耐薬品性とは | トライボロジー用語解説 | ジュンツウネット21
耐薬品性とは ,ゴム製品の,酸,アルカリ、その他化学薬品中で使用したとき外観や物性の変化,膨潤などに耐える性質。最も良い材質としてフッ素ゴム,フッ素樹脂などがある。
耐薬品性とは ,ゴム製品の,酸,アルカリ、その他化学薬品中で使用したとき外観や物性の変化,膨潤などに耐える性質。最も良い材質としてフッ素ゴム,フッ素樹脂などがある。
耐熱性とは ,高温での物性の安定性が高いこと。一般に過熱すると空気中の酸素やオゾン,その他の環境の影響を受け,物性が劣化したり,さらに高温になると揮発・軟化・溶融・分解などを起こす。
耐寒性とは 。ゴム製品を極低温にさらすと次第にゴム弾性を失い,硬く,もろくなり,シール機能が失われる。この低温に耐える性質をいう。評価項目には,低温での硬さ,たわみ性,脆化温度,TR試験値,圧縮永久ひずみなどがある。
耐荷重能とは ,摩擦面の接触圧力が高く,油膜の破断が起こりやすい潤滑条件下で,焼付き,融着などによる摩擦面の損傷を防ぐ性能。各種極圧試験,アクスル試験などで評価される。
ソリュブル油とは ,水溶性切削油剤のうち乳化剤を多く用い,多量の水に半透明状に乳化して使用されるもの。切削油剤(JIS K 2241)のW2種に相当し,通常30~100倍に希釈して使う。
ソリューション油とは ,水に可溶な成分のみで構成された油剤。切削,研削加工には無機インヒビタを主成分とするケミカルソリューション型が,作動液には水溶性ポリマーなどを主成分としたソリューション型が使われている。
塑性変形とは ,物体に力を加えて変形させ,外力がある一定値を超えるとき,外力を除去した後に残る永久的な変形。この変形を負荷の変化と同時に生じる塑性変形と,時間に依存する粘性変形とに分ける場合があるが,常温では粘性変形を無視する。
塑性加工とは ,素材に弾性限度以上の応力を加えて塑性変形を生じさせ、切りくずを出さずに所望の形状に成形する方法。圧延,押出し,引抜き,鍛造,板材成形,転造などがあり,同一寸法品の迅速な大量生産を得意とする。
疎水基とは ,油と水界面で油の方に配向する原子団。親水基に対するもので,親油基ともいう。炭化水素基などでは炭素数が多いほど親油性が増し,油に溶けやすくなる。
せん断安定性とは 。潤滑油が使用中にせん断作用を受け、一時的または永久的粘度低下を起こす場合がある。永久粘度低下は、油成分の化学構造の変化が原因であり,低下した粘度は元に戻らない。せん断安定性とはこのような粘度低下に対する抗性をいう。