場:東芝研修センター(新横浜駅から徒歩15分,岸根公園駅から徒歩12分)
主催:一般社団法人日本機械学会 イノベーションセンター
    機械状態監視資格認証専門委員会

表1 能力要件
時間割 内容
時間  13:00 挨拶/コミュニティの業務内容と計画……千木良 暁司 主査
13:20 特別講演:「流体連成振動のトラブル事例とその診断/対策の紹介」……財団法人電力中央研究所/稲田 文夫 氏
内容:発電設備の機器・配管における振動事例の具体例,診断法と診断の観点での特徴,設備に与える影響等について,米国Quad City発電所で出力向上時に発生した分岐管部音響共鳴によるドライヤ破損事例などを例としてとりあげて解説する。
14:20 休憩
14:30 「状態監視診断技術規格化の動向」……株式会社東芝/榊田 均 氏
内容:訓練内容の改訂作業や状態監視診断技術(電流兆候診断等)の動向を報告する。
14:50 「TC108/SC2の動向」……株式会社IHI/本井 久之 氏
内容:近年のISO7919&10816の各シリーズの改定の動きを解説する。
15:15 「状態監視認証資格(振動とトライボロジー)の国際状況」……千代田アドバンスト・ソリューションズ株式会社/松田 博行 氏
内容:アジア,欧米,南米等の診断技術者の認証状況を報告する。
15:45 状態監視振動診断技術者からの報告 各30分
○有資格者のメリットとカテIV面接試験での発表紹介……JFEメカニカル株式会社/小林 伸二 氏
○状態監視振動診断業務とカテIV面接試験での発表紹介……川重テクノロジー株式会社/長江 信顕 氏
16:20 休憩
16:40 今後の状態監視振動診断認証制度への要望……パネラーによるディスカッション 司会:渡部 幸夫 幹事
(認証者からの要望をお聞きします)
パネラー:松田 氏(資格の国際状況への要望),榊田 氏(訓練機関への要望),本井 氏(資格試験/再認証への要望),千木良 氏(コミュニティ運用への要望),比土平 氏(コミュニティホームベージへの要望)
17:40〜19:40  認証技術者交流会(東芝研修センターにて)
挨拶中の千木良主査
挨拶中の千木良主査
 
パネルディスカッション
パネルディスカッション
     
講演中の会場
講演中の会場
 
交流会
交流会

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