トライボロジー用語」カテゴリーアーカイブ

極圧添加剤とは | トライボロジー用語解説 | ジュンツウネット21

極圧添加剤とは ,摩擦面の接触圧力が高く,油膜が破断して焼き付きを生じやすい極圧潤滑条件で,摩耗,焼き付きなどを防止する添加剤。塩素,いおう,りんなどを含む化合物が広く用いられる。広義には油性向上剤,摩耗防止剤も含まれる。

最終更新日:2018年12月19日

凝着摩耗とは | トライボロジー用語解説 | ジュンツウネット21

凝着摩耗とは ,2固体間の真実接触面積を構成する凝着部分が,摩擦運動によりせん断されることに基因して生ずる摩耗現象。その生成機構は十分明らかではないが,摩耗現象の中の基本的な形態であって,常にあらゆるすべり摩耗現象の一部もしくは大部分をしめる。ことに潤滑油の存在しない場合,摩擦面の表面あらさが小さい場合,2面の硬さの差が少ない場合,2面が類似の金属で凝着しやすい場合には,凝着摩耗がほとんど支配的に生じる。

最終更新日:2018年12月19日

凝集とは | トライボロジー用語解説 | ジュンツウネット21

凝集とは ,液体や固体の構成分子,原子,イオンまたは粒子が分子間引力によって多数集まり,密な集合状態を作ること。液体の凝集の仕事は単位断面積の液柱を引き離すのに要する仕事で,液体の表面張力で表わせる。

最終更新日:2018年12月19日

境界潤滑とは | トライボロジー用語解説 | ジュンツウネット21

境界潤滑とは ,潤滑面の油膜が薄くなり(たとえば表面のあらさ程度以下),油膜を通して局部的に金属接触点が生じているような潤滑状態で,その際の摩擦は,潤滑油の粘度では決まらずに薄い油膜のせん断と金属接触点のせん断の要素に左右される。したがって摩擦の大きさは流体摩擦と乾燥摩擦の中間となり,摩擦係数は,たとえば0.1前後の値である。

最終更新日:2018年12月19日

吸着膜とは | トライボロジー用語解説 | ジュンツウネット21

吸着膜とは ,界面において吸着が起こり,これが吸着平衡に達し,一様の被覆率をもって界面に形成される膜。物理吸着膜と化学吸着膜がある。油性剤,分散剤,さび止め剤などの作用は吸着膜で説明される場合が多い。

最終更新日:2018年12月19日