全酸価とは | トライボロジー用語解説 | ジュンツウネット21
全酸価とは ,試料1g中に含まれる酸性成分を中和するのに要する水酸化カリウムのmg数のこと。試料がメチルオレンジ指示薬を赤変させたり,非水酸性緩衝液よりpHが小さいときは,そこまでの中和に要した水酸化カリウムのmg数を強酸価という。
全酸価とは ,試料1g中に含まれる酸性成分を中和するのに要する水酸化カリウムのmg数のこと。試料がメチルオレンジ指示薬を赤変させたり,非水酸性緩衝液よりpHが小さいときは,そこまでの中和に要した水酸化カリウムのmg数を強酸価という。
全塩基価とは ,試料1g中に含まれる塩基性成分を中和するのに要する酸と当量の水酸化カリウムのmg数のこと。石油製品では試料のpHが非水塩基性緩衝液のpHより大きいとき,そのpHまで中和するのに要する酸と当量の水酸化カリウムmg数を強塩基価という。
繊維用潤滑剤とは ,機織りに際して繊維のすべりを良くするため適用する油。無色で粘度の低いスピンドル油のようなものが使われる。変色を防止するため紫外線安定性が要求される。
切削とは ,固体を刃物で削り取ること。材料を変形してすくい取り,切りくずを生成する。「切る」とは変形を与えず分断することであり,切削は「切る」ことではない。金属切削では,材料に大きなせん断ひずみを与え切りくずとなる。
精密機械油とは ,計器,時計など精密機械に使われる油。精製鉱油に精製した油脂を添加したもの,あるいは合成潤滑油が用いられる。良好な油性と長期間連続使用するため,優れた安定性を必要とする。
セイボルトユニバーサル粘度とは ,工業粘度の一種。60mLの試料がセイボルトユニバーサル粘度計を流出する秒数で示され,動粘度(cSt)からも換算する。単位はセイボルトユニバーサル秒(SUS)。
清浄度とは ,金属表面,潤滑油,空気など対象として考えている物体,物質の清浄さの度合い。一定面積または一定容積中に含まれる汚染物の寸法と数または質量によって表す。
スリッパシールとは ,角形のみぞの中に入れて用いられる往復動用シール。しゅう動面に充てん剤入りフッ素樹脂などの板状のものを用い,その裏側に角形,丸形などのゴム状弾性体を組み合わせて,しゅう動面への接触面圧を与えるようにした組み合わせシール。
スラッジとは ,燃料および潤滑油が貯蔵中あるいは使用中に変質して析出した油不溶分。各部にたい積したりフィルタを詰まらせて正常な潤滑を阻害する。
スティックスリップとは ,機械的振動系において摩擦による減衰が負であることに原因する自励振動の一種で,一般に鋭いのこ歯状の付着,すべりの振動模様を示す。摩擦係数がすべり速度の増加とともに減少するときや静摩擦から動摩擦に移る際の不連続的な摩擦低下を含むときに発生することがあり,その周期はすべり速度や系の弾性的性質などによって決まる。ただし,単に摩擦の速度特性だけでなく,摩擦面間の微視的な凝着部の形成,破断も関係するといわれている。