日本プラントメンテナンス協会の機械状態監視診断技術者(トライボロジー) 訓練 | ジュンツウネット21

公益社団法人日本プラントメンテナンス協会(JIPM)は,生産保全の人材育成支援の一環として,職能別・階層別に求められる「機能」を明確にして,必要とされる教育プログラムをM-CUP(Maintenance Career-Up Planning)として体系化し,普及に努めている。

生産現場における設備の長命化や故障の低減,省資源・省エネルギーへの寄与など,設備管理においてメンテナンス・トライボロジーの観点からの人材育成がますます重要になると考え,機械状態監視技術者を育成している。

はじめに

公益社団法人日本プラントメンテナンス協会は1981年,社団法人日本能率協会の下にあった設備管理部会を前身とする日本プラントエンジニア協会を「社団法人日本プラントメンテナンス協会」に改組し,通商産業大臣(現・経済産業大臣)の許可を得て発足した。以来,30年以上にわたって,製造プラントのメンテナンス技術を軸に,設備管理技術の研究や普及,生産保全にかかわる人材育成の支援を行ってきた。2012年4月1日に内閣総理大臣の認定を得て,公益社団法人へと移行した。また,2015年度より「機械保全技能検定」の指定試験機関として試験を実施する。

JIPMは1971年以来約40年にわたり,TPM(Total Productive Maintenance=全員参加の生産保全)を提唱してきた。TPMは「人と設備の体質改善による企業・組織の体質改善」を目的とした管理技術であり,その中でも人材育成は重要な要素である。

さらに,JIPMでは「経営に資する戦略的保全マネジメントシステム=Maintenance Optimum Strategic Management System(MOSMS)」を提唱している。MOSMSの実践は「保全戦略」「保全計画」「保全実行」「保全教育」などのフェーズから構成されており,「保全教育」においては専門保全員,オペレーター,保全管理者のあるべき姿に基づいた保全の「教育・訓練ガイド」を設定しており,M-CUPは,これを具体化したものと言える。

M-CUPでは,現場オペレーターから保全の担当者,リーダー,管理者,マネジメント責任者まで“あるべき姿”と“必要な機能”に基づいた資格取得および教育の修了を推奨している。M-CUPの中で,JIPMでは各種トレーニングや認証事業を行っており,計画保全士,自主保全士,オペレーティング・エンジニア育成講座やISO18436に準拠した機械状態監視診断技術者(振動)のトレーニングの後援・協力も行っている(図1)。

M-CUPの体系
図1 M-CUPの体系

訓練機関としての特色

JIPMのコースは,カテゴリ I は東京・大阪の2地区で開催している。東京,大阪ともに最寄駅から近く,交通の利便性が高い。カリキュラムは資格制度の訓練時間に基づいており,特定の内容を重点的に行うことはせず,万遍なく講義を行っている。公益社団法人という立場から,これまでの訓練コースには,ユーザー,メーカー問わず,様々な産業分野からの申し込みがあった。

訓練コース(カテゴリ I )は,「連続日程コース(4日間)」としている。講義時間は9:00~18:00。また,個別対応型(講師派遣型)のコースも用意している。1つの企業からある程度まとまった人数が受講される場合などは,旅費や出張費の削減などメリットが大きい。

講師は,出光興産(株)潤滑油部のOBや(一社)潤滑油協会を中心に編制されている。

訓練の様子
訓練の様子

今後の展望

JIPMでは,業種・業態を問わず生産保全にかかわる各階層に,固有技術・管理技術の教育の実施と人材育成プランの立案を支援していることから,自動車産業に代表される加工組立型産業,石油・化学など装置型産業に対して,メンテナンス・トライボロジーの育成と資格取得のメリットについて広報・普及に努め,技術技能の伝承と人材育成プランの立案に貢献したいと考えている。

<2015年度訓練実施要領>

1.カテゴリーI

【東京・大阪】
(1)前期:2015年7月7日(火)~10日(金)
(2)後期:2015年12月1日(火)~4日(金)

<お問い合わせ先>

公益社団法人日本プラントメンテナンス協会
普及推進部
TEL 03-5733-6900
E-mail FUKYU@jipm.or.jp
URL http://www.jipm.or.jp

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