初めての転がり軸受 | 回転機械の設計運転,メンテナンスに携わるエンジニア向けの実用書 | 潤滑通信社

初めての転がり軸受 | 回転機械の設計運転,メンテナンスに携わるエンジニア向けの実用書 | 潤滑通信社

回転機械の設計や運転,メンテナンスなどに携わるエンジニア向けの実用書

転がり軸受の基本を理解してトラブルを防ぐ,回転機械の設計や運転,メンテナンスなどに携わるエンジニア向けの実用書です。

発刊要領

発刊日:2024年10月25日発行
発行:潤滑通信社
著者:似内 昭夫(トライボロジーアドバイザー)
頁数:B5判 228頁
税込価格:¥2,750(国内価格)
送料:2冊まで ¥440(税込み)
   3冊 ¥660(税込み)
   4冊以上は個別にお知らせします

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    編集の趣旨

    本書は,転がり軸受の基本をしっかり理解して使用することによって,転がり軸受にまつわる思わぬトラブルや,期待に反した短寿命に見舞われるなどといったリスクを減らすことに主眼を置いた,回転機械の設計や運転,メンテナンスなどに携わるエンジニアの方向けの実用書です。

    日頃,転がり軸受に触れている多くのエンジニアはもちろん,これからエンジニアに仲間入りする方々が本書を読んでも転がり軸受およびその周辺技術を習得できるように,転がり軸受を適切に使用するために必要なことを網羅した構成となっております。

    Contents

    第1章 転がり軸受の歴史と軸受の基本的な理解
    1.1 転がり軸受の歴史
    1.1.1 古代遺跡にみる転がり軸受
    1.1.2 その後の転がり軸受の発達
    (1)レオナルド・ダ・ヴィンチ手稿
    (2)最初期の転がり軸受
    1.2 転がり軸受産業の誕生と現状
    (1)転がり軸受産業の誕生
    (2)日本の軸受メーカーの誕生
    (3)転がり軸受産業の現状
    1.3 転がり軸受はどのようなところで使われているのだろうか
    1.4 軸受システム
    1.4.1 軸とは何か
    1.4.2 軸受と軸受に求められる機能
    1.4.3 軸受の分類
    (1)荷重の支持機構と軸受の分類
    (2)転がり運動とすべり運動
    (3)転がり軸受とすべり軸受
    1.5 転がり軸受の機械要素としての特徴

    第2章 転がり軸受の構造
    2.1 転がり軸受の基本的な構造
    2.2 軌道輪
    (1)軌道輪の基本的形状
    (2)フランジ付き軌道輪と止め輪付き軌道輪
    (3)入れ溝付き軸受
    2.3 転動体
    (1)転動体の働き
    (2)転動体の種類
    2.4 保持器
    (1)保持器の働き
    (2)保持器の種類
    2.5 その他の構成要素
    (1)アダプタスリーブ
    (2)調心座金
    (3)密封装置

    第3章 転がり軸受の色々な形式
    3.1 転がり軸受の形式分類
    3.1.1 転がり軸受の分類項目
    3.1.2 荷重方向による分類
    (1)ラジアル荷重とアキシアル荷重
    (2)ラジアル軸受とスラスト軸受
    3.1.3 転動体の種類による分類
    3.1.4 調心性による分類
    3.1.5 分離性による分類
    3.1.6 転動体の列数による分類
    3.1.7 密封性による分類
    3.1.8 大きさによる分類
    3.2 ラジアル軸受
    3.2.1 ラジアル玉軸受
    (1)深溝玉軸受
    (2)マグネト軸受
    (3)アンギュラ玉軸受
    (4)4点/3点接触玉軸受
    (5)自動調心玉軸受
    3.2.2 ラジアルころ軸受
    (1)円筒ころ軸受
    (2)針状ころ軸受
    (3)円すいころ軸受
    (4)球面ころ軸受(自動調心ころ軸受)
    3.3 スラスト軸受
    3.3.1 スラスト玉軸受
    3.3.2 スラストアンギュラ玉軸受
    3.3.3 スラストころ軸受
    (1)スラスト円筒ころ軸受
    (2)スラスト円すいころ軸受
    (3)スラスト球面ころ軸受
    (4)スラスト針状ころ軸受
    3.3.4 その他の転がり軸受
    3.4 プランマブロックと軸受ユニット
    3.4.1 軸受箱
    3.4.2 プランマブロック
    (1)プランマブロックとは
    (2)プランマブロックの構造
    (3)プランマブロックの種類
    (4)プランマブロックの特性
    3.4.3 軸受ユニット
    (1)軸受ユニット用軸受
    (2)ピロー形ユ軸受ニット
    (3)フランジ形軸受ユニット
    (4)テークアップ形軸受ユニット
    (5)ハンガー形軸受ユニット
    (6)ストレッチャー形軸受ユニット
    (7)カートリッジ形軸受ユニット

