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図 ダストワイパの種類と選定の目安 | ジュンツウネット21

ダストワイパの種類

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環境
選定
名称
サイズ
防塵性
防水性
油掻出
摩擦
装着性
温度 ℃
最高速度 m/s
選定
屋外および泥水・土砂がかかる ダストワイパの選定 SCB
-40~100
1
金属環付
SCK
-45~100
1
背圧対策
屋内でゴミ・埃等がかかる SDR
-25~100
1
標準タイプ
SFR
-30~100
1
SDR互換
切削油がかかる SER
極小 
-25~100
0.5
小断面
BIHO
BIHI
極小
-30~80
1
ソフトワイパ
繊維素材
着氷および切粉等がかかる SDB
-25~100
1
SCB互換
液体専用
SMD
-30~100
3
組み合わせワイパ
ロッドシール兼用で屋内でゴミ・埃等がかかる(空気圧用) MDH
極小
-70~200
1
コイルスクレーパ併用部品
PDU
-20~80
1
ロッドシール兼用

 :秀・最適 :優・適 :良・使用可 :可・条件により使用可 :使用不可

使用上の注意
 1  防塵のみを目的とする場合には従来のダストシールの中から用途にあったものを選定してください。
 2  ロッド表面の油膜を掻き取る能力が高いため,一般の油圧・空気圧シリンダ用ダストシールとして使用した場合,内部の潤滑油やグリースを外部に掻き出すことがありますので注意が必要です。
 3  装着時のハウジングからの浮き上がり防止のため,ダストシール外周面およびハウジング内面にグリースなどの潤滑剤を絶対に塗布しないでください。(圧入方式でご使用になる場合は問題ありません。)
 4  軸を挿入する際は,リップ部の傷つきを防止するため,ダストシール内周面および軸表面にグリースを塗布してください。
図 ダストワイパの種類と選定の目安

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Q スティックスリップ現象とは何か教えてください

最終更新日:2016年11月11日