給油図,給油表,適油表とは |
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左図は,工作機械の給油図です。図中にある番号が潤滑箇所です。 |
各番号の潤滑箇所ごとのメンテナンスガイドを下記の給油表に記載してあります。この表中に適油記号を記載してあります。 |
適油記号ごとに潤滑剤メーカーが提供する潤滑油剤を適油表にまとめてあります。 |
icon-table 給油表
(6)B軸ウォーム部分(※1)
油量(L)約2.5
給油方法
交換・点検・補給運転後3ヶ月目,または1500時間後に全オイルを入れ替える。その後1年または6000時間毎にオイル交換。
JIS K-2001
JIS B-6016A
(7)ATCカムユニット
油量(L)約5.5
給油方法
交換・点検・補給運転後3ヶ月目,または1500時間後に全オイルを入れ替える。その後1年または6000時間毎にオイル交換。
JIS K-2001
JIS B-6016B
(11)機体温度制御装置(※2)
油量(L)タンク容量:約140,総容量:390
給油方法
交換・点検・補給運転後約3年程度で全オイルを入れ替える。その間は適宜,性状の点検および補給する。
JIS K-2001
JIS B-6016C
メンテナンスのポイント
(※1)RP仕様のときのみ。(※2)機体温度制御装置付きのときのみ
油の補給時に使用するオイルジョッキなどは,油の種類ごとに専用のものを用意してください。
特に,主軸ベアリング用オイルエアー潤滑装置に使用している特定油については,給油の際に異物や異種の油が混入することがないように細心の注意を払ってください。わずかな異種油の混入が,油の性状に多大な悪影響をおよぼし,潤滑性能を著しく低下させる原因となります。
注) 必要な油種,油量および給油個所については製造号機により異なる場合がありますので,必ずその号機の説明書を参照してください。