    第4章 転がり軸受の主要寸法と精度
    4.1 転がり軸受の基本寸法
    4.2 転がり軸受の寸法系列
    4.3 転がり軸受の呼び番号
    (1)呼び番号とは
    (2)転がり軸受の呼び番号の構成
    (3)基本番号の構成
    (4)補助記号
    4.4 呼び番号の例
    4.5 転がり軸受の精度について
    (1)転がり軸受の精度の種類
    (2)転がり軸受の寸法精度
    (3)転がり軸受の回転精度
    4.6 転がり軸受の精度の測定
    4.6.1 転がり軸受の寸法精度の測定
    (1)寸法精度測定の考え方
    (2)軸受内/外径と幅の測定
    (3)軸受組立幅/高さの測定
    (4)軸受平行度の測定
    (5)軸受直角度の測定
    4.6.2 転がり軸受の回転精度
    (1)内/外輪のラジアル振れ測定
    (2)内/外輪のアキシアル振れの測定
    4.6.3 転がり軸受の内部すきまの測定

    第5章 転がり軸受の材料
    5.1 転がり軸受用材料に必要な材料特性
    5.2 軌道輪/盤および転動体用材料
    5.2.1 高炭素クロム軸受鋼
    (1)高炭素クロム軸受鋼の構成と特徴
    (2)軸受鋼の製造方法の進化と軸受寿命の向上
    5.2.2 耐熱鋼
    5.2.3 浸炭焼入れ鋼
    5.2.4 耐食鋼
    5.2.5 セラミックス
    5.3 保持器用材料
    (1)保持器用材料に求められる材料特性
    (2)鋼板製保持器
    (3)黄銅製保持器
    (4)樹脂製保持器
    5.4 軸受鋼の表面処理技術について

    第6章 転がり軸受の潤滑
    6.1 転がり軸受における潤滑の必要性
    6.2 流体潤滑と境界潤滑
    6.3 潤滑の目的と潤滑膜に要求される機能
    6.4 潤滑剤の種類
    6.5 潤滑剤の選定
    6.5.1 油潤滑かグリース潤滑か
    6.5.2 グリースの選定
    (1)ちょう度とJISによるグリースの分類
    (2)使用条件とグリースの選定
    6.5.3 潤滑油の選定
    (1)ISO粘度グレード
    (2)転がり軸受の運転状態における適正粘度
    (3)使用条件と潤滑油の選定
    (4)dN値と潤滑油の選定
    6.6 潤滑法の選定
    6.6.1 密封軸受の採用
    (1)密封軸受選定の考え方
    (2)密封軸受におけるグリースの寿命
    6.6.2 グリース潤滑法
    (1)グリース潤滑法の種類
    (2)グリースの充填量
    (3)グリースの補給/交換間隔
    6.6.3 油潤滑法
    (1)給油法の種類
    (2)強制循環給油法のシステム構成
    (3)給油法における給油量
    (4)給油法における補給/交換間隔
    6.7 密封装置
    (1)シールの種類
    (2)軸端部の密封
    (3)密封形軸受のシール
    (4)開放形軸受のシール

    第7章 転がり軸受の基本特性
    7.1 転がり軸受の剛性
    7.1.1 転がり軸受の弾性変形
    7.1.2 転がり軸受の剛性
    7.2 転がり軸受の運動
    7.2.1 転がり運動とすべり運動
    7.2.2 保持器の運動
    7.2.3 転動体の公転速度と自転速度
    (1)転動体の公転運動
    (2)転動体の自転運動
    7.3 転がり軸受の摩擦とそれに伴う諸現象
    7.3.1 転がり軸受の摩擦係数
    7.3.2 転がり軸受の温度上昇
    7.3.3 摩擦に伴う転動体の異常な運動
    (1)差動すべり
    (2)スピン
    (3)スキューイング
    7.4 軸受の振動と音響
    7.4.1 軸受の振動
    (1)軸受の振動の概観
    (2)軸受の構造自体が原因になる振動
    (3)軸受の形状精度が原因になる振動
    (4)軸受の取扱い不良が原因になる振動
    7.4.2 軸受の音響
    (1)振動と音響
    (2)軸受の構造に基づく音
    (3)軸受の精度に関係する音
    (4)軸受の取扱いに関係する音
    7.4.3 振動編のまとめに

