潤滑油の試験項目 | 潤滑油の試験・測定・分析選定BOX | ジュンツウネット21

潤滑油の試験項目 潤滑油は使用時間とともに,酸化や熱的劣化,機械的せん断,ごみ,水分,金属粉などの異物の混入による汚損などで劣化が進行し,この劣化があるレベル以上に達すると異常摩耗,焼付き,作動不良など種々のトラブルを誘発する。このため潤滑管理では使用油の劣化状況をJIS法など種々の測定法で把握している。
潤滑油の試験項目 潤滑油は使用時間とともに,酸化や熱的劣化,機械的せん断,ごみ,水分,金属粉などの異物の混入による汚損などで劣化が進行し,この劣化があるレベル以上に達すると異常摩耗,焼付き,作動不良など種々のトラブルを誘発する。このため潤滑管理では使用油の劣化状況をJIS法など種々の測定法で把握している。
潤滑油の試験項目とJIS規格 の一覧表です。油の一般性状,油の汚染・劣化,油の性能測定,グリース,油分析と油中金属分析のそれぞれの試験項目とJIS規格がまとめられています。ここから,この分類に該当する試験機器の一覧を参照することができます。
N・S分析機器などを探す 潤滑油のN・S分析など,その他の油分析,油中金属分析に関する試験機器の一覧表です。
摩耗粉分析(フェログラフィー)は,潤滑油中の金属摩耗粉がどんなタイプの粒子でどのくらい存在するかを調べることにより,その機械の摩耗状態を診断できます。また,磁性を持たない粒子についてもマスキング処理などで分析できます。
赤外吸収スペクトル分析(IR)は,試料の成分を同定(特定)し,定量することができます。潤滑油剤のタイプ分析,添加剤分析(定性,定量),異物の分析など,試料がどのような化合物であるかを分析します。
各種クロマトグラフィーを探す 油分析,油中金属分析における「各種クロマトグラフィー(添加剤分析など)」に関する試験機器の一覧表です。
潤滑油の灰分・硫酸灰分(JIS K2272,JIS K2220)は無機物質で主に金属酸化物(金属硫酸塩)として計測されることから金属系添加剤の概略の量や金属摩耗粉など無機異物の混入量の目安として用いられます。一般にエンジン油では硫酸灰分が用いられています。
分光分析機器を探す 油分析,油中金属分析における「各種分光分析(金属分)」に関する試験機器の一覧表です。規格は,JPI-5S-38-92(溶剤希釈法など)です。
金属分析(ICP)は,潤滑油中の金属含有量(添加剤,金属摩耗粉,さび,塵埃など)を把握し,また,鉄,クロムなどの種類と濃度より機械の摩耗部位(摺動面)の推定や摩耗の程度を予測できます。
エネルギー分散型蛍光X線分析は,液体,固体を問わず金属,塩素,硫黄などの分析ができ,溶液化し難いスラッジなど固体の由来を明らかにすることができます。
金属含有量測定・分析機器を探す グリースの「金属含有量(鉄,銅など)」に関する測定・分析機器の一覧表です。JIS番号は,JIS K2601です。
離油度,水洗耐水度試験機器を探す グリースの「各種性能(離油度,水洗耐水度など)」に関する試験機器の一覧表です。JIS番号は,JIS K2220です。
ちょう度・滴点試験機器を探す グリースの「 ちょう度・滴点」に関する試験機器の一覧表です。JIS番号は,JIS K2220です。
その他の潤滑油の性能測定に関する試験機器 の一覧表です。
耐摩耗・耐荷重性能試験機器を探す 潤滑油の性能測定における「耐摩耗・耐荷重性能」に関する試験機器の一覧表です。