| 給油図，給油表，適油表とは |
|---|
| 左図は，工作機械の給油図です。図中にある番号が潤滑箇所です。 |
| 各番号の潤滑箇所ごとのメンテナンスガイドを下記の給油表に記載してあります。この表中に適油記号を記載してあります。 |
| 適油記号ごとに潤滑剤メーカーが提供する潤滑油剤を適油表にまとめてあります。 |
icon-table 給油表
（11）（12）
ラム軸受潤滑装置（オプション） ※2
油量（L）0.9（補給量：油面計上限ライン）
給油方法
交換・点検・補給補給 50hr，点検 8hr
JIS K-2001
JIS B-6016モービルDTEオイル ライト ※3
（13）（14）
X，Y軸ボールネジ潤滑装置（オプション） ※2
油量（L）0.9（補給量：油面計上限ライン）
給油方法
交換・点検・補給補給 50hr，点検 8hr
JIS K-2001
JIS B-6016モービルDTEオイル ヘビーメディアム ※3
（15）（16）
主軸ヘッド潤滑装置（オプション） ※2
油量（L）0.9（補給量：油面計上限ライン）
給油方法
交換・点検・補給補給 50hr，点検 8hr
JIS K-2001
JIS B-6016モービルDTEオイル ライト ※3
（18）主軸ヘッド
油量（L）適量
給油方法
交換・点検・補給補給 1,000hr
JIS K-2001
JIS B-6016スプライン軸用グリース
※1 室温10℃以下の場合はG68をご使用ください
※2 オイルミスト潤滑装置は，周囲温度5℃から50℃で使用してください。範囲外では，正常な潤滑が行われません
※3 指定銘柄油を使用してください。他銘柄油を使用すると性能低下の原因になります
メンテナンスのポイント
○油圧ユニット，冷却ユニットについては，配管分としてタンク容量に対し約30L余分にご準備ください。
○必ず新品の油を使用してください。
○油コシを取り外して給油しないでください。
○「適油表」は，JIS B6016-1規格（ISO/TR 3498）を参考とした潤滑油各社対照表です。
○機械各部の給油箇所，油脂量など，銘柄は各機種取扱説明書の給油一覧表に基づいて行ってください。
○摺動面潤滑油は，必ず専用油を使用してください。
○特別付属品（チップコンベヤ，NC円テーブル，ロボットなど）の給油については，専用取扱説明書を参照してください。
○摺動面潤滑油が切削液に浸入し，不具合が発生する場合は「オイルスキマー」（オプション）などを準備していますので当社に御相談ください。