    第8章 転がり軸受の疲れ寿命と定格寿命
    8.1 転がり疲れ現象
    8.1.1 転がり軸受の損傷と寿命
    8.1.2 転がり疲れ現象
    (1)転がり接触点における応力
    (2)転がり疲れ損傷
    8.2 転がり軸受の基本定格寿命 L10
    (1)転がり軸受の寿命のばらつき
    (2)基本定格寿命 L10
    8.3 軸受にかかる荷重
    (1)静荷重と動荷重
    (2)基本静定格荷重 C0
    (3)基本動定格荷重 C
    (4)等価荷重 P
    8.4 基本定格寿命 L10と動等価荷重 Pの関係
    8.5 最近の軸受寿命に関する考え方と寿命修正式
    (1)修正定格寿命
    (2)信頼度係数 a1
    (3)システムアプローチに基づく寿命修正係数 aISO

    第9章 転がり軸受の選定
    9.1 軸受選定の意義
    9.2 軸受選定の手順
    9.3 使用条件・環境条件
    9.4 軸受形式の選定
    9.4.1 軸受形式選定に用いる特性項目
    9.4.2 軸受の許容スペースの確認
    9.4.3 軸受の負荷容量
    (1)ラジアル荷重とアキシアル荷重
    (2)軸受の負荷容量比較
    9.4.4 軸受の許容回転数比較
    (1)許容回転数と限界回転数
    (2)許容回転数
    (3)許容回転数の軸受形式比較
    9.4.5 軸受の精度等級
    9.4.6 軸受の内/外輪の傾き精度
    9.4.7 軸受の剛性
    9.4.8 軸受の音響・トルク
    9.4.9 軸受配列の選定
    (1)軸受配列とは/その重要性
    (2)軸受配列の方法
    9.4.10 軸受の取付け・取外しの容易性
    9.5 軸受寸法の選定
    9.5.1 軸受寸法の選定とは
    9.5.2 基本動定格荷重による軸受寸法の選定
    9.5.3 軸受荷重の算定
    (1)荷重係数
    (2)各種伝動形態と荷重算定
    (3)荷重が変動する場合の平均荷重
    (4)静止荷重と回転荷重が共存する場合の荷重算定
    9.5.4 等価荷重の算定
    (1)静等価荷重の算定
    (2)動等価荷重の算定
    9.5.5 最小荷重について
    9.5.6 静定格荷重による軸受寸法の選定
    (1)静荷重による軸受の劣化損傷
    (2)静荷重負荷容量
    9.5.7 軸受寸法の選定例
    (1)選定条件
    (2)選定手順
    9.6 軸受精度の選定
    9.6.1 はめ合いの基礎概念
    (1)はめ合いに関するJISの大幅改定
    (2)はめ合いとサイズ公差
    9.6.2 適正はめ合いの考え方
    (1)適正なはめ合いの必要性
    (2)はめ合い選定の要因
    (3)荷重の種類とはめ合いの選定
    (4)適正なしめ代の大きさ
    (5)しめ代設定におけるその他の注意事項
    (6)ラジアル軸受の一般的なはめ合い基準
    9.7 軸とハウジングの設計
    9.7.1 軸およびハウジングの剛性
    9.7.2 軸受配列に適合した軸受の固定
    9.7.3 軸およびハウジングの取付部形状
    (1)軸およびハウジング穴の肩の形状
    (2)軸およびハウジング取付部の公差と粗さ
    9.8 軸受すきまの選定
    9.8.1 軸受の内部すきまについて
    9.8.2 内部すきまの変化
    (1)理論すきま
    (2)しめ代による内部すきまの減少と残留すきま
    (3)内輪と外輪の温度差による内部すきまの減少と有効すきま
    (4)運転すきま
    9.8.3 軸受すきまの選定
    9.9 軸受予圧の選定
    9.9.1 予圧の目的
    9.9.2 予圧の方法
    (1)軸受の平面差
    (2)定位置予圧
    (3)定圧予圧
    (4)予圧線図
    (5)予圧量について

