酸価とは | トライボロジー用語解説 | ジュンツウネット21
酸価とは ,試料油1g中に含まれる酸性成分を中和するのに要する水酸化カリウムのmg数で表される。酸価には全酸性成分の量を示す全酸価と,強酸性成分の量を示す強酸価の二つがあるが,強酸価が存在して問題になる場合は比較的少ないので,単に酸価といって全酸価を指すこともある。酸価の測定方法はJIS K 2501などで定められている。
酸価とは ,試料油1g中に含まれる酸性成分を中和するのに要する水酸化カリウムのmg数で表される。酸価には全酸性成分の量を示す全酸価と,強酸性成分の量を示す強酸価の二つがあるが,強酸価が存在して問題になる場合は比較的少ないので,単に酸価といって全酸価を指すこともある。酸価の測定方法はJIS K 2501などで定められている。
再生油とは ,使用済み潤滑油中の劣化生成物や混入異物を分離除去して再生した油。再生方法は機械的方法として,遠心分離,ろ過,物理的方法として,真空蒸留法,吸着剤処理,化学的方法として,硫酸洗浄,かせいソーダ処理などがあり,これらを廃油の劣化状況や混入異物の種類に応じ,適当に組み合わせて再生を行う。
混和ちょう度とは ,グリースを規定の混和器で25℃に保ってから,60往復混和した直後のちょう度。混和ちょう度によってNLGIちょう度番号が区分されている。JIS K 2220。
混和安定度とは ,グリースを規定の混和器で10万回混和して,25℃に保持したのち,さらに60回混和したのちのちょう度。グリースの機械的安定性の評価法のひとつ。JIS K 2220。
コーティングとは ,表面改質のうち,防錆防食,装飾,低摩擦あるいは耐摩耗性付与,光学的・磁気的・電気的特性付与など,表面の欠点改善や新しい機能を付与するために行われる被膜処理の総称。
鉱油とは ,合成油,動物油,植物油と区別して,天然に得られる原油を精製して得られる石油系油の総称。
抗乳化度とは ,油と水の分離のしやすさを示す性能。作動油や工業用ギヤ油などの潤滑油で,水分離性が要求される場合には抗乳化性試験で評価される。
研削砥石とは ,砥粒と結合剤を混ぜて焼き固めたもので,高速で回し,硬い砥粒によって被加工物の面を少しずつ削り取って加工する。被加工物の材質,加工の目的などによって,適当な結合度(結合の強さ),粒度(砥粒の大きさ)などの砥石を選ぶ。
研削とは ,高速で回転する砥石車を加工面に押し当てつつ送ることによって加工する方法で,砥石車を構成する非常に硬い砥粒によって削るので,きわめて硬い材料でも加工することができる。また砥粒の角でわずかずつ削るため,寸法精度とともに仕上げ面精度も優れている。
けん化価とは ,試料1gをけん化するに要する水酸化カリウムのmg数。潤滑油に配合された油脂などエステル類の含量を推定することができる。