凝着摩耗とは | トライボロジー用語解説 | ジュンツウネット21

凝着摩耗(ぎょうちゃくまもう)

英文名:adhesive wear

トライボロジー用語解説凝着摩耗とは ,2固体間の真実接触面積を構成する凝着部分が,摩擦運動によりせん断されることに基因して生ずる摩耗現象。その生成機構は十分明らかではないが,摩耗現象の中の基本的な形態であって,常にあらゆるすべり摩耗現象の一部もしくは大部分をしめる。ことに潤滑油の存在しない場合,摩擦面の表面あらさが小さい場合,2面の硬さの差が少ない場合,2面が類似の金属で凝着しやすい場合には,凝着摩耗がほとんど支配的に生じる。

最終更新日:2018年12月19日