基油とは | トライボロジー用語解説 | ジュンツウネット21
基油とは ,潤滑油やグリースの基材として使用される油で,製品の品質に大きな影響を与える。原油から精製された鉱油とエステル,グリコールなどの合成油に分類される。
基油とは ,潤滑油やグリースの基材として使用される油で,製品の品質に大きな影響を与える。原油から精製された鉱油とエステル,グリコールなどの合成油に分類される。
キャビテーションエロージョンとは ,キャビテーション気泡が液体の圧力の急激な変化によって,高速で崩壊または振動し,それに伴って発生する衝撃圧力が固体表面に作用して生ずる表面損傷。衝撃圧の繰返しによる疲労破壊現象とされている。
キャビテーションとは ,液体が加速あるいは高振動を受け,液体の静圧がある限界の圧力より低下すると気泡が発生する現象。空洞現象ともいわれている。
キャノン・フェンスケ粘度計とは ,毛管粘度計の一種。一定量の試料油が毛管を通過するに要する時間から動粘度を計算する。透明液体用の普通型と不透明液体用の逆流型とがある。
揮発性とは ,液体の蒸発のしやすさ。石油製品では,通常蒸気圧と蒸留性状で表わす。平均分子量450程度の鉱油の180℃における蒸気圧は13.3Pa程度である。
気相さび止め剤とは ,比較的高い蒸気圧をもつかまたは昇華性をもつもので,その蒸気が鉄鋼のさび止めに効果のある化合物の総称。脂肪酸系およびアミン系化合物などがある。
機械損失とは ,流体機械などの損失エネルギーの中で,軸受,しゅう動部分などの機械摩擦による損失エネルギー,および可動部分の流体摩擦による損失エネルギー。
含油軸受とは ,焼結金属,成長鋳鉄,合成樹脂等の多孔質材料でつくり,その中に潤滑油を含浸させた軸受。毛細管現象と油の熱膨張により,油は軸受すきま内に浸出し潤滑する。長期間給油せずに使用できる特長がある。
乾燥被膜潤滑剤とは ,固体潤滑剤を被膜として用いる場合を指す。接着剤で接着し被膜にすることが多いが,スパッタリング,イオンプレーティングなどの方法により,固体潤滑剤のみを被膜とすることも可能である。寿命は限られる。
可溶化作用とは ,溶媒に溶けにくい液体または固体に界面活性剤などを添加することにより,熱力学的に安定な溶液を作ること。清浄分散剤の重要な機能の一つ。