シール面をモデル化した小さいすきまからの流体の流量式を示します。
漏れ量はどのように求められるのか
漏れ量はどのように求められるのか教えてください。
解説します。
シール面におけるすきまからの流れについては,すきまの大きさや流体の速度等によって,分子流,粘性流,乱流の3通りが考えられます。それぞれの流れにおける漏れ量Qと圧力差との関係は概略式1のようになります。
式1
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ここでは2面間にすきまができているという前提で,流体の流れは層流と考えて,図1にシール面をモデル化した小さいすきまからの流体の流量式を示します。平行平板面はスラストタイプのシール面,同心円筒面はラジアルタイプのシール面モデルです。
図1 シール面の流体流れのモデルと通過流量式 |