    第10章 転がり軸受の損傷とその対策
    10.1 損傷と故障
    10.2 転がり軸受に生じる損傷の分類
    10.3 故障モード各論
    10.3.1 疲労
    (1)接触疲労と非接触疲労
    (2)転がり疲れ損傷
    (3)転がり疲れ損傷対策
    10.3.2 摩耗
    (1)アブレシブ摩耗
    (2)凝着摩耗
    (3)摩耗損傷対策
    10.3.3 腐食
    (1)湿分腐食
    (2)摩擦腐食
    (3)疑似ブリネル圧痕
    (4)腐食対策
    10.3.4 電食
    (1)過大電流による電食
    (2)漏れ電流による電食
    (3)電食対策
    10.3.5 塑性変形
    (1)過大荷重による塑性変形
    (2)異物の噛み込みによる塑性変形
    (3)塑性変形対策
    10.3.6 破壊およびき裂
    (1)強制破壊
    (2)疲労破壊
    (3)熱き裂
    (4)割れ,欠けについて
    (5)破壊およびき裂対策
    10.4 その他の損傷用語
    10.4.1 クリープ
    (1)クリープとは
    (2)クリープ対策
    10.4.2 かじり
    10.4.3 変色
    (1)油焼け
    (2)錆・腐食による変色
    (3)テンパカラー
    10.4.4 保持器の損傷
    10.5 故障モードとその要因の関係の総括

    第11章 転がり軸受のメンテナンス
    11.1 転がり軸受の日常保全
    11.1.1 転がり軸受の日常のメンテナンスを基本に忠実に行おう
    11.1.2 稼働工程における転がり軸受のライフサイクル
    11.1.3 取扱い・試運転に当たっての注意
    (1)軸受を扱う際の基本的な心得
    (2)軸受の保管
    (3)軸受組込み前の準備
    (4)軸受組込み
    (5)始動前点検
    (6)試運転・運転についての注意
    11.1.4 軸受の取外し
    (1)取外しに当たって
    (2)取外しの事前準備
    (3)軸受の取外し方法
    11.1.5 軸受の洗浄
    (1)洗浄に当たっての一般的な注意
    (2)粗洗浄
    (3)中間洗浄
    (4)仕上げ洗浄
    (5)最終確認
    11.1.6 転がり軸受の防錆
    (1)錆の発生と防錆
    (2)防錆剤と防錆処理
    11.2 転がり軸受の劣化特性とメンテナンス
    11.3 転がり軸受のメンテナンス方式
    11.4 転がり軸受の診断技術
    (1)温度法
    (2)振動法
    (3)AE法
    (4)SOAP法
    (5)フェログラフィー法
    (6)鉄粉測定法
    (7)汚染分析法
    (8)潤滑油性状分析法
    11.5 転がり軸受の傾向管理
    11.6 転がり軸受の余寿命予測

    第12章 転がり軸受の応用
    12.1 転がり軸受の用途概要
    12.2 自動車用転がり軸受
    12.2.1 自動車用軸受の技術動向
    12.2.2 自動車のメカニズム
    12.2.3 自動車に使われる転がり軸受
    (1)エンジン
    (2)トランスミッション
    (3)プロペラシャフト
    (4)デファレンシャルギヤ
    (5)等速ジョイント
    (6)ハブ(アクスル)軸受ユニット
    (7)ステアリング
    12.3 鉄道車両用転がり軸受
    12.3.1 鉄道車両の構造
    12.3.2 鉄道車両に使われる軸受
    (1)主電動機用軸受
    (2)駆動装置用軸受
    (3)車軸用軸受
    12.4 工作機械用転がり軸受
    (1)工作機械の概要
    (2)工作機械に使われる転がり軸受
    12.5 鉄鋼設備用転がり軸受
    12.5.1 製鉄設備の概要
    12.5.2 鉄鋼設備に使われる転がり軸受
    (1)原料搬送設備,焼結設備用軸受
    (2)転炉用軸受
    (3)連続鋳造設備用軸受
    (4)圧延機用軸受
    12.6 建機および農機用転がり軸受
    12.7 風力発電装置用転がり軸受
    12.7.1 風力エネルギー利用の現状
    12.7.2 風力発電の機構構成
    12.7.3 風力発電設備に使われる軸受
    (1)ローター主軸用軸受
    (2)増速機用軸受
    (3)発電機用軸受
    (4)ピッチ制御用軸受とヨ―制御用軸受
    12.8 ジェットエンジン用転がり軸受
    (1)ジェットエンジンの構造
    (2)ジェットエンジンに使われる軸受
    (3)ジェットエンジン用軸受の潤滑

    索引

    著者紹介

    最終更新日:2024年11月27日