「ハノーバーメッセ2019 プレスプレビュー」開催される | ジュンツウネット21

 2019年4月1日(月)~5日(金)の5日間,ドイツ・ハノーバー国際見本市会場(写真1)で,世界最大級の産業見本市「HANNOVER MESSE(ハノーバーメッセ)2019」(主催:ドイツメッセ)が開催される.同展の開催に先立ち,2019年1月24日(木),同会場で大規模なプレスプレビュー「HANNOVER MESSE Preview 2019 Press Conference」が開催され,世界中から約200人のジャーナリストが参加し,同展の見どころなどが紹介された.

 ドイツのアンゲラ・メルケル首相が「あらゆる産業見本市の中でも最大の展示会」と述べているHANNOVER MESSEは,産業技術に関する世界最大級の展示会であるだけでなく,世界中の政治家や実業界のリーダーを引き付ける展示会であり,オートメーションやロボティクス,ソフトウェアおよびIT,動力伝達,流体技術から,統合エネルギーシステム,業務委託や軽量設計,研究開発に至るまで広範にわたる産業技術が展示される.

ハノーバー国際見本市会場

写真1 ハノーバー国際見本市会場

 当日は,主催者のドイツメッセ社CEOのJ. ケックラー氏(写真2),パートナー・カントリーであるスウェーデンの在ベルリン大使Thoresson氏(写真3)などが登壇し,その魅力を紹介した.

 J. ケックラー氏は,ハノーバーメッセ2019の概要やトレンド,トピックについて「オートメーション,ロボット工学,産業用ソフトウェア,駆動システムや流体動力技術,エネルギー技術などを世界75ヵ国から6,500社が出展する.機械や電気工学のコンポーネントやシステム,ソフトウェア・IT企業が提供するデジタル技術がどのように融合していくか体験でき,将来の産業像を見ることができる世界で唯一の場所です.機械学習や人工知能の100以上の具体例が展示されます.また新しい5Gモバイル通信規格により産業界のインダストリー4.0の可能性を最大限に引き出すことができます.産業用5Gのテストフィールドをホール16に設置しこれからの可能性を実証します.4月2日には連邦政府の軽量設計サミット,4月3日には人と機械の協業について約300人の専門家が集まり,デジタル化が労働スキルや組織に与える影響について考えるサミットを開催します」と述べ,見どころを紹介した.

 スウェーデンのThoresson在ベルリン大使は,「スウェーデンはこれまでのパートナー・カントリーの中でも人口は最小の国ですが,機能性が高く,イノベーティブでありエリクソン,ABB,テトラパック,SKFをはじめ世界市場のリーダーとなる企業も多く輩出しています.ドイツはスウェーデンの最も重要な貿易輸出国です.時価総額が10億米ドルを超えるスタートアップ企業がストックホルムにはありますが,今回40社のスタートアップ企業が参加し産業界とのコラボレーションを生み出して行くことでしょう.2017年1月にドイツとスウェーデンはイノベーションパートナーシップを開始しました.ハノーバーメッセはこのパートナーシップをさらに強化するためのプラットフォームになることでしょう」と抱負や期待を述べた.

J.ケックラー氏

写真2 J.ケックラー氏


Thoresson氏

写真3 Thoresson氏

 展示会場では,出展企業を代表し40社がミニブースで出展情報を公開した(写真4).以下では,メンテナンスやトライボロジーに関連する4社の出展内容を紹介する.

ミニブースの様子

写真4 ミニブースの様子

igus GmbH(写真5

 エンジニアリングプラスチックのエナジーチェーンやケーブル,ベアリングを製造するigus GmbHは,様々な顧客がオンラインで,それぞれのニーズに合った自動化ソリューションを素早く見つけて構成や構築できる市場モデルを発表する.

 また最新式の多関節アームロボット「rohbot」を出展,イグスモーションプラスチックが提供する長所である軽量,無潤滑,メンテナンスフリー,耐久性とともに少量で多品種の生産など低コストを実現する.イグスが共同出展社と一緒に展示している新しい種類のオンラインプラットフォームを見ることができる.

igusの展示ブース

写真5 igusの展示ブース

Schaeffler Technologies AG & Co.KG(写真6

 エンジン,トランスミッション,シャーシなどに使用される高精密部品とシステムや様々な産業機械分野に向けた転がり・すべり軸受ソリューションを提供するSchaeffler Technologies AG & Co.KGは,ボールベアリングやガイドウェイアセンブリ用に自動化された「Schaeffler DuraSense 再潤滑システム」を出展する.

 内蔵センサーがリニアユニットの潤滑状態を監視することで,常に最適な潤滑状態が維持でき,最小限の費用でより長い機械運転時間とより低いメンテナンスコストが実現できる.

Schaefflerの展示ブース

写真6 Schaefflerの展示ブース

CoorsTek(写真7

 世界有数の工業用セラミック製造業者であるCoorsTekは,工業用水処理会社のDeltaporeと共同開発した中空セラミック膜のクーラントろ過技術を出展する.

 中空セラミッククーラントろ過技術を使用しながら,切りくずの除去率が80%を超えるセラミック中空糸膜技術は遠心分離と比較して2ミクロン未満の非常に小さい粒子を除去できる.

CoorsTekの展示ブース

写真7 CoorsTekの展示ブース

Kaeser Kompressoren(写真8

 今年創立100周年を迎える世界有数のコンプレッサーメーカーで圧縮エアシステムプロバイダのKaeser Kompressorenは,最先端のIT技術を採用した技術や予知保全などの技術をスマートエンジニアリングステーションのシミュレーションで紹介する.「Sigma Smart Air」は,圧縮空気システムの段階的なデジタル化を支援するツールでリモート診断とデータベースの予知保全サービス.「Sigma Air Manager 4.0(SAM4.0):すべての圧縮空気製造および処理コンポーネントのためのマスターコントロールシステム」との組み合わせでエネルギーコストを大幅に削減することができる.

Kaeserの展示ブース

写真8 Kaeserの展示ブース

 ハノーバーメッセ2019の開催概要については,「潤滑経済」2019年1月号掲載の“「HANNOVERMESSE 2019」独・ハノーバーで2019年4月に開催”をご参照いただきたい.

※開催概要はこちら「ハノーバーメッセ2019」,2019年4月1日~5日に開催(ジュンツウネット21のニューストピックス掲載記事)

問い合わせ先

一般社団法人日本能率協会 ドイツメッセ日本代表部
 〒105-8522 東京都港区芝公園3-1-22 日本能率協会ビル
 TEL:03-3434-6447  FAX:03-3434-8076
 E-mail:DMS@jma.or.jp

ハノーバーメッセ2019 詳細情報(URL)
http://www.hannovermesse.co.jp/repraesentauten/hannover.html