蒸着法とは | トライボロジー用語解説 | ジュンツウネット21
蒸着法とは ,真空蒸着ともよばれ,加熱などにより真空中で材料を蒸発させ,基板に膜を形成する方法。粒子は蒸発温度程度の熱エネルギしか持たないので,到着エネルギが小さく基板との付着力が小さい。
蒸着法とは ,真空蒸着ともよばれ,加熱などにより真空中で材料を蒸発させ,基板に膜を形成する方法。粒子は蒸発温度程度の熱エネルギしか持たないので,到着エネルギが小さく基板との付着力が小さい。
しゅう動面とは ,すべり面のこと。2つの物体が相対運動をしているとき,互いに接触している面。容積式ポンプおよびモーターにおいては,ケーシングとそれに内接する可動部材の接触面のこと。
脂肪酸とは ,鎖状モノカルボン酸の総称。一般に直鎖状で天然のものは炭素原子数が偶数であるが,合成あるいは自動酸化により奇数のものも得られる。脂肪酸は一般に無色の液体または固体で,高級脂肪酸は水に不溶で油に少量可溶である。油性剤,合成潤滑油あるいはグリースの増ちょう剤となる石けんの原料として使用される。
湿式クラッチとは ,作動油中で使用される摩擦クラッチ。構造上,円板クラッチと円すいクラッチの2種類があり,円板クラッチにおいては単板と多板のタイプがある。主に、自動変速機の変速要素に多板で使用されている。
軸受油とは ,主として循環式,油浴式,はねかけ式給油方式の各種機械軸受部の潤滑油として用いられるもの。従来,無添加精製鉱油が使用されていたが,現在では酸化防止剤およびさび止め剤を添加したものも使用されている。JIS K 2239。鉄鋼圧延機のロールネック軸受(モーゴイル軸受,メスタ軸受)に使用される高粘度軸受油を油膜軸受油ともいう。
色相とは ,石油製品の透過光線による色。潤滑油の色相は無色の流動パラフィンから,淡黄色,オレンジ色,赤褐色,暗赤褐色など種々ある。色相で品質は見分けられない。一般にセイボルト色度計,ASTM色度計などにより測定される。
磁気軸受とは ,磁気力によって荷重を支える軸受。永久砥石の反発力を用いるもの,電磁石を用いて磁気力を制御するもの,超電導磁石を用いるものがある。潤滑剤を必要とせず極低摩擦の軸受となる。また荷重の大半を受け持つ補助軸受としても用いられる。
シールとは ,機器内部からの作動油の漏れ,外部からの異物の侵入を防ぐための装置。使用状態により静止部分に用いられるガスケットと,往復運動,回転運動,らせん運動などの運動部分に用いられるパッキンとの二つに大別される。
CFC(クロロフルオロカーボン)とは ,完全にハロゲン化され塩素とフッ素を含有するフルオロカーボン(即ち完全ハロゲン化物)。塩素を含み,オゾン破壊の可能性が高い。
残留炭素とは ,石油類を一定条件下で加熱分解,蒸発させた後に残る炭素状物質。燃料油ではカーボン生成度の目安に,また潤滑油では精製度の目安になる。JIS K 2270。