ASTM色とは | トライボロジー用語解説 | ジュンツウネット21
ASTM色とは ,潤滑油の色相を表わす数値。規定の試験管に入れた試料と標準色ガラスとを比較して色相の濃さを表示する。色の薄い方から0.5刻みに16段階に分けられる。色が濃すぎる場合には希釈して測定する。
ASTM色とは ,潤滑油の色相を表わす数値。規定の試験管に入れた試料と標準色ガラスとを比較して色相の濃さを表示する。色の薄い方から0.5刻みに16段階に分けられる。色が濃すぎる場合には希釈して測定する。
打抜き油とは ,パンチング油ともいわれ,金属板を打抜き工具(ポンチ)でパンチして,せん断によって形抜きする時にせん断部に供給する油で,接触部に浸透して油膜を形成し,潤滑性によって円滑にせん断を行なわせ,ポンチやダイスの摩耗の防止と冷却ならびに加工物のだれや返りを少なくする役割をする。
打抜きとは ,パンチとダイスを用いて,大きな板材から種々の輪郭形状の素板(ブランク)をせん断加工する方法。逆に種々の輪郭形状の孔をあけるせん断加工を孔あけ(パンチング)と呼ぶ。
ウォームギヤ油とは ,潤滑条件の厳しいウォームギヤの潤滑に使用される潤滑油。鉱油に動物油,植物油,油性向上剤などを添加した高粘度油が適当であり,エステル系合成潤滑油なども用いられる。
ウォームギヤとは ,ねじ状の歯車(ウォーム)と,それとかみ合う歯車(ウォームホイール)の歯車対をいう。互いの軸は軸間距離をもち,軸角は,一般に直角である。一対で比較的高減速比が得られる。
引火点とは ,規定条件で試料を加熱して小さな炎を液面に近づけたとき,油蒸気と空気の混合気体に引火する最低の試料温度。ペンスキーマルテンス密閉式,クリーブランド開放式(COC)などの試験方法がある。
イギリス規格とは ,英国規格協会で定めた規格。わが国ではBS規格とも呼び,ドイツ規格(DIN)とともにヨーロッパでの規格では多く参照,引用されるが,EC規格またはヨーロッパ規格として統一されつつある。
泡立ち試験とは ,潤滑油の泡立ち性を評価する試験。試料に5分間一定量の空気を吹き込み,泡立ち度と泡安定度を測定する。水溶性切削油剤では,かきまぜ板で5分間かきまぜたあとの泡量を測定する。
アブレシブ摩耗とは ,すべり合う固体面間において硬い異物が介在したり,一方の面が硬くて粗い場合あるいは固体表面と粒子が高速で衝突する場合などに主として削り取りによって固体表面が摩耗する現象。
油焼けとは ,油に起因する金属表面の変色で,有機溶剤などで簡単に除去できないもの。油に含まれる添加剤や酸化劣化生成物などが金属と反応して発生する。オイルステインともいう。単にステインということがある。