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軸受油膜の状態監視

転がり軸受の「リッジマーク」は電食として知られているが，軸受放電は軸受内部で小さな放電痕を発生させ，潤滑を黒色に劣化させ，潤滑中の鉄粉濃度が増える場合がある。福田交易が輸入販売するElectro Static Technology社（米国）のイージス軸電圧テスターを使うことで，電気的に発生する潤滑劣化の要因を可視化できる

用途

インバータ制御など周波数制御するモータでは，固定子から回転子にコモンモード電圧による電位変動が生じている。その電位変動が油膜の内部で絶縁破壊を起こし，放電が発生することで，軸受表面に放電痕を残すだけでなく，放電時に飛び散った鉄粉が軸受内部の潤滑を汚染し劣化させる。これにより，適正な油膜状態が保たれず，機械的な損傷につながる。
振動監視技術と並行し，潤滑の劣化を引き起こす要因を可視化することで，潤滑を電気的に保護することが，インバータ化が広がる今日，より重要になっている

特長

1. 軸電圧測定を簡単にはじめられるよう初期設定
2. 2チャンネル100MHzデジタルオシロスコープ
3. バッテリー駆動のため現場で簡単に測定可能
4. モータメーカ，整備会社，製鉄所，製紙会社，空調機器メーカなど多くの業界で実用実績
5. 同梱するUSBフラッシュメモリですぐにデータを抜取り可能

仕様

• ディスプレイ：5.6インチTFTカラーLCD
• 解像度：640×480
• 帯域幅：100MHz
• 1GSa/s，500MSa/s，single/dual channel
• 電圧／電流／電気抵抗・導通／ダイオード・静電容量などマルチメータ機能も内蔵
• テスター本体：初期不良のみ交換保証2年。原則修理不可能

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