銅板腐食試験とは | トライボロジー用語解説 | ジュンツウネット21
銅板腐食試験とは ,よく磨いた銅板を試料中に浸し,規定温度で規定時間保った後,銅板の変色程度を調べる。主として腐食性硫黄の存在の目安となる(JIS K 2513,K 2220)。
銅板腐食試験とは ,よく磨いた銅板を試料中に浸し,規定温度で規定時間保った後,銅板の変色程度を調べる。主として腐食性硫黄の存在の目安となる(JIS K 2513,K 2220)。
動粘度とは ,粘度と密度の比をいう。潤滑油の場合,SI単位ではm^2 /sで示される。一般にcSt(=1×10^-6 m^2 /s)もよく使用される(JIS K 2283)。
沈澱価とは ,試料作動油10mLと沈澱用ナフサ90mLを混合し,規定条件で遠心分離したときに生じる沈澱物のmL数。使用油ではじんあいの混入,摩耗粉,油の劣化生成物によるスラッジなどが沈澱価として測定される(JIS K 2503)。
貯蔵安定性とは ,貯蔵中に性状や性能の変化を起こしにくい性質をいう。潤滑剤については化学的劣化のほかに,成分同士の反応,吸水による変化,重力による沈降,結晶の析出,エマルションの破壊などにより性能が変化する。一般的試験法はないが,目的に応じ,一定条件で一定期間放置して変化を見る。
ちょう度(稠度)とは ,グリースの見かけの硬さで,規定円すいが試料に貫入した深さをmmの10倍で表した数値。グリースにとって最も基本的なものの一つである。混和ちょう度と不混和ちょう度がある(JIS K 2220)。
中和価とは ,全酸価,強酸価,全塩基価,強塩基価の総称。指示薬滴定法,電位差滴定法で測定される(JIS K 2501)。
チャタリングとは ,潤滑部でスティックスリップが発生することによって生ずる振動,騒音現象。冷間圧延の際のロールの異常振動,切削,研削加工時の加工品と工具間に起こる異常振動(びびり),リミティッドスリップディファレンシャル(ノンスリップディファレンシャル)においてクラッチ板(摩擦板)のスティックスリップに伴う騒音がその例である。
チキソトロピーとは ,分散系の時間依存性の一種で,せん断を受けると時間とともに軟化するが静止するともとに戻る性質。このような特性をもつ流体をチキソトロピー流体といい,グリース,乳化油,ペイントなどがある。
鍛造とは ,金属塊素材にハンマー,プレス,ロールなどの機械を用いて金型や工具を押し付け,所望の形状と鍛錬を与える代表的な塑性加工法。コンロッド,クランク軸,歯車,スプラインなどの強度部品を成形する。
脱脂(めっき用)とは ,めっき前の化学的表面処理法の一つ。主に金属表面に付着した油脂分の除去を目的とする。油脂分の種類により処理方法が異なるが,一般の電気めっきでは,アルカリ脱脂,電解脱脂を組み合わせている。