スコーリングとは | トライボロジー用語解説 | ジュンツウネット21
スコーリングとは ,歯車歯面などの高荷重を受けるすべり摩擦面の潤滑膜が破れ,両面が接触,融着し,再び引きはがされた結果生ずる凝着摩耗のはなはだしいもの。イギリスではスカッフィングという。AGMAではアブレシブ摩耗を伴う場合も含めてスコーリングと称している。
スコーリングとは ,歯車歯面などの高荷重を受けるすべり摩擦面の潤滑膜が破れ,両面が接触,融着し,再び引きはがされた結果生ずる凝着摩耗のはなはだしいもの。イギリスではスカッフィングという。AGMAではアブレシブ摩耗を伴う場合も含めてスコーリングと称している。
スキッドとは ,車両を制動したとき,タイヤと路面がすべり摩擦する現象を完全なスキッドという。しかしふつう,車両が方向安定性を失う程度にすべり,摩擦といわゆるころがり摩擦が共存する場合もスキッドとして扱う。
スカッフィングとは ,歯面などのすべり接触面に生じる固相凝着による局部的表面損傷。損傷の状態は見かけ上様々な形態をとるため,多くの呼称がつけられている。日本では主としてスコーリングの名称が採用されていたが,ISOでスカッフィングに統一された。
数値制御とは ,工作物に対する工具の位置をそれに対応する数値情報で指令する制御。数値制御は工作機械を対象として使われることが多いが,製図,織布,IC基板の製造などにも用いられる。NCと略称されている。
水溶性油とは ,工作用潤滑油のうち,界面活性剤の働きで,水とエマルションを形成する油。あるいは水に可溶性の油で,切削,圧延,引抜き等の加工用に使用される事が多い。
親水基とは ,水との親和力が大きい有極性の原子団。疎油基ともいう。金属スルホン酸基,金属カルボキシル基などは最も強い親水基である。分子中で親油基(疎水基)と組み合わせて界面活性剤の分子を構成。
シングルグレード油とは ,通常の鉱油の粘度-温度特性を持つ潤滑油の呼称で,100℃の粘度1点により分類されるSAE粘度番号により表示される。特にエンジン油,ギヤ油に対してマルチグレード油と区別するために用いられる呼称である。
真空ポンプ油とは ,真空ポンプに使用する蒸気圧の低い潤滑油。回転式ポンプ用には精製鉱油,油拡散ポンプ用にはアピエゾン油,ジエステル油,シリコーン油,アルキルナフタレンなどが使用される。
しわ押さえとは ,板材成形においてダイと対向して板材の反対側に配置される工具。板材の縮みフランジ変形などでの面内圧縮に起因する座屈現象であるしわを,板面垂直方向の圧縮力負荷および変位規制の効果により抑制する。
植物油とは ,天然の植物から採取した油脂の総称。成分的には脂肪酸のグリセリドであるが,動物油と比較して一般的に不飽和脂肪酸の割合が高く,常温で液体として存在するものが多い。金属加工油剤に広く用いられる。