トライボテックス株式会社は,トライボロジーを活用した「トライボ診断」により設備機械の状態監視を実施している。設備保全活動や保守費用削減に役立つ提案や研究,潤滑管理のマニュアル作りや対象設備の劣化状態に応じた対策立案などの実務経験が豊富であり,訓練機関としても第1回資格認証試験から認定されている。
はじめに
トライボ診断は機械要素の潤滑状態の変化の兆候を早期に発見する状態監視技術。潤滑油診断の1つで,潤滑油中からキャッチした摩耗粒子の形態・サイズ・濃度・色・組成から,軸受・ギヤ・摺動部などの状態を把握。それらを総合的に判断することで設備の劣化状態・摩耗部位の特定・余寿命の診断を行う。設備の最適な分解整備時期の把握・稼働率向上・メンテナンスコストの削減・異常兆候の早期発見を実現するCBM(状態基準保全)技術である。
トライボ診断の適用実績は50,000件を超え,電力会社や船舶・航空・鉄道・鉄鋼・自動車・化学プラント・食品・上下水道・土木などの産業設備機械の予防保全・コスト削減に役立てられている。
訓練機関としては第1回資格認証試験から愛知県会場と,お客様から要望のあったセミナー施設へ講師を派遣して行う「出張訓練コース」を実施している。
社員の資格取得も奨励しており,現在の有資格者は,カテゴリ I が10名,カテゴリIIが10名となっている。
訓練の特色
ベテラン講師陣による分かりやすい講義
講師陣は当訓練コース以外にも合わせて年間100回を超える技術研修会や説明会を実施しており,経験豊富。講義方針やカリキュラムに一貫性があり,受講生にとって分かりやすい内容となっている。
充実の演習問題
受講生には独自の演習問題集を配布。カテゴリ I の演習問題集は200ページ近くのボリュームで試験対策を万全にできる。
試験直前の集中講義
認証試験直前の集中講義で万全の対策をとれる。
中部エリアでの開催
会場は愛知県。講義に集中できる環境で,名古屋駅,中部国際空港からのアクセスも良い。
訓練の様子 |
出張訓練コースも対応可能
20名以上の人数が揃う場合は,指定された会場に講師を派遣する「出張訓練コース」も受け付けている。
Webから簡単に申し込み
ホームページの訓練コース特設ページよりオンラインで申し込みができる。
http://www.tribo.co.jp(特設ページは,トップページのリンクより)
訓練コースの特設ページ(毎年更新) |
訓練コース受講者数実績
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訓練のカリキュラム(Cat. I )
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訓練のカリキュラム(Cat.II )
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今後の展望
当資格は実施開始からまだ間もないため,今後も当資格取得がいかに有用であるかを周知し,資格者の地位を高めていけるよう努めることが課題となる。
当社では訓練コースを受講することでメンテナンストライボロジーへの理解が深まり,CBMの実践に役立つことを引き続き喧伝していく。
<2015年度訓練実施要領>
対象カテゴリ: I ,II,III (カテゴリIII は,ジャパン・アナリストと共同開催。詳細は,お問い合わせ下さい)
【日程】
2015年7月カテゴリ I 認証試験直前コース
募集期間:2015年2月初旬~認証試験締切日
定員:50名(申し込み先着順, 定員になり次第締切)
訓練開催日:2015年7月6日(月)~7月10日(金)
2015年12月カテゴリ I ,II 認証試験直前コース
募集期間:2015年7月下旬~認証試験締切日
定員:50名(申し込み先着順, 定員になり次第締切)
訓練開催日::2015年11月30日(月)~12月4日(金)
【会場】
愛知県内(詳細は,お問い合わせ下さい)
<お問い合わせ先>
トライボテックス株式会社
訓練センター
〒474-0052 愛知県大府市長草町山口45-7
TEL 0562-48-1148 FAX 0562-48-1876
事務担当:鈴木
E-Mail tribology_training_info@tribo.co.jp
URL http://www.tribo.co.jp/