トライボテックス株式会社は,トライボロジーを活用した「トライボ診断」により設備機械の状態監視を実施している.設備保全活動や保守費用削減に役立つ提案や研究,潤滑管理のマニュアル作りや対象設備の劣化状態に応じた対策立案などの実務経験が豊富であり,訓練機関としても第1回資格認証試験から認定されている.
はじめに
トライボ診断は機械要素の潤滑状態の変化の兆候を早期に発見する状態監視技術.潤滑油診断の一つで,潤滑油中からキャッチした摩耗粒子の形態・サイズ・濃度・色・組成等から,軸受・ギヤ・摺動部などの状態を把握.それらを総合的に判断することで設備の劣化状態・摩耗部位の特定・余寿命の診断を行う.設備の最適な分解整備時期の把握・稼働率向上・メンテナンスコストの削減・異常兆候の早期発見を実現するCBM(状態基準保全)技術である.
トライボ診断は,電力会社や船舶・航空・鉄道・鉄鋼・自動車・化学プラント・食品・上下水道・土木などの産業設備機械等で適用され,予防保全・コスト削減に役立てられている.
訓練機関としては第1回資格認証試験から愛知県会場と,お客様から要望のあったセミナー施設へ講師を派遣して行う「出張訓練コース」を実施している.
社員の資格取得も奨励しており,現在の有資格者は,カテゴリ I が15名,カテゴリII が13名,カテゴリIII が1名となっている.
訓練の特色
現場実務をこなす講師陣による分かりやすい講義
講師陣は現場における潤滑管理の実務にあたっている他,当訓練コース以外にも技術研修会や説明会を実施しており,経験豊富.机上の理論だけではなく,現場に寄り添った内容での講義説明を行うなど,受講生にとって分かりやすい内容となっている.
充実の演習問題
受講生には独自の演習問題を配布.演習問題はパソコン及びスマートフォンからも実施可能で,数百問の演習問題から都度ランダムに問題が抽出されるため,試験対策を万全にできる.
対面講義とオンライン講義に対応
講義はオンデマンド方式によるオンライン講義と対面講義に対応.対面講義は認証試験直前に実施されるため万全の対策をとれる.(※新型コロナのまん延状況により対応方式は異なる)
中部エリアでの開催
会場は愛知県.講義に集中できる環境で,名古屋駅,中部国際空港からのアクセスも良い.
出張訓練コースも対応可能
20名以上の人数が揃う場合は,指定された会場に講師を派遣する「出張訓練コース」も受け付けている.
Webから簡単に申し込み
ホームページの訓練コース特設ページよりオンラインで申し込みができる.
http://www.tribo.co.jp/
(特設ページは,トップページのリンクより)
訓練コース受講者数実績(2009年~2023年)
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訓練のカリキュラム(カテゴリ I )
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訓練のカリキュラム(カテゴリII )
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今後の展望
当資格は実施開始から10年が経過し認定者も増えてきた.今後も当資格取得がいかに有用であるかを周知し,資格者の地位を高めていけるよう努めることが課題となる.
当社では訓練コースを受講することでメンテナンストライボロジーへの理解が深まり,CBMの実践に役立つことを引き続き喧伝していく.
訓練実施要領
<お問い合わせ先>
トライボテックス株式会社
訓練センター
〒474-0052 愛知県大府市長草町山口45-7
TEL 0562-48-1148 FAX 0562-48-1876
事務担当:中島
E-Mail tribology_training_info@tribo.co.jp
URL http://www.tribo.co.jp/
お問合せ(要望事項と送付先を入力してください。)