当コンテンツでは,表面処理と潤滑被膜としての乾性被膜潤滑剤やDLC,PVD,CVDなどコーティング技術の紹介をしております。
また,表面改質技術に関連するコーティング装置製造・販売,コーティング受託サービスの取り扱いメーカーを一覧紹介しています。
ご利用上の注意
表面改質方法の分類
- 熱処理―表面焼入れ,浸炭処理,窒化処理,拡散浸透処理
- コーティング―湿式法,乾式法,塗布法
- 機械的処理―ショットピーニング
- テクスチャリング 等が主なもの
乾性被膜潤滑剤 機能別
初期なじみ用乾性被膜 長期潤滑用乾性被膜 長期防錆用乾性被膜 高温用乾性被膜
乾性被膜潤滑剤 用途別
金属用乾性被膜 ゴム・プラスチック用乾性被膜 非金属用乾性被膜 塑性加工用乾性被膜 特殊用乾性被膜
コーティング装置
CVD
- 化学蒸着法。金属塩の蒸気をガス流に乗せて,加熱された基材上に供給し,その化学分解,ガス成分とその反応によって膜として析出する方法。工具金属などに,TiC,TiN,などをコーティング。
PVD
- 物理蒸着法。低圧容器中で金属蒸気またはそれと雰囲気ガスの反応物を基材上に蒸着させる方法。イオンプレーティング,スパッタリング,真空蒸着などの方法があり,ドライプレーディングともいわれる。
DLC
- ダイヤモンドライクカーボン膜。低摩擦で耐摩耗性がある。
溶射
- 溶解された材料の小さい粒を高速で,被加工物表面に衝突たい積させる被覆法。プラズマアーク,レーザ,電気アークなど。
ガスデポ
- ガスデポジション。超微粉をヘリウムなどの不活性なガスにより減圧下で材料表面に吹き付け,被膜を形成する方法。
固体潤滑コーティング
- 乾性被膜潤滑剤,固体被膜潤滑剤とも呼ばれている。すべり面に潤滑被膜用として用いられる材料。一般的には,固体潤滑剤,結合剤,分散剤および希釈溶剤などの成分によって構成される。
乾性被膜潤滑剤
- 乾性被膜剤とは,結合剤を用いて固体潤滑剤を摩擦面に被膜形成される乾いた潤滑剤。
- 潤滑性(耐荷重性,摩擦係数,摩擦寿命等),使用温度範囲(耐熱性,耐寒性),防錆性,耐油性,耐薬品性等から要求項目にあった製品を選択することが必要。